NISTEP REPORT No. 90 平成15年度~16年度科学技術振興調整費調査研究報告書 基本計画の達成効果の評価のための調査 我が国の研究活動のベンチマーキング 報告書 2005年3月 科学技術政策研究所 (株)三菱総合研究所 (株)日本総合研究所 平成15年度~16年度科学技術振興調整費調査研究報告書 NISTEP REPORT No. 90 本報告書は、文部科学省の科学技術振興調整費による業務として、科学技術政策研究所が 実施している「基本計画の達成効果の評価のための調査」(平成15 年度~16 年度)のうち、「我 が国の研究活動のベンチマーキング」(中核機関:科学技術政策研究所、委託機関:三菱総合 研究所、日本総合研究所)の成果を取りまとめたものです。 従って、本報告書の複製、転載、引用等を行うには、科学技術政策研究所の承認手続きが 必要です。 Study for Evaluating the Achievements of the S&T Basic Plans in Japan Benchmarking Research & Development Capacity in Japan National Institute of Science & Technology Policy (NISTEP) Mitsubishi Research Institute, Inc. (MRI) The Japan Research Institute, Limited (JRI) ○ 世界の中での日本の研究活動の位置および特徴がどのようになってきたかを把握するため、1980 年代から現在までの経時的変化および分野ごとの違いを考慮し、定量的および定性的観点からの ベンチマーキングを行なった。 調査方法 ○ 総合的な論文分析およびレビュー論文分析は、Thomson Scientific 社Science Citation Indicators (CD-ROM)を科学技術政策研究所にて集計し、分析した。 ○ 海外調査「海外トップクラスの科学者・研究者の評価(アメリカ編)」は、㈱三菱総合研究所(米国での 具体的な調査はRAND コーポレーションが担当)が実施した。また、「海外トップクラスの科学者・研 究者の評価(欧州編)」は、㈱日本総合研究所(欧州での具体的な調査は英国マンチェスター大学の PREST が担当)が実施した。 ○ 調査した項目は以下のとおり (1) 総合的な論文生産の分析 論文を、研究者・科学者の研究活動を表す一つの定量的な指標と考え、論文の「量」と「質(被引用回 数が各分野でトップ10%に含まれる論文)」を国別・分野別に時系列分析した。 (2) レビュー論文の分析 レビュー論文は、多くの場合エディターにより、ある研究領域の概観を記すのにふさわしいと考えら れる研究者・科学者が指名される。レビュー論文の執筆者数を、研究活動の「質」を表す一つの定量 的指標として、分析した。また、レビュー論文が引用する論文はある研究領域の概観する上で必要 と評価された論文と考えられることから、研究活動の「質」を表す一つの定量的指標として、分析し た。 (3) 海外調査「海外トップクラスの科学者・研究者の評価」 各分野における日本の研究活動が海外のトップクラスの科学者・研究者からどのように評価されて いるのかをアメリカおよび欧州で調査した。 結論 ①. 論文数は1980 年代から一貫して増加している。論文のシェアは、1980 年代の世界第4位から、現在 ではアメリカに次ぐ世界第2位となり、ここ数年は安定している。 ②. 論文の「質」の指標となる被引用数トップ10%論文におけるシェアは持続的な上昇傾向にあるが、 アメリカはもとより、イギリス、ドイツにもはまだ差を開けられている。これからの10年は「質」の向 上が大きな課題であろう。この意味で、90年代のドイツの急激な質の面の向上を分析する必要が ある。日本全体としての「質」として被引用数トップ10%論文におけるシェアを上昇させることを考え るならば、世界の論文の過半数を臨床医学および基礎生物学が占めていることを考慮しなければ ならない。 ③. 分野別バランスの国際比較では、日本は、化学、材料科学、物理学のウェイトが高く、計算機科学、 数学、環境・生態学、地球科学、臨床医学が低いというポートフォリオを有している。これは、基礎生 物学、臨床医学などのウェイトが高いアメリカ、イギリスとは異なる。一方、中国、韓国は、日本と同 様のポートフォリオを有している。 ④. 日本の20 年間の研究分野別の動向をみると、材料科学、物理学、化学は「量」「質」ともに他の分野 をリードしている。また、免疫学、分子生物学・遺伝学の「質」の向上が著しい。一方、環境・生態学、 本調査の概要 要約 数学、計算機科学、地球科学のポジションは相対的に低い。強い分野をさらに強化するか、もしくは、 弱点を補強するか、③の点も含め判断をすべき時期にきている。 ⑤. レビュー論文シェアは世界第5位、またレビュー論文に引用される論文におけるシェアは世界第4位 である。1980 年代から一貫してシェアは、増加傾向ではあるが、全論文シェアおよびトップ10%論 文シェアと比較すると低いレベルにある。レビュー論文の執筆者として指名されるほどの存在感を 持つ研究者の層がまだ薄い可能性がある。 ⑥. 海外のトップクラスの研究者からみた日本の研究活動は、「世界的リーダーである」や「優れており、 手堅く、信頼できるものである」と評価された分野がある一方、「画期的なものが少ない」や「研究の 深さが足りない」との指摘もあった。「深さが足りない」の意味は以下3点が挙げられた。 ? 問題追求の深さの不足 重要な役割のたんぱく質を発見するなどの最初のアプローチは非常に優れているが、その後の研 究を発展させるフォローがなされない ? 理解の深さの不足 既知の概念の実践活用は非常に優れているが、新しい概念の創出がなされない ? 人の層の深さ(厚み)の不足 世界の第一線で活躍する研究者が存在するが、その後続となる研究者群が十分には存在せず、ピ ラミッド構造になっていない。 ⑦. 海外のトップクラスの研究者のヒアリング調査では、海外から注目される日本の成果として、突出し たプロジェクト(地球シミュレータ、スーパーカミオカンデなど)や国際プロジェクトへの貢献(ヒトゲノ ムなど)が評価されていることがわかった。また、特定領域で基礎から応用に至る成果を継続的に 出し続けること(糖鎖研究など)の方が、広い領域の中で、単発的に優れた成果を出していているよ りも、強い存在感を示し得ることが示唆された。 ⑧. 海外のトップクラスの研究者による日本の研究システムに関するコメントの論点は以下のとおり。今 後の日本の研究活動の在り方を考えていく切り口が挙げられている。 ? 日本の研究の質の向上 ? 日本の研究の革新性 ? 日本の研究の深さの欠如 ? 日本の若手人材への肯定的評価 ? 日本の若手人材への懸念 ? 日本語による論文の存在の良い面と悪い面 ? 日本人研究の国際化を進めるべきこと ? 施設の質の更なる向上の必要性 ? 日本の科学社会構造の分散化 ? 研究所技術職員の不在 ? 日本の大学院生の訓練の不足 ? 日本の研究コストは高い ⑨. アメリカに比べ、欧州の回答からは、日本に対する興味や関心、認知度が低いことが伺われた。「国 際会議に日本人は参加しないのでわからない」との指摘もある。欧州などアメリカ以外で開催される 学会等への日本人研究者参加の増大について、世界における日本の存在感を高めるという文脈か ら検討する価値があろう。 1 目次 1. 本調査の目的と位置付け 3 2. 調査の設計 5 2-1. 調査の大枠 5 2-2. 調査対象とする分野の設定 5 3. 調査結果 7 3-1. 総合的な論文生産 7 3-1-1. 分析の背景と目的 7 3-1-2. 分析方法 8 3-1-3. 分析結果および考察 9 (1) 日本の全論文数およびTOP10%論文数の動向 9 (2) 各国における分野別論文シェアおよびTOP10%論文シェア 10 (3) 各国の論文産出における論文シェアのバランス 11 (4) 各国の論文産出における分野バランスの特徴 12 (5) 各国の分野別論文産出量の変化 13 (6) 国としてのTOP10%論文シェアの構造 14 (7) 分野別日本のシェア-全論文・TOP10%論文 15 (8) 日本における各分野の20 年間の論文シェアおよびTOP10%論文シェアの変化 17 3-2. レビュー論文における日本の存在感 18 3-2-1. 分析の背景と目的 18 3-2-2. 分析方法 19 3-2-3. 分析結果および考察 20 (1) 日本のレビュー論文産出量とレビュー論文シェア 20 (2) 日本のレビュー論文が引用する論文の産出量とレビュー論文シェア 21 (3) レビュー論文のシェアとレビュー論文が引用する論文のシェアの関係 22 3-3. 海外から評価される日本人科学者・研究者の活動に関する調査 23 3-3-1. 調査の背景と目的 23 3-3-2. 調査方法 25 (1) 調査対象学会および会議の選定方法 29 (2) 日本人受賞者および招待講演者の調査 29 3-3-3. 調査結果および考察 31 2 (1) 受賞者および招待講演者の25分野における日本人割合について 31 (2) 受賞者の割合に関するイギリス・ドイツ・フランスとの比較 32 (3) 日本人受賞者および招待講演者の所属機関について 33 3-4. 海外のトップクラスの科学者・研究者による日本の存在感についてのヒアリング調査 34 3-4-1. 調査背景と目的 34 3-4-2. 調査方法 36 3-4-3. 調査結果および考察 37 (1) 海外のトップクラス科学者・研究者からみた日本の研究活動の良い点と問題点 37 (2) 海外のトップクラス科学者・研究者が各専門領域で高く評価した日本の代表成果リスト 39 (3) 日本の研究開発のシステムに関するコメントから浮かび上がるメッセージ 40 (4) 論文分析結果と海外トップクラスの科学者・研究者による評価の比較 42 4. 本調査を通じての考察 43 <資料編> I. 総合的な論文生産 論文データベースの分野別分析(17分野) 45 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向(17分野) 63 各国の論文産出における分野バランスの特徴(全論文) 128 各国の1980年代における論文数を基とした論文数の変化 132 各国における17分野のポジション 140 各分野における日・米・英・独・仏のポジション 147 II. レビュー論文の分析 レビュー論文の分野別分析(17分野) 156 レビュー論文が引用する論文の分野別分析(17分野) 174 特定レビュージャーナルにおける各国の動向(17分野) 192 各国のレビュー論文産出における分野バランスの特徴 214 各国の1980年代におけるレビュー論文数を基としたレビュー論文数の変化 218 レビュー論文が引用している論文の特徴(17分野) 221 III. 海外から評価される日本人科学者・研究者の活動に関する調査 表彰および会議における日本のシェア(17分野) 239 添付資料1 ヒアリング調査報告書(アメリカ編) 添付資料2 ヒアリング調査報告書(欧州編) 3 1. 本調査の目的と位置付け 我が国で科学技術基本計画が制定され、10 年を迎えようとしている。第二期科学技術基本計画 では、優先的に推進すべき科学技術分野が明示され、研究開発資源の重点化が行なわれている。 このような施策が我が国の研究開発能力に対してどのような影響を与えたかを知り、教訓とし、次期 基本計画をより良いものにしていく必要がある。第3 期科学技術基本計画の策定を目前に控え、 第1期および第2 期の科学技術基本計画についての体系的な分析や評価が求められている。 科学技術政策研究所では、かかる問題意識に立って、次期科学技術基本計画策定への基礎 資料作成のため、平成15年度から2ヵ年の計画で「基本計画の達成効果の評価のための調査」 (以下 基本計画レビューと記述)に取り組んでいる。基本計画レビューでは、予算分析、定量目標 分析、論文・特許のアウトプット分析、経済・社会・国民生活への影響分析、国際比較分析等を行 っている。この調査は、科学技術振興調整費の配分を受けて行なっている。 本調査「我が国の研究活動のベンチマーキング」は、基本計画レビューの一環として、世界の中 での日本の研究活動の位置および特徴がどのように変化してきたかを把握することを目的とし行な った。本調査は、定量的、定性的観点からのベンチマーキングを行なうために、「総合的な論文生 産の分析」、「レビュー論文の分析」および「欧米の代表的研究者の日本に対する評価の分析」の 小項目を設定した。また、全ての小項目において、1980 年代から現在まで、日本および諸外国の 研究活動がどのように推移してきたかという観点を加え調査することにより、一過的なパフォーマン スを見るのではなく、我が国の研究開発能力の経時的変化の把握に努めた。科学技術政策と研 究開発能力の変化との間には少なからず時間的差異があると考えられ、このような観点での調査 が重要であると考えている。 4 論文の 計量学的分析 インパクト調査 科学 (基礎研究) 技術 (応用) 社会 (インパクト) 定性的 定量的 国公立大学及び公的研究機関の 科学技術の代表的な研究開発成果調査 海外トップクラスの 科学者・研究者の評価 表彰・招待講演 における日本の 研究活動の評価 図表 1 調査設計 「我が国の研究活動のベンチマーキング」において、「論文の計量学的分析」は科学技術政策 研究所が担当した。「表彰・招待講演における日本の研究活動の評価」および「海外トップクラスの 科学者・研究者の評価(アメリカ編)」の調査は、㈱三菱総合研究所が実施した。そのうち、米国で の具体的な調査はRAND コーポレーションが担当した。「海外トップクラスの科学者・研究者の評価 (欧州編)」の調査は、㈱日本総合研究所が実施した。そのうち、欧州での具体的な調査は英国マ ンチェスター大学のPREST が担当した。 5 2. 調査の設計 2-1. 調査の大枠 調査の実施に当たっては「総合的な論文生産の分析」、「レビュー論文の分析」および「欧米の 代表的研究者の日本に対する評価の分析」を組み合わせることで、世界の中での日本の研究活 動の位置および特徴がどのようになっているか、また、1980 年代から現在まで、日本および諸外国 の研究活動がどのように推移してきたかを明らかにした(図表2 参照)。 総合的な論文生産の分析 ①主要国の全論文および被引用度上位10%論文の国別・経時的分析 ②主要国のポートフォリオ分析 ③特定主要ジャーナル分析 レビュー論文の分析 ①レビュー論文の日本論文のシェア ②レビュー論文が引用する論文中の日本論文のシェア ③特定主要レビュージャーナル分析 海外調査 ①欧米の代表的研究者の日本に対する評価の分析 ②海外の主要な会議における招待講演者分析 ③海外の主要学会・協会の表彰者分析 分野ごとの総合的分析 本調査のねらい ○ 世界の中での日本の研 究活動の位置および特徴が どのようになっているのかを 明らかにする。 ○ 1980年代から現在まで、 日本および諸外国の研究活 動がどのように推移してきた かを明らかにする。 我が国の研究活動のベンチマーキング 調査分析手法 ○ 論文分析を中心に、我が 国の研究レベルおよびポジ ションを多面的に把握する。 ○分析にあたっては、分野ご との研究が日本および各国で どのような比重で行われてき たかを明らかにする。 図表 2 調査の概要 本調査の特徴として、①定量的・定性的観点を含んだ調査であること、②1980 年代からの経時 的変化をとらえること、③分野別で変化をとらえることの3点である。 2-2. 調査対象とする分野の設定 本調査では、科学者・研究者の研究活動のアウトプットである論文の分析を中心に、我が国の研 究レベルおよびポジションを多面的に把握することが目的である。分析に当たっては、分野ごとの 研究が日本および各国でどのような比重で行なわれてきたかを明らかにする。 論文分析では、Thomson Scientific 社のScience Citation Index データベース(CD-ROM 版、 1982-2003 年、以後、SCI と記述)を用いた。SCI では、ジャーナルごとに約180 の内容についての 6 分類が提供されている。しかし、この分類は、本調査対象年である1982-2003 年の間で消去された り、新しく出来たりすること、また、一つのジャーナルが一つもしくは複数の分野分類に属しておりそ の構造が複雑であることから、分野ごとの経時的動向を把握するのには適していない。一方、 Thomson Scientific 社のEssential Science Indicators ( 以後、ESI と記述 )で用いられている22分 野分類は、ジャーナルが一つの分野分類に属しており、年時による大幅な分野分類の変更がない。 そこで、我々は、ESI で用いられているジャーナルと22分野分類の対応表を参考にし、SCI データ 収録ジャーナルを再分類した。ただし、今回は自然科学系の研究領域の動向調査のため、社会科 学系の分野分類に属するジャーナルは調査対象から外した。したがって、図表3 の17 分野分類で 分野ごとの動向の把握を試みた。 また、「表彰・招待講演における日本の研究活動の評価」および「海外トップクラスの科学者・研 究者の評価」では、学問領域が広い5 分類(計算機科学、工学、化学、材料科学、物理学)を分割 し、図表3の右側に示す25 分野について調査を実施した。 表彰・招待講演における日本の 研究活動の評価 17分野25分野 対象分野細分 f 0 1 :生物学・生化学同左 f 0 2 :免疫学同左 f 0 3 :微生物学同左 f 0 4 :分子生物学・遺伝学同左 f 0 5 :臨床医学同左 f 0 6 :神経科学・行動学同左 f 0 7 :薬学・毒性学同左 f 0 8 :植物・動物学同左 f 0 9 :農業科学同左 f 1 0 :環境/ 生態学同左 f 1 1 :地球科学同左 f 1 2 :数学同左 f 1 3 a :計算機科学- 基礎 f 1 3 b :計算機科学- 応用 f 1 4 a :電気・電子工学 f 1 4 b :機械工学 f 1 4 c :エネルギー工学 f 1 5 a :化学- 基礎 f 1 5 b :化学- 応用 f 1 6 a :材料科学- 金属 f 1 6 b :材料科学- 高分子 f 1 6 c :材料科学- 無機材料 f 1 6 d :材料科学- 半導体 f 1 7 a :物理学- 基礎 f 1 7 b :物理学- 応用 f 1 7 :物理学 f 1 3 :計算機科学 f 1 4 :工学 f 1 5 :化学 f 1 6 :材料科学 海外トップクラスの科学者・ 研究者の評価 論文の計量学的分析 図表 3 調査対象とする分野の設定 注)本調査では、SCI データベース収録論文をESI(Essential Science Indicators)の22 分野分類を用いて再分類し、分野別分析 に用いた。なお、社会科学等の分野の論文は今回の調査対象からは外した。 7 3. 調査結果 3-1. 総合的な論文生産 3-1-1. 分析の背景と目的 第3 期科学技術基本計画の策定を目前に控え、第1期および第2 期の科学技術基本計画につ いての体系的な分析や評価が求められている。そのため「基本計画の達成効果の評価のための 調査」(以下、基本計画レビュー調査と記述)では、予算分析、定量目標分析、論文・特許のアウト プット分析、経済・社会・国民生活への影響分析、国際比較分析等を行っている。 本調査は、基本計画レビューの一環として、世界の中での日本の研究活動の位置および特徴 がどのようになっているかを把握することを目的とし行なった「我が国の研究活動のベンチマーキン グ」の小項目である。この分析では、科学者・研究者の研究活動の一つのインディケーターであ る論文を扱うことで、定量的な観点からのベンチマーキングを行なう。以下、3 点について の分析を行なった。 ○ 世界の中での日本の研究活動の位置および特徴がどのようになっているのか ○ 1980 年代から現在まで、日本および諸外国の研究活動がどのように推移してきたのか ○ 分野ごとの研究が日本および各国でどのような比重で行なわれてきたか 領域名 1 生物学・生化学 2 免疫学 3 微生物学 4 分子生物学・遺伝学 5 臨床医学 6 神経科学・行動学 7 薬理学・毒物学 8 植物学・動物学 9 農業科学 10 環境学・生態学 11 地球科学 12 数学 13 計算機科学 14 工学 15 化学 16 材料科学 17 物理学 図表 4 調査対象とした17 分野 本調査では、SCI データベース収録論文をESI(Essential Science Indicators)の22 分野分類を用 いて再分類し、分野別分析に用いた。なお、社会科学等の分野の論文は今回の調査対象からは 外し、図表4にある17 分野を調査対象とした。 8 3-1-2. 分析方法 Thomson Scientific 社のSCI(CD-ROM 版、1982-2003 年)を用いた。SCI では、ジャーナルごと に約180 の内容についての分類が提供されている。しかし、この分類は、今回の調査対象年である 1982-2003 年の間で消去されたり、新しく出来たりすること、また、一つのジャーナルが一つもしくは 複数の分野分類に属しておりその構造が複雑であることから、分野ごとの経時的動向を把握する のには適していない。一方、Thomson Scientific 社のESI(Essential Science Indicators)で用いられ ている22分野分類は、ジャーナルは一つの分野分類に属しており、年時による大幅な分野分類の 変更がない。そこで、我々は、ESI で用いられている22分野分類を参考にし、SCI データ収録ジャ ーナルを再分類した。ただし、今回は自然科学系の研究領域の動向調査のため、社会科学系の 分野分類に属するジャーナルは調査対象から外した。したがって、図表4の17分野分類で分野ご との動向を把握した。 研究活動の量の指標として、「論文量およびシェア」を用いるのに対し、研究活動の質の指標と して「TOP10%論文量およびシェア」を用いることにした。TOP10%論文は、各分野において、被引用 回数が上位10%に入る論文を指す。分野ごとにTOP10%論文を認定することで、分野ごとの引用活 動の活発さを平均化しとらえることが出来る。 ?? 特定ジャーナルの選定法 以下の手順に従い、特定ジャーナルを選定した。 ①. SCI-CD-ROM2002 に論文が収録されているジャーナルから、Thomson Scientific 社の JCR2002(Journal Citation Reports on CD-ROM)のインパクトファクターデータがあるジャーナ ルを選択した。 ②. ジャーナルに含まれる論文データから、レビュー論分数がアーティクルとレビュー論分数を足 した数の8割以上のジャーナルをレビュー誌と認定した。 ③. 特定ジャーナル分析をおこなうジャーナルはインパクトファクターが高く、レビュージャーナル ではないものを選んだ。 ④. 各領域の専門家にリストの確認を依頼し、その領域において広く認知されているジャーナルを 加えた。 9 3-1-3. 分析結果および考察 (1) 日本の全論文およびTOP10%論文の量とシェアの動向 日本の論文数は、1980 年代から一貫して着実に増加してきた(図表5, 資料集P45 参照)。 1980 年代前半では、アメリカ、イギリス、ドイツに次ぐ第4 位であったが、現在ではアメリカに次ぐ第 2 位となり、論文数において国の存在感を増した。2000 年以降、論文シェアの増加は横ばい傾向 にある。 また、論文の被引用回数が各分野で上位10%に入る論文(以後、TOP10%論文と記述)におい ても、日本は20 年間で着実に伸びてきている(図表5, 資料集P45 参照)。しかしながら、現在に おいても世界第4 位であり、アメリカはもとより、イギリス、ドイツに水をあけられている。 興味深い点として、ドイツは1990 年前半から2000 年にかけて、全論文シェアの上昇率を大幅に 上回るペースでTOP10%論文シェアを伸ばしていており、2000 年代にはイギリスと同程度のシェア を持つに至っている(図表6)。 図表 5 論文シェアの推移 全分野:全論分数 データ: Thomson Scientific 社 “Science Citation Index, CD-ROM 版”に基づき科学技術政策研究所が集計 図表 6 TOP10%論文シェアの推移 全分野:全論文数(3年移動平均) データ: Thomson Scientific 社 “Science Citation Index, CD-ROM 版”に基づき科学技術政策研究所が集計 0 2 4 6 8 10 12 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 0 10 20 30 40 50 60 日本 フランス アメリカ イギリス アメリカ以外(%) アメリカ(%) (年) 0 2 4 6 8 10 12 14 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ以外(%) アメリカ(%) 日本 ドイツ フランス アメリカ イギリス (年) 10 (2) 各国における分野別論文シェアおよびTOP10%論文シェア 次に、17 分野において、全論文およびTOP10%論文の量とシェアがどのように1980 年代から変 化してきたかを分析した(資料集P46-62 参照)。また、各分野において複数の特定のジャーナルを 選定し、日本のシェアを分析した(資料集P63-127 参照)。幅広い分野の論文を対象とし、世界で も有名なNature やScience では、日本の論文シェアがおよびTOP10%論文シェアが1980 年代から 一貫して増加している(図表7)。また、論文シェアに比べて、TOP10%論文シェアの方が高いことか ら、これらの雑誌に載る日本の論文は「質」が高いということが示唆される。 データ:Thomson Scientific 社 “Science Citation Index, CD-ROM 版”に基づき科学技術政策研究所が集計 NATURE : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ NATURE : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ SCIENCE : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ SCIENCE : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 図表 7 Nature およびScience における各国シェアの推移(3年移動平均) 11 (3) 各国の論文産出における論文シェアのバランス 過去20 年間で、世界各国がどのような分野の論文シェアを伸ばしてきたのだろうか。1980 年代、 1990 年代前半、そして現在の3 時点で比較した(図表8)。 まず日本は、材料科学、物理学、臨床医学で論文シェアを伸ばしてきた。しかし、相対的なバラ ンスをみると、計算機科学&数学、環境・生態学&地球科学、臨床医学は論文シェアが低い。アメリ カは、基礎生物学、臨床医学、環境・生態学&地球科学へ重心が移りつつある。また、イギリス、ド イツ、フランスというヨーロッパの国々は、論文シェアのバランスが補完関係にある。このような視点 で、アジアの国々をみると、中国や韓国は、日本と同様の論文シェアのバランスを示している。 世界アメリカ日本イギリス ドイツフランス中国韓国 0 50 100 0 10 20 30 40 50 0 5 10 15 20 0 5 10 15 20 0 5 10 15 20 0 5 10 15 20 0 5 10 15 20 0 5 10 15 20 材料 科学 化学 物理学 計算機科学 &数学 環境/生態学 &地球科学 臨床 医学 基礎 生物学 工学 材料 科学 化学 物理学 計算機科学 &数学 環境/生態学 &地球科学 臨床 医学 基礎 生物学 工学 材料 科学 化学 物理学 計算機科学 &数学 環境/生態学 &地球科学 臨床 医学 基礎 生物学 工学 材料 科学 化学 物理学 計算機科学 &数学 環境/生態学 &地球科学 臨床 医学 基礎 生物学 工学 材料 科学 化学 物理学 計算機科学 &数学 環境/生態学 &地球科学 臨床 医学 基礎 生物学 工学 % % % % % % % % 材料 科学 化学 物理学 計算機科学 &数学 環境/生態学 &地球科学 臨床 医学 基礎 生物学 工学 材料 科学 化学 物理学 計算機科学 &数学 環境/生態学 &地球科学 臨床 医学 基礎 生物学 工学 材料 科学 学 &数学 環境/生態学 &地球科学 臨床 医学 基礎 生物学 工学 化学 物理学 計算機科図表 8 各国の論文産出における論文シェアのバランス (注1)1983-1987 年の平均シェア(*点線)、1991-1995 年の平均シェア(▲破線)、1999-2003 年の平均シェア(■実線)を示して いる。 (注2)このグラフでは、 17 分野を8 つに集約している。基礎生物学は、農学、生物学・生化学、免疫学、微生物学、分子生物学・ 遺伝学、神経科学・行動学、薬理学・毒性学、植物・動物科学の分野を含む。 データ:Thomson Scientific 社 “Science Citation Index, CD-ROM 版”に基づき科学技術政策研究所が集計 12 (4) 各国の論文産出量における分野バランスの特徴 さらに、各国の論文産出における分野バランスの特徴を比較するため、相対比較優位指数(下 記、注3を参照)を用いて、分野バランスを示した(図表9、 資料集P128-131 参照)。1980 年代、 1990 年代前半、そして現在の3 時点で比較した。日本は、計算機科学&数学、環境/生態学&地球 科学、臨床医学は世界標準比率を満たしておらず、特異なバランスを形成している。中国と韓国は、 日本の特異なバランスに類似している。他国をみると、特にフランスにおける計算機科学&数学へ の重心のシフトが際立っている。 世界アメリカ日本イギリス ドイツフランス中国韓国 0 0.5 1 1.5 2 0 0.5 1 1.5 2 0 0.5 1 1.5 2 0 0.5 1 1.5 2 0 0.5 1 1.5 2 0 1 2 3 0 1 2 3 0 0.5 1 1.5 2 材料 科学 化学 物理学 計算機科学 &数学 環境/生態学 &地球科学 臨床 医学 基礎 生物学 工学 材料 科学 化学 物理学 計算機科学 &数学 環境/生態学 &地球科学 臨床 医学 基礎 生物学 工学 材料 科学 化学 物理学 計算機科学 &数学 環境/生態学 &地球科学 臨床 医学 基礎 生物学 工学 材料 科学 化学 物理学 計算機科学 &数学 環境/生態学 &地球科学 臨床 医学 基礎 生物学 工学 材料 科学 化学 物理学 計算機科学 &数学 環境/生態学 &地球科学 臨床 医学 基礎 生物学 工学 材料 科学 化学 物理学 計算機科学 &数学 環境/生態学 &地球科学 臨床 医学 基礎 生物学 工学 材料 科学 化学 物理学 計算機科学 &数学 環境/生態学 &地球科学 臨床 医学 基礎 生物学 工学 材料 科学 学 &数学 環境/生態学 &地球科学 臨床 医学 基礎 生物学 工学 化学 物理学 計算機科図表 9 各国の論文産出における分野バランスの特徴 (注1)1983-1987 年の相対比較優位指数(*点線)、1991-1995 年の相対比較優位指数(▲破線)、1999-2003 年の相対比較優 位指数(■実線)を示している。 (注2)このグラフでは、 17 分野を8 つに集約している。基礎生物学は、農学、生物学・生化学、免疫学、微生物学、分子生物学・ 遺伝学、神経科学・行動学、薬理学・毒性学、植物・動物科学の分野を含む。 (注3)ある年代において、対象国が世界全体の8 分野別論文数に比例して論文を産出していれば、各分野の値は1 となる。 全世界の全論分数 全世界の化学分野の論文数 日本の全論文数 日本の化学分野の論文数 日本の化学の相対比較優位指数= (例) データ:Thomson Scientific 社 “Science Citation Index, CD-ROM 版”に基づき科学技術政策研究所が集計 13 (5) 各国の分野別論文産出量の変化 各国の分野バランスを見るうえで、世界の分野別論文数自体がどのように変化したかを考慮する 必要がある。1980 年代の論文数を基に、現在までの論文数の増加を示した(図表10, 資料集 P132-139 参照)。世界では材料科学の論文数の伸びが著しく、その分野において、日本は一貫し た伸びを示している。また、日本では、臨床医学、環境・生態学&地球科学においても、論文数が 著しく増加したが、世界の論文数の伸び程ではなかったので、図表9 でのポートフォリオでは1 に 満たない。 世界アメリカ日本イギリス ドイツフランス中国韓国 0 1 2 3 4 0 1 2 3 4 0 1 2 3 4 0 1 2 3 4 0 1 2 3 4 0 10 20 30 40 0 10 20 30 40 0 1 2 3 4 材料 科学 材料 科学 化学 物理学 計算機科学 &数学 環境/生態学 &地球科学 臨床 医学 基礎 生物学 工学 材料 科学 化学 物理学 計算機科学 &数学 環境/生態学 &地球科学 臨床 医学 基礎 生物学 工学 材料 科学 化学 物理学 計算機科学 &数学 環境/生態学 &地球科学 臨床 医学 基礎 生物学 工学 材料 科学 化学 物理学 計算機科学 &数学 環境/生態学 &地球科学 臨床 医学 基礎 生物学 工学 材料 科学 学 &数学 環境/生態学 &地球科学 臨床 医学 基礎 生物学 工学 化学 物理学 計算機科化学 物理学 計算機科学 &数学 環境/生態学 &地球科学 臨床 医学 基礎 生物学 工学 材料 科学 化学 物理学 計算機科学 &数学 環境/生態学 &地球科学 臨床 医学 基礎 生物学 工学 材料 科学 化学 物理学 生態学 &地球科学 臨床 医学 基礎 生物学 工学 計算機科学 &数学 環境/図表 10 各国の分野別論文産出量の変化 (注1)1983-1987 年を1(*点線)とした場合の、1991-1995 年の論文産出量の伸び(▲破線)、1999-2003 年の論文産出量の伸 び(■実線)を示している。 (注2)このグラフでは、 17 分野を8 つに集約している。基礎生物学は、農学、生物学・生化学、免疫学、微生物学、分子生物学・ 遺伝学、神経科学・行動学、薬理学・毒性学、植物・動物科学の分野を含む。 データ:Thomson Scientific 社 “Science Citation Index, CD-ROM 版”に基づき科学技術政策研究所が集計 14 (6) 国としてのTOP10%論文シェアの構造 全論文シェアおよびTOP10%論文シェアにおける分野別構成を、日本、イギリス、ドイツの間で比 較することで各国の特徴を見た。まず、全論文シェアでは、日本は、化学、材料科学、物理学のシ ェアが、イギリスとドイツに比べ大きい(図表11)。これにより、日本は全論文シェアでは世界第2位 の地位を占めている。TOP10%論文シェアと全論文シェアを比較すると、イギリスとドイツは全論文シ ェアよりTOP10%論文シェアが高いのに対し、日本は全論文シェアのほうが大きい。特筆すべき点と して、日本は、イギリスとドイツから、基礎生物学と臨床医学のシェアによって差をつけられている。 本調査で用いているThomson Scientific 社のSCI データベースの収録論文の分野内訳をみると、 半数強が基礎生物学と臨床医学で占められている(図表12)ことから、ライフサイエンス系の TOP10%論文シェアが、トータルのTOP10%論文シェアに強い影響を与えていることが分かる。 化学材料科学物理学計算機科学&数学工学環境/生態学&地球科学臨床医学基礎生物学 0% 2% 4% 6% 8% 10% 12% 0% 10% 20% 30% 40% 50% イギリス日本ドイツアメリカ 0% 2% 4% 6% 8% 10% 12% 0% 10% 20% 30% 40% 50% イギリス日本ドイツアメリカ <全論文シェアの分野内訳> (1999-2003年) <TOP10%論文シェアの分野内訳> (1999-2003年) 基礎 生物 学 臨床 医学 基礎 生物 学 臨床 医学 図表 11 全論文の分野内訳(世界、1999-2003 年) データ:Thomson Scientific 社 “Science Citation Index, CD-ROM 版”に基づき科学技術政策研究所が集計 図表 12 国としてのTOP10%論文シェアの分 野別構造 (注)基礎生物学は、農学、生物学・生化学、免疫学、微生物 学、分子生物学・遺伝学、神経科学・行動学、薬理学・毒性学、 植物・動物科学の分野を含む。 データ: Thomson Scientific 社 “Science Citation Index, CD-ROM 版”に基づき科学技術政策研究所が集計 材料科学 4% 物理学 12% 計算機科学 &数学 3% 環境/生態学&地球科学6% 臨床医学 25% 基礎 生物学 29% 工学 7% <全論文の分野内訳(世界、1999-2003年)> 化学 14% 15 (7)分野別日本のシェア-全論文・TOP10%論文 各国における分野の強弱をさらに明記するため、1999 年から2003 年の各分野の全論文シェア およびTOP10%論文シェアのポジションを示したのが、図表13 である。日本において、材料科学、 物理学、化学は、論文の「量」「質」ともに充実していることがわかる。一方、数学、計算機科学、環 境・生態学は、論文の「量」「質」ともに低い位置に評価される。また、日本の全分野の配置をイギリ スと比較すると、分野間の大きな差異が認められる。さらに、全論文シェアに対して、TOP10%論文 シェアが高いことがわかる。なお、他国の状況については、資料集P140-146 を参照されたい。 図表 13 分野ごとの全論文シェアおよびTOP10%論文シェア データ:Thomson Scientific 社 “Science Citation Index, CD-ROM 版”に基づき科学技術政策研究所が集計 日本-1999-2003年 2 0 1 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 0% 5% 10% 15% 20% 0% 5% 10% 15% 20% 全論文シェア TOP10%論文シェア 0 全分野 1 生物学・生化学 2 免疫学 3 微生物学 4 分子生物学・遺伝学 5 臨床医学 6 神経科学・行動学 7 薬学・毒性学 8 植物・動物学 9 農業科学 10 環境/生態学 11 地球科学 12 数学 13 計算機科学 14 工学 15 化学 16 材料科学 17 物理学 イギリス-1999-2003年 01 2 3 4 5 7 6 8 9 10 11 1312 15 14 16 17 0% 5% 10% 15% 20% 0% 5% 10% 15% 20% 全論文シェア TOP10%論文シェア 0 全分野 1 生物学・生化学 2 免疫学 3 微生物学 4 分子生物学・遺伝学 5 臨床医学 6 神経科学・行動学 7 薬学・毒性学 8 植物・動物学 9 農業科学 10 環境/生態学 11 地球科学 12 数学 13 計算機科学 14 工学 15 化学 16 材料科学 17 物理学 16 次に、論文シェアおよびTOP10%論文シェアを1983-1987 年、1991-1995 年、1999-2003 年の3 時点で、分野ごとに比較した(図表14, 他分野の動向に関しては、資料集P147-155 参照)。材料 科学および物理学においては、全論文シェア、TOP10%論文シェアともに20 年間で順調に伸びて いる。日本の材料科学の全論文シェアはイギリス、ドイツ、フランスを引き離し、アメリカに追いつき つつある。一方、ライフサイエンス系をみると、免疫学では、1990 年以降、 TOP10%論文シェアの 伸びが著しく、ドイツと同様のシェアを示している。しかし、臨床医学では、1990 年以降、イギリス、 ドイツ、フランスがTOP10%論文シェアを伸ばす中、日本は全論文シェアおよびTOP10%論文シェア ともに伸び悩んでいる。このように、論文シェアおよびTOP10%論文シェアによる他国との比較を行 うと、日本の存在感は、全体として上昇基調ではあるが、分野ごとに違いがあることが明らかになっ た Top10%論文シェア(アメリカ以外) Top10%論文シェア(アメリカ) Top10%論文シェア(アメリカ以外) Top10%論文シェア(アメリカ) <材料科学> <物理学> 日本 ドイツ アメリカイギリス フランス 日本 ドイツ イギリス アメリカフランス 15% 30% 45% 60% 75% 15% 30% 45% 60% 75% 20% 15% 10% 5% 0% 0% 5% 10% 15% 20% 全論文シェア(アメリカ以外) 全論文シェア(アメリカ) Top10%論文シェア(アメリカ以外) Top10%論文シェア(アメリカ) 1983-87年 日本 1991-95年 1999-2003年 ドイツ フランス イギリス アメリカ <免疫学> 15% 30% 45% 60% 75% 15% 30% 45% 60% 75% 20% 15% 10% 5% 0% 0% 5% 10% 15% 20% 全論文シェア(アメリカ以外) 全論文シェア(アメリカ) Top10%論文シェア(アメリカ以外) Top10%論文シェア(アメリカ) <臨床医学> 1983-87年 日本 1991-95年 1999-2003年 ドイツ フランス イギリス アメリカ 15% 30% 45% 60% 75% 15% 30% 45% 60% 75% 20% 15% 10% 5% 0% 0% 5% 10% 15% 20% 全論文シェア(アメリカ以外) 全論文シェア(アメリカ) 15% 30% 45% 60% 75% 15% 30% 45% 60% 75% 20% 15% 10% 5% 0% 0% 5% 10% 15% 20% 全論文シェア(アメリカ以外) 全論文シェア(アメリカ) 1983-87年 1991-95年 1999-2003年 1983-87年 1991-95年 1999-2003年 図表 14 領域別日本のシェア-全論文・TOP10%論文 データ:Thomson Scientific 社 “Science Citation Index, CD-ROM 版”に基づき科学技術政策研究所が集計 17 (8) 日本における各分野の20 年間の論文シェアおよびTOP10%論文シェアの変化 日本における分野ごとの特徴を示すため、20 年間の論文シェアおよびTOP10%論文シェアを調 べた(図表15)。全論文シェアおよびTOP10%論文シェアで著しい上昇を示しているのが材料科学、 物理学であり、日本の中の「強み」と言える。一方、数学、計算機科学、環境・生態学は、全論文シ ェアおよびTOP10%論文シェアで大きな変化もなく、日本の中の「弱み」と言える。 また、基礎生物学を形成している9 分野(農学、生物学・生化学、免疫学、微生物学、分子生物 学・遺伝学、神経科学・行動学、薬理学・毒性学、植物・動物科学)を詳しく見ると、おおむね上昇 基調にあるが、微生物学では、シェアの伸び悩みが見られる。農業科学については、日本農芸化 学会の学会誌が看板換えをし、「生物学・生化学」分野へと移った影響で大幅なシェアの減少が見 られる。 このように、論文シェアおよびTOP10%論文シェアによる分野ごとの比較を行うと、分野ごとに変 化の仕方に違いがある。 日本-1999-2003年(5年移動平均) 0% 2% 4% 6% 8% 10% 12% 14% 16% 18% 20% 0% 2% 4% 6% 8% 10% 12% 14% 16% 18% 20% 全論文シェア T O P 1 0 % 論文シェア 日本-1999-2003年(5年移動平均) 0% 2% 4% 6% 8% 10% 12% 14% 16% 18% 20% 0% 2% 4% 6% 8% 10% 12% 14% 16% 18% 20% 全論文シェア T O P 1 0 % 論文シェア 化学 材料科学 物理学 工学 薬理学&毒性学 分子生物学&遺伝学 免疫学生物学&生化学 植物&動物学 微生物学 神経科学&行動学 環境・生態学 計算機科学 数学 地球科学 農業科学 臨床医学基礎生物学 平均平均 80年代(1983-1987), 90年代(1991-1995), 最近(1999-2003)の変化[5年移動平均] 左図のうちの基礎生物学の内訳 図表 15 日本における各分野の20 年間の論文シェア及びTOP10%論文シェアの変化 (注1)この左グラフでは、 基礎生物学に、農学、生物学・生化学、免疫学、微生物学、分子生物学・遺伝学、神経科学・行動学、 薬理学・毒性学、植物・動物科学の分野が含まれている。 (注2)矢印の根元は1983-1987 年の5年移動平均シェア、矢印の先は1999-2003 年の5年移動平均シェアを示している。 データ:Thomson Scientific 社 “Science Citation Index, CD-ROM 版”に基づき科学技術政策研究所が集計 18 3-2. レビュー論文における日本の存在感 3-2-1. 分析の背景と目的 第3 期科学技術基本計画の策定を目前に控え、第1期および第2 期の科学技術基本計画につ いての体系的な分析や評価が求められている。そのため「基本計画の達成効果の評価のための 調査」(以下、基本計画レビュー調査と記述)では、予算分析、定量目標分析、論文・特許のアウト プット分析、経済・社会・国民生活への影響分析、国際比較分析等を行っている。 本調査は、基本計画レビューの一環として、世界の中での日本の研究活動の位置および特徴 がどのようになっているかを把握することを目的とし行なった「我が国の研究活動のベンチマーキン グ」の小項目である。本調査で扱う「レビュー論文」とは、研究者の中での引用活動が活発である、 即ち、被引用回数が多い論文である。また、レビュー論文は、エディターから一定の評価を受けた 研究者が依頼を受け執筆するケースが大半であり、研究活動の評価軸の一つととらえることも出来 る。したがって、「総合的な論文生産」とは異なる視点からの定量的なベンチマーキングが出来るの ではないかと考えた。以下、3 点についての分析を行なった。 ○ 世界の中での日本の研究活動の位置および特徴がどのようになっているのか ○ 1980 年代から現在まで、日本および諸外国の研究活動がどのように推移してきたのか ○ 分野ごとの研究が日本および各国でどのような比重で行なわれてきたか 領域名 1 生物学・生化学 2 免疫学 3 微生物学 4 分子生物学・遺伝学 5 臨床医学 6 神経科学・行動学 7 薬理学・毒物学 8 植物学・動物学 9 農業科学 10 環境学・生態学 11 地球科学 12 数学 13 計算機科学 14 工学 15 化学 16 材料科学 17 物理学 図表 16 調査対象とした17 分野 本調査では、SCI データベース収録論文をESI(Essential Science Indicators)の22 分野分類を 用いて再分類し、分野別分析に用いた。なお、社会科学等の分野の論文は今回の調査対象から は外し、図表16 にある17 分野を調査対象とした。 19 3-2-2. 分析方法 Thomson Scientific 社のSCI(CD-ROM 版、1982-2003 年)を用いた。SCI では、ジャーナルごと に約180 の内容についての分類が提供されている。しかし、この分類は、今回の調査対象年である 1982-2003 年の間で消去されたり、新しく出来たりすること、また、一つのジャーナルが一つもしくは 複数の分野分類に属しておりその構造が複雑であることから、分野ごとの経時的動向を把握する のには適していない。一方、Thomson Scientific 社のESI(Essential Science Indicators)で用いられ ている22分野分類は、ジャーナルは一つの分野分類に属しており、年時による大幅な分野分類の 変更がない。そこで、我々は、ESI で用いられている22分野分類を参考にし、SCI データ収録ジャ ーナルを再分類した。ただし、今回は自然科学系の研究領域の動向調査のため、社会科学系の 分野分類に属するジャーナルは調査対象から外した。したがって、図表16 の17分野分類で分野 ごとの動向を把握した。 本調査では、「レビュージャーナルは、ジャーナルに含まれる論文のうち、8割以上がレビューで あるジャーナルのこと」と定義した。調査のフローは、図表17 に示す。 図表 17 レビュー論文分析フロー SCI2002データ Review論文を 抽出する 分析内容(①②共通。ただし、②は①の補足的役割である。) ○領域ごとにReview自体の執筆者の日本人の率の推移 ○Review論文が引用する論文に占める日本発の論文の割合の推移 各雑誌のReview率を 求める 8割以上 8割未満 分析対象外 特定Review誌の選定 ①各領域ごとにReview雑誌の数をカウントし、 10冊以上ならば、インパクトファクターの高い 上位3冊程度を分析対象とする。 ②10冊未満ならば、インパクトファクターの最も 高い1冊を分析対象とする。ただし、同等なもの が複数あれば、選択せず対象とする。 JCR2002データ SCI-JCR統合 2002データ データ分析① データ分析② 20 3-2-3. 分析結果および考察 (1) 日本のレビュー論文産出量とレビュー論文シェア レビュー論文とは、ある研究領域を俯瞰的に総合化した論文であり、多くの場合、エディターから 依頼され執筆する。したがって、レビュー論文における論文シェアは、一つの研究活動に対する評 価と捉えることができる。日本は1980 年代から、順調にレビュー論文を産出してきた。1990 年代前 半からは、その増加に拍車がかかっている(図表18、資料集P156 参照)。しかし、レビュー論文シェ アをみると、現在世界第5 位であり、アメリカ、イギリス、ドイツに大きくリードされている(図表19)。日 本の総合的な論文シェアが約10%であるのに対し、レビュー論文では低いシェアとなっている。 論文数(編) 0 200 400 600 800 1000 1200 1400 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 (年) 図表 18 日本のレビュー論文産出量 (3 年移動平均) データ:Thomson Scientific 社 “Science Citation Index, CD-ROM 版”に基づき科学技術政策研究所が集計 0% 2% 4% 6% 8% 10% 12% 14% 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 日本 ドイツ フランス アメリカ イギリス アメリカ以外(%) アメリカ(%) (年) 図表 19 レビュー論文産出量の世界シェア (3 年移動平均) データ:Thomson Scientific 社 “Science Citation Index, CD-ROM 版”に基づき科学技術政策研究所が集計 21 (2) 日本のレビュー論文が引用する論文の産出量とレビュー論文シェア 次に、レビュー論文が引用する論文における日本のシェアを調べた(図表20)。日本の論文がレ ビュー論文に引用される回数は、1980 年代から、順調に増加している。レビュー論文が引用する 論文におけるシェアをみると、現在世界第4 位であり、アメリカ、イギリス、ドイツにリードされている (図表21)。また、日本の総合的な論文シェアが約10%であるのに対し、低いシェアとなっている。 論文数(万編) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 (年) 図表 20 レビュー論文が引用する日本論文数(3 年移動平均) データ:Thomson Scientific 社 “Science Citation Index, CD-ROM 版”に基づき科学技術政策研究所が集計 0% 2% 4% 6% 8% 10% 12% 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 日本 ドイツ フランス アメリカ イギリス アメリカ以外(%) アメリカ(%) (年) 図表 21 レビュー論文が引用する論文における世界シェア(3 年移動平均) データ:Thomson Scientific 社 “Science Citation Index, CD-ROM 版”に基づき科学技術政策研究所が集計 22 (3) レビュー論文のシェアとレビュー論文が引用する論文のシェアの関係 レビュー論文における日本のシェアおよびレビュー論文に引用される論文における日本のシェア が全論文シェアに比べ低かったことから、他国ではどのような状況にあるのかを分析した。図表22 に示すように、論文シェアと、レビュー論文におけるシェアやレビュー論文に引用される論文におけ るシェアにおける差は、イギリス、ドイツでは見られず、日本やフランスに見られることがわかった。 分野ごとの傾向については、資料集P221-238 参照を参照されたい。 f00:全分野 1983-1987年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) 図表 22 レビュー論文のシェアとレビュー論文が引用する論文のシェアの関係 データ:Thomson Scientific 社 “Science Citation Index, CD-ROM 版”に基づき科学技術政策研究所が集計 なお、特定のレビュージャーナルでの日本のシェア、さらに、各国の論文産出における分野バ ランスの特徴、レビュー論文数の増加に関しては, 資料集P193-221 以降参照を参照されたい。 23 3-3. 海外から評価される日本人科学者・研究者の活動に関する調査 3-3-1. 調査の背景と目的 第3 期科学技術基本計画の策定を目前に控え、第1期および第2 期の科学技術基本計画につ いての体系的な分析や評価が求められている。そのため「基本計画の達成効果の評価のための 調査」(以下、基本計画レビュー調査と記述)では、予算分析、定量目標分析、論文・特許のアウト プット分析、経済・社会・国民生活への影響分析、国際比較分析等を行っている。 本調査はその基本計画レビュー調査の一環であり、日本人研究者の海外からの評価を調査す ることが目的である。具体的には、図表23 の25 の科学技術領域について、以下の2 点を調査し た。 ○ 国際的にみて主要な学会・協会が行っている表彰における日本人受賞者の調査 ○ 国際的にみて主要な会議における日本人の招待講演者の調査 第一の目的は、全ての受賞者および招待講演者における日本人の割合を把握することにより、 領域ごとの特徴を把握することである。加えて、長期のデータが得られたものについては、科学技 術基本計画以前から現在までの時系列的な傾向を把握することも目的とする。また、考察としてイ ギリスやドイツ、フランスなどの国との比較も行った。 領域名 1 農業科学 2 生物学・生化学 3 臨床医学 4 免疫学 5 微生物学 6 分子生物学・遺伝学 7 神経科学・行動学 8 薬理学・毒物学 9 植物学・動物学 10 環境学・生態学 11 エネルギー工学 12 地球科学 13 計算機科学(基礎) 14 計算機科学(応用) 15 電気・電子工学 16 機械工学 17 数学 18 化学(基礎) 19 化学(応用) 20 材料科学(金属) 21 材料科学(高分子) 22 材料科学(無機材料) 23 材料科学(半導体) 24 物理学(基礎) 25 物理学(応用) 図表23 調査対象とした25 領域 24 (参考:25 領域の決定方法について) 図表23 の25 領域については、Thomson Scientific 社 Essential Science Indicators(ESI)1の22 分 類を元にしている。図表24 に示すように以下の手順で、22 分類から25 領域を決定した。 ① 22 分類→17 分類:22 分類のうち重点4 分野(ライフサイエンス、情報通信、環境、ナノテク ノロジー・材料) に対応しない5 分類(Economics & Business 、Multidisciplinary 、 Psychiatry/Psychology、Social Sciences, general、Space Science)を調査対象外とした。 ② 17 分類→25 領域:残る17 分類のうち対象とする学問領域が広い5 分類(Chemistry、 Computer Science、Engineering、Materials Science、Physics)については他分類との関連 を考慮して分割した。 ③ 領域名を和訳し、並べ替えると図表24 になる。 No. ESI分野名 1 Agricultural Sciences 2 Biology & Biochemistry 3 Chemistry 4 Clinical Medicine 5 Computer Science 6 Economics & Business 7 Engineering 8 Environment/Ecology 9 Geosciences 10 Immunology 11 Materials Science 12 Mathematics 13 Microbiology 14 Molecular Biology & Genetics 15 Multidisciplinary 16 Neuroscience & Behavior 17 Pharmacology & Toxicology 18 Physics 19 Plant & Animal Science 20 Psychiatry/Psychology 21 Social Sciences, general 22 Space Science No. ESI分野名 1 Agricultural Sciences 2 Biology & Biochemistry 3 Chemistry 4 Clinical Medicine 5 Computer Science 7 Engineering 8 Environment/Ecology 9 Geosciences 10 Immunology 11 Materials Science 12 Mathematics 13 Microbiology 14 Molecular Biology & Genetics 16 Neuroscience & Behavior 17 Pharmacology & Toxicology 18 Physics 19 Plant & Animal Science No. ESI分野名分類を分割したもの 1 Agricultural Sciences 2 Biology & Biochemistry Chemistry-Basic Chemistry-Applied 4 Clinical Medicine Computer Science-Basic Computer Science-Applied Electrical and Electronics engineering Mechanical Engineering Energy Engineering 8 Environment/Ecology 9 Geosciences 10 Immunology Materials Science-Metals Materials Science-Polymers Materials Science-Ceramics Materials Science-Semiconductors 12 Mathematics 13 Microbiology 14 Molecular Biology & Genetics 16 Neuroscience & Behavior 17 Pharmacology & Toxicology Physics-Basic Physics-Applied 19 Plant & Animal Science 18 Physics 7 Engineering 11 Materials Science 3 Chemistry 5 Computer Science ① ② ③ 表1-1 図表24 25 領域の決定方法 1 22 分野における過去10 年間の被引用回数による上位論文を2 ヶ月ごとに更新同定しているThomson Corporation K.K 作成のデータベース。 25 3-3-2. 分析方法 本調査では、25 の領域に関して1 領域につき1~3 つの国際的に主要な学会及び会議を対象 として、調査を行った。調査フローを図表25 に示す。また、以下に調査対象学会および会議の選 定方法と、日本人受賞者および招待講演者の調査方法について述べる。 (1) 調査対象学会および会議の選定 (2) 日本人受賞者および招待講演者の調査 考察&まとめ ・インパクトファクターによる検討 ・有識者へのアンケートによる検討 ・情報の有無に関するプレ調査 ・Web調査 ・学会や会議事務局へのメール&電話によるデータ提供依頼 図表25 調査フロー (1) 調査対象学会および会議の選定方法 調査対象の選定は以下の手順で行った。 ① インパクトファクターによる検討 それぞれの領域においてインパクトファクターの高いジャーナルを発行している学会をリスト アップした2。また、それらの学会が開催している会議のうち最も主要なもの(開催頻度、議題と なる学問領域の広さ、参加人数などを考慮)をリストアップした。複数の領域においてジャーナ ルを発行している学会の場合には、インパクトファクターがより高い領域の学会として取り扱う こととした。 ② アンケートによる検討 ①でリストアップした学会および会議リストの妥当性を検証することを目的として科学技術政策 研究所科学技術動向研究センターの運営する科学技術専門家ネットワーク(NISTEP 専門家 ネットワーク)を対象にWeb アンケートを行った。アンケートでは①で作成したリストにおける学 2 ESI のデータベースでは17 の分類についてのみインパクトファクターの情報を提供している。そこで分割した5 分 類に関しては、ジャーナル名等を考慮してジャーナルごとに該当領域を決定した。(例:IEEE ELECTRON DEVICE LETTERS とFUSION SCIENCE AND TECHNOLOGY はともにESI 分類No.7 のEngineering に含まれるジャーナ ルだが、ジャーナル名より前者は「電気・電子工学」で、後者は「エネルギー工学」となる。) データソースとしては、 Thomson ISI 社Journal Citation Reports(Science edition 2002)を用いた。 26 会・会議が主要なものであるかを判断してもらった。また、有識者の知見からそれぞれの回答 者の専門領域においてリストアップされたもの以外の国際的に主要だと思われる学会および 会議に関しても回答を収集した。 ③ 調査対象候補の決定 ②のアンケート結果と①の結果を勘案して、調査対象候補を領域につき2 学会、2 会議ずつ 決定した。アンケート結果にもインパクトファクターにもそれほど差がない場合は、学会の規模 や歴史を考慮して、調査対象候補を決定した。 ④ 情報の有無に関するプレ調査 調査対象候補の学会および会議についてデータの有無に関して、Web および学会への問 い合わせによるプレ調査を行った。その結果、過去のデータがどこにも残っていない場合や、 データ提供の協力を得ることができない場合には、①および②の結果より再び調査対象候補 を決定し、調査対象の変更を行った。この過程を各領域につき2 学会、2 会議ずつデータ収 集が完了するまで繰り返した。 以上の手順により決定した調査対象について、調査対象とした表彰を行っている海外の主要な 学会を図表26 に、海外の主要な会議を図表27 に示す。 27 領域学会名所属国 American Society of Agricultural Engineering  アメリカ American Society for Nutrition Science  アメリカ ENDOCRINE Society  アメリカ American Physiological Society  アメリカ American Association for Cancer Research  アメリカ American Medical Association  アメリカ American Association of Immunologists  アメリカ Infectious Diseases Society of America  アメリカ American Society for Microbiology  アメリカ Society of Industrial Microbiology  アメリカ American Society for Cell Biology  アメリカ American Society of Human Genetics  アメリカ Society of Biological Psychiatry  アメリカ Society for Neuroscience  アメリカ Society of Toxicology  アメリカ American Society for Pharmacology and Experimental Therapeutics  アメリカ American Society of Plant Biologists  アメリカ Animal Behavior Society  アメリカ Ecological Society of America  アメリカ American Society of Naturalists  アメリカ American Nuclear Society  アメリカ IEEE Power Engineering Society  アメリカ American Geophysical Union  アメリカ American Meteorological Society  アメリカ Association for Computing Machinery  アメリカ IEEE Computer Society  アメリカ IEEE Communications Society  アメリカ International Federation for Information Processing  オーストリア IEEE Lasers and Electro-Optics Society  アメリカ IEEE Electron Device Society  アメリカ American Institute of Aeronautics and Astronautics  アメリカ American Society of Mechanical Engineers  アメリカ American Mathematical Society  アメリカ Society for Industrial and Applied Mathematics  アメリカ American Chemical Society  アメリカ Royal Society of Chemistry  イギリス American Institute of Chemical Engineers  アメリカ International Society of Electrochemistry  スイス The Minerals, Metals and Materials Society  アメリカ Institute of Corrosion  イギリス Pulp and Paper Technical Association of Canada  カナダ Society of Plastics Engineers  アメリカ American Ceramic Society  アメリカ American Concrete Institute  アメリカ Materials Research Society  アメリカ AVS The Science & Technology Society  アメリカ American Physical Society  アメリカ American Institute of Physics  アメリカ Optical Society of America  アメリカ Society of Automobile Engineering  アメリカ 機械工学 地球科学 農業科学 生物学・生化学 臨床医学 植物学・動物学 免疫学 微生物学 薬理学・毒物学 分子生物学・遺伝学 神経科学・行動学 環境学・生態学 計算機科学(基礎) 計算機科学(応用) 電気・電子工学 エネルギー工学 化学(基礎) 化学(応用) 物理学(基礎) 数学 物理学(応用) 材料科学(金属) 材料科学(高分子) 材料科学(無機材料) 材料科学(半導体) 図表 26 調査対象とした表彰を行なっている海外の主要な学会 28 領域会議名 ASAE Annual International Meeting EB Nutrition and Metabolism Program Biophysical Society Annual Meeting Association of Biomolecular Resource Faciities Annual Meeting ASCI/AAP Joint Meeting American Gastroenterological Association Infectious Diseases Society of America Annual Meetings European Immunology Congress American Society for Microbiology Annual Meetings SIM Annual Meetings American Society for Cell Biology Annual Meetings Society of Developmental Biology Annual Meeting International Behavioral Neuroscience Society SfN Annual Meetings Society of Toxicology Annual Meeting Experimental Biology Plant Biology Meeting Society for Experimental Biology Symposium Ecological Society of America Annual Meeting A Conference for Naturalists American Nuclear Society Annual IEEE Power Engineering Society General Meeting American Geophysical Union Fall Meeting American Meteorological Society Annual Meeting ACM SIG Annual Meeting IEEE Antennas & Propagation Society Symposium and URSI National Radio Science Meeting IEEE International Conference on Communications International Conference on Artificial Life Annual Meeting of the IEEE Lasers & Electro-Optics Society IEEE Signal Processing Society Conferences IFAC Meeting Biennial ASME Conference Engineering Systems Design and Analysis AMS Annual Meetings Society for Industrial and Applied Mathematics Annual Meetings ACS National Meetings Analytical Research Forum American Institute of Chemical Engineers Electrochemical Society Meeting TMS Annual Meeting ASM Materials Solutions Conference & Show Society of Plastics Engineers ANTEC Polymer Processing Society Annual Meeting American Ceramic Society Annual Meeting International Zeolite Conference International Conference on VLSI Design MRS Fall Meeting APS March Meeting EPS meeting Conference on Lasers and Electro-Optics International Conference on Environmental Sciences 数学 エネルギー工学 地球科学 材料科学(半導体) 物理学(基礎) 物理学(応用) 化学(応用) 材料科学(金属) 材料科学(高分子) 材料科学(無機材料) 電気・電子工学 化学(基礎) 分子生物学・遺伝学 神経科学・行動学 薬理学・毒物学 植物学・動物学 環境学・生態学 計算機科学(基礎) 計算機科学(応用) 機械工学 微生物学 農業科学 生物学・生化学 臨床医学 免疫学 図表27 調査対象とした海外の主要な会議 29 (2) 日本人受賞者および招待講演者の調査 海外の主要な学会の受賞者における日本人の割合と、海外の主要な会議の招待講演者におけ る日本人の割合を把握するにあたって、以下の項目について調査を実施した。調査はまずWeb 調 査を行い、Web 上にデータがない場合は、当該学会の担当者にメールおよび電話によりデータ提 供の協力を依頼して、データ収集を行った。 表彰については、受賞者に関するデータを学会が取りまとめて保有しており、多くのデータが Web 上に公開されている。そのため、第1 期科学技術基本計画施行(1996 年)前3年を含む1993 年から2003 年までの11 年分のデータを収集することとした。しかし、国際会議は開催地域の支部 や提携学会が事務局を担当していることが多く、毎年事務局が変わるため、招待講演者に関する データも分散して保管されており長期のデータを収集するのは非常に困難であることが明らかとな った。そこで2001 年から2003 年のデータについて収集できるだけ収集することとし、領域の傾向を 把握することのみを目的とした。 [調査項目] ○ 海外の主要な学会の受賞者における日本人の割合 ・ 調査対象学会が行っている表彰(Award、Prize、Medal 等)のリストアップ ・ 1993 年から2003 年までの各表彰における受賞者の総数 ・ 1993 年から2003 年までの各表彰における日本人受賞者の名前と所属機関 ○ 海外の主要な会議の招待講演者における日本人の割合 ・ 2001 年から2003 年までの招待講演者の総数 ・ 2001 年から2003 年までの日本人招待講演者の名前と所属機関 また、調査は以下の点に留意して行った。 ○ 受賞者および招待講演者が日本人か否かについては、名前によって判断した。 ○ 日本人受賞者および招待講演者の所属機関は受賞当時の所属機関とした。 ○ 11 年間や3 年間で同一の日本人がどれだけ表彰および招待されているかの重複度につ いても調査を実施した。 ○ 「×× student award」など明らかに学生を対象としていると表彰名から判断できる表彰に ついては調査対象外とした。 ○ 表彰において複数人が受賞している場合は、全てを対等にカウントした。 ○ 国際会議の中には、開催期間が1 週間と長いものもあり、招待講演者が数百人になること もあったが、全てカウントした。 調査の結果、表彰に関して、Society of Automobile Engineering は(1)の手順の結果、物理学(応 用)領域の学会として調査対象に選定されたが、学会の内容等から判断して、調査結果としては、 機械工学領域で扱うこととした。つまり機械工学では3 学会を、物理学(応用)では1 学会を対象と することになる。 また、会議に関してInternational Conference on Environmental Sciences は(1)の手順の結果、 物理学(応用)領域の学会として調査対象に選定されたが、会議の内容等から判断して、調査結果 としては、環境学・生態学領域で扱うこととした。つまり環境学・生態学では3 会議を、物理学(応用) では1 会議を対象とすることになる。 変更を行った領域について、図表28 および図表29 に示す。 30 領域学会名 American Institute of Aeronautics and Astronautics American Society of Mechanical Engineers Optical Society of America Society of Automobile Engineering 領域学会名 American Institute of Aeronautics and Astronautics American Society of Mechanical Engineers Society of Automobile Engineering 物理学(応用) Optical Society of America 機械工学 機械工学 物理学(応用) 図表28 学会の内容に伴う領域の変更 領域会議名 Ecological Society of America Annual Meeting A Conference for Naturalists Conference on Lasers and Electro-Optics International Conference on Environmental Sciences 領域会議名 Ecological Society of America Annual Meeting A Conference for Naturalists International Conference on Environmental Sciences 物理学(応用) Conference on Lasers and Electro-Optics 環境学・生態学 環境学・生態学 物理学(応用) 図表29 会議の内容に伴う領域の変更 31 3-3-3. 調査結果および考察 (1) 受賞者および招待講演者の25分野における日本人割合について 図表30 に25 領域の直近3 年間の日本人割合の平均を示す。25 領域全体で見た場合、直近3 年間で日本人受賞者の割合は2.6%、招待講演者の割合は1.0%であった。表彰では、「電気・電子 工学」や「機械工学」、「材料科学(無機材料)」、「物理学(基礎)」などが日本人の割合が高かった。 会議では、「計算機科学(応用)」や「機械工学」、「電気・電子工学」などが日本人の割合が高か った。「計算機科学」は、総合的な論文分析の結果では、日本のシェアが低いが、会議での招待講 演では日本人シェアが高いことがわかる。これは、研究活動の成果の発表スタイルとして、論文と 会議とどちらが主流であるかの違いに因ると考えられる。論文分析では記述することができない「計 算機科学」における日本の存在感をみることができた。一方「神経科学・行動学」や「材料科学(高 分子)」など、ここ3 年間では全く日本人受賞者および招待講演者が存在しない領域も存在した。 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 農業科学 生物学・生化学 臨床医学 免疫学 微生物学 分子生物学・遺伝学 神経科学・行動学 薬理学・毒物学 植物学・動物学 環境学・生態学 エネルギー工学 地球科学 計算機科学(基礎) 計算機科学(応用) 電気・電子工学 機械工学 数学 化学(基礎) 化学(応用) 材料科学(金属) 材料科学(高分子) 材料科学(無機材料) 材料科学(半導体) 物理学(基礎) 物理学(応用) 全体 日本人割合[%] 表彰直近3年間日本人割合(%) 会議直近3年間日本人割合(%) 全体平均 会議:1.0% 全体平均 表彰:2.6% 図表30 各領域の直近3 年間の日本人割合の平均(表彰・会議) (注)日本人の科学者・研究者は、名前から判断している。 25 の領域の対象とした表彰および会議における詳細なデータについては資料集P239-252 以 降に収録した。 32 (2) 受賞者の割合に関するイギリス・ドイツ・フランスとの比較 日本人受賞者の平均シェアは2.6%と、論文での平均シェア10%と比較するとかなり差がある。そ こで2.6%の意味を考えるため、論文分析と同様に、他国(アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス)の受 賞者のシェアと比較した。受賞者の所属のデータが存在したのは、以下の4 学会であった。 ・ 「IEEE Communications Society 」(計算機科学(基礎)) ・ 「Society of Automobile Engineering 」(機械工学) ・ 「American Chemical Society」 (化学(基礎)) ・ 「Materials Research Society」 (材料科学(半導体)) 上記4 学会についての受賞者の各国別割合を図表31 に示す。各学会の受賞者においてはア メリカの占める割合が非常に多く、日本人受賞者の割合は、イギリスやドイツ、フランスなどの他国と 同程度に国際的に評価されていることがわかった。つまり、日本人受賞者の平均シェアである2.6% はアメリカ以外の他国と比較して劣っている数字ではないといえる。 なお、招待講演者については、他国の割合を調査することが困難であったため、このような考察 を行うことができなかった。 アメリカ 81% 日本 1% イギリス 1% ドイツ 3% フランス 4% その他 10% IEEE Communications Societyの各国受賞者割合(1998~2003年の一部) アメリカ 71% 日本 8% イギリス 1% ドイツ 3% フランス 1% その他 16% Society of Automobile Engineeringの各国受賞者割合(1993~2003年の一部) アメリカ 97% ドイツ 0% 日本 1% イギリス 0% その他 2% American Chemical Societyの各国受賞者割合(2002・2003年の一部) アメリカ 92% フランス 0% その他 日本0% 2% イギリス 4% ドイツ 2% Materials Research Societyの各国受賞者割合(1993~2003年全て) 図表31 学会における表彰受賞者の国別割合 (注)ここでの国籍は、全て所属機関から判別している。 33 日本人受賞者の機関別属性を11 年間のデータ合計で調べたところ、企業と大学に偏っている。 企業が大きなシェアを占めているのは、機械工学領域で調査したSociety of Automobile Engineering において、80 名の日本人が表彰を授賞しており、そのうち67%を企業所属の研究者 が占めている影響である(図表32)。 5% 36% 41% 7% 11% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) 不明 25領域合計の日本人受賞者の所属機関割合(11年間) 図表32 日本人受賞者の所属機関の割合 (3) 日本人受賞者および招待講演者の所属機関について 図表33 に25 領域合計の日本人招待講演者の所属機関割合(3 年間合計)を示す。招待講演者 の機関別属性では、日本の大学が最も多く、企業が次に続いている。 25領域合計の日本人招待講演者の所属機関割合(3年間) 10% 33% 20% 11% 26% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) 不明 図表33 日本人招待講演者の所属機関の割合 34 3-4. 海外のトップクラスの科学者・研究者による日本の存在感について のヒアリング調査 3-4-1. 調査背景と目的 第3 期科学技術基本計画の策定を目前に控え、第1期および第2 期の科学技術基本計画につ いての体系的な分析や評価が求められている。そのため「基本計画の達成効果の評価のための 調査」(以下、基本計画レビュー調査と記述)では、予算分析、定量目標分析、論文・特許のアウト プット分析、経済・社会・国民生活への影響分析、国際比較分析等を行っている。 本調査はその基本計画レビュー調査の一環であり、海外の専門家からみた日本の研究活動に 関する評価を調査することが目的である。すなわち、重点分野における戦略的ベンチマーク調査と いった意味合いを持ち、一定数の海外の代表的研究者を選定し、それぞれの専門とする領域の 中で、日本のどのような研究成果に注目しているかなど、日本の研究水準や存在感をヒアリングす ることで、海外の代表的研究者の主観的評価を得ることである。 具体的には、図表34 の25 の科学技術領域について調査した。 領域名 1 農業科学 2 生物学・生化学 3 臨床医学 4 免疫学 5 微生物学 6 分子生物学・遺伝学 7 神経科学・行動学 8 薬理学・毒物学 9 植物学・動物学 10 環境学・生態学 11 エネルギー工学 12 地球科学 13 計算機科学(基礎) 14 計算機科学(応用) 15 電気・電子工学 16 機械工学 17 数学 18 化学(基礎) 19 化学(応用) 20 材料科学(金属) 21 材料科学(高分子) 22 材料科学(無機材料) 23 材料科学(半導体) 24 物理学(基礎) 25 物理学(応用) 図表34 調査対象とした25 領域 35 (参考:25 領域の決定方法について) 図表35 の25 領域については、Thomson Scientific 社 Essential Science Indicators(ESI)3の22 分類を元にしている。図表34 に示すように以下の手順で、22 分類から25 領域を決定した。 ④ 22 分類→17 分類:22 分類のうち重点4 分野(ライフサイエンス、情報通信、環境、ナノテク ノロジー・材料) に対応しない5 分類(Economics & Business 、Multidisciplinary 、 Psychiatry/Psychology、Social Sciences, general、Space Science)を調査対象外とした。 ⑤ 17 分類→25 領域:残る17 分類のうち対象とする学問領域が広い5 分類(Chemistry、 Computer Science、Engineering、Materials Science、Physics)については他分類との関連 を考慮して分割した。 ⑥ 領域名を和訳し、並べ替えると図表35 になる。 No. ESI分野名 1 Agricultural Sciences 2 Biology & Biochemistry 3 Chemistry 4 Clinical Medicine 5 Computer Science 6 Economics & Business 7 Engineering 8 Environment/Ecology 9 Geosciences 10 Immunology 11 Materials Science 12 Mathematics 13 Microbiology 14 Molecular Biology & Genetics 15 Multidisciplinary 16 Neuroscience & Behavior 17 Pharmacology & Toxicology 18 Physics 19 Plant & Animal Science 20 Psychiatry/Psychology 21 Social Sciences, general 22 Space Science No. ESI分野名 1 Agricultural Sciences 2 Biology & Biochemistry 3 Chemistry 4 Clinical Medicine 5 Computer Science 7 Engineering 8 Environment/Ecology 9 Geosciences 10 Immunology 11 Materials Science 12 Mathematics 13 Microbiology 14 Molecular Biology & Genetics 16 Neuroscience & Behavior 17 Pharmacology & Toxicology 18 Physics 19 Plant & Animal Science No. ESI分野名分類を分割したもの 1 Agricultural Sciences 2 Biology & Biochemistry Chemistry-Basic Chemistry-Applied 4 Clinical Medicine Computer Science-Basic Computer Science-Applied Electrical and Electronics engineering Mechanical Engineering Energy Engineering 8 Environment/Ecology 9 Geosciences 10 Immunology Materials Science-Metals Materials Science-Polymers Materials Science-Ceramics Materials Science-Semiconductors 12 Mathematics 13 Microbiology 14 Molecular Biology & Genetics 16 Neuroscience & Behavior 17 Pharmacology & Toxicology Physics-Basic Physics-Applied 19 Plant & Animal Science 18 Physics 7 Engineering 11 Materials Science 3 Chemistry 5 Computer Science ① ② ③ 表1-1 図表35 25 領域の決定方法 3 22 分野における過去10 年間の被引用回数による上位論文を2 ヶ月ごとに更新同定しているThomson Corporation K.K 作成のデータベース。 36 3-4-2. 分析方法 米国2名、および欧州1名のトップクラスの科学者・研究者を選定し、日本の研究活動に関する 評価の調査を行なった。図表36 は、調査のフローである。米国での具体的な調査は、RAND コー ポレーションが担当した。欧州での具体的な調査は、英国マンチェスター大学のPREST が担当し た。 米国研究者52 人の回答者のうち、50 名が大学を基盤とした研究者および科学者で、民間営 利企業で働く回答者2 名であった。 欧州研究者32 人の回答者すべて、大学もしくは研究機関を 基盤とした研究者・科学者である。 (1)ヒアリング対象研究者の 候補者選定 (2)ヒアリング調査 (3)まとめ RAND(米国) 、PREST(欧州)ともに次の4点を重視したヒアリング調査とした。 ?回答者が自らの専門分野において重要かつ興味深いと感じた日本の研究機関 による研究成果 ?回答者の専門分野において日本の研究機関が実施している研究レベルの評価。 とくに同分野においてもっともすばらしいと思われる国との比較における日本の 実績に重点を置くこと ?日本の研究機関の長期的な業績に対する評価 ?回答者の専門分野において日本が重要な研究の担い手であることを示す事例 RAND(米国)では、以下4つの視点から選定された。 ?自らの研究に対して連邦政府からの資金援助を得ているという絶大な実績を有する ?学会から科学に関する賞を受賞、あるいはその他専門分野に関わる表彰を受けた ?論文発表を積極的に行うとともにそれらが他の文献に広く引用された実績を持つ ?研究開発に対する資金提供をおこなっている組織、ならびに他の研究者および科学 者から関連研究分野の第一人者であると認められた <調査の流れ> PREST(欧州)では、以下2つの視点から選定された。 ?欧州科学財団(ESF)や欧州科学技術研究協力(COST)など科学技術分野におけ る主な専門団体に対する照会 ?論文発表を積極的に行うとともにそれらが他の文献に広く引用された実績を持つ 図表36 海外トップクラスの科学者・研究者へのヒアリング調査のフロー 37 3-4-3. 調査結果および考察 海外のトップクラス科学者・研究者からみた日本の研究活動に関するRAND およびPREST の報 告書(和訳)は添付資料1 ヒアリング調査報告書(アメリカ編)および添付資料2 ヒアリング調査報告 書(欧州編)を参照されたい。 (1) 海外のトップクラス科学者・研究者からみた日本の研究活動の良い点と問題点 海外のトップクラス科学者・研究者からみた日本の研究活動における良い点と問題点をまとめた (図表37)。ライフサイエンス系、情報通信系、環境系、ナノテクノロジー・材料系の順番で、良い評 価を与えられている。しかし、環境系では、米国と欧州の研究者の間に、大きな評価の違いがみら れる。 【米国】 ?日本の研究活動は一貫した質の高さが特筆されている。 ?世界最高水準に匹敵すると評価された。 【欧州】 ?応用研究においてすぐれた功績を残しているとともに、き わめて重要な貢献を果している。 【米国】 ?研究活動は一貫して素晴らしいという評価を受けた。 ?研究開発能力は、ここ数年で著しい進歩を遂げた。 ?概して、日本が応用研究においてすぐれた功績を残してい るとともに、きわめて重要な貢献を果していると評価されて いる。 【欧州】 コメントなし 【米国】 ?安定的で高品質な研究を遂行し、幅広い分野に対して多 大な貢献を果たしていると見なされている。 【欧州】 ?応用研究において有意義な成果を残しているとともに、き わめて重要な貢献を果している。 【米国】 ?概して日本は、同分野における研究の重要な担い手であ ると認識されている。 ?多くの研究分野において意義深い貢献がなされていると回 答された。 ?日本の研究は揺るぎないものであると認められている。 【欧州】 ?研究助成の増額から今後の発展が期待される。 分野名良い点問題点 【米国】 ?研究の深さが不足している。 【欧州】 ?日本との国際共同プロジェクトには概して困難が伴う。 ナノテクノロジー・ 材料系 (化学-基礎、化学-応用、 材料工学-金属、材料工 学-高分子、材料工学-無 機材料、材料工学-半導体、 物理学-基礎、物理学-応 用) 【米国】 ?より活発な国際的交流を通じ、同分野における日本の地位を さらに向上させることができるであろうと指摘があった。 【欧州】 ?研究の量的面および質的面ともに弱い。 ?国際会議の出席や論文発表がないので日本の研究活動を認 識できない。 環境系 (環境学/生態学、エネル ギー工学、地球科学) 【米国】 全体としては画期的な研究成果を挙げているとは位置づけら れていない。日本の研究が国際的にあまり高い評価を得てい ない1つの理由として、多くの飛躍的な発明が国際的な学術界 に広く伝えられていないという点を挙げている。 【欧州】 ?国際的露出度が低い。 情報通信系 (計算機科学、電気・電子 工学、機械工学、数学) 【米国】 ?画期的な発見を生み出してきたとは考えられていない。 ?並外れたものではないと考えられている。 【欧州】 ?望ましい成果を生み出せるだけの研究量に達していない。 ?国際的刊行物で日本の記事が十分に見られない。 ライフサイエンス 系 (生物学・生化学、免疫学、 微生物学、分子生物学・遺 伝学、神経科学・行動学、 薬理学・毒性学、植物・動 物科学、農学、臨床医学) 図表37 RAND およびPREST のレポートを総合的にまとめた結果 (注1)米国での具体的な調査はRAND コーポレーションが担当した。欧州での具体的な調査は英国マンチェスター大学の PREST が担当した。 38 また、分野ごとの海外のトップクラス科学者・研究者からみた日本の研究活動へのコメント例を示す (図表38)。なお、具体的な内容については、資料編P.00 以降を参照されたい。 基礎生物学【分子生物学】モデルの実験や論文の発表、新しいモデルへの移行にしか興味がなく、一つのモデルを深めていくことに関しては興味 があまりないようだ。こうした経緯から、彼らの研究は表面的な結果になっている。 【薬理学&毒性学】基礎研究の分野でヨーロッパやアメリカと肩を並べるまでに押し上げたが、応用研究の面では日本にはあまり競 争力はない。 【分子免疫学】免疫学の研究分野を全体的に見たときにはアメリカの免疫研究の方が強力と思われる、しかし実は注目されている研 究者が日本には多くいる。 【神経学】日本はこの分野において間違いなく重要な役割を担っていると考えている。日本人研究者が提出した原稿を読むと、英語が 下手なためその研究に影響力が無いのかどうか決めるのが難しい。 【植物学】彼らに島国根性はなく、共同研究のため海外に行き、海外の人材を呼び寄せて国際的に活動している。日本人は非常に協 力的で植物生理学の分野でも同じく重要な立場にいる。 【微生物学】日本の研究は、同分野における他の先進的な研究所や研究者たちと同じくらい優秀である。 【植物科学】日本の研究機関は、確実に進歩している。広範囲にわたる領域をカバーしている。 【抗生物質研究】日本の研究レベルは高い。研究者たちは良い仕事をしているし研究成果も多い。 【ナノテクノロジー】日本のパフォーマンスは過去10年にわたって明らかに進歩した。特にナノテクノロジーと関係する領域で、日本人 は査読つきの科学雑誌の記事を非常に多く公表している。化学 【気象学】国際的な雑誌の中にあまり日本人研究者が出した論文を見ることは出来ない。 【地球環境学】日本の研究から大発見などを聞くことがあまりない。それにもかかわらず、日本人はすばらしい有効な技術を開発する。 一般的にこの分野における研究は功績を収めており、特に日本の若い研究者の功績はよいものである。 環境・生態学& 地球科学 日本人の研究内容は非常に評価に値する。欧州とは同等であるし、いくつかの分野においては米国にも匹敵する。しかしながら、研 究の多様性という面では、米国とは同等といえないものがある。工学 【薬剤の安全性】日本人研究者たちが上位クラスの医学誌に貢献している。 【ウィルス学】日本は遅れをとっている。ワクチンの開発、改良プログラムへの投資が減少している。 臨床医学 【量子群論】応用数学において、日本はすばらしい功績を残しているが、米国や欧州と比べるとその質は低いものである。1970年代 から1980年代にかけて日本は大きな躍進をとげたが、その流れも廃れてきている。 【分散システム】世界有数ではあるが、あまり認識されていない。 計算機科学&数学 【ニュー物理学トリノ物理】日本と肩を並べる国はない。彼らは素晴らしく、この分野でどんどん力を伸ばしている。 材料科学【セラミックス】多面性をもつ科学をエンジニアリングへと実践活用(「reduce to practice」)できる。 分野名海外ヒアリング調査(個別領域コメント) 図表38 領域ごとの海外トップクラスの科学者・研究者の評価(例) (注)【 】内はコメントした海外トップクラスの科学者・研究者の専門領域を示す。 39 (2) 海外のトップクラス科学者・研究者が各専門領域で高く評価した日本の代表成果リスト 図表39 では、海外のトップクラス科学者・研究者が各専門領域で高く評価した日本の代表成果 リストを示す。各分野で様々な研究成果が挙げられ、日本が研究活動において世界の中で存在感 を示していることがわかった。また、内容からこれらを、「研究成果」、「世界的研究施設」、「国際共 同研究」の3 つに分類した。「世界的研究施設」としては、地球シミュレータやSPring-8、「国際共同 研究」ではヒトゲノムやイネゲノムなどのゲノムプロジェクトが挙げられている。したがって、個々の領 域での「研究成果」に加え「世界的研究施設」や「国際共同研究」も世界の研究者に日本の研究活 動を認識させる上では重要な方法であることがわかった。 欧 州 米 国 欧 州 米 国 欧 州 米 国 欧 州 米 国 地 域 【物理基礎1】スーパーカミ オカンデ、KamLANDでの実 験【物理応用1】スーパーカ ミオカンデ、シンクロトロン 放射装置での実験 【化学1】ナノテクノロジー(特に、カーボンナノチューブ、先端材料)、ナノバイオテクノロジー、半導体技術【化学2】超高速分光へのレーザー の応用、複雑な分子力学を理解する為の手法の開発【化学3】原子核研究【材料金属1】材料科学(特に導熱、導電性酸化物)、分子線エピ タキシー、高温超電導体格子、ファン・デア・ワールスエピタキシー、酸化チタン【材料金属2】材料の合成(例えば、YBCuO超伝導体) 【材料 半導体2】カーボンナノチューブとその燃料電池への応用【物理基礎2】カーボンのナノ構造、カーボンへのホウ素ドーピング【物理基礎3】高 圧物理学、地震地質学【物理応用1】先端材料、ナノ科学、高温超伝導体、カーボンナノチューブ、ニュートリノ研究、半導体研究 ナ ノ テ ク ノ ロ ジ ー ・ 材 料 系 【物理基礎】スーパーカミオ カンデ 【化学基礎】バッテリー燃料、有機合成、構造生物学、超伝導、スピンクロスオーバー、分子力学【化学応用】燃焼に関する研究【材料高分 子】材料科学、高分子科学、実際的関心のある性質についての量子力学分析【材料半導体】低次元半導体構造、窒化物半導体【材料無機】 バルクの超伝導体の作製【物理基礎】ニュートリノ物理学、宇宙線物理学【物理応用】高エネルギー物理学、シンクロトロン放射物理学、核粒 子物理学、新しいマルチクォーク状態、 【環境】大気の相互作用【地球】粘土鉱物学(特に、非晶質粘土) 【エネ】ロボット制御システム 【数学】代数幾何学、微分幾何学【計算】ロボット工学、ユビキタス・コンピューティング、神経回路網、移動体通信【計算】地球科学における高【計算】地球シミュレータ 性能シミュレーション、クラスタ・コンピューティング、生命情報科学【機械】高性能コンピューター・シミュレーション【電電】アクティブ・マトリック ス液晶ディスプレー 【免疫】細胞周期、腫瘍学、分子生物学の技法、遺伝子サイレンシング【微生物】シグナル伝達、染色体分配【薬学】チップテクノロジーを用 いた化学物質の毒性ゲノミクス検査【分子】がんの遺伝学、アポトーシス【神経】生物分子学、認知神経学、細胞骨格、自律神経系の研究 【植物】温室効果ガス排出関連の取り組み、C4光合成 【環境1】温暖な地域の森林における暴風といった弊害の影響力などの研究【環境2】人類の起源や分子ベースの研究【地球1】GPS受信機 による気象学的変動及び気候変動の計測【地球2】GPS時刻信号の遅延量による大気中の水蒸気分布の測定、局地的かつ精密な天気予 報、数学的モデルによるシミュレーション【エネ1】ハイブリッド車の開発(特に、制御系アルゴリズム開発)、低燃費車【エネ2】ハイブリッド車、 ハイブリッドエンジン、電気モーターなどの開発、商用化 【数学2】ボルツマン方程式、波動方程式【数学3】量子理論の形成、微積分学、因子分解法【計算1】グリッド・コンピューティング、バイオ・ インフォマティックス、分散コンピューティングのハード面、フォルト・トレラントシステム、ネットワーク技術【計算3】音声処理【計算4】計算機 科学(特にコンピュータネットワーキング領域) 【電電1】極小の半導体デバイス、シリコンをベースの単電子デバイス、メゾスコピック物理学、 スピントロ二クス【電電2】宇宙空間でのレーダー装置の開発【機械1】溶接技術、鉄鋼材料技術、組み立てや建設プロセスの自動化【機械 2】合成物質の土木建築物への応用、カーボンファイバー、ロケットやエンジンに用いられる合成物質の高温耐熱技術、合成物質 【生物1】糖鎖研究、グリカン構造の解明【生物2】アルツハイマー病関連のペプチド分解の酵素の機能の発見【免疫1】AIDタンパク質の発 見、抑制性T細胞研究、インターフェロンやサイトカインの制御。【微生物1】抗生物質の開発【微生物2】嫌気性菌を利用した環境浄化、分 子生物学レベルでの環境問題への微生物応用【臨床1】薬剤の安全性研究、ワクチン開発研究、肝炎(B型、C型)、癌、血液学、泌尿器科 学、HIVなどの分野【神経2】脳の特定神経細胞の選択的除去と当該細胞の機能解析、抗癌薬として使われる結果になったタンパク群のク ローニング【神経3】霊長類の神経生理と認知の脳機構に関する研究【薬学1】毒性化学物質の細胞内の受容体であるアリルヒドロカーボン 受容体の研究、食品の焦げに存在する発がん物質研究、薬剤毒性における解毒酵素のグルタチオンS-トランスフェラーゼ(GSTP)の研究、 【薬学2】ディーゼルの免疫毒性学(喘息との関連) 【植物1】遺伝子の機能解析、稲の分子遺伝学と稲作への応用、細胞生物学、植物発生 生物学【植物2】植物生理学、特に光受容体と情報伝達 ①研究成果 【地球1】地球シミュレータに よる天候及び気候変動のシ ミュレーション ②世界的研究施設 ③国際共同研究 分 野 名 環 境 系 情 報 通 信 系 【分子1】cDNAプロジェクト、 ヒトゲノム解読での貢献【分 子2】cDNAプロジェクト、 様々なゲノム解読での貢献 【農学1】イネゲノムの解読 【農学2】イネゲノムの解読 【植物1】植物ゲノム情報汎 用のためのデータベース ラ イ フ サ イ エ ン ス 系 図表39 海外トップクラスの科学者・研究者が各専門領域で高く評価した日本の代表的成 果リスト (注1)略字はそれぞれ以下の分野を示す。農学:農業科学、微生物:微生物学、神経:神経科学&行動学、臨床:臨床医学、分 子:分子生物学&遺伝学、植動:植物&動物学、免疫:免疫学、薬学:薬理学&毒性学、生物:生物学&生化学、計算:計算機 科学、電電:電気・電子工学、機械:機械工学、環境:環境学&生態学、地球:地球科学、エネ:エネルギー工学、材料:材料科学、 物理:物理学。 (注2)【 】内はコメントした海外トップクラスの科学者・研究者の専門領域を示す。数字は、回答者の番号である。 (注3)下線部は海外トップクラスの科学者・研究者が特に高い評価を与えたものである。 40 (3) 日本の研究開発のシステムに関するコメントから浮かび上がるメッセージ 本調査では、25 分野ごとに、米国で2 名、欧州で1 名、計80 名の科学者・研究者の主観的な 日本の研究活動に関する評価を調べた。各分野において、インタビュイーの専門領域に偏りがあ ること、そもそもインタビュイーの人数に関する問題があるが、その中でも重複し指摘されている点 についてまとめることは、今後の日本の研究活動のあり方を考えていく上で、貴重な切り口を与え てくれるだろう。 ?? 日本の研究の質の向上(材料科学-半導体、植物学・動物学など) 全体として、日本の研究の質は過去10 年の間に改善されたように見られ、そして、変化は幾 つかの分野で特に劇的であった。いくつかの特定の領域では、極めて創造的で革新的である。 例えば、日本の高度材料やナノ科学分野では、より多くの研究者や科学者が従事するにつれ て、研究の分散と深さが増大するのがわかる。しかも彼らの多くは東京のトップ機関ではない。 指摘されたもう一つの指標は、「SCIENCE」や「NATURE」といった科学ジャーナルを読む時に 日本人の寄稿論文の数が増えていることであった。 ?? 日本の研究の革新性を評価(材料科学-高分子、計算機科学、臨床医学など) 日本人の「科学的発見と技術的革新を実行に移すこと」が賞賛されている。それぞれの分野 あるいは専門領域での日本の研究を「最先端」、「世界クラス」、米国そして世界のベストと「同 等」と説明した。仕事は最高品質でなくとも、「手堅い」「信頼性がある」とも説明された。しかし ながら、これらの彼らの評価は、特定の個人や機関に結びついているのであり、分野あるいは 専門領域全体の日本の評価を反映している訳ではないということが強調された。 ?? 日本の研究の深さの欠如(生物学・生化学、数学、環境学・生態学など) 日本の研究の全般的な質を評価する際には、深さ、斬新性と創造性の欠如が一様に指摘さ れた。生物学・生化学での例では、シグナル伝達の経路上のいくつかのたんぱく質の存在を 証明して、よいスタートをきるが、そこで研究が止まってしまい、治療するべきターゲットの証明 につながるような構造的な解釈をするなどして、研究を深めないと評価された。数学では、日本 の主要な研究者は年をとり、それを継承する人材がいないと指摘された。 ?? 日本の若手人材への肯定的評価(分子生物学・遺伝学、材料科学-半導体など) 一般的には、若い日本人研究者の研究技量の改善、対話し自らの見方を主張しようとする 意気込みが大きくなってきていること、そして、文化圏を超えた英語による意思伝達がおおい に優れてきたことを挙げて、それぞれの分野と専門領域の若い科学者を十分評価した。また、 革新的な研究をやろうとしており、国際会議にも積極的に参加していると評価されていた。 ?? 日本の若手人材への懸念(化学、薬理学・毒性学、植物学・動物学、農業科学など) 大学や大学院で科学を専攻している日本の若者は、学問的研究ではなく、産業界での仕 事に就くことが多い。薬理学・毒性学では、日本人研究者は海外の学会で発表するのは年齢 の高い研究者に限られ、若手の存在を感じる機会がないと指摘。将来の世代として若い日本 人科学者が、今後の日本の科学をリードするようになっていくのかどうか心配していた。 また、日本のそれぞれの分野あるいは専門領域に日本人の女性科学者がいないという点が 挙げられた。 41 ?? 日本語による論文の存在の良い面と悪い面(分子生物学・遺伝学、植物学・動物学、計算 機科学など) 日本の刊行物が存在することで、日本の中にダイナミックな研究土壌があることは良いこ とである。通常先ず日本語で発表され、それから日本の中で吟味、洗練された後に、英語 で日本あるいは海外で発表される。 しかし、このような過程を経ていると、海外での発表が 遅くなり、革新的であるとの評価を受けない。 ?? 日本人の研究の国際化を進めるべきこと(化学、薬理学・毒性学、数学など) 日本の科学がさらに競争力を持つには、より国際的でなければならないと思われる。外 国人科学者による長期休暇滞在のようなより長期にわたる研究訪問に対して、日本は自ら をよりオープンにしなければならない。また、大学院生や博士研究員を海外に派遣し、新 たな突破口を学ばせることは重要である。中国、韓国、インドなどからの留学生は多いが、 日本からは少人数である。 ?? 施設の質の更なる向上の必要性(材料科学-高分子、物理学、エネルギー工学など) 研究者や科学者がいかに優れた実績を作るかは、彼らに利用できるインフラ、施設と機 器次第である。日本の大学は、過去10 年あるいはそれ以上の間に全体として改善があっ たが、依然として追い上げを図る必要があるように思われる。 ?? 日本の科学社会構造の分散化を評価(微生物学、物理学) 日本中の多くの大学で新しい機会が生まれ、科学者たちはいろいろな経歴を選択でき るようになった。このため日本の知的中心が東京から地方へと拡散することになった。小さ な大学も重要な強みを持ち、活躍している。 ?? 研究所技術職員の不在(物理学、材料科学-セラミクス) 研究所の技術職員の存在と能力は、日本での研究者と科学者の任務遂行に重要であ る。研究所技術職員が不在のために、日本人の研究者・科学者は技術職員の仕事をせざ るを得なくなっている。 ?? 日本の大学院学生の訓練の不足(微生物学) 日本の大学の研究者と科学者が大学院生を指導する場合、米国の同じケースの場合よ りも、手を貸して指導する度合いが少ない。日本の大学院生は、大部分の場合、教授達が 手に入れた研究助成金で支えられているのではなく、自ら授業料を支払っていることが原 因となっている。 ?? 日本の研究コストは高い(生物学・生化学2) 日本では他国より研究にお金がかかるようである。アメリカでは研究材料の値段が競争 的に保たれている。しかし、日本の場合は違う。アメリカでは20 ドルほどの値段の原材料が、 日本では400~500 ドル相当になる。 42 (4) 論文分析結果と海外トップクラスの科学者・研究者による評価の比較 図表40 では、論文分析結果と海外トップクラスの科学者・研究者による評価の比較を示す。論 文分析結果は、参考図1 に従い、クラス分けを行なった。海外トップクラスの科学者・研究者による 評価には論文に関する評価も数多く見られることから、海外に日本の存在感を示す一つの重要な 方法であることがわかる。しかし、国際学会への出席や、国際プロジェクトへの参加、世界規模の施 設の保持など、論文以外の要素も評価へ影響を与えている。したがって、日本の存在感を把握す るには、一元的でなく、多角的に情報を収集する必要である。ヒアリング結果は、同じ領域でも異な る意見もみられることから、参考ではあるが、色分けをおこなった。本調査の1つの試みであった、 定量的定性的分析の組み合わせは非常に重要であることがわかった。 1970年代から1980年代にかけて、大きな躍進をとげ たが、その流れも廃れてきている。 日本はここ25年で米国に匹敵するほどに発展した。 若手研究者の成果により、日本のパフォーマンスは、 年々よいものとなってきている。 一定を保っている。 ワクチンの開発を含むウィルス学では、年々時間を費 やさなくなっているのではないか(臨床医学全体に関 するコメントはなし)。 あまり変化があるようには感じられない。 この30年間で確実に改善されている。 日本のパフォーマンスは向上している。 昔からとてもよくやっているし、多くの技術分野でリー ダーであり続けている。 神経科学部門を含む大きな研究機関の設立により 日本の研究は進歩した。 基礎研究の分野で欧米と肩を並べるまでに押し上げ た。 悪化はしていない。 確実に進歩している。 存在感経時的変化 日本の大学は間違いなく発展してきている。 この分野でどんどん力を伸ばしている。 進歩した(特に大学)。 過去10年にわたって明らかに進歩した。 若干の遅れはあるが、米国と同等の最先端の研究を行っている。 地球科学III 上昇日本人は米国研究者ほど基礎調査をさほど行わないようである。 10年前は、重要な役割をしていたが、現在は主要なプレーヤーで はない。数学III 大きな変化なし 農業科学III 下降他国のトップの科学者たちと同じくらい優秀である。 基礎生物学 臨床医学 環境・生態学 工学 計算機科学 物理学 材料科学 化学 分野名 I 上昇基礎研究は素晴らしいが、応用研究の面は弱い。 薬理学& 毒性学 植物&動物III 上昇質の高い研究をするし、きっちりした論文を出す。 学 III 上昇日本の研究は「ファーストクラス」だ。 神経科学& 行動学 日本の研究レベルは高い。研究者たちは良い仕事をしているし研 分子生物学IV 上昇究成果も多い。 &遺伝学 微生物学III 大きな変化なし日・欧・米は同等のレベルにいる。 免疫学II 上昇非常に優秀であり、日本の科学界の一つの強みである。 I 上昇日本の研究の大半は表面的なものである。 生物学& 生化学 グループ経時的変化 III III II III I I I 大きな変化なし特にナノテクノロジーと関係する領域でトップクラスである。 上昇いくつかの分野で、日本の研究は停滞している。 上昇ナノエレクトロニクスで、日本は世界一である。 優秀で信頼できるものだと思われるが、研究そのものは革新的で 上昇ない。 大きな変化なしあまり賞賛されず、またあまり認識すらされていない。 上昇ニュートリノ物理学では、日本と肩を並べる国はない。 多面性をもつ科学をエンジニアリングへと実践活用するのが得意 上昇である。 論文分析海外ヒアリング調査-個別領域コメント(参考) 図表40 各分野における定量的および定性的ベンチマーキングの比較 (注1)論文シェアのグループは以下のように分けた。1999-2003 年の日本の論文シェアは10%、TOP10%シェアは8%である。そ のラインを用いて、I(論文シェア10% 以上、TOP10%シェア8%以上 )、II (論文シェア10% 以下、 TOP10%シェア8%以 上 ) III (論文シェア10% 以下、 TOP10%シェア8%以下 ) 、VI (論文シェア10% 以上、 TOP10%シェア8%以下) の4 グループに分野を分けた。参考図1 を参照のこと。 (注2)シェード部分は、肯定的評価が含まれる部分である。ただし、海外ヒアリングでは定量的評価なので注意が必要である。あ くまで参考である。 参考図 1 論文分析結果のクラス分け 論文分析に関するデータ:Thomson Scientific 社 “Science Citation Index, CD-ROM版”に基づき科学技 術政策研究所が集計 II I III IV TOP10%シェア 論文シェア 日本の 全分野平均0 10 8 43 4. 本調査を通じての考察 本調査から得られた第3期科学技術基本計画に向けての政策的インプリケーションを挙げる。 ①論文数は1980 年代から一貫して増加している。論文のシェアは、1980 年代の世界第4位から、 現在ではアメリカに次ぐ世界第2位となり、ここ数年は安定している。 ②論文の「質」の指標となる被引用数トップ10%論文におけるシェアは持続的な上昇傾向にある が、アメリカはもとより、イギリス、ドイツにもはまだ差を開けられている。これからの10年は「質」の向 上が大きな課題であろう。この意味で、90年代のドイツの急激な質の面の向上を分析する必要が ある。日本全体としての「質」を上昇させることを考えるならば、世界の論文の過半数を臨床医学お よび基礎生物学が占めていることを考慮しなければならない。 ③分野別バランスの国際比較では、日本は、化学、材料科学、物理学のウェイトが高く、計算機科 学、数学、環境・生態学、地球科学、臨床医学が低いというポートフォリオを有している。これは、基 礎生物学、臨床医学などにウェイトが高いアメリカ、イギリスとは異なる。一方、中国、韓国は、日本 と同様のポートフォリオを有している。 ④日本の20 年間の研究分野別の動向をみると、材料科学、物理学、化学は「量」「質」ともに他の 分野をリードしている。また、免疫学、分子生物学・遺伝学の「質」の向上が著しい。一方、環境・生 態学、数学、計算機科学、地球科学のポジションは相対的に低い。強い分野をさらに強化するか、 もしくは、弱点を補強するか、③の点も含め判断をすべき時期にきている。 ⑤レビュー論文シェアは世界第5位、またレビュー論文に引用される論文におけるシェアは世界第 4位である。1980 年代から一貫してシェアは、増加傾向ではあるが、論文シェアおよびトップ10%論 文シェアと比較すると低いレベルにある。レビュー論文の執筆者として指名されるほどの存在感を 持つ研究者の層がまだ薄い可能性がある。 ⑥海外のトップクラスの研究者からみた日本の研究活動は、「世界的リーダーである」や「優れてお り、手堅く、信頼できるものである」と評価された分野がある一方、「画期的なものが少ない」や「研 究の深さが足りない」との指摘もあった。「深さが足りない」の意味は以下3点が挙げられた。 ? 問題追求の深さの不足 重要な役割のたんぱく質を発見するなどの最初のアプローチは非常に優れているが、その後 の研究を発展させるフォローがなされない ? 理解の深さの不足 既知の概念の実践活用は非常に優れているが、新しい概念の創出がなされない ? 人の層の深さ(厚み)の不足 世界の第一線で活躍する研究者が存在するが、その後続となる研究者群が十分には存在せ ず、ピラミッド構造になっていない。 ⑦ヒアリング調査では、海外から注目される日本の成果として、突出したプロジェクト(地球シミュレ ータ、スーパーカミオカンデなど)や国際プロジェクトへの貢献(ヒトゲノムなど)が評価されているこ とがわかった。また、特定領域で基礎から応用に至る成果を継続的に出し続けること(糖鎖研究な ど)の方が、広い領域の中で、単発的に優れた成果を出していているよりも、強い存在感を示し得 44 ることが示唆された。 ⑧日本の研究システムに関するコメントの論点は以下のとおり。今後の日本の研究活動の在り方考 えていく切り口が挙げられている。 ?? 日本の研究の質の向上 ?? 日本の研究の革新性 ?? 日本の研究の深さの欠如 ?? 日本の若手人材への肯定的評価 ?? 日本の若手人材への懸念 ?? 日本語による論文の存在の良い面と悪い面 ?? 日本人研究の国際化を進めるべきこと ?? 施設の質の更なる向上の必要性 ?? 日本の科学社会構造の分散化 ?? ?研究所技術職員の不在 ?? 日本の大学院生の訓練の不足 ?? 日本の研究コストは高い ⑨アメリカに比べ、欧州の回答からは、日本に対する興味や関心、認知度が低いことが伺われた。 「国際会議に日本人は参加しないのでわからない」との指摘もある。欧州などアメリカ以外で開催さ れる学会等への日本人研究者参加の増大について、世界における日本の存在感を高めるという 文脈から検討する価値があろう。 <資料編> 全論文における分野別の各国シェアの動向 45 f00:全分野 : 全論文数でのシェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f00:全分野 : 各分野トップ10%でのシェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 全論文における分野別の各国シェアの動向 46 f01:生物学・生化学 : 全論文数でのシェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f01:生物学・生化学 : 各分野トップ10%でのシェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 全論文における分野別の各国シェアの動向 47 f02:免疫学 : 全論文数でのシェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f02:免疫学 : 各分野トップ10%でのシェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 全論文における分野別の各国シェアの動向 48 f03:微生物学 : 全論文数でのシェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f03:微生物学 : 各分野トップ10%でのシェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 全論文における分野別の各国シェアの動向 49 f04:分子生物学・遺伝学 : 全論文数でのシェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f04:分子生物学・遺伝学 : 各分野トップ10%でのシェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 18.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 全論文における分野別の各国シェアの動向 50 f05:臨床医学 : 全論文数でのシェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f05:臨床医学 : 各分野トップ10%でのシェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 全論文における分野別の各国シェアの動向 51 f06:神経科学・行動学 : 全論文数でのシェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f06:神経科学・行動学 : 各分野トップ10%でのシェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 全論文における分野別の各国シェアの動向 52 f07:薬学・毒性学 : 全論文数でのシェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f07:薬学・毒性学 : 各分野トップ10%でのシェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 18.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 全論文における分野別の各国シェアの動向 53 f08:植物・動物学 : 全論文数でのシェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f08:植物・動物学 : 各分野トップ10%でのシェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 18.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 全論文における分野別の各国シェアの動向 54 f09:農業科学 : 全論文数でのシェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f09:農業科学 : 各分野トップ10%でのシェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 全論文における分野別の各国シェアの動向 55 f10:環境/生態学 : 全論文数でのシェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f10:環境/生態学 : 各分野トップ10%でのシェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 全論文における分野別の各国シェアの動向 56 f11:地球科学 : 全論文数でのシェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f11:地球科学 : 各分野トップ10%でのシェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 18.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 全論文における分野別の各国シェアの動向 57 f12:数学 : 全論文数でのシェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 50.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f12:数学 : 各分野トップ10%でのシェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 全論文における分野別の各国シェアの動向 58 f13:計算機科学 : 全論文数でのシェア (3年移動平均) 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 50.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f13:計算機科学 : 各分野トップ10%でのシェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 全論文における分野別の各国シェアの動向 59 f14:工学 : 全論文数でのシェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f14:工学 : 各分野トップ10%でのシェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 全論文における分野別の各国シェアの動向 60 f15:化学 : 全論文数でのシェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f15:化学 : 各分野トップ10%でのシェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 全論文における分野別の各国シェアの動向 61 f16:材料科学 : 全論文数でのシェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 18.0 20.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f16:材料科学 : 各分野トップ10%でのシェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 18.0 20.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 全論文における分野別の各国シェアの動向 62 f17:物理学 : 全論文数でのシェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f17:物理学 : 各分野トップ10%でのシェア (3年移動平均) 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 63 総論文数:27300 SCIENCE 特定ジャーナル : その他 総論文数:33690 NATURE 特定ジャーナル : その他 NATURE : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ NATURE : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ SCIENCE : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ SCIENCE : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 64 総論文数:90354 JOURNAL OF BIOLOGICAL CHEMISTRY 特定ジャーナル : その他 総論文数:45835 PROCEEDINGS OF THE NATIONAL ACADEMY OF SCIENCES OF THE UNITED STATES OF AMERICA 特定ジャーナル : f01:生物学・生化学 PROCEEDINGS OF THE NATIONAL ACADEMY OF SCIENCES OF THE UNITED STATES OF AMERICA : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ PROCEEDINGS OF THE NATIONAL ACADEMY OF SCIENCES OF THE UNITED STATES OF AMERICA : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF BIOLOGICAL CHEMISTRY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF BIOLOGICAL CHEMISTRY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 65 総論文数:34454 BIOCHEMISTRY 特定ジャーナル : f01:生物学・生化学 総論文数:37270 BIOCHEMICAL AND BIOPHYSICAL RESEARCH COMMUNICATIONS 特定ジャーナル : f01:生物学・生化学 BIOCHEMICAL AND BIOPHYSICAL RESEARCH COMMUNICATIONS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ BIOCHEMICAL AND BIOPHYSICAL RESEARCH COMMUNICATIONS : トップ10%論文の国別シェア (3年移 動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ BIOCHEMISTRY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ BIOCHEMISTRY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 66 総論文数:21955 NUCLEIC ACIDS RESEARCH 特定ジャーナル : f01:生物学・生化学 総論文数:28301 FEBS LETTERS 特定ジャーナル : f01:生物学・生化学 FEBS LETTERS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ FEBS LETTERS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ NUCLEIC ACIDS RESEARCH : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ NUCLEIC ACIDS RESEARCH : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 67 総論文数:16017 ENDOCRINOLOGY 特定ジャーナル : f01:生物学・生化学 総論文数:21198 BIOCHEMICAL JOURNAL 特定ジャーナル : f01:生物学・生化学 BIOCHEMICAL JOURNAL : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ BIOCHEMICAL JOURNAL : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 10 20 30 40 50 60 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ENDOCRINOLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ENDOCRINOLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 68 総論文数:30358 JOURNAL OF IMMUNOLOGY 特定ジャーナル : f01:生物学・生化学 総論文数:11310 JOURNAL OF PHYSIOLOGY-LONDON 特定ジャーナル : f02:免疫学 JOURNAL OF PHYSIOLOGY-LONDON : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF PHYSIOLOGY-LONDON : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF IMMUNOLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF IMMUNOLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 69 総論文数:3486 JOURNAL OF LEUKOCYTE BIOLOGY 特定ジャーナル : f02:免疫学 総論文数:8448 EUROPEAN JOURNAL OF IMMUNOLOGY 特定ジャーナル : f02:免疫学 EUROPEAN JOURNAL OF IMMUNOLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ EUROPEAN JOURNAL OF IMMUNOLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF LEUKOCYTE BIOLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF LEUKOCYTE BIOLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 70 総論文数:538 NATURE IMMUNOLOGY 特定ジャーナル : f02:免疫学 総論文数:1444 IMMUNITY 特定ジャーナル : f02:免疫学 IMMUNITY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ IMMUNITY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ NATURE IMMUNOLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ NATURE IMMUNOLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 71 総論文数:12055 JOURNAL OF INFECTIOUS DISEASES 特定ジャーナル : f02:免疫学 総論文数:2292 IMMUNOLOGY TODAY 特定ジャーナル : f02:免疫学 IMMUNOLOGY TODAY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ IMMUNOLOGY TODAY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF INFECTIOUS DISEASES : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF INFECTIOUS DISEASES : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 72 総論文数:5972 IMMUNOLOGY 特定ジャーナル : f02:免疫学 総論文数:6223 AIDS 特定ジャーナル : f02:免疫学 AIDS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ AIDS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 20 40 60 80 100 120 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ IMMUNOLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ IMMUNOLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 73 総論文数:20998 JOURNAL OF BACTERIOLOGY 特定ジャーナル : f03:微生物学 総論文数:20961 JOURNAL OF VIROLOGY 特定ジャーナル : f03:微生物学 JOURNAL OF VIROLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF VIROLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF BACTERIOLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF BACTERIOLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 74 総論文数:11906 ANTIMICROBIAL AGENTS AND CHEMOTHERAPY 特定ジャーナル : f03:微生物学 総論文数:15439 APPLIED AND ENVIRONMENTAL MICROBIOLOGY 特定ジャーナル : f03:微生物学 APPLIED AND ENVIRONMENTAL MICROBIOLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ APPLIED AND ENVIRONMENTAL MICROBIOLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ANTIMICROBIAL AGENTS AND CHEMOTHERAPY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ANTIMICROBIAL AGENTS AND CHEMOTHERAPY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 75 総論文数:6588 MOLECULAR MICROBIOLOGY 特定ジャーナル : f03:微生物学 総論文数:10151 FEMS MICROBIOLOGY LETTERS 特定ジャーナル : f03:微生物学 FEMS MICROBIOLOGY LETTERS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ FEMS MICROBIOLOGY LETTERS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ MOLECULAR MICROBIOLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ MOLECULAR MICROBIOLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 76 総論文数:6588 DEVELOPMENT 特定ジャーナル : f04:分子生物学・遺伝学 総論文数:12678 EMBO JOURNAL 特定ジャーナル : f04:分子生物学・遺伝学 EMBO JOURNAL : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ EMBO JOURNAL : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ DEVELOPMENT : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ DEVELOPMENT : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 10 20 30 40 50 60 70 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 77 総論文数:4084 GENES & DEVELOPMENT 特定ジャーナル : f04:分子生物学・遺伝学 総論文数:9325 CELL 特定ジャーナル : f04:分子生物学・遺伝学 CELL : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ CELL : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ GENES & DEVELOPMENT : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ GENES & DEVELOPMENT : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 78 総論文数:978 NATURE CELL BIOLOGY 特定ジャーナル : f04:分子生物学・遺伝学 総論文数:2879 NATURE GENETICS 特定ジャーナル : f04:分子生物学・遺伝学 NATURE GENETICS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ NATURE GENETICS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ NATURE CELL BIOLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ NATURE CELL BIOLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 79 総論文数:14735 MOLECULAR AND CELLULAR BIOLOGY 特定ジャーナル : f04:分子生物学・遺伝学 総論文数:13915 JOURNAL OF MOLECULAR BIOLOGY 特定ジャーナル : f04:分子生物学・遺伝学 JOURNAL OF MOLECULAR BIOLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF MOLECULAR BIOLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ MOLECULAR AND CELLULAR BIOLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ MOLECULAR AND CELLULAR BIOLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 80 総論文数:6935 GENETICS 特定ジャーナル : f04:分子生物学・遺伝学 総論文数:10803 JOURNAL OF CELL BIOLOGY 特定ジャーナル : f04:分子生物学・遺伝学 JOURNAL OF CELL BIOLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF CELL BIOLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ GENETICS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ GENETICS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 20 40 60 80 100 120 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 81 総論文数:31491 NEW ENGLAND JOURNAL OF MEDICINE 特定ジャーナル : f05:臨床医学 総論文数:51448 LANCET 特定ジャーナル : f05:臨床医学 LANCET : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 10 20 30 40 50 60 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ LANCET : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ NEW ENGLAND JOURNAL OF MEDICINE : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 1 2 3 4 5 6 7 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ NEW ENGLAND JOURNAL OF MEDICINE : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 82 総論文数:23838 CANCER RESEARCH 特定ジャーナル : f05:臨床医学 総論文数:20649 BLOOD 特定ジャーナル : f05:臨床医学 BLOOD : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ BLOOD : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ CANCER RESEARCH : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ CANCER RESEARCH : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 83 総論文数:11634 JOURNAL OF CLINICAL INVESTIGATION 特定ジャーナル : f05:臨床医学 総論文数:27968 JAMA-JOURNAL OF THE AMERICAN MEDICAL ASSOCIATION 特定ジャーナル : f05:臨床医学 JAMA-JOURNAL OF THE AMERICAN MEDICAL ASSOCIATION : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 0.5 1 1.5 2 2.5 3 3.5 4 4.5 5 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JAMA-JOURNAL OF THE AMERICAN MEDICAL ASSOCIATION : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平 均) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 20 40 60 80 100 120 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF CLINICAL INVESTIGATION : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF CLINICAL INVESTIGATION : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 84 総論文数:31796 BRAIN RESEARCH 特定ジャーナル : f05:臨床医学 総論文数:9474 ONCOGENE 特定ジャーナル : f06:神経科学・行動学 ONCOGENE : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ONCOGENE : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ BRAIN RESEARCH : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ BRAIN RESEARCH : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 85 総論文数:14437 NEUROLOGY 特定ジャーナル : f06:神経科学・行動学 総論文数:13898 JOURNAL OF NEUROSCIENCE 特定ジャーナル : f06:神経科学・行動学 JOURNAL OF NEUROSCIENCE : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF NEUROSCIENCE : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ NEUROLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ NEUROLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 86 総論文数:6223 ANNALS OF NEUROLOGY 特定ジャーナル : f06:神経科学・行動学 総論文数:11066 NEUROSCIENCE 特定ジャーナル : f06:神経科学・行動学 NEUROSCIENCE : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ NEUROSCIENCE : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ANNALS OF NEUROLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ANNALS OF NEUROLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 87 総論文数:12940 JOURNAL OF NEUROCHEMISTRY 特定ジャーナル : f06:神経科学・行動学 総論文数:2786 BRAIN 特定ジャーナル : f06:神経科学・行動学 BRAIN : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ BRAIN : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 10 20 30 40 50 60 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF NEUROCHEMISTRY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF NEUROCHEMISTRY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 88 総論文数:1587 NEUROIMAGE 特定ジャーナル : f06:神経科学・行動学 総論文数:3831 NEURON 特定ジャーナル : f06:神経科学・行動学 NEURON : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ NEURON : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ NEUROIMAGE : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ NEUROIMAGE : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 10 20 30 40 50 60 70 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 89 総論文数:14436 JOURNAL OF PHARMACOLOGY AND EXPERIMENTAL THERAPEUTICS 特定ジャーナル : f06:神経科学・行動学 総論文数:1733 NEUROPSYCHOPHARMACOLOGY 特定ジャーナル : f07:薬学・毒性学 NEUROPSYCHOPHARMACOLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ NEUROPSYCHOPHARMACOLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF PHARMACOLOGY AND EXPERIMENTAL THERAPEUTICS : 論文の国別シェア (3年移動平 均) 0 2 4 6 8 10 12 14 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF PHARMACOLOGY AND EXPERIMENTAL THERAPEUTICS : トップ10%論文の国別シェア (3 年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 90 総論文数:3443 DRUGS 特定ジャーナル : f07:薬学・毒性学 総論文数:11508 BRITISH JOURNAL OF PHARMACOLOGY 特定ジャーナル : f07:薬学・毒性学 BRITISH JOURNAL OF PHARMACOLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 2 4 6 8 10 12 14 16 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ BRITISH JOURNAL OF PHARMACOLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 10 20 30 40 50 60 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ DRUGS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ DRUGS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 5 10 15 20 25 30 35 40 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 91 総論文数:3185 GENERAL PHARMACOLOGY 特定ジャーナル : f07:薬学・毒性学 総論文数:2665 TRENDS IN PHARMACOLOGICAL SCIENCES 特定ジャーナル : f07:薬学・毒性学 TRENDS IN PHARMACOLOGICAL SCIENCES : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ TRENDS IN PHARMACOLOGICAL SCIENCES : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ GENERAL PHARMACOLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ GENERAL PHARMACOLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 92 総論文数:13390 PLANT PHYSIOLOGY 特定ジャーナル : f07:薬学・毒性学 総論文数:5846 MOLECULAR PHARMACOLOGY 特定ジャーナル : f08:植物・動物学 MOLECULAR PHARMACOLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ MOLECULAR PHARMACOLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ PLANT PHYSIOLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ PLANT PHYSIOLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 93 総論文数:3431 VETERINARY PARASITOLOGY 特定ジャーナル : f08:植物・動物学 総論文数:2917 PLANT JOURNAL 特定ジャーナル : f08:植物・動物学 PLANT JOURNAL : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ PLANT JOURNAL : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ VETERINARY PARASITOLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ VETERINARY PARASITOLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 94 総論文数:2524 PLANT CELL 特定ジャーナル : f08:植物・動物学 総論文数:4616 PLANT MOLECULAR BIOLOGY 特定ジャーナル : f08:植物・動物学 PLANT MOLECULAR BIOLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ PLANT MOLECULAR BIOLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ PLANT CELL : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ PLANT CELL : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 95 総論文数:9094 JOURNAL OF ANIMAL SCIENCE 特定ジャーナル : f08:植物・動物学 総論文数:710 ANNALS OF THE MISSOURI BOTANICAL GARDEN 特定ジャーナル : f08:植物・動物学 ANNALS OF THE MISSOURI BOTANICAL GARDEN : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ANNALS OF THE MISSOURI BOTANICAL GARDEN : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 20 40 60 80 100 120 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF ANIMAL SCIENCE : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 0.5 1 1.5 2 2.5 3 3.5 4 4.5 5 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF ANIMAL SCIENCE : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 96 総論文数:13360 JOURNAL OF AGRICULTURAL AND FOOD CHEMISTRY 特定ジャーナル : f08:植物・動物学 総論文数:7946 AMERICAN JOURNAL OF VETERINARY RESEARCH 特定ジャーナル : f09:農業科学 AMERICAN JOURNAL OF VETERINARY RESEARCH : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 1 2 3 4 5 6 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ AMERICAN JOURNAL OF VETERINARY RESEARCH : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF AGRICULTURAL AND FOOD CHEMISTRY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF AGRICULTURAL AND FOOD CHEMISTRY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 97 総論文数:8384 JOURNAL OF DAIRY SCIENCE 特定ジャーナル : f09:農業科学 総論文数:7792 JOURNAL OF NUTRITION 特定ジャーナル : f09:農業科学 JOURNAL OF NUTRITION : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF NUTRITION : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF DAIRY SCIENCE : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 1 2 3 4 5 6 7 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF DAIRY SCIENCE : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 98 総論文数:3000 CEREAL CHEMISTRY 特定ジャーナル : f09:農業科学 総論文数:4730 JOURNAL OF THE SCIENCE OF FOOD AND AGRICULTURE 特定ジャーナル : f09:農業科学 JOURNAL OF THE SCIENCE OF FOOD AND AGRICULTURE : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 10 20 30 40 50 60 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 2 4 6 8 10 12 14 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF THE SCIENCE OF FOOD AND AGRICULTURE : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 10 20 30 40 50 60 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ CEREAL CHEMISTRY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ CEREAL CHEMISTRY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 99 総論文数:9935 ENVIRONMENTAL SCIENCE & TECHNOLOGY 特定ジャーナル : f09:農業科学 総論文数:8584 JOURNAL OF FOOD SCIENCE 特定ジャーナル : f10:環境/生態学 JOURNAL OF FOOD SCIENCE : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF FOOD SCIENCE : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ENVIRONMENTAL SCIENCE & TECHNOLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 1 2 3 4 5 6 7 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ENVIRONMENTAL SCIENCE & TECHNOLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 100 総論文数:7063 WATER RESEARCH 特定ジャーナル : f10:環境/生態学 総論文数:11684 WATER SCIENCE AND TECHNOLOGY 特定ジャーナル : f10:環境/生態学 WATER SCIENCE AND TECHNOLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ WATER SCIENCE AND TECHNOLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ WATER RESEARCH : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ WATER RESEARCH : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 101 総論文数:4704 ENVIRONMENTAL TOXICOLOGY AND CHEMISTRY 特定ジャーナル : f10:環境/生態学 総論文数:5680 ENVIRONMENTAL HEALTH PERSPECTIVES 特定ジャーナル : f10:環境/生態学 ENVIRONMENTAL HEALTH PERSPECTIVES : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ENVIRONMENTAL HEALTH PERSPECTIVES : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ENVIRONMENTAL TOXICOLOGY AND CHEMISTRY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ENVIRONMENTAL TOXICOLOGY AND CHEMISTRY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 20 40 60 80 100 120 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 102 総論文数:10314 JOURNAL OF GEOPHYSICAL RESEARCH-ATMOSPHERES 特定ジャーナル : f10:環境/生態学 総論文数:6878 SCIENCE OF THE TOTAL ENVIRONMENT 特定ジャーナル : f11:地球科学 SCIENCE OF THE TOTAL ENVIRONMENT : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ SCIENCE OF THE TOTAL ENVIRONMENT : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 10 20 30 40 50 60 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF GEOPHYSICAL RESEARCH-ATMOSPHERES : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF GEOPHYSICAL RESEARCH-ATMOSPHERES : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 103 総論文数:5857 JOURNAL OF GEOPHYSICAL RESEARCH-OCEANS 特定ジャーナル : f11:地球科学 総論文数:5288 JOURNAL OF GEOPHYSICAL RESEARCH-SOLID EARTH 特定ジャーナル : f11:地球科学 JOURNAL OF GEOPHYSICAL RESEARCH-SOLID EARTH : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF GEOPHYSICAL RESEARCH-SOLID EARTH : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF GEOPHYSICAL RESEARCH-OCEANS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF GEOPHYSICAL RESEARCH-OCEANS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 104 総論文数:2948 BIOMETRICS 特定ジャーナル : f11:地球科学 総論文数:5192 JOURNAL OF THE ATMOSPHERIC SCIENCES 特定ジャーナル : f12:数学 JOURNAL OF THE ATMOSPHERIC SCIENCES : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF THE ATMOSPHERIC SCIENCES : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ BIOMETRICS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ BIOMETRICS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 105 総論文数:1992 BIOMETRIKA 特定ジャーナル : f12:数学 総論文数:3223 JOURNAL OF THE AMERICAN STATISTICAL ASSOCIATION 特定ジャーナル : f12:数学 JOURNAL OF THE AMERICAN STATISTICAL ASSOCIATION : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF THE AMERICAN STATISTICAL ASSOCIATION : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ BIOMETRIKA : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ BIOMETRIKA : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 106 総論文数:300 JOURNAL OF THE ROYAL STATISTICAL SOCIETY SERIES B-STATISTICAL METHODOLOGY 特定ジャーナル : f12:数学 総論文数:896 ANNALS OF MATHEMATICS 特定ジャーナル : f12:数学 ANNALS OF MATHEMATICS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ANNALS OF MATHEMATICS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF THE ROYAL STATISTICAL SOCIETY SERIES B-STATISTICAL METHODOLOGY : 論文の国 別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF THE ROYAL STATISTICAL SOCIETY SERIES B-STATISTICAL METHODOLOGY : トップ10% 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 10 20 30 40 50 60 70 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 107 総論文数:334 ACTA MATHEMATICA 特定ジャーナル : f12:数学 総論文数:2272 COMMUNICATIONS ON PURE AND APPLIED MATHEMATICS 特定ジャーナル : f12:数学 COMMUNICATIONS ON PURE AND APPLIED MATHEMATICS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ COMMUNICATIONS ON PURE AND APPLIED MATHEMATICS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 20 40 60 80 100 120 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ACTA MATHEMATICA : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ACTA MATHEMATICA : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 108 総論文数:2120 INVENTIONES MATHEMATICAE 特定ジャーナル : f12:数学 総論文数:2810 MATHEMATISCHE ANNALEN 特定ジャーナル : f12:数学 MATHEMATISCHE ANNALEN : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ MATHEMATISCHE ANNALEN : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ INVENTIONES MATHEMATICAE : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ INVENTIONES MATHEMATICAE : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 109 総論文数:5446 IEEE TRANSACTIONS ON COMMUNICATIONS 特定ジャーナル : f12:数学 総論文数:745 BULLETIN OF THE AMERICAN MATHEMATICAL SOCIETY 特定ジャーナル : f13:計算機科学 BULLETIN OF THE AMERICAN MATHEMATICAL SOCIETY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ BULLETIN OF THE AMERICAN MATHEMATICAL SOCIETY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ IEEE TRANSACTIONS ON COMMUNICATIONS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ IEEE TRANSACTIONS ON COMMUNICATIONS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 110 総論文数:2057 IEEE COMMUNICATIONS MAGAZINE 特定ジャーナル : f13:計算機科学 総論文数:4091 COMMUNICATIONS OF THE ACM 特定ジャーナル : f13:計算機科学 COMMUNICATIONS OF THE ACM : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 1 2 3 4 5 6 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ COMMUNICATIONS OF THE ACM : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 20 40 60 80 100 120 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ IEEE COMMUNICATIONS MAGAZINE : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ IEEE COMMUNICATIONS MAGAZINE : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 111 総論文数:27560 ELECTRONICS LETTERS 特定ジャーナル : f13:計算機科学 総論文数:3442 IEEE TRANSACTIONS ON COMPUTERS 特定ジャーナル : f14:工学 IEEE TRANSACTIONS ON COMPUTERS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 1 2 3 4 5 6 7 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ IEEE TRANSACTIONS ON COMPUTERS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ELECTRONICS LETTERS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 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JOURNAL OF HEAT AND MASS TRANSFER : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ INTERNATIONAL JOURNAL OF HEAT AND MASS TRANSFER : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平 均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 113 総論文数:7989 IEEE TRANSACTIONS ON ELECTRON DEVICES 特定ジャーナル : f14:工学 総論文数:7222 IEEE TRANSACTIONS ON MICROWAVE THEORY AND TECHNIQUES 特定ジャーナル : f14:工学 IEEE TRANSACTIONS ON MICROWAVE THEORY AND TECHNIQUES : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ IEEE TRANSACTIONS ON MICROWAVE THEORY AND TECHNIQUES : トップ10%論文の国別シェア (3年移 動平均) 0 2 4 6 8 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日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ FUSION ENGINEERING AND DESIGN : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 10 20 30 40 50 60 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ IEEE TRANSACTIONS ON SIGNAL PROCESSING : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ IEEE TRANSACTIONS ON SIGNAL PROCESSING : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 115 総論文数:4343 IEEE TRANSACTIONS ON INSTRUMENTATION AND MEASUREMENT 特定ジャーナル : f14:工学 総論文数:6358 IEEE TRANSACTIONS ON AUTOMATIC CONTROL 特定ジャーナル : f14:工学 IEEE TRANSACTIONS ON AUTOMATIC CONTROL : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 1983 1984 1985 1986 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AMERICAN CHEMICAL SOCIETY 特定ジャーナル : f15:化学 JOURNAL OF THE AMERICAN CHEMICAL SOCIETY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF THE AMERICAN CHEMICAL SOCIETY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ LANGMUIR : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ LANGMUIR : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 117 総論文数:16988 ANALYTICAL CHEMISTRY 特定ジャーナル : f15:化学 総論文数:22201 SURFACE SCIENCE 特定ジャーナル : f15:化学 SURFACE SCIENCE : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ SURFACE SCIENCE : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ANALYTICAL CHEMISTRY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ANALYTICAL CHEMISTRY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 118 総論文数:13508 CHEMISTRY LETTERS 特定ジャーナル : f15:化学 総論文数:15726 JOURNAL OF THE ELECTROCHEMICAL SOCIETY 特定ジャーナル : f15:化学 JOURNAL OF THE ELECTROCHEMICAL SOCIETY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF THE ELECTROCHEMICAL SOCIETY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ CHEMISTRY LETTERS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 20 40 60 80 100 120 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 0.5 1 1.5 2 2.5 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ CHEMISTRY LETTERS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 20 40 60 80 100 120 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 1 2 3 4 5 6 7 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 119 総論文数:6322 CHEMISTRY OF MATERIALS 特定ジャーナル : f16:材料科学 総論文数:15994 JOURNAL OF MATERIALS SCIENCE 特定ジャーナル : f16:材料科学 JOURNAL OF MATERIALS SCIENCE : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF MATERIALS SCIENCE : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ CHEMISTRY OF MATERIALS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ CHEMISTRY OF MATERIALS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 120 総論文数:3604 ACTA MATERIALIA 特定ジャーナル : f16:材料科学 総論文数:10047 JOURNAL OF THE AMERICAN CERAMIC SOCIETY 特定ジャーナル : f16:材料科学 JOURNAL OF THE AMERICAN CERAMIC SOCIETY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF THE AMERICAN CERAMIC SOCIETY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ACTA MATERIALIA : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ACTA MATERIALIA : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 121 特定ジャーナル : f16:材料科学 総論文数:1842 JOURNAL OF THE CERAMIC SOCIETY OF JAPAN 特定ジャーナル : f16:材料科学 総論文数:2685 ADVANCED MATERIALS ADVANCED MATERIALS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ADVANCED MATERIALS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF THE CERAMIC SOCIETY OF JAPAN : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 20 40 60 80 100 120 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 1.2 1.4 1.6 1.8 2 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF THE CERAMIC SOCIETY OF JAPAN : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 20 40 60 80 100 120 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 1 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 122 総論文数:52125 JOURNAL OF APPLIED PHYSICS 特定ジャーナル : f17:物理学 総論文数:19540 PHYSICAL REVIEW B 特定ジャーナル : f17:物理学 PHYSICAL REVIEW B : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ PHYSICAL REVIEW B : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF APPLIED PHYSICS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF APPLIED PHYSICS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 123 総論文数:44031 APPLIED PHYSICS LETTERS 特定ジャーナル : f17:物理学 総論文数:47941 PHYSICAL REVIEW LETTERS 特定ジャーナル : f17:物理学 PHYSICAL REVIEW LETTERS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ PHYSICAL REVIEW LETTERS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ APPLIED PHYSICS LETTERS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ APPLIED PHYSICS LETTERS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 124 総論文数:4706 IEEE TRANSACTIONS ON APPLIED SUPERCONDUCTIVITY 特定ジャーナル : f17:物理学 総論文数:15269 PHYSICA B 特定ジャーナル : f17:物理学 PHYSICA B : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ PHYSICA B : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ IEEE TRANSACTIONS ON APPLIED SUPERCONDUCTIVITY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ IEEE TRANSACTIONS ON APPLIED SUPERCONDUCTIVITY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 10 20 30 40 50 60 70 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 125 総論文数:16495 JOURNAL OF PHYSICS-CONDENSED MATTER 特定ジャーナル : f17:物理学 総論文数:17425 SOLID STATE COMMUNICATIONS 特定ジャーナル : f17:物理学 SOLID STATE COMMUNICATIONS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ SOLID STATE COMMUNICATIONS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF PHYSICS-CONDENSED MATTER : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 2 4 6 8 10 12 14 16 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF PHYSICS-CONDENSED MATTER : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 5 10 15 20 25 30 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 126 総論文数:10075 JOURNAL OF ALLOYS AND COMPOUNDS 特定ジャーナル : f17:物理学 総論文数:19895 IEEE TRANSACTIONS ON MAGNETICS 特定ジャーナル : f17:物理学 IEEE TRANSACTIONS ON MAGNETICS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ IEEE TRANSACTIONS ON MAGNETICS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF ALLOYS AND COMPOUNDS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 2 4 6 8 10 12 14 16 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF ALLOYS AND COMPOUNDS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 20 40 60 80 100 120 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定ジャーナルにおける各国シェアの動向 127 総論文数:10018 JAPANESE JOURNAL OF APPLIED PHYSICS PART 2-LETTERS 特定ジャーナル : f17:物理学 総論文数:14234 JOURNAL OF THE PHYSICAL SOCIETY OF JAPAN 特定ジャーナル : f17:物理学 JOURNAL OF THE PHYSICAL SOCIETY OF JAPAN : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 0.5 1 1.5 2 2.5 3 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JOURNAL OF THE PHYSICAL SOCIETY OF JAPAN : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 20 40 60 80 100 120 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 1 2 3 4 5 6 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JAPANESE JOURNAL OF APPLIED PHYSICS PART 2-LETTERS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 20 40 60 80 100 120 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 1 2 3 4 5 6 7 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ JAPANESE JOURNAL OF APPLIED PHYSICS PART 2-LETTERS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平 均) 0 20 40 60 80 100 120 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 2 4 6 8 10 12 14 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 各国の論文産出における分野バランスの特徴(全論文) 128 全世界(1991-1995年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 全世界(1999-2003年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 アメリカ(1991-1995年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 アメリカ(1999-2003年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 全世界(1983-1987年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 アメリカ(1983-1987年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 各国の論文産出における分野バランスの特徴(全論文) 129 日本(1991-1995年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 日本(1999-2003年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 イギリス(1991-1995年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 イギリス(1999-2003年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 日本(1983-1987年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 イギリス(1983-1987年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 各国の論文産出における分野バランスの特徴(全論文) 130 ドイツ(1991-1995年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 ドイツ(1999-2003年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 フランス(1991-1995年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 フランス(1999-2003年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 ドイツ(1983-1987年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 フランス(1983-1987年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 各国の論文産出における分野バランスの特徴(全論文) 131 中国(1991-1995年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 中国(1999-2003年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 中国(1983-1987年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 韓国(1983-1987年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 韓国(1991-1995年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 韓国(1999-2003年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 各国の1980 年代における論文数を基とした論文数の変化(全論文) 132 全世界(1991-1995年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 全世界(1999-2003年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 アメリカ(1991-1995年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 アメリカ(1999-2003年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 全世界(1983-1987年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 アメリカ(1983-1987年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 各国の1980 年代における論文数を基とした論文数の変化(全論文) 133 日本(1991-1995年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 日本(1999-2003年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 イギリス(1991-1995年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 イギリス(1999-2003年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 日本(1983-1987年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 イギリス(1983-1987年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 各国の1980 年代における論文数を基とした論文数の変化(全論文) 134 ドイツ(1991-1995年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 ドイツ(1999-2003年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 フランス(1991-1995年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 フランス(1999-2003年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 ドイツ(1983-1987年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 フランス(1983-1987年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 各国の1980 年代における論文数を基とした論文数の変化(全論文) 135 中国(1991-1995年) 0 10 20 30 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 中国(1999-2003年) 0 10 20 30 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 中国(1983-1987年) 0 10 20 30 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 韓国(1983-1987年) 0 10 20 30 40 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 韓国(1991-1995年) 0 10 20 30 40 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 韓国(1999-2003年) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 各国の1980 年代における論文数を基とした論文数の変化(TOP10%論文) 136 全世界(1991-1995年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 全世界(1999-2003年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 アメリカ(1991-1995年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 アメリカ(1999-2003年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 全世界(1983-1987年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 アメリカ(1983-1987年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 各国の1980 年代における論文数を基とした論文数の変化(TOP10%論文) 137 日本(1991-1995年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 日本(1999-2003年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 イギリス(1991-1995年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 イギリス(1999-2003年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 日本(1983-1987年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 イギリス(1983-1987年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 各国の1980 年代における論文数を基とした論文数の変化(TOP10%論文) 138 ドイツ(1991-1995年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 ドイツ(1999-2003年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 フランス(1991-1995年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 フランス(1999-2003年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 ドイツ(1983-1987年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 フランス(1983-1987年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 各国の1980 年代における論文数を基とした論文数の変化(TOP10%論文) 139 中国(1991-1995年) 0 10 20 30 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 中国(1999-2003年) 0 10 20 30 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 中国(1983-1987年) 0 10 20 30 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 韓国(1983-1987年) 0 20 40 60 80 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 韓国(1991-1995年) 0 20 40 60 80 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 韓国(1999-2003年) 0 20 40 60 80 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 各国における17 分野のポジション 140 アメリカ-1999-2003年 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 15 14 16 17 15% 35% 55% 75% 15% 35% 55% 75% 全論文シェア TOP10%論文シェア 0 全分野 1 生物学・生化学 2 免疫学 3 微生物学 4 分子生物学・遺伝学 5 臨床医学 6 神経科学・行動学 7 薬学・毒性学 8 植物・動物学 9 農業科学 10 環境/生態学 11 地球科学 12 数学 13 計算機科学 14 工学 15 化学 16 材料科学 17 物理学 アメリカ-1983-1987年 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 15% 35% 55% 75% 15% 35% 55% 75% 全論文シェア TOP10%論文シェア 0 全分野 1 生物学・生化学 2 免疫学 3 微生物学 4 分子生物学・遺伝学 5 臨床医学 6 神経科学・行動学 7 薬学・毒性学 8 植物・動物学 9 農業科学 10 環境/生態学 11 地球科学 12 数学 13 計算機科学 14 工学 15 化学 16 材料科学 17 物理学 各国における17 分野のポジション 141 日本-1999-2003年 2 0 1 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 0% 5% 10% 15% 20% 0% 5% 10% 15% 20% 全論文シェア TOP10%論文シェア 0 全分野 1 生物学・生化学 2 免疫学 3 微生物学 4 分子生物学・遺伝学 5 臨床医学 6 神経科学・行動学 7 薬学・毒性学 8 植物・動物学 9 農業科学 10 環境/生態学 11 地球科学 12 数学 13 計算機科学 14 工学 15 化学 16 材料科学 17 物理学 日本-1983-1987年 0 1 2 3 5 6 4 7 8 9 1011 12 13 14 1615 17 0% 5% 10% 15% 20% 0% 5% 10% 15% 20% 全論文シェア TOP10%論文シェア 0 全分野 1 生物学・生化学 2 免疫学 3 微生物学 4 分子生物学・遺伝学 5 臨床医学 6 神経科学・行動学 7 薬学・毒性学 8 植物・動物学 9 農業科学 10 環境/生態学 11 地球科学 12 数学 13 計算機科学 14 工学 15 化学 16 材料科学 17 物理学 各国における17 分野のポジション 142 イギリス-1999-2003年 01 2 3 4 5 7 6 8 9 10 11 1312 15 14 16 17 0% 5% 10% 15% 20% 0% 5% 10% 15% 20% 全論文シェア TOP10%論文シェア 0 全分野 1 生物学・生化学 2 免疫学 3 微生物学 4 分子生物学・遺伝学 5 臨床医学 6 神経科学・行動学 7 薬学・毒性学 8 植物・動物学 9 農業科学 10 環境/生態学 11 地球科学 12 数学 13 計算機科学 14 工学 15 化学 16 材料科学 17 物理学 イギリス-1983-1987年 0 1 2 64 3 5 7 9 8 10 11 12 13 14 15 16 17 0% 5% 10% 15% 20% 0% 5% 10% 15% 20% 全論文シェア TOP10%論文シェア 0 全分野 1 生物学・生化学 2 免疫学 3 微生物学 4 分子生物学・遺伝学 5 臨床医学 6 神経科学・行動学 7 薬学・毒性学 8 植物・動物学 9 農業科学 10 環境/生態学 11 地球科学 12 数学 13 計算機科学 14 工学 15 化学 16 材料科学 17 物理学 各国における17 分野のポジション 143 ドイツ-1999-2003年 0 1 2 4 3 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 0% 5% 10% 15% 20% 0% 5% 10% 15% 20% 全論文シェア TOP10%論文シェア 0 全分野 1 生物学・生化学 2 免疫学 3 微生物学 4 分子生物学・遺伝学 5 臨床医学 6 神経科学・行動学 7 薬学・毒性学 8 植物・動物学 9 農業科学 10 環境/生態学 11 地球科学 12 数学 13 計算機科学 14 工学 15 化学 16 材料科学 17 物理学 ドイツ-1983-1987年 01 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 0% 5% 10% 15% 20% 0% 5% 10% 15% 20% 全論文シェア TOP10%論文シェア 0 全分野 1 生物学・生化学 2 免疫学 3 微生物学 4 分子生物学・遺伝学 5 臨床医学 6 神経科学・行動学 7 薬学・毒性学 8 植物・動物学 9 農業科学 10 環境/生態学 11 地球科学 12 数学 13 計算機科学 14 工学 15 化学 16 材料科学 17 物理学 各国における17 分野のポジション 144 フランス-1999-2003年 0 1 2 3 4 57 6 89 10 11 12 13 14 15 16 17 0% 5% 10% 15% 20% 0% 5% 10% 15% 20% 全論文シェア TOP10%論文シェア 0 全分野 1 生物学・生化学 2 免疫学 3 微生物学 4 分子生物学・遺伝学 5 臨床医学 6 神経科学・行動学 7 薬学・毒性学 8 植物・動物学 9 農業科学 10 環境/生態学 11 地球科学 12 数学 13 計算機科学 14 工学 15 化学 16 材料科学 17 物理学 フランス-1983-1987年 0 1 2 3 4 5 6 7 9 8 10 11 12 13 14 16 15 17 0% 5% 10% 15% 20% 0% 5% 10% 15% 20% 全論文シェア TOP10%論文シェア 0 全分野 1 生物学・生化学 2 免疫学 3 微生物学 4 分子生物学・遺伝学 5 臨床医学 6 神経科学・行動学 7 薬学・毒性学 8 植物・動物学 9 農業科学 10 環境/生態学 11 地球科学 12 数学 13 計算機科学 14 工学 15 化学 16 材料科学 17 物理学 各国における17 分野のポジション 145 中国-1999-2003年 0 1 2 3 4 5 6 9 8 10 7 11 12 13 14 15 16 17 0% 2% 4% 6% 8% 10% 0% 2% 4% 6% 8% 10% 全論文シェア TOP10%論文シェア 0 全分野 1 生物学・生化学 2 免疫学 3 微生物学 4 分子生物学・遺伝学 5 臨床医学 6 神経科学・行動学 7 薬学・毒性学 8 植物・動物学 9 農業科学 10 環境/生態学 11 地球科学 12 数学 13 計算機科学 14 工学 15 化学 16 材料科学 17 物理学 中国-1983-1987年 0 1246935108 7 12 11 13 14 1516 17 0% 2% 4% 6% 8% 10% 0% 2% 4% 6% 8% 10% 全論文シェア TOP10%論文シェア 0 全分野 1 生物学・生化学 2 免疫学 3 微生物学 4 分子生物学・遺伝学 5 臨床医学 6 神経科学・行動学 7 薬学・毒性学 8 植物・動物学 9 農業科学 10 環境/生態学 11 地球科学 12 数学 13 計算機科学 14 工学 15 化学 16 材料科学 17 物理学 各国における17 分野のポジション 146 韓国-1999-2003年 0 1 2 3 4 5 6 8 9 7 10 11 12 14 13 15 16 17 0% 1% 2% 3% 4% 5% 6% 0% 1% 2% 3% 4% 5% 6% 全論文シェア TOP10%論文シェア 0 全分野 1 生物学・生化学 2 免疫学 3 微生物学 4 分子生物学・遺伝学 5 臨床医学 6 神経科学・行動学 7 薬学・毒性学 8 植物・動物学 9 農業科学 10 環境/生態学 11 地球科学 12 数学 13 計算機科学 14 工学 15 化学 16 材料科学 17 物理学 韓国-1983-1987年 1612458113011790231145 16 17 0% 1% 2% 3% 4% 5% 6% 0% 1% 2% 3% 4% 5% 6% 全論文シェア TOP10%論文シェア 0 全分野 1 生物学・生化学 2 免疫学 3 微生物学 4 分子生物学・遺伝学 5 臨床医学 6 神経科学・行動学 7 薬学・毒性学 8 植物・動物学 9 農業科学 10 環境/生態学 11 地球科学 12 数学 13 計算機科学 14 工学 15 化学 16 材料科学 17 物理学 各分野における日・米・英・独・仏のポジション 147 15% 30% 45% 60% 75% 15% 30% 45% 60% 75% 20% 15% 10% 5% 0% 0% 5% 10% 15% 20% 全論文シェア(アメリカ以外) 全論文シェア(アメリカ) Top10%論文シェア(アメリカ以外) Top10%論文シェア(アメリカ) 15% 30% 45% 60% 75% 15% 30% 45% 60% 75% 20% 15% 10% 5% 0% 0% 5% 10% 15% 20% 全論文シェア(アメリカ以外) 全論文シェア(アメリカ) Top10%論文シェア(アメリカ以外) Top10%論文シェア(アメリカ) <生物学・生化学> 1983-87 日本 1991-95 1999-2003 ドイツ フランス イギリス アメリカ 1983-87 日本 1991-95 1999-2003 ドイツ フランス イギリス アメリカ <免疫学> 各分野における日・米・英・独・仏のポジション 148 15% 30% 45% 60% 75% 15% 30% 45% 60% 75% 20% 15% 10% 5% 0% 0% 5% 10% 15% 20% 全論文シェア(アメリカ以外) 全論文シェア(アメリカ) Top10%論文シェア(アメリカ以外) Top10%論文シェア(アメリカ) <微生物学> 1983-87 日本 1991-95 1999-2003 ドイツ フランス イギリス アメリカ 15% 30% 45% 60% 75% 15% 30% 45% 60% 75% 20% 15% 10% 5% 0% 0% 5% 10% 15% 20% 全論文シェア(アメリカ以外) 全論文シェア(アメリカ) Top10%論文シェア(アメリカ以外) Top10%論文シェア(アメリカ) <分子生物学・遺伝学> 1983-87 日本 1991-95 1999-2003 ドイツ フランス イギリス アメリカ 各分野における日・米・英・独・仏のポジション 149 15% 30% 45% 60% 75% 15% 30% 45% 60% 75% 20% 15% 10% 5% 0% 0% 5% 10% 15% 20% 全論文シェア(アメリカ以外) 全論文シェア(アメリカ) Top10%論文シェア(アメリカ以外) Top10%論文シェア(アメリカ) <臨床医学> 1983-87 日本 1991-95 1999-2003 ドイツ フランス イギリス アメリカ 15% 30% 45% 60% 75% 15% 30% 45% 60% 75% 20% 15% 10% 5% 0% 0% 5% 10% 15% 20% 全論文シェア(アメリカ以外) 全論文シェア(アメリカ) Top10%論文シェア(アメリカ以外) Top10%論文シェア(アメリカ) <神経科学・行動学> 1983-87 日本 1991-95 1999-2003 ドイツ フランス イギリス アメリカ 各分野における日・米・英・独・仏のポジション 150 15% 30% 45% 60% 75% 15% 30% 45% 60% 75% 20% 15% 10% 5% 0% 0% 5% 10% 15% 20% 全論文シェア(アメリカ以外) 全論文シェア(アメリカ) Top10%論文シェア(アメリカ以外) Top10%論文シェア(アメリカ) <薬理学・毒性学> 1983-87 日本 1991-95 ドイツ1999-2003 フランス イギリス アメリカ 15% 30% 45% 60% 75% 15% 30% 45% 60% 75% 20% 15% 10% 5% 0% 0% 5% 10% 15% 20% 全論文シェア(アメリカ以外) 全論文シェア(アメリカ) Top10%論文シェア(アメリカ以外) Top10%論文シェア(アメリカ) <植物・動物学> 1983-87 日本 1991-95 1999-2003 ドイツ フランス イギリス アメリカ 各分野における日・米・英・独・仏のポジション 151 15% 30% 45% 60% 75% 15% 30% 45% 60% 75% 20% 15% 10% 5% 0% 0% 5% 10% 15% 20% 全論文シェア(アメリカ以外) 全論文シェア(アメリカ) Top10%論文シェア(アメリカ以外) Top10%論文シェア(アメリカ) <農業科学> 1983-87 日本 1991-95 1999-2003 ドイツ フランス アメリカイギリス 15% 30% 45% 60% 75% 15% 30% 45% 60% 75% 20% 15% 10% 5% 0% 0% 5% 10% 15% 20% 全論文シェア(アメリカ以外) 全論文シェア(アメリカ) Top10%論文シェア(アメリカ以外) Top10%論文シェア(アメリカ) 1983-87 日本 1991-95 1999-2003 ドイツ フランス イギリス アメリカ <環境・生態学> 各分野における日・米・英・独・仏のポジション 152 15% 30% 45% 60% 75% 15% 30% 45% 60% 75% 20% 15% 10% 5% 0% 0% 5% 10% 15% 20% 全論文シェア(アメリカ以外) 全論文シェア(アメリカ) Top10%論文シェア(アメリカ以外) Top10%論文シェア(アメリカ) 1983-87 日本 1991-95 1999-2003 ドイツ フランス イギリス アメリカ <地球科学> 15% 30% 45% 60% 75% 15% 30% 45% 60% 75% 20% 15% 10% 5% 0% 0% 5% 10% 15% 20% 全論文シェア(アメリカ以外) 全論文シェア(アメリカ) Top10%論文シェア(アメリカ以外) Top10%論文シェア(アメリカ) 1983-87 日本 1991-95 1999-2003 ドイツ イギリス アメリカ <数学> フランス 各分野における日・米・英・独・仏のポジション 153 15% 30% 45% 60% 75% 15% 30% 45% 60% 75% 20% 15% 10% 5% 0% 0% 5% 10% 15% 20% 全論文シェア(アメリカ以外) 全論文シェア(アメリカ) Top10%論文シェア(アメリカ以外) Top10%論文シェア(アメリカ) 1983-87 日本 1991-95 1999-2003 ドイツ イギリス アメリカ <計算機科学> 15% 30% 45% 60% 75% 15% 30% 45% 60% 75% 20% 15% 10% 5% 0% 0% 5% 10% 15% 20% 全論文シェア(アメリカ以外) 全論文シェア(アメリカ) Top10%論文シェア(アメリカ以外) Top10%論文シェア(アメリカ) <工学> 1983-87 日本 1991-95 1999-2003 ドイツ イギリス アメリカ フランス 各分野における日・米・英・独・仏のポジション 154 15% 30% 45% 60% 75% 15% 30% 45% 60% 75% 20% 15% 10% 5% 0% 0% 5% 10% 15% 20% 全論文シェア(アメリカ以外) 全論文シェア(アメリカ) Top10%論文シェア(アメリカ以外) Top10%論文シェア(アメリカ) <化学> 1983-87 日本 1991-95 1999-2003 ドイツ イギリス アメリカ フランス 15% 30% 45% 60% 75% 15% 30% 45% 60% 75% 20% 15% 10% 5% 0% 0% 5% 10% 15% 20% 全論文シェア(アメリカ以外) 全論文シェア(アメリカ) Top10%論文シェア(アメリカ以外) Top10%論文シェア(アメリカ) <材料科学> 1983-87 日本 1991-95 1999-2003 ドイツ イギリス アメリカ フランス 各分野における日・米・英・独・仏のポジション 155 15% 30% 45% 60% 75% 15% 30% 45% 60% 75% 20% 15% 10% 5% 0% 0% 5% 10% 15% 20% 全論文シェア(アメリカ以外) 全論文シェア(アメリカ) Top10%論文シェア(アメリカ以外) Top10%論文シェア(アメリカ) <物理学> 1983-87 日本 1991-95 1999-2003 ドイツ イギリス アメリカ フランス レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 156 f00:全分野 : レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f00:全分野 : トップ10%レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 157 f01:生物学・生化学 : レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f01:生物学・生化学 : トップ10%レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 158 f02:免疫学 : レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f02:免疫学 : トップ10%レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 18.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 159 f03:微生物学 : レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f03:微生物学 : トップ10%レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 160 f04:分子生物学・遺伝学 : レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f04:分子生物学・遺伝学 : トップ10%レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 161 f05:臨床医学 : レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 18.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f05:臨床医学 : トップ10%レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 162 f06:神経科学・行動学 : レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f06:神経科学・行動学 : トップ10%レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 163 f07:薬学・毒性学 : レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 18.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f07:薬学・毒性学 : トップ10%レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 18.0 20.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 164 f08:植物・動物学 : レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 18.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f08:植物・動物学 : トップ10%レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 165 f09:農業科学 : レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 18.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f09:農業科学 : トップ10%レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 166 f10:環境/生態学 : レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f10:環境/生態学 : トップ10%レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 167 f11:地球科学 : レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 18.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f11:地球科学 : トップ10%レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 168 f12:数学 : レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f12:数学 : トップ10%レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 169 f13:計算機科学 : レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f13:計算機科学 : トップ10%レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 100.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 170 f14:工学 : レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 18.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f14:工学 : トップ10%レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 171 f15:化学 : レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f15:化学 : トップ10%レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 172 f16:材料科学 : レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 18.0 20.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 50.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f16:材料科学 : トップ10%レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 18.0 20.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 173 f17:物理学 : レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 18.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f17:物理学 : トップ10%レビュー論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 50.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 174 f00:全分野 : レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f00:全分野 : トップ10%レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 175 f01:生物学・生化学 : レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 9.0 10.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f01:生物学・生化学 : トップ10%レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 176 f02:免疫学 : レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f02:免疫学 : トップ10%レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 177 f03:微生物学 : レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f03:微生物学 : トップ10%レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 178 f04:分子生物学・遺伝学 : レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f04:分子生物学・遺伝学 : トップ10%レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 179 f05:臨床医学 : レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f05:臨床医学 : トップ10%レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 180 f06:神経科学・行動学 : レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f06:神経科学・行動学 : トップ10%レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 181 f07:薬学・毒性学 : レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f07:薬学・毒性学 : トップ10%レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 182 f08:植物・動物学 : レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 50.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f08:植物・動物学 : トップ10%レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 50.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 183 f09:農業科学 : レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f09:農業科学 : トップ10%レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 18.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 184 f10:環境/生態学 : レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f10:環境/生態学 : トップ10%レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 185 f11:地球科学 : レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f11:地球科学 : トップ10%レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 186 f12:数学 : レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 18.0 20.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f12:数学 : トップ10%レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 187 f13:計算機科学 : レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f13:計算機科学 : トップ10%レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 18.0 20.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 188 f14:工学 : レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f14:工学 : トップ10%レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 18.0 20.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 189 f15:化学 : レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f15:化学 : トップ10%レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 50.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 190 f16:材料科学 : レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f16:材料科学 : トップ10%レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 18.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ レビュー論文が引用する論文における分野別の各国シェア 191 f17:物理学 : レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ f17:物理学 : トップ10%レビュー論文が引用する論文の国別シェア (3年移動平均) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定レビュージャーナルにおける各国シェア 192 総論文数:639 ENDOCRINE REVIEWS レビュージャーナル : f01:生物学・生化学 総論文数:643 ANNUAL REVIEW OF BIOCHEMISTRY レビュージャーナル : f01:生物学・生化学 ANNUAL REVIEW OF BIOCHEMISTRY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ANNUAL REVIEW OF BIOCHEMISTRY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ENDOCRINE REVIEWS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ENDOCRINE REVIEWS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定レビュージャーナルにおける各国シェア 193 総論文数:303 ADVANCES IN IMMUNOLOGY レビュージャーナル : f01:生物学・生化学 総論文数:612 PHYSIOLOGICAL REVIEWS レビュージャーナル : f02:免疫学 PHYSIOLOGICAL REVIEWS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ PHYSIOLOGICAL REVIEWS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ADVANCES IN IMMUNOLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 20 40 60 80 100 120 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ADVANCES IN IMMUNOLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 20 40 60 80 100 120 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定レビュージャーナルにおける各国シェア 194 総論文数:1453 CURRENT OPINION IN IMMUNOLOGY レビュージャーナル : f02:免疫学 総論文数:537 ANNUAL REVIEW OF IMMUNOLOGY レビュージャーナル : f02:免疫学 ANNUAL REVIEW OF IMMUNOLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ANNUAL REVIEW OF IMMUNOLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ CURRENT OPINION IN IMMUNOLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ CURRENT OPINION IN IMMUNOLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定レビュージャーナルにおける各国シェア 195 総論文数:272 CLINICAL MICROBIOLOGY REVIEWS レビュージャーナル : f03:微生物学 総論文数:560 ANNUAL REVIEW OF MICROBIOLOGY レビュージャーナル : f03:微生物学 ANNUAL REVIEW OF MICROBIOLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ANNUAL REVIEW OF MICROBIOLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ CLINICAL MICROBIOLOGY REVIEWS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ CLINICAL MICROBIOLOGY REVIEWS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定レビュージャーナルにおける各国シェア 196 総論文数:203 ANNUAL REVIEW OF CELL AND DEVELOPMENTAL BIOLOGY レビュージャーナル : f03:微生物学 総論文数:214 MICROBIOLOGY AND MOLECULAR BIOLOGY REVIEWS レビュージャーナル : f04:分子生物学・遺伝学 MICROBIOLOGY AND MOLECULAR BIOLOGY REVIEWS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ MICROBIOLOGY AND MOLECULAR BIOLOGY REVIEWS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ANNUAL REVIEW OF CELL AND DEVELOPMENTAL BIOLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ANNUAL REVIEW OF CELL AND DEVELOPMENTAL BIOLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平 均) 0 2 4 6 8 10 12 14 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定レビュージャーナルにおける各国シェア 197 総論文数:252 NATURE REVIEWS GENETICS レビュージャーナル : f04:分子生物学・遺伝学 総論文数:454 ANNUAL REVIEW OF GENETICS レビュージャーナル : f04:分子生物学・遺伝学 ANNUAL REVIEW OF GENETICS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ANNUAL REVIEW OF GENETICS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ NATURE REVIEWS GENETICS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ NATURE REVIEWS GENETICS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 20 40 60 80 100 120 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定レビュージャーナルにおける各国シェア 198 総論文数:364 ADVANCES IN CANCER RESEARCH レビュージャーナル : f04:分子生物学・遺伝学 総論文数:271 NATURE REVIEWS MOLECULAR CELL BIOLOGY レビュージャーナル : f05:臨床医学 NATURE REVIEWS MOLECULAR CELL BIOLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ NATURE REVIEWS MOLECULAR CELL BIOLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ADVANCES IN CANCER RESEARCH : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ADVANCES IN CANCER RESEARCH : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定レビュージャーナルにおける各国シェア 199 総論文数:188 BIOCHIMICA ET BIOPHYSICA ACTA-REVIEWS ON CANCER レビュージャーナル : f05:臨床医学 総論文数:865 ANNUAL REVIEW OF MEDICINE レビュージャーナル : f05:臨床医学 ANNUAL REVIEW OF MEDICINE : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 1 2 3 4 5 6 7 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ANNUAL REVIEW OF MEDICINE : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 1 2 3 4 5 6 7 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 20 40 60 80 100 120 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ BIOCHIMICA ET BIOPHYSICA ACTA-REVIEWS ON CANCER : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ BIOCHIMICA ET BIOPHYSICA ACTA-REVIEWS ON CANCER : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定レビュージャーナルにおける各国シェア 200 総論文数:254 NATURE REVIEWS NEUROSCIENCE レビュージャーナル : f06:神経科学・行動学 総論文数:461 ANNUAL REVIEW OF NEUROSCIENCE レビュージャーナル : f06:神経科学・行動学 ANNUAL REVIEW OF NEUROSCIENCE : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ANNUAL REVIEW OF NEUROSCIENCE : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ NATURE REVIEWS NEUROSCIENCE : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ NATURE REVIEWS NEUROSCIENCE : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定レビュージャーナルにおける各国シェア 201 総論文数:930 PROGRESS IN NEUROBIOLOGY レビュージャーナル : f06:神経科学・行動学 総論文数:2544 PROGRESS IN BRAIN RESEARCH レビュージャーナル : f06:神経科学・行動学 PROGRESS IN BRAIN RESEARCH : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ PROGRESS IN BRAIN RESEARCH : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 10 20 30 40 50 60 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ PROGRESS IN NEUROBIOLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ PROGRESS IN NEUROBIOLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定レビュージャーナルにおける各国シェア 202 総論文数:346 PHARMACOLOGICAL REVIEWS レビュージャーナル : f07:薬学・毒性学 総論文数:516 ANNUAL REVIEW OF PHARMACOLOGY AND TOXICOLOGY レビュージャーナル : f07:薬学・毒性学 ANNUAL REVIEW OF PHARMACOLOGY AND TOXICOLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ANNUAL REVIEW OF PHARMACOLOGY AND TOXICOLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ PHARMACOLOGICAL REVIEWS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ PHARMACOLOGICAL REVIEWS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定レビュージャーナルにおける各国シェア 203 総論文数:50 ANNUAL REVIEW OF PLANT BIOLOGY レビュージャーナル : f08:植物・動物学 総論文数:514 ANNUAL REVIEW OF ENTOMOLOGY レビュージャーナル : f08:植物・動物学 ANNUAL REVIEW OF ENTOMOLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ANNUAL REVIEW OF ENTOMOLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ANNUAL REVIEW OF PLANT BIOLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ANNUAL REVIEW OF PLANT BIOLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 5 10 15 20 25 30 35 40 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定レビュージャーナルにおける各国シェア 204 総論文数:413 TRENDS IN PLANT SCIENCE レビュージャーナル : f08:植物・動物学 総論文数:228 CURRENT OPINION IN PLANT BIOLOGY レビュージャーナル : f08:植物・動物学 CURRENT OPINION IN PLANT BIOLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ CURRENT OPINION IN PLANT BIOLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ TRENDS IN PLANT SCIENCE : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ TRENDS IN PLANT SCIENCE : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定レビュージャーナルにおける各国シェア 205 総論文数:254 FOOD REVIEWS INTERNATIONAL レビュージャーナル : f09:農業科学 総論文数:278 ADVANCES IN AGRONOMY レビュージャーナル : f09:農業科学 ADVANCES IN AGRONOMY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ADVANCES IN AGRONOMY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ FOOD REVIEWS INTERNATIONAL : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ FOOD REVIEWS INTERNATIONAL : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定レビュージャーナルにおける各国シェア 206 総論文数:453 ANNUAL REVIEW OF ECOLOGY AND SYSTEMATICS レビュージャーナル : f09:農業科学 総論文数:99 NUTRITION RESEARCH REVIEWS レビュージャーナル : f10:環境/生態学 NUTRITION RESEARCH REVIEWS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 10 20 30 40 50 60 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ NUTRITION RESEARCH REVIEWS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ANNUAL REVIEW OF ECOLOGY AND SYSTEMATICS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ANNUAL REVIEW OF ECOLOGY AND SYSTEMATICS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定レビュージャーナルにおける各国シェア 207 総論文数:363 ANNUAL REVIEW OF EARTH AND PLANETARY SCIENCES レビュージャーナル : f10:環境/生態学 総論文数:120 CRITICAL REVIEWS IN ENVIRONMENTAL SCIENCE AND TECHNOLOGY レビュージャーナル : f11:地球科学 CRITICAL REVIEWS IN ENVIRONMENTAL SCIENCE AND TECHNOLOGY : 論文の国別シェア (3年移動平 均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ CRITICAL REVIEWS IN ENVIRONMENTAL SCIENCE AND TECHNOLOGY : トップ10%論文の国別シェア (3 年移動平均) 0 20 40 60 80 100 120 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 20 40 60 80 100 120 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ANNUAL REVIEW OF EARTH AND PLANETARY SCIENCES : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ANNUAL REVIEW OF EARTH AND PLANETARY SCIENCES : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定レビュージャーナルにおける各国シェア 208 総論文数:194 REVIEWS IN MINERALOGY & GEOCHEMISTRY レビュージャーナル : f11:地球科学 総論文数:230 ORE GEOLOGY REVIEWS レビュージャーナル : f11:地球科学 ORE GEOLOGY REVIEWS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ORE GEOLOGY REVIEWS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 20 40 60 80 100 120 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ REVIEWS IN MINERALOGY & GEOCHEMISTRY : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ REVIEWS IN MINERALOGY & GEOCHEMISTRY : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定レビュージャーナルにおける各国シェア 209 総論文数:327 MASS SPECTROMETRY REVIEWS レビュージャーナル : f14:工学 総論文数:373 ANNUAL REVIEW OF FLUID MECHANICS レビュージャーナル : f14:工学 ANNUAL REVIEW OF FLUID MECHANICS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ANNUAL REVIEW OF FLUID MECHANICS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ MASS SPECTROMETRY REVIEWS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ MASS SPECTROMETRY REVIEWS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定レビュージャーナルにおける各国シェア 210 総論文数:1760 CHEMICAL REVIEWS レビュージャーナル : f15:化学 総論文数:1713 ACCOUNTS OF CHEMICAL RESEARCH レビュージャーナル : f15:化学 ACCOUNTS OF CHEMICAL RESEARCH : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ACCOUNTS OF CHEMICAL RESEARCH : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ CHEMICAL REVIEWS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ CHEMICAL REVIEWS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定レビュージャーナルにおける各国シェア 211 総論文数:143 MATERIALS SCIENCE & ENGINEERING R-REPORTS レビュージャーナル : f16:材料科学 総論文数:54 ANNUAL REVIEW OF MATERIALS RESEARCH レビュージャーナル : f16:材料科学 ANNUAL REVIEW OF MATERIALS RESEARCH : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ANNUAL REVIEW OF MATERIALS RESEARCH : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ MATERIALS SCIENCE & ENGINEERING R-REPORTS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ MATERIALS SCIENCE & ENGINEERING R-REPORTS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 ア メ リ カ 以 外 0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定レビュージャーナルにおける各国シェア 212 総論文数:218 ADVANCES IN PHYSICS レビュージャーナル : f16:材料科学 総論文数:133 PROGRESS IN MATERIALS SCIENCE レビュージャーナル : f17:物理学 PROGRESS IN MATERIALS SCIENCE : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ PROGRESS IN MATERIALS SCIENCE : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ADVANCES IN PHYSICS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ ADVANCES IN PHYSICS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 10 20 30 40 50 60 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 特定レビュージャーナルにおける各国シェア 213 レビュージャーナル : f17:物理学 総論文数:674 REVIEWS OF MODERN PHYSICS REVIEWS OF MODERN PHYSICS : 論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ REVIEWS OF MODERN PHYSICS : トップ10%論文の国別シェア (3年移動平均) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 アメリカ以外 0 10 20 30 40 50 60 70 80 アメリカ 日本イギリスドイツフランス中国韓国アメリカ 各国のレビュー論文産出における分野別バランスの特徴 214 全世界(1991-1995年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 全世界(1999-2003年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 アメリカ(1991-1995年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 アメリカ(1999-2003年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 全世界(1983-1987年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 アメリカ(1983-1987年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 各国のレビュー論文産出における分野別バランスの特徴 215 日本(1991-1995年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 日本(1999-2003年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 イギリス(1991-1995年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 イギリス(1999-2003年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 日本(1983-1987年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 イギリス(1983-1987年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 各国のレビュー論文産出における分野別バランスの特徴 216 ドイツ(1991-1995年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 ドイツ(1999-2003年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 フランス(1991-1995年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 フランス(1999-2003年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 ドイツ(1983-1987年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 フランス(1983-1987年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 各国のレビュー論文産出における分野別バランスの特徴 217 中国(1991-1995年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 中国(1999-2003年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 中国(1983-1987年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 韓国(1983-1987年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 韓国(1991-1995年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 韓国(1999-2003年) 0 1 2 3 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学 &地球 臨床医学 基礎生物学 各国の1980 年代におけるレビュー論分数を基としたレビュー論分数の変化 218 全世界(1991-1995年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 全世界(1999-2003年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 アメリカ(1991-1995年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 アメリカ(1999-2003年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 全世界(1983-1987年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 アメリカ(1983-1987年) 0 1 2 3 4 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 各国の1980 年代におけるレビュー論分数を基としたレビュー論分数の変化 219 日本(1991-1995年) 0 2 4 6 8 10 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 日本(1999-2003年) 0 2 4 6 8 10 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 イギリス(1991-1995年) 0 2 4 6 8 10 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 イギリス(1999-2003年) 0 2 4 6 8 10 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 日本(1983-1987年) 0 2 4 6 8 10 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 イギリス(1983-1987年) 0 2 4 6 8 10 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 各国の1980 年代におけるレビュー論分数を基としたレビュー論分数の変化 220 ドイツ(1991-1995年) 0 2 4 6 8 10 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 ドイツ(1999-2003年) 0 2 4 6 8 10 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 フランス(1991-1995年) 0 2 4 6 8 10 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 フランス(1999-2003年) 0 2 4 6 8 10 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 ドイツ(1983-1987年) 0 2 4 6 8 10 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 フランス(1983-1987年) 0 2 4 6 8 10 化学 材料科学 物理学 計算機科学 & 数学 工学 環境生態学&地球 臨床医学 基礎生物学 レビュー論文が引用する論文の特徴 221 f00:全分野 1983-1987年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f00:全分野 1991-1995年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f00:全分野 1999-2003年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) レビュー論文が引用する論文の特徴 222 f01:生物学・生化学 1983-1987年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f01:生物学・生化学 1991-1995年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f01:生物学・生化学 1999-2003年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) レビュー論文が引用する論文の特徴 223 f02:免疫学 1983-1987年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f02:免疫学 1991-1995年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f02:免疫学 1999-2003年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) レビュー論文が引用する論文の特徴 224 f03:微生物学 1983-1987年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f03:微生物学 1991-1995年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f03:微生物学 1999-2003年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) レビュー論文が引用する論文の特徴 225 f04:分子生物学&遺伝学 1983-1987年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f04:分子生物学&遺伝学 1991-1995年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f04:分子生物学&遺伝学 1999-2003年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) レビュー論文が引用する論文の特徴 226 f05:臨床医学 1983-1987年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f05:臨床医学 1991-1995年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f05:臨床医学 1999-2003年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) レビュー論文が引用する論文の特徴 227 f06:神経科学&行動学 1983-1987年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f06:神経科学&行動学 1991-1995年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f06:神経科学&行動学 1999-2003年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) レビュー論文が引用する論文の特徴 228 f07:薬学・毒性学 1983-1987年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f07:薬学・毒性学 1991-1995年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f07:薬学・毒性学 1999-2003年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) レビュー論文が引用する論文の特徴 229 f08:植物・動物学 1983-1987年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f08:植物・動物学 1991-1995年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f08:植物・動物学 1999-2003年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) レビュー論文が引用する論文の特徴 230 f09:農業科学 1983-1987年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f09:農業科学 1991-1995年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f09:農業科学 1999-2003年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) レビュー論文が引用する論文の特徴 231 f10:環境学/生態学 1983-1987年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f10:環境学/生態学 1991-1995年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f10:環境学/生態学 1999-2003年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) レビュー論文が引用する論文の特徴 232 f11:地球科学 1983-1987年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f11:地球科学 1991-1995年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f11:地球科学 1999-2003年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) レビュー論文が引用する論文の特徴 233 f12:数学 1983-1987年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f12:数学 1991-1995年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f12:数学 1999-2003年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) レビュー論文が引用する論文の特徴 234 f13:計算機科学 1983-1987年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f13:計算機科学 1991-1995年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f13:計算機科学 1999-2003年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) レビュー論文が引用する論文の特徴 235 f14:工学 1983-1987年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f14:工学 1991-1995年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f14:工学 1999-2003年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) レビュー論文が引用する論文の特徴 236 f15:化学 1983-1987年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f15:化学 1991-1995年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f15:化学 1999-2003年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) レビュー論文が引用する論文の特徴 237 f16:材料科学 1983-1987年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f16:材料科学 1991-1995年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f16:材料科学 1999-2003年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) レビュー論文が引用する論文の特徴 238 f17:物理学 1983-1987年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f17:物理学 1991-1995年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) f17:物理学 1999-2003年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% アメリカ日本イギリスドイツフランス Reviewに引用されている論文の シェア(全論文) Review論文のシェア(全論文) 論文のシェア(全論文) 論文のシェア(10%論文) 表彰および会議における日本の科学者・研究者の存在感 239 表彰および会議における日本の科学者・研究者の存在感について データの説明 (表彰について) ① 調査対象学会(領域につき1~3 学会) ② 調査対象学会における受賞者の総数(11 年間分) ③ 調査対象学会における日本人受賞者の総数(11 年間分) ④ 日本人受賞者の全体に占める割合 ⑤ 直近3 年間(2001~2003)の上記3 項目(②~④)の平均データ ⑥ 11 年間の上記3 項目の平均データ ⑦ 日本人受賞者の所属機関構成4(11 年間分) ⑧ 日本人受賞者の重複度合い(11 年間分) (会議について) ⑨ 調査対象会議(領域につき1~3 会議) ⑩ 調査対象会議における招待講演者の総数(3 年間分) ⑪ 調査対象会議における日本人招待講演者の総数(3 年間分) ⑫ 日本人招待講演者の全体に占める割合 ⑬ 直近3 年間(2001~2003)の上記3 項目(⑩~⑫)の平均データ ⑭ 日本人招待講演者の所属機関構成(3 年間分) ⑮ 日本人招待講演者の重複度合い(3 年間分) 領域名 ● 表彰の調査対象と収集データ ● 会議の調査対象と収集データ ● 受賞者の所属機関● 会議の招待講演者の所属機関備考 受賞者、招待講演者ともに、 重複者なし。 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 直近3年間平均11年間平均 ○○○○○○○○ Society 41 42 45 36 42 44 49 46 52 51 48 50.3 45.1  日本人受賞者[人] 2 1 0 1 0 0 0 1 1 5 0 2.0 1.0  日本人受賞者割合[%] 4.9 2.4 0 2.8 0 0 0 2.2 1.9 9.8 0 4.0 2.2 ×××××××× Society 3 1 2 2 2 1 2 1 2 1 2 1.7 1.7  日本人受賞者[人] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0  日本人受賞者割合[%] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2001 2002 2003 直近3年間平均 314 291 308 304.3 2 4 1 2.3 0.6 1.4 0.3 0.8 448 460 559 489.0 2 2 6 3.3 0.4 0.4 1.1 0.7 ☆☆☆☆☆ meeting  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] △△△△△ Meeting  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] 5% 36% 41% 7% 11% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) 不明 10% 33% 20% 11% 26% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) 不明 N=11 N=17 ② ③ ④ ① ⑤ ⑥ ⑨ ⑦ ⑧ ⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ ⑮ 4 受賞者の所属機関が明示されていない学会、会議も数多く存在したが、Web 検索等も用いてできるだけ調査を行った。(Web 検 索においても受賞当時の所属機関を調査した) 表彰および会議における日本の科学者・研究者の存在感 240 農業科学 ● 表彰の調査対象と収集データ ● 会議の調査対象と収集データ ● 受賞者の所属機関● 会議の招待講演者の所属機関 備考 受賞者、招待講演者ともに、 重複者なし。 0% 100% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) N=1 67% 33% 0% 0% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) N=3 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 直近3年間平均11年間平均 American Society of Agricultural Engineering 13 14 12 9 14 12 12 19 17 19 20 18.7 14.6  日本人受賞者[人] 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0.3 0.1  日本人受賞者割合[%] 0 0 0 0 0 0 0 0 5.9 0 0 2.0 0.5 American Society for Nutrition Science 6 6 6 6 8 8 7 7 7 9 8 8.0 7.1  日本人受賞者[人] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0  日本人受賞者割合[%] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2001 2002 2003 直近3年間平均 10 41 38 29.7 0 3 0 1.0 0 7.3 0 3.4 86 74 78 79.3 0 0 0 0 0 0 0 0 ASAE Annual International Meeting  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] EB Nutrition and Metabolism Program  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] 生物学・生化学 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 直近3年間平均11年間平均 ENDOCRINE Society 8 7 7 8 8 9 11 11 11 11 11 11.0 9.3  日本人受賞者[人] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0  日本人受賞者割合[%] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 American Physiological Society 3 30 30 29 31 34 35 44 50 50 42 47.3 34.4  日本人受賞者[人] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0  日本人受賞者割合[%] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2001 2002 2003 直近3年間平均 88 86 76 83.3 0 3 0 1.0 0 3.5 0 1.2 31 33 29 31.0 0 1 1 0.7 0 3.0 3.4 2.2  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] Biophysical Society Annual Meeting  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] Association of Biomolecular Resource Faciities Annual Meeting ● 表彰の調査対象と収集データ ● 会議の調査対象と収集データ ● 受賞者の所属機関● 会議の招待講演者の所属機関 備考 受賞者、招待講演者ともに、 重複者なし。 日本人受賞者なし 0% 0% 67% 33% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) N=5 表彰および会議における日本の科学者・研究者の存在感 241 臨床医学 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 直近3年間平均11年間平均 American Association for Cancer Research 1 1 1 1 1 1 3 3 3 6 8 5.7 2.6  日本人受賞者[人] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0  日本人受賞者割合[%] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 American Medical Association 12 12 12 9 13 15 10 7 6 5 5 5.3 9.6  日本人受賞者[人] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0  日本人受賞者割合[%] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2001 2002 2003 直近3年間平均 32 26 40 32.7 0 0 1 0.3 0 0 2.5 1.0 15 13 11 13.0 0 0 0 0 0 0 0 0 American Gastroenterological Association  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] ASCI/AAP Joint Meeting  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] ● 表彰の調査対象と収集データ ● 会議の調査対象と収集データ ● 受賞者の所属機関● 会議の招待講演者の所属機関備考 受賞者、招待講演者ともに、 重複者なし。 日本人受賞者なし 0% 100% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) N=1 免疫学 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 直近3年間平均11年間平均 American Association of Immunologists 5 3 4 3 5 6 12 12 24 40 50 38.0 14.9  日本人受賞者[人] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 1.0 0.3  日本人受賞者割合[%] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 6.0 2.0 0.5 Infectious Diseases Society of America 6 5 4 5 5 8 5 6 5 6 7 6.0 5.6  日本人受賞者[人] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0  日本人受賞者割合[%] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2001 2002 2003 直近3年間平均 13 12 13 12.7 0 0 0 0 0 0 0 0 188 190 191 189.7 0 1 0 0.3 0 0.5 0 0.2  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] Infectious Diseases Society of America Annual Meetings  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] European Immunology Congress 33% 67% 0% 0% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) ● 表彰の調査対象と収集データ ● 会議の調査対象と収集データ ● 受賞者の所属機関● 会議の招待講演者の所属機関備考 受賞者、招待講演者ともに、 重複者なし。 N=3 0% 100% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) N=1 表彰および会議における日本の科学者・研究者の存在感 242 微生物学 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 直近3年間平均11年間平均 American Society for Microbiology 16 17 16 15 17 16 12 14 13 12 13 12.7 14.6  日本人受賞者[人] 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0.3 0.2  日本人受賞者割合[%] 0 0 0 6.7 0 0 0 0 0 8.3 0 2.8 1.4 Society of Industrial Microbiology 5 3 4 4 4 5 4 5 4 5 4 4.3 4.3  日本人受賞者[人] 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0.1  日本人受賞者割合[%] 0 0 25.0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2.3 2001 2002 2003 直近3年間平均 590 577 576 581.0 4 2 5 3.7 0.7 0.3 0.9 0.6 180 176 183 179.7 5 3 1 3.0  日本人招待講演者割合[%] 2.8 1.7 0.5 1.7  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] SIM Annual Meetings  日本人招待講演者[人] American Society for Microbiology Annual Meetings 0% 100% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) ● 表彰の調査対象と収集データ ● 会議の調査対象と収集データ ● 受賞者の所属機関● 会議の招待講演者の所属機関備考 受賞者、招待講演者ともに、 重複者なし。 N=3 0% 70% 7% 23% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) N=20 分子生物学・遺伝学 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 直近3年間平均11年間平均 American Society for Cell Biology 4 7 6 8 7 10 9 10 11 13 11 11.7 8.7  日本人受賞者[人] 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0.3 0.2  日本人受賞者割合[%] 25.0 0 0 0 0 0 0 0 9.1 0 0 3.0 3.1 American Society of Human Genetics 2 1 1 2 2 2 2 2 3 5 5 4.3 2.5  日本人受賞者[人] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0  日本人受賞者割合[%] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2001 2002 2003 直近3年間平均 90 94 87 90.3 1 1 2 1.3 1.1 1.1 2.3 1.5 70 65 66 67.0 1 3 2 2.0 1.4 4.6 3.0 3.0  日本人招待講演者割合[%] Society of Developmental Biology Annual Meeting  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] American Society for Cell Biology Annual Meetings  日本人招待講演者[人] 0% 100% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) ● 表彰の調査対象と収集データ ● 会議の調査対象と収集データ ● 受賞者の所属機関● 会議の招待講演者の所属機関 備考 受賞者、招待講演者ともに、 重複者なし。 N=2 33% 54% 0% 13% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) N=11 表彰および会議における日本の科学者・研究者の存在感 243 神経科学・行動学 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 直近3年間平均11年間平均 Society of Biological Psychiatry 4 2 2 3 6 4 4 4 3 5 5 4.3 3.8  日本人受賞者[人] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0  日本人受賞者割合[%] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 Society for Neuroscience 6 6 6 5 5 5 5 5 6 6 6 6.0 5.5  日本人受賞者[人] 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0.1  日本人受賞者割合[%] 0 0 0 0.2 0 0 0 0 0 0 0 0 0.0 2001 2002 2003 直近3年間平均 51 54 50 51.7 0 0 0 0 0 0 0 0 57 60 54 57.0 0 0 0 0 0 0 0 0 SfN Annual Meetings  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] International Behavioral Neuroscience Society  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] ● 表彰の調査対象と収集データ ● 会議の調査対象と収集データ ● 受賞者の所属機関● 会議の招待講演者の所属機関 備考 受賞者、招待講演者ともに、 重複者なし。 日本人招待講演者なし 0% 100% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) N=1 薬理学・毒物学 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 直近3年間平均11年間平均 Society of Toxicology 11 13 24 16 20 12 19 17 17 27 27 23.7 18.5  日本人受賞者[人] 0 0 1 0 6 0 0 0 0 0 0 0 0.6  日本人受賞者割合[%] 0 0 4.2 0 30.0 0 0 0 0 0 0 0 3.4 American Society for Pharmacology and Experimental Therapeutics 4 6 6 5 7 4 7 5 6 6 5 5.7 5.5  日本人受賞者[人] 0 0 0 0 0 1 0 1 0 0 0 0 0.2  日本人受賞者割合[%] 0 0 0 0 0 25.0 0 20.0 0 0 0 0 4.1 2001 2002 2003 直近3年間平均 22 20 18 20.0 0 0 0 0 0 0 0 0 161 153 145 153.0 0 0 4 1.3 0 0 2.8 0.9  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] Experimental Biology  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] Society of Toxicology Annual Meeting 11% 11% 0% 0% 78% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) 不明 ● 表彰の調査対象と収集データ ● 会議の調査対象と収集データ ● 受賞者の所属機関● 会議の招待講演者の所属機関 備考 受賞者、招待講演者ともに、 重複者なし。 N=9 25% 25% 0% 50% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) N=4 表彰および会議における日本の科学者・研究者の存在感 244 植物学・動物学 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 直近3年間平均11年間平均 American Society of Plant Biologists 3 4 5 3 4 5 3 4 5 3 7 5.0 4.2  日本人受賞者[人] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0.3 0.1  日本人受賞者割合[%] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 14.3 6.7 2.2 Animal Behavior Society 1 1 2 2 2 3 3 3 6 3 3 4.0 2.6  日本人受賞者[人] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0  日本人受賞者割合[%] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2001 2002 2003 直近3年間平均 96 116 115 109.0 0 2 3 1.7 0 1.7 2.6 1.5 27 28 28 27.7 0 0 0 0 0 0 0 0  日本人招待講演者割合[%] Society for Experimental Biology Symposium  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] Plant Biology Meeting  日本人招待講演者[人] 0% 100% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) ● 表彰の調査対象と収集データ ● 会議の調査対象と収集データ ● 受賞者の所属機関● 会議の招待講演者の所属機関 備考 受賞者、招待講演者ともに、 重複者なし。 N=1 0% 20% 0% 80% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) N=5 環境学・生態学 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 直近3年間平均11年間平均 Ecological Society of America 11 10 11 10 14 13 8 12 9 16 9 11.3 11.2  日本人受賞者[人] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0  日本人受賞者割合[%] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 American Society of Naturalists 17 16 16 16 22 22 15 21 17 24 15 18.7 18.3  日本人受賞者[人] 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0.1  日本人受賞者割合[%] 0 0 0 0 0 4.5 0 0 0 0 0 0 0.5 ● 表彰の調査対象と収集データ ● 会議の調査対象と収集データ ● 受賞者の所属機関● 会議の招待講演者の所属機関 備考 受賞者、招待講演者ともに、 重複者なし。 A Conference for Naturalistsの2001年の招 待講演者データなし。 日本人招N=待5 講演者なし 100% 0% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) N=1 2001 2002 2003 直近3年間平均 27 24 70 40.3 0 0 0 0 0 0 0 0 9 8 8.5 0 0 0 0 0 0 55 60 53 56.0 0 0 0 0 0 0 0 0  日本人招待講演者割合[%]  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] A Conference for Naturalists  日本人招待講演者[人] Ecological Society of America Annual Meeting  日本人招待講演者割合[%] International Conference on Environmental Sciences  日本人招待講演者[人] 表彰および会議における日本の科学者・研究者の存在感 245 エネルギー工学 2001 2002 2003 直近3年間平均 79 86 82.5 0 0 0 0 0 0 253 264 258.0 0 12 6.0  日本人招待講演者割合[%] 0 4.5 2.3  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] IEEE Power Engineering Society General Meeting  日本人招待講演者[人] American Nuclear Society Annual 13% 62% 0% 25% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) 0% 0% 92% 8% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) ● 表彰の調査対象と収集データ ● 会議の調査対象と収集データ ● 受賞者の所属機関● 会議の招待講演者の所属機関 備考 受賞者、招待講演者ともに、 重複者なし。 両会議とも、2001年のデー タなし。 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 直近3年間平均11年間平均 American Nuclear Society 23 24 23 24 19 21 19 20 22 16 19 19.0 20.9  日本人受賞者[人] 1 0 0 0 0 0 0 0 2 0 1 1.0 0.4  日本人受賞者割合[%] 4.3 0 0 0 0 0 0 0 9.1 0 5.3 7.0 1.7 IEEE Power Engineering Society 38 49 39 39 34 34 27 26 30 28 26 28.0 33.6  日本人受賞者[人] 0 0 0 0 1 1 0 2 0 0 0 0 0.4  日本人受賞者割合[%] 0 0 0 0 2.9 2.9 0 7.7 0 0 0 0 1.1 N=8 N=12 地球科学 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 直近3年間平均11年間平均 American Geophysical Union 17 16 18 17 18 15 17 18 18 20 18 18.7 17.5  日本人受賞者[人] 1 0 0 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0.3  日本人受賞者割合[%] 5.9 0 0 5.9 0 0 5.9 0 0 0 0 0 1.6 American Meteorological Society 2 2 2 3 3 3 3 3 4 4 4 4.0 3.0  日本人受賞者[人] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0  日本人受賞者割合[%] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2001 2002 2003 直近3年間平均 171 1700 935.5 2 12 7.0 1.2 0.7 0.7 159 166 162.5 1 7 4.0 0.6 4.2 2.5 American Meteorological Society Annual Meeting  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] American Geophysical Union Fall Meeting  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] 34% 33% 0% 33% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) ● 表彰の調査対象と収集データ ● 会議の調査対象と収集データ ● 受賞者の所属機関● 会議の招待講演者の所属機関 備考 受賞者、招待講演者ともに、 重複者なし。 両会議とも、2001年のデー タなし N=3 32% 36% 23% 0% 9% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) 不明 N=22 表彰および会議における日本の科学者・研究者の存在感 246 計算機科学(基礎) 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 直近3年間平均11年間平均 Association for Computing Machinery 12 10 12 14 10 12 20 11 14 16 17 15.7 13.5 日本人受賞者数[人] 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0.1 日本人受賞者割合[%] 0 0 0 0 0 0.1 0 0 0 0 0 0 0.7 IEEE Computer Society 48 48 27 31 13 21 22 35 67 39 39 48.3 35.5 日本人受賞者数[人] 0 0 0 2 0 2 0 0 1 1 1 1.0 0.6 日本人受賞者割合[%] 0 0 0 6.5 0 9.5 0 0 1.5 2.6 2.6 2.1 1.5 2001 2002 2003 直近3年間平均 15 12 13.5 0 0 0 0 0 0 10 5 7.5 0 0 0  日本人招待講演者割合[%] 0 0 0  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] IEEE Antennas & Propagation Society Symposium and URSI National Radio Science Meeting  日本人招待講演者[人] ACM SIG Annual Meeting ● 表彰の調査対象と収集データ ● 会議の調査対象と収集データ ● 受賞者の所属機関● 会議の招待講演者の所属機関備考 受賞者延べ8人中2度受賞さ れている方が2人存在する。 両会議とも、2001年のデー タなし。 日本人招N待=3講演者なし 0% 100% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) N=8 計算機科学(応用) 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 直近3年間平均11年間平均 IEEE Communications Society 3 8 7 9 15 11 16 22 16 18 20 18.0 13.2 日本人受賞者数[人] 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0.3 0.1 日本人受賞者割合[%] 0 0 0 0 0 0 0 0 6.3 0 0 2.1 0.6 International Federation for Information 6 4 61 7 8 74 1 6 7 4 4 5.0 16.5 日本人受賞者数[人] 0 0 0 1 0 2 0 1 0 0 0 0 0.4 日本人受賞者割合[%] 0 0 0 14.3 0 2.7 0 16.7 0 0 0 0 1.5 2001 2002 2003 直近3年間平均 6 20 13 13 0 0 0 0 0 0 0 0 85 8 46.5 22 0 11 25.9 0 24  日本人招待講演者割合[%] International Conference on Artificial Life  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] IEEE International Conference on Communications  日本人招待講演者[人] 0% 20% 0% 80% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) 不明 ● 表彰の調査対象と収集データ ● 会議の調査対象と収集データ ● 受賞者の所属機関● 会議の招待講演者の所属機関備考 受賞者、招待講演者ともに、 重複者なし。 International Conference on Artificial Lifeの2003年 のデータなし。 N=5 0% 100% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) 不明 N=22 表彰および会議における日本の科学者・研究者の存在感 247 電気・電子工学 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 直近3年間平均11年間平均 IEEE Lasers and Electro-Optics Society 7 10 10 11 6 6 12 9 14 14 6 11.3 9.5  日本人受賞者[人] 2 0 0 3 1 3 1 2 1 1 2 1.3 1.5  日本人受賞者割合[%] 28.6 0 0 27.3 16.7 50.0 8.3 22.2 7.1 7.1 33.3 15.2 18.2 IEEE Electron Device Society 5 8 7 6 6 4 13 13 6 9 6 7.0 7.5  日本人受賞者[人] 0 6 0 0 0 0 0 0 0 0 4 1.3 0.9  日本人受賞者割合[%] 0 75.0 0 0 0 0 0 0 0 0 66.7 12.0 12.9 2001 2002 2003 直近3年間平均 28 9 18.5 7 0 3.5 25.0 0 12.5 209 189 199.0 5 0 2.5 2.4 0 1.2  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] IEEE Signal Processing Society Conferences  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] Annual Meeting of the IEEE Lasers & Electro-Optics Society 0% 28% 50% 3% 19% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) 不明 ● 表彰の調査対象と収集データ ● 会議の調査対象と収集データ ● 受賞者の所属機関● 会議の招待講演者の所属機関備考 受賞者延べ32人中、2度受 賞されてる方が1人、3度受 賞されてる方が1人存在す る。 両会議とも、2001年のデー タなし。 N=32 0% 58% 42% 0% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) N=12 機械工学 2001 2002 2003 直近3年間平均 39 37 38.0 6 8 7.0 15.4 21.6 18.4 67 96 81.5 0 2 1.0 0 2.1 1.2  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%]  日本人招待講演者割合[%] Biennial ASME Conference Engineering Systems Design and Analysis IFAC Meeting  日本人招待講演者[人] 2% 13% 67% 5% 13% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) 不明 ● 表彰の調査対象と収集データ ● 会議の調査対象と収集データ ● 受賞者の所属機関● 会議の招待講演者の所属機関 備考 受賞者延べ89人中、2度受 賞されている方が1人存在 する。 両会議とも、2001年のデー タなし。 N=89 0% 100% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) 不明 N=16 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 直近3年間平均11年間平均 American Institute of Aeronautics and Astronautics 44 38 41 45 51 38 50 37 29 33 18 26.7 38.5  日本人受賞者[人] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0  日本人受賞者割合[%] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 American Society of Mechanical Engineers 52 45 55 54 53 52 57 61 57 59 69 61.7 55.8  日本人受賞者[人] 0 0 0 0 1 2 3 2 3 1 0 1.3 1.1  日本人受賞者割合[%] 0 0 0 0 1.9 3.8 5.3 3.3 5.3 1.7 0 2.2 2.0 Society of Automobile Engineering 105 121 107 74 130 79 105 76 125 136 82 114.3 103.6  日本人受賞者[人] 3 12 4 0 8 7 5 14 4 17 6 9.0 7.3  日本人受賞者割合[%] 2.9 9.9 3.7 0.0 6.2 8.9 4.8 18.4 3.2 12.5 7.3 7.9 6.8 表彰および会議における日本の科学者・研究者の存在感 248 数学 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 直近3年間平均11年間平均 American Mathematical Society 16 25 24 23 25 26 28 33 32 29 33 31.3 26.7  日本人受賞者[人] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 1.0 0.3  日本人受賞者割合[%] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 9.1 3.2 1.0 Society for Industrial and Applied Mathematics 1 13 3 6 9 7 13 17 17 11 29 19.0 11.5  日本人受賞者[人] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0  日本人受賞者割合[%] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2001 2002 2003 直近3年間平均 45 36 40.5 0 0 0 0 0 0 25 13 19.0 0 0 0 0 0 0  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] AMS Annual Meetings  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] Society for Industrial and Applied Mathematics Annual Meetings ● 表彰の調査対象と収集データ ● 会議の調査対象と収集データ ● 受賞者の所属機関● 会議の招待講演者の所属機関 備考 受賞者、招待講演者ともに、 重複者なし。 両会議とも、2001年のデー タなし。 日本人招待講演者なし 0% 67% 33% 0% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) N=3 化学(基礎) 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 直近3年間平均11年間平均 American Chemical Society 47 44 50 53 55 53 62 55 58 56 53 55.7 53.3  日本人受賞者[人] 3 1 1 3 1 1 1 2 3 3 2 2.7 1.9  日本人受賞者割合[%] 6.4 2.3 2.0 5.7 1.8 1.9 1.6 3.6 5.2 5.4 3.8 4.8 3.6 Royal Society of Chemistry 33 29 29 32 31 32 36 31 31 38 28 32.3 31.8  日本人受賞者[人] 1 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0.2  日本人受賞者割合[%] 3.0 0 0 0 0 0 0 3.2 0 0 0 0 0.6 2001 2002 2003 直近3年間平均 296 321 306 307.7 10 4 5 6.3 3.4 1.2 1.6 2.1 35 40 38 37.7 0 0 0 0 0 0 0 0  日本人招待講演者割合[%] Analytical Research Forum  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] ACS National Meetings  日本人招待講演者[人] 17% 65% 9% 9% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) ● 表彰の調査対象と収集データ ● 会議の調査対象と収集データ ● 受賞者の所属機関● 会議の招待講演者の所属機関 備考 受賞者延べ23人中、2度受 賞されている方が2人、3度 受賞されている方が1人存 N=23 在する。 0% 32% 47% 0% 21% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) 不明 N=19 表彰および会議における日本の科学者・研究者の存在感 249 化学(応用) 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 直近3年間平均11年間平均 American Institute of Chemical Engineers 31 37 41 48 42 47 49 52 54 61 58 57.7 47.3  日本人受賞者[人] 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0.3 0.1  日本人受賞者割合[%] 0 0 0 0 0 0 0 0 1.9 0 0 0.6 0.2 International Society of Electrochemistry 2 2 2 2 2 3 5 3 6 3 7 5.3 3.4  日本人受賞者[人] 0 0 0 0 0 1 1 1 0 0 0 0 0.3  日本人受賞者割合[%] 0 0 0 0 0 33.3 20.0 33.3 0 0 0 0 7.9 2001 2002 2003 直近3年間平均 120 100 120 113.3 0 1 0 0.3 0 1.0 0 0.3 188 139 175 167.3 0 0 1 0.3 0 0 0.6 0.2 Electrochemical Society Meeting  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] American Institute of Chemical Engineers  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] 0% 75% 0% 0% 25% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) 不明 ● 表彰の調査対象と収集データ ● 会議の調査対象と収集データ ● 受賞者の所属機関● 会議の招待講演者の所属機関 備考 受賞者、招待講演者ともに、 重複者なし。 N=4 0% 100% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) 不明 N=2 材料科学(金属) 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 直近3年間平均11年間平均 The Minerals, Metals and Materials Society 15 16 16 17 15 13 28 15 15 20 19 18.0 17.2  日本人受賞者[人] 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0.3 0.1  日本人受賞者割合[%] 0 0 0 0 0 0 0 0 6.7 0 0 2.2 0.6 Institute of Corrosion 3 3 7 9 3 5 6 7 10 9 4 7.7 6.0  日本人受賞者[人] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0  日本人受賞者割合[%] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2001 2002 2003 直近3年間平均 38 40 39.0 0 0 0 0 0 0 22 20 25 22.3 0 0 0 0 0 0 0 0  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] TMS Annual Meeting  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] ASM Materials Solutions Conference & Show ● 表彰の調査対象と収集データ ● 会議の調査対象と収集データ ● 受賞者の所属機関● 会議の招待講演者の所属機関 備考 受賞者、招待講演者ともに、 重複者なし。 TMS Annual Meetingの 2002年のデータなし。 日本人招待講演者なし 0% 100% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) N=1 表彰および会議における日本の科学者・研究者の存在感 250 材料科学(高分子) 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 直近3年間平均11年間平均 Pulp and Paper Technical Association of Canada 9 8 6 6 7 6 8 6 7 5 5 5.7 6.6  日本人受賞者[人] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0  日本人受賞者割合[%] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 Society of Plastics Engineers 9 9 9 10 9 10 15 21 14 9 4 9.0 10.8  日本人受賞者[人] 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0.2  日本人受賞者割合[%] 0 11.1 11.1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2.0 2001 2002 2003 直近3年間平均 45 46 39 43.3 0 0 0 0 0 0 0 0 38 41 30 36.3 0 0 0 0  日本人招待講演者割合[%] 0 0 0 0  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] Polymer Processing Society Annual Meeting  日本人招待講演者[人] Society of Plastics Engineers ANTEC ● 表彰の調査対象と収集データ ● 会議の調査対象と収集データ ● 受賞者の所属機関● 会議の招待講演者の所属機関 備考 受賞者、招待講演者ともに、 重複者なし。 日本人招待講演者なし 50% 50% 0% 0% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) N=2 0% 50% 50% 0% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) 0% 50% 35% 0% 15% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) 不明 材料科学(無機材料) 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 直近3年間平均11年間平均 American Ceramic Society 20 20 23 21 20 24 27 22 21 21 11 17.7 20.9  日本人受賞者[人] 7 3 7 3 3 3 8 3 3 3 0 2.0 3.9  日本人受賞者割合[%] 35.0 15.0 30.4 14.3 15.0 12.5 29.6 13.6 14.3 14.3 0 9.5 17.6 American Concrete Institute 23 19 20 26 22 25 32 27 31 27 29 29.0 25.5  日本人受賞者[人] 0 0 1 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0.3  日本人受賞者割合[%] 0 0 5.0 3.8 0 0 3.1 0 0 0 0 0 1.1 2001 2002 2003 直近3年間平均 100 90 100 96.7 0 0 1 0.3 0 0 1.0 0.3 108 114 98 106.7 0 1 0 0.3 0 0.9 0 0.3  日本人招待講演者割合[%] International Zeolite Conference  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] American Ceramic Society Annual Meeting  日本人招待講演者[人] ● 表彰の調査対象と収集データ ● 会議の調査対象と収集データ ● 受賞者の所属機関● 会議の招待講演者の所属機関 備考 招待講演者延べ46人中、3 度招待されている方が1人、 2度招待されている方が5人 N=46 N=2 存在する。 表彰および会議における日本の科学者・研究者の存在感 251 0% 50% 50% 0% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) 材料科学(半導体) 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 直近3年間平均11年間平均 Materials Research Society 5 5 4 4 4 4 5 5 5 5 5 5.0 4.6  日本人受賞者[人] 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0.1  日本人受賞者割合[%] 0 0 0 0 25.0 0 0 0 0 0 0 0 2.3 AVS The Science & Technology Society 28 53 26 22 26 31 28 24 23 16 21 20.0 27.1  日本人受賞者[人] 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0.1  日本人受賞者割合[%] 0 1.9 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0.2 2001 2002 2003 直近3年間平均 35 29 42 35.3 1 1 0 0.7 2.9 3.4 0 2.1 80 70 70 73.3 0 0 0 0 0 0 0 0 MRS Fall Meeting  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] International Conference on VLSI Design  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] 0% 100% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) ● 表彰の調査対象と収集データ ● 会議の調査対象と収集データ ● 受賞者の所属機関● 会議の招待講演者の所属機関 備考 受賞者、招待講演者ともに、 重複者なし。 N=2 N=2 物理学(基礎) 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 直近3年間平均11年間平均 American Physical Society 41 42 45 36 42 44 49 46 52 51 48 50.3 45.1  日本人受賞者[人] 2 1 0 1 0 0 0 1 1 5 0 2.0 1.0  日本人受賞者割合[%] 4.9 2.4 0 2.8 0 0 0 2.2 1.9 9.8 0 4.0 2.2 American Institute of Physics 3 1 2 2 2 1 2 1 2 1 2 1.7 1.7  日本人受賞者[人] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0  日本人受賞者割合[%] 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2001 2002 2003 直近3年間平均 314 291 308 304.3 2 4 1 2.3 0.6 1.4 0.3 0.8 448 460 559 489.0 2 2 6 3.3 0.4 0.4 1.1 0.7  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] APS March Meeting  日本人招待講演者割合[%] EPS meeting  日本人招待講演者[人] 9% 64% 18% 9% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) ● 表彰の調査対象と収集データ ● 会議の調査対象と収集データ ● 受賞者の所属機関● 会議の招待講演者の所属機関 備考 招待講演者延べ17人中、3 度招待されている方が1人 存在する。 N=11 24% 46% 6% 24% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) N=17 表彰および会議における日本の科学者・研究者の存在感 252 0% 30% 50% 20% 大学(海外) 大学(日本) 企業 その他(国研など) 物理学(応用) 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 直近3年間平均11年間平均 Optical Society of America 25 21 21 18 19 25 22 27 21 25 17 21.0 21.9  日本人受賞者[人] 1 0 1 0 2 3 1 1 1 0 0 0.3 0.9  日本人受賞者割合[%] 1.3 1.1 1.1 0.9 1.0 1.3 1.1 1.4 1.0 1.2 0.8 1.0 1.1 2001 2002 2003 直近3年間平均 29 38 41 36.0 0 0 0 0 0 0 0 0  日本人招待講演者[人]  日本人招待講演者割合[%] Conference on Lasers and Electro-Optics ● 表彰の調査対象と収集データ ● 会議の調査対象と収集データ ● 受賞者の所属機関● 会議の招待講演者の所属機関備考 受賞者延べ11人中、2度受 賞されている方が1人存在 する。 日本人招待講演者なし N=11 添付資料1 - ヒアリング調査報告書(アメリカ編) 科学技術政策研究所は、「日本の研究活動に関する海外トップクラスの科学者・研究者へのヒア リング調査-アメリカ編」の実施を三菱総合研究所(MRI)に委託した。本添付資料1 は、三菱総合 研究所の要請に基づき、アメリカでの具体的なヒアリング調査を行なったRAND Corporation が提 出した「RAND TECHNICAL REPORT: Science and Technology Research and Development Capacity in Japan」を三菱総合研究所において直訳した資料である。 TECHNICAL REPORT 日本の科学技術の研究開発能力について -米国トップクラスの科学者・研究者による所見- RAND Corporation インフラストラクチャー・安全・環境部門(ISE)および アジア太平洋地域政策研究センター(CAPP) Anny Wong, Aruna Balakrishnan, James Garulski, Thor Hogan, Eric Landree, Maureen McArthur 本報告書に記載された研究は、RAND インフラストラクチャー・安全・環境部門(ISE)およびアジア太平洋 地域政策研究センター(CAPP)から支援を受けたものです。 RAND は、非営利の研究機関で、世界中の公共セクター・民間セクターが直面している問題を調査・分析 し、それに対する効果的なソリューションを提供しています。RAND の出版物は、かならずしも研究依頼者 および資金提供者の意見を反映させたものではありません。 RAND? は登録商標です。 cCopyright 2004 RAND Corporation すべての権利は守られています。RAND による許諾なしに、いかなる電子手段や機械的手段(コピー、録 音、記録等)によるいかなる書式での本レポートの再利用はできません。 Published 2004 by the RAND Corporation 1776 Main Street, P.O. Box 2138, Santa Monica, CA 90407-2138 1200 South Hayes Street, Arlington, VA 22202-5050 201 North Craig Street, Suite 202, Pittsburgh, PA 15213-1516 RAND URL: http://www.rand.org/ To order RAND documents or to obtain additional information, contact Distribution Services: Telephone: (310) 451-7002; Fax: (310) 451-6915; Email: order@rand.org iii 序 文 国際的に科学技術の領域において、競争優位を築き、持続させていくために、教育機関、研究機関、産 業界、そして政府は、各研究領域の研究開発を支援するために活用できる資源の配分をどのように行う のか、また革新的な仕事を支援するために組織的、社会的制度をどのように創造するのかということを決 定しなければならない。この領域に関する意思決定は世界における研究者と研究機関の地位、研究業績 の国際比較を含む。 このRAND のテクニカルレポートは米国を代表する52の科学者が、日本がライフサイエンス、環境、情 報通信、ナノテクノロジー・材料の4分野にわたる25の領域においての研究開発能力を評価したものであ る。彼らの回答は、日本の研究における産学連携、日本の研究者・科学者の能力、日本の研究における イノベーション、資金調達の方法、日本の科学事業における言語と文化の役割について、日本の研究の 国際化についてなどの広範なトピックに及んだ。 このプロジェクトは三菱総合研究所(以下、MRI)からRAND が米国を代表する科学者の日本の研究に 対する意見をインタビューを通して収集することを依頼されて始まった。このRAND の調査結果は日本の 科学技術政策の最高機関であり、現在2006年から2010年までの新たな科学技術基本計画を検討して いる総合科学技術会議(以下CSTP)にMRI が提出するレポートの一助となることを目的としている。さらに、 ここに掲載されている情報は科学の社会的・構造的分析を行っている学者や、日本の科学技術の発展に 関心を持つ人々にも興味を持ってもらえるかもしれない。 本調査はRAND Infrastructure, Safety, and Environment(以下ISE)とRAND アジア太平洋政策センタ ー(以下CAPP)の支援の下で行われた。ISE の使命は社会の必要インフラと自然資源の開発、オペレー ション、運用、保護を発展させていくことである。そして、居住、職場、コミュニティにおける個人の安心安 全に関わる社会インフラを拡張することでもある。ISE の調査対象範囲は、自国の防衛、犯罪抑止、公共 の安全、職業保障、環境、エネルギー、自然資源、気候、農業、経済的発展、輸送、情報通信技術、宇 宙探索、などの科学技術に関する政策を広範囲に取り上げている。CAPP は意思決定者と厳しい公衆、 アジアとアメリカ・アジア関係に影響を与える重要な政策課題を提供することによって公共政策を改善す ることを目的としている。CAPP はRAND National Security Research Division(以下NSRD)の一部である。 NSRD はアメリカ国防総省、情報関係者、同盟国の政府、機関など幅広いクライアントに対して調査と分 析を行っている。 RAND のISE について更なる情報がhttp://www.rand.org/ise にある。 質問は、RAND,1200 S Hayes Street, Arlington, Virginia 22202-5050, まで郵送するか、703.413.1100 の 内線番号5667 まで電話するか、ise@rand.org までメールするかしていただければ、ディレクター Debra Knopman に届く。 RAND のCAPP について更なる情報はwww.rand.org/nsrd.capp にある。質問は1700 Main Street, Santa Monica, California 90407-2138 まで郵送していただければディレクター Nina Hachigian に届く。他 にも310.393.0411 内線番号6030 にかけるか、Nina_Hachigian@rand.org にE-メールすることによって連 絡をとることができる。 iv 目 次 序文・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ⅲ 要約・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ⅵ 第1章 はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 第2章 調査方法について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 研究者・科学者を選定に用いた手法および基準・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 ステップ1 RaDius による検索・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 ステップ2 受賞者の確定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 ステップ3 書誌学的検索・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 ステップ4 専門家からの指名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 ステップ5 選定された回答者からの推薦・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5 回答者のプライバシーを保護するための手段・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5 回答者へのインタビューの依頼・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5 第3章 質問トピック、科学分野および研究カテゴリー別の回答の総括・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 日本の科学研究機関による成果・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 ライフサイエンス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 環境・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 情報通信・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9 ナノテクノロジー・材料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 日本の研究の質・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 ライフサイエンス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 環境・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 情報通信・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 ナノテクノロジー・材料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 日本の研究機関の研究開発能力に関する長期的傾向・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 ライフサイエンス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 環境・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 情報通信・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 ナノテクノロジー・材料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 世界から見た日本の研究機関の重要性・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 ライフサイエンス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 環境・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 情報通信・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 ナノテクノロジー・材料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 第4章 回答に対する分析と統合・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 主な情報源・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 大学と産業界の研究・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 施設の質・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18 大学と産業界との関係・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18 日本の研究の革新性・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18 科学技術の研究において認められた変化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19 グローバルな科学技術社会と日本の関係・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19 主要な科学国家としての中国と韓国の台頭・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20 日本人科学者の力量・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20 v 日本の大学院学生の訓練・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21 研究所技術職員の能力・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21 科学社会構造の分散化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21 研究開発資金の調達・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21 政府の優先度設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22 言語障壁・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22 文化面の障壁・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23 日本人の研究の国際化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23 第5章 結論・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26 付録・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27 vi 要 約 国際的な科学技術の舞台で競争力を維持し続けるためには、研究開発活動を実施するために利用でき る資金を各研究分野に対していかに分配するか、そして革新的な研究開発活動を支援するために必要 な組織的・社会的な構造および誘因をいかに作り出すかについて、教育・研究機関、産業界、ならびに 政府機関が決定を下さなければならない。このような意思決定に際しては、各国の研究者・科学者、研究 機関、および研究実績などの状況を評価するための国際的な比較がある程度必要になる。 目 的 本報告書は、米国の科学者および研究者から見た日本の科学技術研究開発能力に対する評価をまとめ たものである。RAND は、日本の三菱総合研究所(以下、MRI)から依頼を受け、ライフサイエンス、環境、 情報通信、およびナノテクノロジー・材料に属する合計25 の研究分野から選抜した米国一流の研究者50 人に対してインタビューを実施した。 本報告書の結果をもとに、MRI が日本の総合科学技術会議(以下、CSTP)に提出する報告書を作成する ことになっている。CSTP は、日本の内閣府に属する一組織であり、日本の科学技術政策の決定に対して 責任を負っている。CSTP の「科学技術基本計画(2006~2010 年)」の策定には、MRI レポートの結果が 活かされるであろう。 手 法 MRI は、CSTP との協議の上で、表S.1 にまとめたとおり、4 つの主要科学分野の中から25 の研究カテゴ リーを選択した。これらの分野が選ばれた理由は、日本の現行の科学技術基本計画(2001~2005 年)に おける重点分野であるため、また日本政府が同分野での世界における日本の地位向上を明確な目標と して掲げているためである。本調査の結果は、次期科学技術基本計画(2006~2010 年)において選択さ れる重点分野に影響を与えることになるだろう。本調査のために選択した研究分野がもっとも信頼の置け る分類方法であると考えているわけではなく、それぞれの分野が互いに独立したものではないことも十分 承知している。そもそも科学技術分野の境界線はあいまいなものであり、研究活動がより学際的になるに つれ、ますますその傾向が強まっているといえる。 表S.1 調査を実施した科学分野および研究カテゴリー ライフサイエンス (9) 環境 (3) 情報通信 (5) ナノテクノロジー・ 材料(8) 農業科学 環境学・生態学 計算機科学(基礎) 化学(基礎) 生物学・生化学 エネルギー工学 計算機科学(応用) 化学(応用) 臨床医学 地球科学 電気・電子工学 材料科学(金属) 免疫学 機械工学 材料科学(高分子) 微生物学 数学 材料科学(無機材料) 分子生物学・遺伝学 材料科学(半導体) 神経科学・行動学 物理学(基礎) 薬理学・毒物学 物理学(応用) vii 植物学・動物学 また、RAND は、各分野から2 人の研究者を選抜してインタビューを実施するようMRI およびCSTP から 依頼を受けた。わずか2 人の研究者の見解では、そのカテゴリー全体はおろか、より特定された研究分野 についてさえ、限定的な展望しか得られないことが予想される。とは言うものの、4 つの主要な科学分野の 中で実施したインタビューは、日本の科学事業の品質、構造、原動力、および見通しに関する重要な問 題点を浮き彫りにするために十分な情報を提供するものであった。 RAND は、MRI およびCSTP から、以下の4 つの項目に重点を置き、自由回答形式のインタビューを実 施するよう依頼された。 ? 回答者が自らの専門分野において重要かつ興味深いと感じた日本の研究機関による研究成 果 ? 回答者の専門分野において日本の研究機関が実施している研究レベルの評価。とくに同分野 においてもっともすばらしいと思われる国との比較における日本の実績に重点を置くこと。 ? 日本の研究機関の長期的な業績に対する評価 ? 回答者の専門分野において日本が重要な研究の担い手であることを示す事例 まず、一流の科学者および研究者からなる回答者グループを形成するため、RAND は5 段階のプロセス を経て回答者を決定した。そのために用いた主要な基準は、1998~2002 年の会計年度において回答者 が獲得した連邦政府からの研究助成金の件数および金額(見込み)、上記同時期に表彰を受けた主要 な科学的業績に対する賞、ならびに発表された論文件数および他の文献への引用実績の件数とした。さ らに、専門家にも回答者の指名を依頼し、連絡を取った研究者からの推薦も受けた。 インタビューに関する科学者および研究者への連絡には、RAND 承認のプライバシー保護プロトコルを用 いた。回答者のうちの大多数(52 人中50 人)が大学在籍の研究者および科学者で、産業界からは2 人の みの参加であった。得られたコメントは、おもに日本の大学における研究に重点を置いたものであった。 基礎研究および応用研究という区別は、研究分野の定義づけに対して有用ではないという意見が回答者 から寄せられた。この区別とは、とくに情報工学、化学、および物理学において、選択された25 の研究分 野に属するプロジェクトに対してMRI およびCSTP が設定したものである。しかしながら、純粋に基礎研究 または応用研究のみに従事している研究者および科学者はまれであり、学際的な研究が増えるにつれ、 その境界線はあいまいになっているという報告が回答者からなされている。 また、日本の科学技術研究開発能力についての検討に関連していると回答者が感じたことで、前述の4 つの質問事項に含まれていないと思われる件についても、コメントを求めた。 質問トピック、科学分野および研究カテゴリー別の主要な調査結果 本要約では、4 つの質問に対する回答を質問トピック、科学分野、研究カテゴリーごとにまとめた。また、 質問として取り上げた4 つの項目に関連した回答者からの追加コメントもここに加えた。 全体としては、日本は多くの特定の研究分野において米国と同等の地位にあり、いくつかの分野におい ては世界トップの座を占めていると見られていた。また、日本はとくに健康や安全にとって重大な問題と密 接に関連した分野、あるいは日本の産業界の競争力および優先政策と密接に結びついた分野において 秀でていると認められた。日本の研究は安定的で質が高く、日本の研究者および科学者は非常に慎重 かつ献身的であると見なされた。しかしながら、日本の科学技術研究開発能力には深さが欠けており、独 創的な研究やリスクの高い研究が不足しているという指摘があった。日本のもっともすぐれた科学技術は 世界最高水準に匹敵するものであると多くの回答者が認めたが、そのもっともすぐれた分野とそうでない 分野との格差が、世界の科学技術分野における日本の競争力向上の障害となっているとも指摘された。 viii 日本の研究機関の成果 回答者に対し、過去5~10 年間における各専門分野における重要な成果についてのコメントを求めた。 ごくまれな例外を除いて、回答者は各専門分野内の特定の研究分野における日本の能力について言及 した。大部分のケースにおいて、日本は米国およびヨーロッパと同等の地位にあると見なされた。 概して、日本はライフサイエンスにおいて重要な役割を果たしており、多くの研究分野において意義深い 貢献をしていると回答された。しかしながら回答者は、日本が画期的な発見を生み出してきたとは考えて いない。日本の研究は揺るぎないものであると認められているが、その一方で並外れたものではないと考 えられている。環境における日本の研究は、一貫してすぐれた成果を挙げており、近年その能力に大幅 な前進が遂げられたと見なされている。回答者は、日本の応用研究を高く評価しており、日本が科学に対 して大いに貢献していることが認められた。情報通信分野の日本の科学者は、安定的で高品質な研究を 遂行し、幅広い分野に対して多大な貢献を果たしていると見なされているが、全体としては画期的な研究 成果を挙げているとは位置づけられていない。ナノテクノロジー・材料における日本の研究は、一貫して 質が高く、多くの分野において卓越したものであると見なされており、さらにいくつかの分野においては世 界一であると評価されている。しかしながらその能力は、他分野と同様に深みを欠いているとの指摘を受 けた。 日本の研究の質 各分野においてもっともすぐれている国と日本との研究の質を比較することを回答者に求めた。 ライフサイエンスでは、日本のすぐれた研究が欧米諸国に勝るとも劣らないと評価される一方で、日本か らの研究発表は、その範囲および件数において、全体的に欧米を下回っていると見なされた。農業科学、 微生物学、神経科学・行動学、ならびに植物科学・畜産学では、日本の研究は欧米に匹敵するものであ ると見なされている。生物学・生化学においては、一方の回答者が日本は米国と同等であると考えている が、もう一人の回答者は米国よりも劣っていると答えた。これと同様に、分子生物学・遺伝学でも、正反対 の見解が得られた。また、薬理学・毒物学では、一方の回答者が日本は米国よりもまさっていると見なして おり、もう一人の回答者は日本と米国がほぼ互角であると答えた。ある回答者は、臨床医学における日本 の研究開発能力が長期的に見て低下していると述べた。 環境においては、日本がトップ水準の国々に遅れをとっていると見られているが、とくに基礎的な研究に おいて前進が見られると回答された。しかしながら、研究の範囲およびまったくの独創的研究については、 米国などのトップ水準の国々と比べ、より限定的なものであると指摘された。エネルギー工学に関しては、 日本は米国と互角、または米国を超えていると考えられている(2 人の回答者はともにハイブリッド自動車 エンジンについて言及した)。生態学では、日本は依然として米国の後塵を拝していると考えられている が、著しい進歩が認められると報告されている。地球科学においては、地球シミュレーターが日本の主要 な研究開発成果であると見なされており、これによって日本が米国と同等の地位にまで高められたと考え られている。 情報通信の場合、日本がいくつかの分野におけるリーダーであると見なされている。技術を製品に応用 する日本の能力は、重要な強みであると強調されたが、基礎的な研究、およびリスクの大きい研究はいず れも不足していると見られている。情報工学および電気・電子工学では、日本は米国と同等の地位を占め ており、機械工学では米国を上回っていると見なされている。その一方で、数学においては日本が米国 に遅れをとっており、さらに重要なことには、長期的に見てその能力が低下していると指摘されたことであ る。 ナノテクノロジー・材料に関しては、大部分の分野において、日本は欧米諸国と互角であると認められた。 その日本の成功と世界一の技術をもっとも明確に示している例はカーボンナノチューブの開発であり、複 数の回答者から言及されている。世界一と認められたその他の分野は、高エネルギー物理学と高圧物理 学であった。金属研究における進歩も指摘され、日本は化学および半導体研究において米国と同等の 確固たる地位を築いていると評価された。ただ、ポリマー研究と物理化学においては、日本が米国の後塵 を拝していると見なされた。 ix 日本の研究機関の研究開発能力に関する長期的傾向 農業科学および薬理学・毒物学を含めたライフサイエンスにおける研究開発能力は着実なものであると 評価されているものの、生物学・生化学、および臨床医学などの少数の分野においては、低下の傾向が 見られると報告された。 環境においては、全体として進歩が認められ、同分野における技術革新、ならびに基礎研究と応用研究 との間のすぐれたバランスが評価された。 情報通信においては、産業界よりも学術界において大幅な前進が見られ、いくつかの分野で世界的リー ダーとしての地位を確立しつつある。しかしながら、依然として未発達な物理的インフラストラクチャーが重 大な問題点として指摘されている。 ナノテクノロジー・材料については、すべての分野で一貫した進歩が報告されているが、とくにニュートリノ 物理学などのいくつかの分野においては、劇的な前進が認められており、日本はここ15 年の間で遅れを 取り戻し、一挙に世界的リーダーへ躍進したと考えられている。また、産業界や国立研究機関と比べ、大 学においてより大きな飛躍が遂げられていると報告された 世界的に見た日本の研究機関の重要性 日本は、ライフサイエンス、環境科、および情報通信の研究開発において重要な役割を演じているが、い まだ欧米諸国の水準には達していないという意見がもっとも多く見られた。日本は質の高い、そしてしばし ば革新的な研究成果を生み出しているが、全体的に見ると、日本の研究はまだ革新的なレベルに至って おらず、研究開発能力についてもその範囲および深さにおいて未発達であると指摘された。日本のトップ レベルの研究者たちは、世界水準の研究をおこなっているが、日本が世界的リーダーとなるまでには至っ ていないと見られている。また、回答者によれば、日本の組織的・文化的な障壁がよりリスクの高い研究開 発活動の妨げとなっているということである。日本が科学分野における世界的リーダーを目指すには、そう いったハイリスクな研究開発活動がさらに重要となってくると指摘されている。ナノテクノロジー・材料では、 とくに応用の分野において日本の卓越性が認められている。その反面、基礎研究における弱さが、日本 は国際舞台における主要な研究開発の担い手ではないと考えられるおもな理由になっていると報告され ている。 - 1 - 第1 章 はじめに 科学技術の研究開発に関わる国際的な舞台で競争力を維持し続けるためには、科学技術の研究開発 活動を実施するために利用できる資金を各研究分野に対していかに分配するか、そして革新的な研究 開発活動を支援するために必要な組織的・社会的な構造をいかに作り出すかについて、教育・研究機関、 産業界、ならびに政府機関が決定を下さなければならない。このような意思決定に際しては、各国の研究 者・科学者、研究機関、および研究実績などの状況に関する国際的な比較がある程度必要になる。 高度に発達した科学技術の分野では、前述のような比較をおこなうためにもっとも適した人材は、特定の 専門知識を有した他国の研究者および科学者にほかならず、そういった専門家にしか他国の研究者およ び研究機関による科学的な研究成果を評価することはできないといえる。そのような評価は、国家の科学 技術政策の策定、ならびに同政策にもとづく資金配分の決定に際し、有用な情報になると考えられる。本 書で報告する調査では、日本の広範な科学分野における研究開発活動について、米国一流の研究者 および科学者の見解を集め、それらについて検討を加えた。本調査の目的は、科学技術研究開発活動 への支援に関する日本の政策決定に利用するための情報を提供することにある。 RAND は、日本の三菱総研(以下、MRI)から依頼を受け、合計25 の研究分野(3 つの分野については基 礎研究と応用研究の区別を設けた)から選抜した米国一流の研究者および科学者に対してインタビュー を実施し、それぞれの分野における日本の研究開発活動についての意見を求めた。各分野からそれぞ れ2 名の研究者に対してインタビューをおこなった。 上記インタビューの結果をもとに、MRI が日本の総合科学技術会議(以下、CSTP)に提出する報告書を 作成する予定になっている。CSTP は、日本の内閣府に属する一組織であり、日本の科学技術政策の決 定に対して責任を負っている。CSTP の「第三次科学技術基本計画(2006~2010 年)」の策定には、この MRI レポートの結果が活かされるであろう。 MRI は、CSTP との協議の上で、表1.1 にまとめたとおり、4 つの主要科学分野の中から25 の研究カテゴ リーを選択した。これらの分野が選ばれた理由は、日本の現行の科学技術基本計画(2001~2005 年)に おける重点分野であり、また日本政府が同分野での世界における日本の地位の把握を望んでいるため である。上記分野での世界における日本の地位向上は、現行の基本計画で設定された目標の1 つにな っており、本調査の結果は、第三次科学技術基本計画(2006~2010 年)において選択される重点分野に 影響を与えることになるだろう。 表1.1 調査を実施した科学分野および研究カテゴリー ライフサイエンス (9) 環境 (3) 情報通信 (5) ナノテクノロジー・ 材料(8) 農業科学 環境学・生態学 計算機科学(基礎) 化学(基礎) 生物学・生化学 エネルギー工学 計算機科学(応用) 化学(応用) 臨床医学 地球科学 電気・電子工学 材料科学(金属) 免疫学 機械工学 材料科学(高分子) 微生物学 数学 材料科学(無機材料) 分子生物学・遺伝学 材料科学(半導体) 神経科学・行動学 物理学(基礎) 薬理学・毒物学 物理学(応用) 植物学・動物学 - 2 - 上記の研究分野は、あらゆる科学研究分野を網羅したもっとも信頼の置ける分類方法であると考えるべき ではなく、かならずしもそれぞれの分野が互いに独立したものではない。そもそも科学技術分野の境界線 はあいまいなものであり、研究活動がより学際的になるにつれ、ますますその傾向が強まっているといえる。 また、各分野から2 人の研究者・科学者を選抜してインタビューを実施するという決定は、MRI および CSTP からなされたものである。各研究分野につき2 名ずつの研究者から得られた見解では、そのカテゴ リー全体はおろか、より特定された研究分野についてさえ、限定的な展望しか期待できないとの認識があ った。とは言うものの、4 つの主要な科学分野の中で実施したインタビューは、日本の科学事業の品質、 構造、および見通しに関する重要な問題点を浮き彫りにするために十分な情報を提供するものであると いえる。 RAND は、以下の4 項目に重点を置き、自由回答形式のインタビューを実施するよう依頼を受けた。 ? 回答者が自らの専門分野において重要かつ興味深いと感じた日本の研究機関による研究成 果 ? 回答者の専門分野において日本の研究機関が実施している研究の質に対する評価。とくに同 分野においてもっともすばらしいと思われる国との比較における日本の実績に重点を置くこと。 ? 日本の研究機関の長期的な業績に対する評価 ? 回答者の専門分野において日本が重要な研究の担い手であることを示す事例 2004 年8 月にRAND の調査チームがインタビューを実施する研究者のリストを編成し、2004 年9 月に52 人分のインタビューを完了した。 本報告書は5 つの章から成っている。本章につづき、第2 章では、RAND によるインタビューを実施する 研究者の選抜方法について述べ、第3 章ではそれぞれの研究カテゴリーごとに4 つの質問に対する回答 を検証した。第4 章では得られた回答の分析と統合をおこない、第5 章では結論を提示した。 - 3 - 第2章 調査方法について 4 つの科学分野と25 の研究カテゴリーの分類・設定、ならびに各分野から2 人の研究者に対しておもに4 つのトピックに関してインタビューをおこなうという決定は、すべてMRI およびCSTP によってなされたもの である。しかしながら、その定められた枠組みの中で、RAND 調査チームは、米国一流の研究者および科 学者を選定する方法、ならびに選定された研究者から有効な回答を引き出すための最善の方法を決定 しなければならなかった。本章では、まず研究者および科学者の選定に用いた手法および基準について 述べることとする。つづいて、収集されたデータを保護し、回答者と提供されたデータの匿名性を保証す るために採用したプライバシー保護規定について解説する。最後に、回答者へのインタビューの依頼方 法について述べる。 研究者・科学者の選定に用いた手法および基準 関連研究分野に属する米国一流の研究者および科学者を選定するため、5つのステップを用いた。同手 順を通じて、自らの研究に対して連邦政府からの資金援助を得ているという絶大な実績を有する者、学 会から科学に関する賞を受賞した、あるいはその他専門分野に関わる表彰を受けた者、論文発表を積極 的におこなうとともにそれらが他の文献に広く引用された実績を持つ者、そして研究開発に対する資金提 供をおこなっている組織、ならびに他の研究者および科学者から関連研究分野の第一人者であると認め られた者を選定することに成功した。25 分野における米国トップレベルの科学者を選定するためにおこな った一連の作業は、次のとおりである。 ステップ1 RaDiUS による検索 RAND で開発した米国研究開発データベース(RaDiUS)を用い、関連研究分野でもっとも活発な活動を おこなっている研究者および科学者を選定した。この選定では、研究者が受け取った連邦政府からの科 学技術研究開発(R&D)に対する助成金の件数および金額を基準とした。25 の研究分野について、特定 の分野内で連邦政府から受けたR&D 助成金を含めたヒット件数を最大限にするような検索期間を設定し た。個々の検索者について、入手できる範囲内でもっとも直近の情報である会計年度2002 年からスキャ ンを実施し、5 年分のデータをさかのぼって検索した。また、各科学分野に関して、検索された研究に対 するすべての助成金を分析することにより、上記期間中に各対象者が主要な研究員として名前を記載さ れた頻度、ならびに資金提供を受けていた合計平均会計年度数を算出した。 より広範な研究分野(農学、物理学、および化学など)に関しては、関連する個々のR&D 助成金の件数 が膨大で、場合によっては10,000 件を超えるものもあった。このような10,000 件を超えるケースについて は、広範な研究分野に属する科学者からの資金提供申請を集めている出資機関(たとえば米国国立科 学財団)のみを検索するという方針に変えた。概して“化学”などのきわめて一般的な条件を用いた検索 は、無関係な研究助成金もヒットしてしまう可能性があることに留意しなければならない。しかしながら、無 関係な研究者を誤って検索する頻度よりは、関係する専門家にヒットする頻度のほうが高いであろうと仮 定した。したがって、頻度を基準とした分析では、無関係な研究者と特定の研究分野とを誤って結びつけ る件数を減少させなければならなかった。逆に、設定した検索エリアが非常に狭い専門分野(たとえば神 経化学および行動学など)に限定されており、前述のものと比べはるかに少ない件数しか関連する助成 金が検索できない場合もあった。このRaDiUS を用いた検索によって、合計618 名の研究者の名前が挙が った。その内訳は、ライフサイエンス分野で229 名、環境分野が100 名、情報通信分野から114 名、そし てナノテクノロジー・材料分野から175 名であった。 - 4 - ステップ2 受賞者の確定 インターネット検索および専門学会との協議を通じ、25 分野における科学に関連する著名な賞からその 受賞者の名前を検索した。R&D 活動に対する助成金を網羅したRaDiUS データベース検索とは異なり、こ こでは傑出した科学研究成果を表彰する賞のみを取り上げた。具体的には、有名な15 の科学関連の賞 に対して検索を実施した。その賞には、「科学栄誉賞」、「マッカーサー財団フェローシップ」、医学および 生物医学研究における「アルバニー医学センター賞」、ならびに特定の分野における功績に対して与えら れるその他の賞などが含まれる。スクリーニングプロセスとして、大学院生のための学会や協会に関連し た賞、ならびに研究に対する資金提供を目的とした賞はすべて厳密に除外した。さらに、賞を授与する機 関は専門的な組織に限定し、それぞれの組織を会員数規模および賞金金額によってランク付けした。検 索機関は1998~2002 年の5 年間とした。賞が授与された2002 年以前の期間が5 年に満たない場合、 賞が授与されたすべての期間に対して検索をおこなった。対象とする研究者および科学者の卓越性をさ らに高めるための一手段として、上記のような検索の結果と前述のRaDiUS による検索結果との比較をお こなった。 ステップ3 書誌学的検索 つづいて、RaDiUS 検索および科学関連賞受賞者検索から得られた25 分野618 人の研究者リストに対し、 論文発表および引用に関する検索をおこなった。同分析には、SciSearch と呼ばれる引用参考文献科学 データベースを用いた。これは約6,100 種類の国際的な科学専門雑誌に掲載されたすべての記事の見 出しに索引を付けたものである。このSciSearch は、農学、天文学、行動科学、生化学、生物学、生物医 学、化学、コンピュータ応用技術、地球科学、数学、医学、気象学、微生物学、原子物理学、薬理学、物 理学、精神医学、心理学、獣医学、および動物学に関する文献を網羅している。 本検索では、上記618 人の研究者および科学者に関連する記事の総数および引用総件数を把握するこ とに重点を置いた。各人の名前を論文(筆頭)著者、および引用文献著者として検索した。SciSearch で検 索する名前は、似通った名前や頭文字を持つ他者の論文を厳密に除外し、該当著者のみに関連するも のを確実に検索するため、「名字、第一頭文字(名前の頭文字)、第二頭文字(ミドルネーム等がある場合 のみ)」の形式で入力した。ミドルネームの頭文字がない場合やまったく同一の名前が存在する場合には、 より確実な検索を保証するため、さらにその他のライブラリツールを使用した。このようなツールとしては、 オンラインコンピュータライブラリセンターのFirst Search 上のAgricola やPubMed などのデータベース、 さらにはWWW 検索のためのGoogle 検索エンジンを使用した。全リスト中約10%についてこのような追加 検索が必要であったが、それによって大部分の問題が解決した。それでも検索できなかった研究者につ いてはリストから削除した。 ステップ4 専門家からの指名 つぎに、多数のRAND 上級研究員により、これまでに選定された研究者・科学者についてそれぞれが従 事する研究分野における専門知識に対する検証をおこなった。また、国立衛生研究所や国立科学財団、 その他科学研究を支援する組織に属する専門家に依頼し、リストアップされた研究者に関する意見を求 めた。このような専門家の見解は、研究助成金の件数や専門分野における受賞数、あるいは論文発表や 文献引用のみから判断した場合には脚光を浴びることがなかったであろうトップレベルの科学者を把握す るために非常に有益であった。こうして、研究活動の質の高さや関連分野に与える影響の大きさ、主要な 政府委員会や学術委員会の委員への任命、ならびに有数の研究機関および専門学界における役職者 としての地位などの理由から第一人者であると見なされる研究者および科学者がさらにリストアップされる 資格を得た。 - 5 - ステップ5 選定された回答者からの推薦 ステップ1 からステップ4 までの作業によって得られたデータから、インタビューを依頼する研究者・科学 者のリストが作成された。いろいろな点を考え合わせた結果、多数および高額の研究助成金を獲得し、科 学関連の賞を受賞し、多数の論文発表および文献引用があり、トップレベルの研究者として専門家から 推薦されているという条件を重視した。このような過程によって、米国内で該当分野において一流と見なさ れる研究者および科学者を選抜することに成功した。しかしながら、インタビューを依頼した対象者のうち 約1/6 は、時間がない、あるいは日本における研究活動に精通していないという理由から回答を辞退した。 その代わりとして、日本の研究活動に詳しいと考えられる同僚を紹介してもらった。そのようにして紹介さ れた研究者がすでにリストに挙げられていた場合も少数例あったが、大部分はインタビューのために選定 されたトップ層の研究者には属していなかった。とは言うものの、そのような研究者の日本に対する見識の 深さからより詳細な意見をえることができ、さらには、日本での研究活動に接触する機会および興味が少 ない、あるいはまったくない研究者と比較し、概して自らの見解の披露に対してより積極的であった。結果 としてそういった意見が本調査に対して意義深い価値を付与することとなった。 回答者のプライバシーを保護するための手段 本プロジェクトでは、個人データの保護に関する連邦規定の遵守を保証するため、RAND プライバシー保 護委員会(HSPC)による検閲を実施した。データ保護計画の策定、検証、および承認はすべてHSPC が おこなった。同計画では、本調査のために収集されたデータの保管方法および保管期間、ならびにデー タの安全な保管および最終的な処分に関するその他の手順を定めた。本プロジェクトにかかわるすべて のRAND リサーチャーがデータ秘密保持契約に署名をおこない、同契約書にはデータ収集、保管、移動、 および使用に関する詳細な責任を明記した。インフォームドコンセントのための文書も作成し、本調査の 目的、ならびに収集されたデータの処理・使用方法に関する情報について記載した。同文書は、HSPC からの承認を受けた上で、すべての回答者に配布した。すべての回答者に対して、RAND リサーチャー がインタビューをおこなう前に、同文書に定められた条件への同意を明示することを求めた。この同意は、 口頭によるもので十分であるとHSPC から判断された。最終的には、4 つの質問事項(MRI およびCSTP が関心を抱く4 つの主要トピックに対してそれぞれ1 つ)に関しても、HSPC による検閲と承認を受けた。 回答者へのインタビューの依頼 RAND 調査チームの各メンバーは、自らの専門分野および関心の度合いにもとづき、多数の分野に属す る研究者および科学者に連絡をとり、インタビューを完了させるという責務を負った。メンバーはすべて、 科学分野の教育を受けているか、科学技術政策に関する調査を実施した経験を持っているか、あるいは その両方の条件を満たしている者とした。回答者には電子メールまたは電話で連絡をおこない、インタビ ューへの参加を依頼した。 インタビューを実施する前に、すべての回答者に対して、RAND という組織の詳細、インタビューの目的、 RAND への本プロジェクト依頼主の特定、収集されたデータの使用方法、ならびにすべての回答者およ びその回答の匿名性を保証するためのデータ保護規定の存在を説明した。また、回答者がRAND およ び本プロジェクトに対して抱いた質問に対して回答するとともに、定められた条件にもとづいて提供された 情報を使用することに対する同意を口頭で明示するよう求めた。さらに、自由回答形式とし、自らが適切 であると思う回答を自由に述べてもらうことを告げた。上記の手続きが完了したのちに、インタビューを開 始した。 第1 章で述べたとおり、選択された25 の研究分野からそれぞれ2 人の研究者に対してインタビューを実 施し、合計50 人へのインタビューを完了することを計画した。しかし、ライフサイエンスの神経科学・行動 学、および情報通信の数学において、各3 名の回答者にインタビューを依頼したため、最終的には52 人 へのインタビューを実施することとなった。ただし、3 人目のインタビューをおこなう場合には、最初の2 人 への依頼が完了した後に接触を持ち、本プロジェクトへの参加の同意を求めた。3 人目のインタビューを 実施した理由は、該当研究者の見解に関心があったためであった。 - 6 - 6 人のRAND リサーチャーは、すべて電話を通じて2004 年9 月中に前述のインタビューを完了した。各イ ンタビューに要した時間は、平均約30 分であった。まず、該当分野において各人が関心を抱いている研 究対象についてたずね、同意見が該当分野全般、あるいは特定の研究分野に対してのみ適用されるか 否かについての回答を求めた。つづいて日本での研究に関する主要な情報源について質問したのち、 前述した4 つの質問事項に対する回答を依頼した。それぞれの質問に対して適切であると考える見解を 自由に述べてもらい、明確でない部分やさらに詳細な情報や事例が必要な場合にのみ、追加の質問をさ しはさんだ。 52 人の回答者のうち、50 名が大学を基盤とした研究者および科学者で、民間営利企業で働く回答者わ ずかは2 名であった。情報工学、化学、および物理学において基礎研究および応用研究という区別がな されていたため、それぞれの分野における研究活動を実施している回答者への質問をおこなったが、一 般的にはこのような研究分野の定義づけは有用ではないという意見が回答者から寄せられた。純粋に基 礎研究または応用研究のみに従事している研究者および科学者はまれになっており、このような従来の 分類が持つ意味は薄れているとの指摘を受けた。研究活動がますます学際的な性質を持つようになるに つれ、科学研究を単一の分野にはめ込もうとする試みには疑問が投げかけられている。この理由から、科 学分野および研究カテゴリーごとの回答の総括では、上記3 つの分野において基礎研究および応用研 究を区別した報告はおこなわなかった。 それぞれの情報源が何であれ、大多数の回答者が日本における研究について非常に深く精通しており、 日本でもっともすぐれていると見なされる研究者、科学者、および研究機関の名前をためらいなく挙げた。 回答者はまた、そのような日本の研究者、科学者、および研究機関がどの程度まで世界レベルに達して いるかに関するコメントをおこなった。さらに、自らの研究分野において重要であると見なされる1 つあるい は複数の日本の科学的功績を回答した。 得られた回答に含まれていた研究機関には、大学、政府出資による研究機関(あくまでの出資だけで運 営母体は政府機関ではないもの)、国立研究所(研究者および科学者が出資機関の従業員である場合)、 および産業界の4 つがあった。回答者から提供された情報は、おもに日本の大学および政府出資による 研究機関における研究活動に対するものであったが、同時に産業界に対する評価も求めた。 国立研究所に関して多くを語った回答者はほとんどいなかった。回答者が産業界や国立研究機関に所 属する研究者・科学者との交流・関係をあまり多く持っていないのは、偶然によるものなのか、それとも回 答者の好みによるものなのかははっきりしない。ただ回答者たちは、日本のすぐれた研究は大学および 研究機関から生み出されていると確信しているようであった。また、回答者の大部分が大学を基盤とする 研究者および科学者であるため、日本の学術会における研究に精通しているという事実は、回答者が所 属している組織的な環境を反映したものであるともいえる。つまり、回答者とのその日本側の同業者が同 じ専門学界の会議に出席し、同じ科学雑誌を読み、記事を発表しているという背景が予想された。 最後に、回答者から得られた回答は、日本における研究に関する回答者の知識、経験、および見解を反 映したものであるということに留意しなければならない。ごく少数の例外を除き、その評価は、臨床医学や 数学、物理学、あるいは本プロジェクトにおいて設定した4 つの科学分野(ライフサイエンス、環境、情報 通信、およびナノテクノロジー・材料)などのように広範な分野に対するものではなく、むしろ彼らの専門と する研究分野に特化されたより狭隘な範囲内におけるものである。したがって、続く2 つの章において展 開される回答の総括および統合、あるいは本書付録に掲載した個々の回答記録からデータを一般化す るプロセスが必要となるといえよう。 - 7 - 第3 章 質問トピック、科学分野および研究カテゴリー別の回答の総括 本章では、インタビューした4 つの質問に対する回答を総括した。回答者からのコメントは、本調査で設定 したライフサイエンス、環境、情報通信、およびナノテクノロジー・材料という4 つの科学分野と、それらの 属する25 の研究カテゴリー別に整理した。あわせて、HSPC から承認を受け、実際にインタビューで回答 者に読まれた4 つの質問をそのまま掲載する。 日本の科学研究機関による成果 広範な分野における日本の科学研究機関の成果に関する回答者の見解を得るため、以下の質問をおこ なった。 「(過去5~10 年間で)あなたの専門分野において重要または興味深いと思われる日本の科学研究機 関による成果は何ですか?」 ライフサイエンス 回答者は、ライフサイエンスに分類された各研究分野における日本の科学事業に関する広範かつ全般 的な知識を有していた。また、日本での研究活動、それらを担う特定の研究者および科学者、ならびに彼 らが属する研究機関に関してきわめて深く精通していた。概して日本は、同分野における研究の重要な 担い手であると認識されており、多くの研究分野において意義深い貢献がなされていると回答されたが、 日本が画期的な発見を生み出してきたとは考えられていなかった。さらに、日本の研究は揺るぎないもの であると認められているが、その一方で並外れたものではないと考えられている。以下は回答者から特定 された成果を分野別に概括したものである。 ? 農業科学:1 人の回答者は、日本が植物ゲノミクスの進展において主要な役割を果たしてきたと 見なし、とくに米のゲノム順序付けに関する日本の功績が大きいと指摘している。2 人目の回答者は、同 分野における日本の研究に対してそれほど感銘を受けておらず、日本の研究はつねにすぐれているが、 国際水準を大きく上回るほど画期的なものではないと回答した。 ? 生物学・生化学:同研究分野の最初の回答者は、日本が糖鎖生物学において非常に大きな貢 献を果たしており、とくに注目すべき成果はグリカンの構造解明であり、これが同分野の研究に対して多 大な影響を与えたと報告した。2 人目の回答者はこれとは異なる意見を持っていた。日本の研究者・科学 者は、初期の観察にもとづく研究しかおこなっておらず、一般的により深い知識の開発へとつなげること ができないと報告された。一例として卒中に関する研究を挙げ、日本の科学者が卒中の発生に関与する 主要な経路について検討したが、そのメカニズムの解明までには至らなかったと述べた。 ? 臨床医学:本研究分野の最初の回答者は、薬物による副作用に関する日本の研究開発力を取 り上げたが、具体的な成果を挙げた日本人研究者名を特定することはできなかった。2 人目の回答者は、 日本がウィルス学や感染症の研究において世界トップ水準から遅れをとっていると答えた。とくに、ロタウィ ルス、インフルエンザウィルス、腸内ウィルス、およびフラビウィルス属に関する研究について言及した。過 去にはウィルス学において多数の研究者・科学者を輩出した日本を回想し、ここ20 年の間に同分野にお ける基盤を失ったと指摘した。さらに、日本の現在の研究は過去と比べて革新性を欠いており、今日の日 本におけるウィルス学および感染症研究は、検定法の開発のみに重点が置かれていると付け加えた。 ? 免疫学:日本は、同分野の研究において大きな影響力を有する担い手であり、多くの重要な発 見やずばぬけた研究を生み出してきたと見なされている。日本は、分子免疫学に対して独創性に富んだ 貢献を果たしており、体細胞変異において中心的な役割を果たすAID タンパクの同定に成功したことが 特筆すべき日本の成果であると強調された。 - 8 - ? 微生物学:日本の微生物学者は、抗菌物質および抗菌耐性に関する研究において重要な貢 献を果していると言及された。さらに、日本の研究機関で開発された多くの製剤用物質は、米国の製薬会 社が購入したり、ライセンス契約を結んだりしている。日本の研究者・科学者はまた、環境問題にとって重 要な抗菌プロセスの基本的解明にすぐれており、なかでも注目に値するのは、廃棄物の処理に重要な嫌 気性生物についてであると報告された。日本は長年にわたって同分野の研究に従事しており、これまで はおもに商業的応用に重点が置かれていたが、最近になって環境的応用にシフトしつつあると言及され た。 ? 分子生物学・遺伝学:日本による重要な成果として、遺伝子配列に関連した大量の相補DNA データの産出が挙げられた。しかしながら、分子生物学の分野においては、日本は主要な研究の担い手 ではないと1 人の回答者は指摘した。日本はまた、ゲノム研究センターにおいて重要な役割を果しており、 特定の染色体の連鎖部分に対して著しい貢献を果していると見られている。回答者はまた、日本が遺伝 子全長コピーのクローニングにおける世界的リーダーであると言及した。 ? 神経科学・行動学:全体として、日本は画期的な研究を生み出してはいないと見なされているが、 同分野の知識の総括には貢献していると見られている。しかしながら、日本政府が神経科学分野に対す る肩入れを決定したのちは、著しい前進とすぐれた功績を挙げている。そのすぐれた研究成果の一例とし て、霊長類の神経生理学および認識に関わる脳の機序に関する日本の研究が挙げられている。 ? 薬理学・毒物学:日本ではアリルハイドリカーボンレセプター(アリル炭化水素受容体=AhR)に 関する重要な研究がおこなわれていると報告された。毒物学における日本の卓越性も強調された。黒焦 げした食品における発癌性物質の発見など、1970 年代における日本の基礎研究が同分野における主要 な貢献として引き合いに出された。薬物の毒性に関する国際的な研究も、GstP(グルタチオンS-トランス フェラーゼ)に関係した分子生物学的現象における日本の研究から恩恵を受けていると考えられている。 ? 植物科学・動物学:日本は同分野、とくに基礎研究における研究の強力な担い手であると見な されている。1 人の回答者は、日本が一般に公開されているデータベースを通じて幅広く活用できる植物 ゲノム関連データ作成技術利用の最前線にいると回答した。ほかにもさまざまな分野において日本の研 究チームはすぐれた活動を展開しており、そのような分野には、植物ホルモンのシグナリングや機能的ゲ ノミクス、米の分子遺伝学、植物発育生物学などがある。また、日本は同分野における重大なモデルを作 り出したと言及された。さらに、基礎植物生理学においては、一貫して強力な研究の担い手として活躍し ており、そのもっとも注目すべき成果は植物の光信号および反応に関するものであるとのことであった。日 本の科学者は、フィトクロムやクリプトクロムなどの光受容体分子に関する研究において、多くの重要な成 果を挙げており、日本による大型スペクトログラフの開発は、同分野の発展に不可欠なものであると回答さ れた。 環境 本プロジェクトの調査対象となっているその他の研究分野と比較すると、環境における日本の研究活動は 一貫してすばらしいという評価を回答者から受けた。日本の研究開発能力は、ここ数年で著しい進歩を遂 げたと見られている。概して回答者は、日本が応用研究においてすぐれた功績を残しているとともに、き わめて重要な貢献を果していると評価している。しかしながら、回答者によっては、より活発な国際的交流 を通じ、同分野における日本の地位をさらに向上させることができるであろうと指摘した者もいた。回答者 から言及された環境科学における日本の功績を以下にまとめる。 ? 生態学:日本の研究者・科学者は、温帯林における暴風などの天候の乱れによる影響に関して 興味深い研究をおこなっているとともに、森林システムに対するハリケーンの作用解明については非常に すぐれた研究実績を挙げ、生命の起源およびその分子基盤に関してはすぐれた研究を展開していると報 告された。また、湿地帯の復元に関してすぐれた研究成果が実りはじめているが、深海のサーマルベンツ (熱排出口)に関する生態学研究ではこれまでのところ大きな成果が得られていないと報告された。 - 9 - ? エネルギー工学:日本は燃費のすぐれた車両の開発において突出した功績を挙げており、とく にハイブリッド自動車は、驚くべき大胆な発想と先見の明にあふれたものであると評されている。日本の研 究者・科学者によって生み出された最先端の研究によって、上記車両にとってきわめて重大な制御アル ゴリズムの開発が可能となった。ハイブリッド自動車製造技術は、自動車業界全体を変化させ、予測可能 な未来において高燃費車両に対する日本のリーダーシップを保証するものであると見られている。 ? 地球科学:地球シミュレーターの開発は、もっとも重要な日本の成果の1 つであると見なされて いる。地球シミュレーターは、まさに最先端の気象・気候における変化のシミュレーションを提供するもの で、これまでに他国が実現していた最高レベルの10 倍の計算スピードを達成するという驚くべき偉業を成 し遂げたと評されている。また、日本は、グローバルポジショニングシステム(全地球測位システム=GPS) レシーバーの気象学および気候変化測定への応用において、大きな前進を遂げたと見なされている。日 本は台風の研究に対して大きな貢献を果し、同分野における研究の第一人者として認められている。そ の他日本によるGPS の重要な応用例としては、精密な動きの検出が挙げられ、これがプレートテクトニクス の解明に不可欠なものとなっている。さらに、1 人の回答者は、日本がGPS レシーバーを用いる先駆的な 研究をおこなっており、局地的スペクトルモデリングに関してある時期においては日本が米国をはるかに しのいでいると報告した。最終的には、日本の研究者・科学者は、データシミュレーション、とくに変動する データのシミュレーションを非常に得意としていると回答された。 情報通信 回答者から得たフィードバックは、情報通信分野における日本の科学的活動に関する広範かつ一般的な 認識を反映したものであった。日本の科学者は、安定的で高品質な研究を遂行し、幅広い分野に対して 多大な貢献を果たしていると見なされているが、全体としては画期的な研究成果を挙げているとは位置づ けられていない。回答者は、日本の研究が国際的にあまり高い評価を得ていない1 つの理由として、多く の飛躍的な発明が国際的な学術界に広く伝えられていないという点を挙げている。回答者から指摘され たICT 分野における日本の成果を以下に記す。 ? 計算機科学:コンピュータサイエンスにおける重要な功績は、インターネットプロトコルバージョ ン6(IP V.6)の開発である。日本はまた、インターネットの使用が可能な家庭用電化製品に関してもすぐ れた研究活動を展開していると評価されている。ドコモのI モード携帯電話は、ワイヤレスアプリケーション プロトコルを用いた類似の欧米製品を上回る優位性を誇っていると名指しされている。分散システムおよ びきわめて信頼できるシステムに関する日本の研究は、革新的とはいえないものの、世界最高水準に匹 敵するものと見なされている。日本の研究者・科学者は、ハードウェアの製造が同領域における自らの強 みであることを十分に認識していると回答された。日本は、公式的な認証分野においては真に重要また は興味深い成果を挙げていないと見られているが、スピーチプロセッシングにおいて熱心な研究活動を おこなっており、非常にすぐれた成果を生み出していると評されている。 ? 電気・電子工学:日本は、ナノエレクトロニクスにおけるサイジングの限界にある次世代型半導 体デバイスの開発、ならびにシングルエレクトロンデバイス、とくにシリコンを基盤とするデバイスの製造に 関してすぐれた成果を挙げていると評価されている。日本の研究者・科学者は、スピントロニクスの新生分 野においてすぐれた研究活動を展開するとともに、メゾスコピック物理学の最先端にいると見なされている。 言及された日本の主要な功績は、天候・災害予測のための宇宙ベースの資産開発である。たとえば、米 国との共同研究によって開発された宇宙ベースの気象レーダーにより、ハリケーンなどの大規模な天候シ ステムをその全体をとらえた詳細かつ高品質な画像を通して監視・研究することが可能となった。 ? 数学:数学における日本の強みは、きわめて広範な研究分野にまたがっている。もっとも特筆す べき日本の成果の1 つとして、量子群理論が上げられた。日本の研究者は、ボルツマンの方程式、水波、 および双曲波の一般理論に関して、そして微積分学、数理物理学、因数分解法、および確率微分方程 式および過程における躍進に対しても大きな貢献を果していると報告されている。日本は非線型偏微分 方程式(PDE)の分野においてとくに強いとは見なされていない。 ? 機械工学:収集された回答によれば、同分野における日本の能力は明白なものであった。明示 - 10 - された主要な成果の事例としては、製造・成形プロセス、新溶接プロセス、および新鋼材開発が挙げられ た。とくに日本の製鉄会社は、鉄鋼生産の開発および推進における世界的リーダーと見なされている。鋼 鉄の熱処理および機械処理における日本の技術は、インフラストラクチャーに使用する鋼鉄の品質を向 上させるものであるが、過去数十年間にわたって日本においてのみ利用されており、米国に導入された のはごく最近のことであった。日本の研究は国際的な建築基準の構築に有益なものとなり、その動きは 1980 年代に日本のリードによって起こったものであった。日本は複合材料の土木構造物への応用におい て他国に先んじているとともに、ロケットエンジンやジェットエンジンなどへの最新複合材料の使用、およ び複合材料の高温使用における世界的リーダーである。また、カーボンファイバー補強高分子物質に関 する日本の研究も世界随一と評価されており、同分野における研究を国際的に飛躍させていると回答さ れた。 ナノテクノロジー・材料 本プロジェクトの調査対象となっているその他の研究分野と比較すると、ナノテクノロジー・材料における 日本の研究活動は一貫した質の高さが特筆されている。研究の深さが不足しているという指摘を受ける 一方で、全体としては多くの専門分野において世界最高の地位を占め、その他大部分の分野においても 世界最高水準に匹敵すると評価された。日本は、1950~70 年代にかけて数々の基礎的な発見を生み出 し、その後も長期にわたって多くの分野で重要な成果を挙げ続けていると回答された。 ? 材料科学(無機材料):日本は、他国でなされた画期的な発見をもとにした新しい、あるいは改 良されたセラミクス製品の製造を得意としていると認められているが、日本の研究そのものは革新的なも のであるとは見なされていない。もっと具体的に言うと、電子セラミクス分野における日本の成功は、“発明 の複製”であると強調されている。日本の大学および営利企業は、すぐれたセラミックセンサ、アクチュエ ータ、およびトランスデューサーを製造していると報告されている。今日の日本は、世界の電子セラミクス 市場の約90%を支配しているといわれており、多層キャパシター(コンデンサー)さえ製造していなかった 30 年前と比べると著しい進歩を遂げている。 ? 化学:カーボンナノチューブの開発に関する初期の研究は、その多くを日本に依存していたと 考えられている。物理科学分野において注目すべき日本の功績は、超高速分光法の研究へのレーザー の応用、ならびに複雑な分子力学の解明手法の開発であると回答された。 ? 材料科学(金属):日本は、熱電子酸化物、分子線エピタキシー(MBE)、および高温超伝導超 格子において世界的リーダーの一員であると認められている。日本の研究者・科学者は、ファン・デル・ワ ールス・エピタキシーおよび酸化チタン、ならびに超伝導体および磁気学研究における材料の合成に関 して非常に革新的な研究を展開していると考えられている。新しい材料の合成への応用、ならびに世界 水準の試作品の製造においては、日本は米国の10 倍の研究開発力を有していると回答された。 ? 物理学:日本は高エネルギー物理学およびニュートリノ物理学において他国を完全に圧倒して おり、その研究開発能力はますます成長を続けている。太陽ニュートリノおよび超新星ニュートリノを検出 するスーパーカミオカンデは、世界最高の設備であり、ニュートリノの基礎的な属性を調査するためのカム ランド実験は、世界随一のプロジェクトであると評されている。基礎物理学における日本の研究は、ノーベ ル賞に値するものであると見なされている。日本はまた、炭素科学においても傑出した研究をおこなって いると報告されており、日本の炭素メーカーはその応用研究において他国のはるか先を行っていると一 方の回答者は言及している。日本の強さが指摘されたその他の分野としては、リチウムイオン電池、ボロ ン(ホウ素)ドーピング、および小型ナノ構造部品がある。また、日本は過去20~30 年間にわたって高圧 物理学における世界的リーダーとしての地位を占めていると報告されている。同分野における初期の研 究はきわめて革新的なもので、現在は地球内深部の解明に高圧物理学を応用する世界的な研究が日本 の大学でおこなわれている。また、地震地質学の地球科学への応用においても重要な研究がなされてい る。最終的には、日本は先進材料の製造およびナノサイエンスにおいて意義深い貢献を果たすとともに、 高温超伝導体およびカーボンナノチューブの製造における世界的リーダーであると評されている。カーボ ンナノチューブの基礎的解明を実現したのは、まぎれもなく日本の功績であると考えられている。 - 11 - ? 材料科学(高分子):日本における青色レーザー光線の発見、ならびに蛋白質の折り畳みに関 する世界的研究が言及された。 ? 材料科学(半導体):日本はバルク金属ガラスの第一開発者として報告されている。顕著な日本 の貢献が認められるその他の分野としては、超伝導体、電子セラミクス、圧電物質、高温超伝導体、材料 の急速固化法、永久磁石の設計、および粉末冶金が挙げられた。ここでもカーボンナノチューブの発見 について触れられ、日本が同分野に関わるすべての研究を始動させたと見られている。言及されたその 他の革新的研究としては、カーボンナノチューブを基礎とした燃料電池開発がある。 日本の研究の質 各専門分野における日本の研究機関の質についての回答者の見解を得るため、以下の質問をおこなっ た。 「あなたの専門分野において、日本の研究機関による研究活動をどのように評価しますか?また、同分 野において最高水準にあると考えられる国々(米国やヨーロッパ諸国などの科学先進国)と比較すると、 日本の研究機関および日本による研究はどのように位置づけられますか?」 ライフサイエンス 日本の最高水準の研究は、その質において、欧米諸国に匹敵すると見なされており、いくつかの分野に おいては日本が明らかに欧米諸国を上回っていると評価されている。しかしながら、全体としてみると、そ の範囲および案件数においては、より限定的なものにとどまっていると指摘された。農業科学、微生物学、 神経科学・行動学、ならびに植物科学・畜産学では、日本の最高水準の研究は欧米諸国に勝るとも劣ら ないものであると見なされているが、その他の分野における日本の貢献度については意見が分かれてい る。生物学・生化学においては、一方の回答者が日本は米国と同等であると考えているが、もう一人の回 答者は米国よりも劣っていると答えた。これと同様に、分子生物学・遺伝学でも正反対の見解が得られた。 また、薬理学・毒物学では、一方の回答者が日本は米国よりもまさっていると見なしており、もう一人の回 答者は日本と米国がほぼ互角であると答えた。1 人の回答者は、臨床医学における日本の研究開発能力 が長期的に見て低下していると述べた。 ? 農業科学:農業科学における日本の研究は、米国に次いで世界第二位の地位を占めており、 その質においては世界最高水準に匹敵すると見なされているが、深さに欠けると指摘されている。 ? 生物学・生化学:生物学・生化学における日本の研究は、非常に強力かつ最先端のものである と回答された。日本の研究者・科学者は、同分野における始動研究を得意としているが、一般的に問題 点の力学的側面に関する深い追求に対しては投資をおこなっていないと言及された。同様に、日本の科 学者は初期段階のアプローチはおこなうものの、それらをさらに深めることは得意としていない。これに対 して米国の研究者・科学者は、技術の活用に関してよりすぐれた研究活動をおこなっていると考えられて いる。 ? 臨床医学:臨床医学における日本の研究は非常にすぐれていると評価されている。米国と比べ ると、日本の研究者・科学者は薬物の安全性により大きな注意を払っていると考えられている。日本の研 究はすばらしく、信頼できるものであると見なされている一方で、革新的あるいは刺激的なものではないと 見られている。 ? 免疫学:日本は免疫学における世界的リーダーであると見なされている。全体的に米国の免疫 学研究がまさっていると見なされているものの、日本の最高レベルの科学者は米国人科学者と同等の力 量を備えていると考えられている。 ? 微生物学:日本の微生物学は国際的リーダーと思われる他国と同程度にすぐれており、とくに - 12 - 微生物学の環境問題への応用については、日本が欧米諸国よりも先んじていると回答された。 ? 分子生物学・遺伝学:同分野における日本の研究に関しては、相反する意見が寄せられた。1 人目の回答者は、人材養成の不足を理由に、現在の日本は同分野に対して多大な貢献をなしておらず、 ヨーロッパの10~15 年前の水準であると報告したが、2 人目の回答者は同分野に置ける日本の研究は世 界一流であると回答した。 ? 神経科学・行動学:同分野における日本の研究の質に関する意見は、回答者の間で食い違う 結果となった。一方では一流と見なされ、先進他国と同等、またはよりすぐれていると回答され、他方では 教育の進んだ大国と比べると、かなり期待を下回る水準であるとされた。 ? 薬理学・毒物学:日本は質において最高水準の学術的研究をおこなっていると評価された。し かしながら、基礎研究においては欧米諸国と互角であるが、応用研究においては遅れをとっていると回 答された。 ? 植物科学・動物学:同分野における日本の研究は、非常に着実なものであると評価された。日 本の研究者・科学者は、質の高い研究を展開しているが、全ゲノムの順序付けなどの画期的な発見には 至っていないと見られている。他国で開発された革新的な研究成果を実社会の問題点に応用することに 関しては成功を収めていると指摘された。また、光受容体に関する日本の初期の研究は、最高レベルの ものであったが、最近は革新的または影響力の大きい研究がなされていないと報告された。 環境 環境においては、エネルギー工学における研究を例外とし、依然として日本が他の科学先進国よりも遅 れをとっているというコメントが回答者から寄せられた。回答者は、日本の研究全般における質の高さを認 めるものの、いまだトップ水準には達していないと考えている。また、とくに基礎的研究において、日本は 欧米の研究成果を後追いしていることが多いと指摘された。エネルギー工学に関しては、日本は米国と 互角、または米国を超えていると考えられている(2 人の回答者はともにハイブリッド自動車エンジンにつ いて言及した)。生態学では、日本は依然として米国の後塵を拝していると考えられているが、著しい進 歩が認められると報告されている。地球科学においては、地球シミュレーターが日本の主要な研究開発 成果であると見なされており、これによって日本が米国と同等の地位にまで高められたと考えられている。 ? 生態学:生態学における日本の研究は、その質の高さが認められてはいるものの、依然として 世界のトップ水準からは若干遅れをとっていると回答された。その傾向は、あまり定量的でないアプロー チを用いたヨーロッパの研究方法から影響を受けていると見られており、この種の手法は米国ではあまり 流行していないものである。 ? エネルギー工学:日本の研究は欧米諸国とほぼ互角のものであると考えられている。エネルギ ー工学に関する学術的研究においては、その研究範囲と深さにおいて見劣りはあるものの、日本は欧米 諸国と対等の地位にあると回答された。日本の製品は、より品質にすぐれ、より効率的で、より安価である と評価されているが、つねに製品化につながるアイディアをうみだしているとは言えないという指摘を受け た。日本の研究は産業界との長期にわたる関係から恩恵を受けていると見られている。 ? 地球科学:米国と日本のトップレベルの地球科学者を比較すると、日本のほうが若干見劣りし、 真に独創的な研究が不足していると報告された。日本の卓越した研究成果のうちもっとも注目に値するも のは地球シミュレーターで、世界最高の大規模設備であると高く評価されており、欧米で開発されたどの 設備をも圧倒していると回答された。日本の研究者・科学者は、コンピュータシミュレーションおよび計算 インフラストラクチャーを得意とし、とくに高性能演算装置において卓越していると見られている。 情報通信 情報通信分野における日本の研究は欧米諸国に匹敵するものであり、少数の分野においては、日本が 世界的なリーダーであると大部分の回答者が見なしている。もっと具体的に言えば、日本は情報工学お - 13 - よび電気・電子工学においては米国と同等の地位を占めており、機械工学(建設分野を含める場合)に おいては米国を上回っていると見なされている。その一方で、数学においては日本が米国に遅れをとっ ており、さらに重要なことには、長期的に見てその能力が低下していると指摘されたことである。また、地 域内において、日本は他のアジア諸国との新たな競争に直面していることが一部の回答者から言及され た。生命科学分野における研究と同様に、日本は研究開発力に深みを欠いていると回答者は指摘して いる。 ? 計算機科学:日本の研究は、米国をはじめとする他の科学先進国と互角であると回答された。 理論的研究における日本の業績は、ハードウェアにおける日本の伝統的な強さを考慮に加えても、尻す ぼみの傾向にあり、ソフトウェアに至ってはつねに弱さが露呈していると見られている。また、日本はハー ドウェアの領域においても、台湾、韓国、および中国との激化する競争にさらされていると指摘されている。 その一方で、スピーチプロセッシングの研究においては、世界二強(1 つは米国)のうちの1 つであると考 えられている。同分野においては、米国ほど国際的に目立った動きをしていないものの、スピーチプロセ ッシング関連の主要な年次国際会議の運営ではリーダーシップを発揮しており、世界的に優位な立場を 確立しつつある。研究開発能力はICT 分野の各研究カテゴリーによって大きく異なる。日本は視覚的通 信分野では秀でているが、コンピュータネットワークに関する研究、ならびにルーターなどのインターネット ハードウェアの製造では劣っていると報告されている。 ? 電気・電子工学:日本は同分野においてトップの座に躍進し、欧米諸国と互角以上という評価を 受けている。また、日本は基礎研究により多く投資していると指摘されている。日本の研究の質は、一般 的に見て欧米諸国に匹敵するが、量的な面では下回っていると回答された。米国と比べ、日本はより狭 い範囲の研究分野に集中させていると見られている。 ? 数学:数学における最高の学術機関は米国およびフランスのもので、日本は特定の基礎研究 分野においてはその強さが認められているものの、全般にわたって非常に突出しているというわけではな いと回答者は述べている。日本は応用数学においてすぐれた研究をおこなっているが、欧米諸国におけ る研究と比べ、その質はかなり低いと回答された。 ? 機械工学:機械工学における日本の研究は、その質において、世界最高水準に匹敵するもの であると見なされている。日本の産業界は、欧米諸国と比べ、新しい技術の導入やリスクの高い技術への 投資に積極的であると回答された。同分野における日本の研究がすぐれている理由は、独自に基礎研究 を実施している産業界にあるが、製造コストの安い中国やブラジルの台頭を無視することはできないと指 摘されている。 ナノテクノロジー・材料 ナノテクノロジー・材料に関しては、ほとんどすべての分野において日本は欧米諸国と互角であり、いくつ かの分野においては上回っていると認められた。本調査の対象となっているその他3 つの分野とは異なり、 ナノテクノロジー・材料分野においては、日本はより重要なリーダーとしての役割を担っていることが明白 であるとされており、同分野におけるもっとも重要な研究の担い手、もしくはもっとも重要な担い手の1 つで あると認識されている。その日本の成功と世界一の技術をもっとも明確に示す例はカーボンナノチューブ の開発であり、複数の回答者から言及されている。世界一と認められたその他の分野は、高エネルギー 物理学と高圧物理学であった。金属研究における進歩も指摘され、日本は化学および半導体研究にお いて米国と同等の確固たる地位を築いていると評価された。ただ、ポリマー研究と物理化学においては、 日本が米国の後塵を拝していると見なされた。 ? 材料科学(無機材料):1 人の回答者は、セラミクス分野においては日本がつねに先頭を走って いると述べた。日本の研究者・科学者は、電子セラミクス分野において傑出しており、完全に世界をリード していると見なされている。しかしながら、日本における教育および訓練の質は劣っていると考えられてお り、それが理論家輩出の不足と製造重視の理由とされている。 ? 化学:1 人の回答者は、日本の科学研究の質は非常に高いと述べたが、リスクの高い研究はほ - 14 - とんどおこなわれていないと指摘された。ナノテクノロジーに関連する分野における日本の研究は一流の ものであり、日本から同分野における大量の論文が発表されていると報告された。日本は先進の材料研 究に関しても世界一流であると見られている。しかしながら1 人の回答者は、日本は物理化学においては 他国よりも劣っていると感じている。基礎科学においては、トップ水準の国々と互角であると回答された。1 人の回答者によれば、同分野における日本の卓越性から、米国有数の科学者たちの間では、出張また は休暇中の旅行先として日本の人気が一番高いということである。 ? 材料科学(金属):日本の研究機関は、欧米諸国に匹敵するものであると考えられている。また、 日本と米国の一流大学はほぼ同等であると見られているが、研究者・科学者および研究機関の平均的な 能力レベルについては、日本が劣っていると回答された。 ? 物理学:物理学における日本のリーダーとしての台頭には目を見張るものがあったと回答された。 日本の研究、とくに応用物理学における研究は非常に印象深いものであると見なされている。しかしなが ら、研究の質についてはさまざまに異なっており、日本における一流の研究は米国に匹敵するものである が、トップレベルの研究グループが少数に限られていることに反映されているように、深さを欠いていると 指摘された。高圧物理学における日本の研究は欧米諸国と互角、あるいはそれ以上と評されているが、 地震地質学においては引き続き遅れをとっている。日本は先進材料の研究、とくに斬新な材料の加工に おいては世界的リーダーであると見なされている。また、日本は高温超伝導体において米国とともにトップ レベルにあり、場合によっては米国をしのいでいると考えられている。さらに、日本は世界最高の設備を 持っていると指摘されている。 ? 材料科学(高分子):回答者によれば、ポリマー分野での最高の研究は、米国、フランス、およ びドイツにおけるもので、日本は若干遅れをとっているということである。とはいうものの、質の点から見れ ば、日本の研究は欧米に匹敵するものであると考えられている。 ? 材料科学(半導体):バルク金属ガラスの研究分野において、日本は米国と同等の確固たる地 位を築いていると考えられている。日本の産業界における研究はすぐれており、その強さが製品の革新 性に反映されていると見なされている。日本は伝統的に圧電物質、セラミクス、および電子材料を得意と していると言及されている。回答者は、日本の研究が米国を超えている場合もあるが、国際的な注目度と いう点から見ると、他のリーダー格の国々に遅れをとっていると見なしている。 - 15 - 日本の研究機関の研究開発能力に関する長期的傾向 日本の研究機関の研究開発能力が長期的に変化しているか否か、そして変化している場合にはどのよう に変化しているかに関する回答者の見解を得るため、以下の質問をおこなった。 「日本の研究機関における研究開発能力は長期的に見てどのように評価されますか?向上または低下 していますか?それともとくに変わりがありませんか?」 ライフサイエンス ライフサイエンスに分類された各分野における長期的な日本の研究活動についての評価では、ほとんど の回答者が日本の研究開発能力が向上していると述べた(他の研究結果に反映されたとおり)。しかしな がら、この成長の速度は、革命的であるというよりは、むしろ着実なもので、少数の分野においては低下も 見られると指摘された。さらに精密な評価をおこなうとすると、研究結果をタイムリーに公表したがらない日 本の姿勢が障害になっていると分析する回答者もいた。多くの回答者は、大規模な文化的・社会的変化 が日本における科学研究の実施を容易にしたが、一般的に日本の研究における自由度は依然として欧 米諸国よりも劣っていると考えている。また、いくつかの分野においては、研究者や科学者が研究遂行の ために他国へ移住する“頭脳の流出”が生じているとともに、科学に興味を持つ若者の減少によって、科 学界の高齢化が進んでいると指摘されている。 環境 環境における長期的な日本の研究開発能力についての評価では、全体的として向上が見られるという回 答が得られた。1 人の回答者は、日本の複雑な官僚システムという障害にもかかわらず、このような向上が 図られたと言及している。別の回答者は、欧米の研究者や科学者との交流が改善されたことによって、長 期にわたる日本の研究成果に対する評価が向上したと主張している。また、もう1 人の回答者は、エネル ギー工学分野における日本企業は、技術的なリスクを背負いながらきわめて革新的な研究活動を継続し ていると高く評価し、このような姿勢は欧米企業には見られないと指摘した。地球科学の分野では、2 人の 回答者がともに日本の環境研究プログラムについて触れ、その重点項目は長期的に変化しているものの、 非常にバランスがとれていると回答した。 情報通信 長期的な日本の研究開発能力についての評価では、大部分の回答者が向上および革新が認められると 報告した。もっとも顕著な前進は学術界において見られ、企業における研究活動は過去10 年間における 日本の経済事情によって大きな影響を受けた。もっとも重要とされる日本の発展は、1970~80 年代に見 られるものが多い。最近では産学の協力体制が強化され、今後のさらなる躍進が期待されている。設備 や施設における改善も認められるが(たとえばパーソナルコンピュータ保有率の増加など)、依然として未 発達な物理的インフラストラクチャーが重大な問題点として指摘されている。日本は多くの分野において その最先端にいると見られているが、全体的な位置づけとしてはつねに先進というわけではない。とはい うものの、劇的な進展が見られるのも確かで、たとえば電気・電子工学分野では、初期には米国の研究を 模倣しているにすぎないと見られていたが、今日では反対に米国の研究者・科学者が日本を手本として いるという状況にある。1 つ懸念されることとしては、高齢化する優秀な研究者・科学者にとってかわり、日 本の未来の科学界を背負って立つ若い世代の研究者・科学者が不足しているという点が挙げられる。ま た、近年研究開発のための資金がより集中的に投入される傾向があるが、投資された分野においては研 究開発力が向上する一方で、資金の削減に悩まされている分野が存在する。ICT 分野のR&D に対する このような広範囲への資金分散から戦略的な投資へのシフトは、明らかに重要な影響を有していると指摘 されている。 ナノテクノロジー・材料 回答者は、全体として日本の研究開発能力は向上しており、一部劇的に飛躍したと考えている。とくに大 学において顕著な向上が認められるが、産業界や国立研究機関においては進歩の速度が遅いと指摘さ れた。過去10~15 年間にわたりセラミクス分野において直線的ではないが途方もなく大きな躍進が遂げ られるとともに、ここ15 年の間で日本はニュートリノ物理学における世界的リーダーの座にのしあがったと - 16 - 報告された。 世界的に見た日本の研究機関の重要性 最後の質問事項は、各分野における科学研究の担い手として見た日本に対する回答者の見解を得るも のである。各回答者に対し、本トピックに関するコメントを求めた。 「あなたの専門分野において、日本は重要な研究開の担い手であるか否かに関するコメント、ならびに 事例を挙げてください。」 ライフサイエンス 一般的に回答者は、日本は同分野における主要な研究の担い手であるが、日本の貢献度および成果は、 欧米には匹敵するものではないと見なしている。多くの回答者は、日本が主要な国際会議にもっと積極 的に出席し、国際的な共同研究の機会を増やすことにより、世界の科学界における日本の地位を向上さ せることができるであろうと指摘している。そうすれば日本への関心が高まり、ひいてはさまざまな研究分 野における日本の地位が上がるだろうと断言している。また、日本の“混乱した”学術界のシステムにより、 研究の自由度が大幅に損なわれており、それがトップ水準の国々と比べライフサイエンス分野における日 本の競争力が低い理由となっていると指摘する回答者もいた。日本は“ライバル”や“競争相手”として取 り上げられることが多いが、特化された研究分野においては、世界的リーダーであるとは見なされていな い場合が多い。 環境 本調査のインタビューを受けた回答者は、日本が環境における重要な研究の担い手であるということにほ ぼ同意しているが、欧米諸国と同一レベルにあるとは思っていない。日本の研究はゆるぎないものである が、世界最高水準ではないと回答された。エネルギー工学におけるハイブリッド自動車の開発はこの例外 で、日本をこの分野における世界的リーダーに押し上げた。また、地球シミュレーターは世界の同種の設 備の中で最高であると評価された。したがって日本は、“世界中から尊敬を集めている”が、世界の頂点を 極めているとは考えられていないと総括することができよう。 情報通信 全体として回答者は日本が情報通信分野における主要な研究の担い手であり、数十年前から独創的な 貢献を果していると考えている。今日の日本は、橋脚の建設から宇宙ベースの気象レーダーやカーボン ファイバーの開発に至るまで、幅広い分野における世界的リーダーとして君臨している。しかしいくつかの 分野においては、その影響力がここ10~15 年の間に低下しているのも事実である。たとえば日本は、10 年前には数学における主要な研究の担い手であったが、現在はそうではない。また、バイオインフォマテ ィクス(生物情報学)、分散コンピューティング、およびネットワークインフラストラクチャーなどの特定の研 究分野においてリーダーシップを発揮しようという試みがなされたが、その結果はさまざまであった。日本 がより多くの大学院生を欧米の研究機関に派遣することは、同分野における日本の地位を向上させること につながるだろうと指摘されている。ライフサイエンスと同様に、日本は重要な研究の担い手であると認め られてはいるが、欧米諸国からは若干の遅れが見られると総括される。 ナノテクノロジー・材料 同分野に対する見解は、回答者間で大きく異なっていた。日本が重要な研究の担い手であると考える回 答者が多くいる一方で、このような評価に同意しない回答者も多かった。全体としては、日本の研究は回 答者から高く評価されているものの、日本は依然として米国についで二番手の地位にあると見なされてい る。基礎研究と応用研究に明白な区別のある分野においては、日本の科学者はおもに応用部門におい て秀でているというほぼ一致した見解が得られた。日本は、他国で生み出された画期的な発明や製品を 取り入れ、それらをさらに改良する能力にたけていると回答された。 - 17 - 第4章 回答に対する分析と統合 インタビュー・データの分析は、日本の科学技術の研究開発能力に関する沢山の重大な問題点を浮き掘 りにした。それらの問題点は、インタビューでの4 つの質問とは異なるあるいはその範囲を超えるものであ った。ここで浮き掘りにされた問題点は、日本の科学上の成果もしくは優先事項または日本の科学に関す る深い分析結果を包括するものではないが、日本での科学技術の研究開発の現状について実質的な眼 識を与えてくれるものであり、その点において、将来の方針決定に関して価値ある情報を提供してくれる。 主たる情報源 回答者は、日本研究に関するいくつかの主要情報源を報告してくれた。 科学ジャーナル、専門家団体のニューズレター、専門家の会議、日本訪問、研究の協働推進、日本の研 究者、科学者や博士過程を終了した研究者の合衆国の研究所や大学部門への訪問、E メールの交換、 および科学系の部局や委員団に関して助言者や校閲者としてボランティア的あるいは有給での役務の 提供、といったものが含まれる。 これら情報源の中では、会議や刊行物が最も多く引き合いにだされた。多くの回答者は、会議や参加す る研究者との相互対応の中で提示される論文類に傾聴するのが、日本の最新の成果について知る最善 の方法であると言っていた。多くの回答者は、日本の機関が組織する日本での専門家会議とその外に国 際的な専門家団体が組織する会議に参加したことがあると報告してくれた。回答者は、これらの会議は、 日本での最新の研究とそれぞれの分野の頂点にいる研究者や科学者を知る上で有益であったと考えて いた。科学系のジャーナルや専門家団体のニューズレターは、実質的に全ての回答者が日本での研究 について知る上で重要であると言及している。刊行物において日本研究の調査結果を報告したおかげ で、どのような研究がなされており、誰がそれを行っているか、何処で行われているか、どのような方法が 使われているか、そして、その作業の中でどのような種類の計器類やデータが使われているかを回答者 が知るようになった。 しかしながら、回答者の文献のレビューも、その大部分が合衆国そして一部がヨーロッパで発行された英 語刊行物に限定されていた。それら刊行物は、それぞれの分野あるいは専門領域においてリーダー的刊 行物と見なされるようなジャーナルであった。一部の回答者は次のように報告している―彼らは、通常、日 本で発行される英語の科学ジャーナルを利用している、というのは彼らが考えるところによると、日本の研 究者や科学者は彼らの研究関心分野で部分的に最良の成果を作り出し、それら刊行物にその成果を報 告していると考えるためである。 かなりの期間を日本で過ごした者の中で、3 人の回答者(1 人は植物科学、2 人はコンピュータ科学)だけ が日本での長期滞在を報告しており、1 人は日本において客員教授として教え、2 人は日本政府の奨学 金にて日本で生活した。研究の協働推進に関しては、6 人の回答者が過去あるいは現在での協働を報 告した。1 人は、炭素ナノチューブに関する日本人科学者との作業は彼の職業感覚を完全に代えてしま ったと言った。残りの回答者は殆ど感激性がない。その中の2 人は、日本での官僚主義とヒエラルキー的 社会構造が、日本人研究者や科学者との新たな協働への関心をくじいてしまったと言った。また、2 人の 回答者は日本の営利会社のために研究を行ったと言った。その中の1 人は、日本政府がスポンサーとな っている科学系委員会に属した。6 人は研究あるいは会議に出席するために頻繁にあるいは定期的に日 本を訪問している。 大学と産業界の研究 日本の大学での研究は主として応用指向であると説明された。もっとも、数少ない大学や選定された研究 分野では基礎研究が増大してきていると報告された。対照的に、日本の産業界は相当量の基礎研究を 行っていると報告された。産業界の基礎理論研究の質と創造性は、幾人かの回答者から、日本の大学で の研究よりも更に競争的であると見られた。ある領域と専門分野では、産業界の研究科学者は、大学のそ - 18 - れに対応する科学者以上に、日本のリーダーと見られていた。日本の産業界の研究所は素晴らしい施設 と機器、および安定した資金供給を受けていると見られていた。 施設の質 科学的研究での成功にはインフラ、施設と機器が決定的であると討議の中で指摘された。研究者や科学 者がいかに優れた実績を作るかは、彼らに利用できるインフラ、施設と機器次第となる。日本の機関の遂 行能力を何度も質問された時、回答者の多くがこの点に触れた。彼らが強調したのは、この分野に相当 な投資が必要であり、そして、今日の科学的研究を支え且つ次の世代の日本科学者を育てるにはある期 間にわたり投資を継続していかなければならない、ということであった。彼らの考えからすると、例えばナノ 技術のような分野の科学における今日の日本の成功は、長年にわたる継続的投資の結果である。実際の ところ、日本が世界クラスあるいは合衆国やその他の強力な科学系の建物施設を有する国に比肩できる 分野では、日本の科学系のインフラ、施設と機器が全体として最高水準にあると説明された。 多くの回答者の報告では、大学の研究所の施設と機器は時間を経て改良されてきた。日本政府から相当 の関心と資金供給を受けていると思われる分野、例えば頭脳研究分野、で働いている少数の回答者は、 政府がスポンサーとなっている幾つかの研究センターの創立とそれに伴う新しい建物と世界クラスの機器 を報告した。インタビュー形式での回答では、改良がさほど目立たないような大学では少なくともその研究 所を朽廃から保持するのがやっとであると暗示していた。しかしながら、全体として、日本の大学のインフ ラは、最良の部類であっても、一般的には卓越しているとは見られなかった。実際のところ、たとえ旧帝国 大学にあっても、それは一部のケースでは貧弱であると説明された。 それに比較すると、産業界、特にICT 分野は、大学よりも優れたインフラ、施設と機器を有していると考え られた。いくつかのケースでは、大学と産業界の協働が、大学の研究者や科学者に対して彼らの大学機 関にはないような施設と機器を利用する機会を与えていた。実際のところ、多業種にわたる回答から、大 学は、過去10 年あるいはそれ以上の間に全体として改善があったが、依然として追い上げを図る必要が あるように思われた。 大学と産業界との関係 日本の大学と産業界との関係の質に関する意見は、この主題についてコメントしてくれた回答者の間で意 見が分かれている。数人の回答者の説明では、その分野あるいは専門領域、例えば炭素科学、における 大学の研究者や科学者は、大学と産業界との関係に問題を抱えている。しかし、多くの回答者の説明で は、大学と産業界との間に非常に緊密な作業関係があり、そして、彼らが見るところその関係は新たなテ クノロジーを含めて、研究成果の大学から産業界への移転を多いに促進している。金属、製薬や自動車 製造工学の研究に従事した回答者達もいたが、彼らは大学の研究者や科学者と産業界パートナーとの 間の積極的且つ動的関係を報告した。 成功している大学と産業界との関係は、往々にして、長期にわたり継続していると説明された。1 人の回答 者が、そのような関係を、産業界の企業が大学を「養子」にし、大学(あるいは特定の学部と研究チーム) を長期間にわたる多数年の援助金と契約付きの専任のパートナーにしている連繋関係として描写してく れた。例えば、一人の回答者は、特定の大学と業界の関係を詳細に説明してくれた。そこでは、大学が営 利企業から3 年から5 年の援助を受けていた。 日本の研究の革新性 何人かの回答者が、「日本人が何かをすると決めると、実際その通りになる」という一風変った形を挙げ て、日本の研究プログラムの勢いを特徴付けてくれた。数人が考えたところでは、それぞれの分野あるい は専門領域における日本の研究は合衆国のそれに先んじている、例えば、環境への微生物利用、ハイ ブリッド自動車製造工学、土木エンジニアリング、癌の研究、肝炎および耐震研究がそうである。ある回答 - 19 - 者は、高温超半導体では日本は世界で一番であると考えた。数人の回答者は、特に、日本人の「[科学 的発見]を実用化する」能力、つまり、科学的発見と技術的革新を実行に移すこと、を賞賛した。 大半の回答者は、それぞれの分野あるいは専門領域での日本の研究を「最先端」、「世界クラス」、合衆 国そして世界のベストと「同等」と説明した。仕事は最高品質でなくとも、「手堅い」「信頼性がある」とも説 明された。しかしながら、ごく少数の例外を除いて、回答者が強調したのは、ある個人や機関が素晴らし いという彼らの見方は、それらの個人や機関に特定的に結びついているのであって、それぞれの分野あ るいは専門領域での全体としての日本的科学の評価を反映している訳ではないということである。日本の 研究の全般的質を評価する際には、深さ、斬新性と創造性の欠如は一様に指摘された。 回答者が暗示するのは、日本が抜きん出ている研究分野は、日本における安全と健康にとって重大な問 題に密接に係わりあっていたあるいは日本の産業競争力と方針優先に密接に結びついていたということ である。その例に含まれるのは、癌、肝炎および地震学、環境上の技術および自動車製造工学における 日本の研究であった。これら分野での仕事を支える、政府から利用できる資源は、個人の専門家を育てる だけではなく、日本中のより沢山の機関にいる相当数の優れた研究者や科学者の存在を反映するある深 さを作り出している。 科学技術の研究において認められる変化 全体として、日本の研究の質は過去10 年の間に改善されたように見られ、そして、変化は幾つかの分野 で特に劇的であった。いくつかの特有の領域での日本の研究は、良好であることを超えてしまっていると 見られた ― つまり、信頼でき、限界的貢献をなしている ― 革新的で創造的である。例えば、日本の高 度材料やナノ科学分野の理論家は、極端に創造的で革新的であると説明された。この例の場合、1 人の 回答者は、この分野により多くの研究者や科学者が従事するにつれて分散と深さが増大するのが見え る、しかも彼らの多くは東京のトップ機関の外側にいる、と報告した。指摘されたもう一つの指標は、「サイ エンス」や「ネイチャー」といった科学ジャーナルを読む時に日本人の寄稿論文の数が増えていることであ った。 何人かの回答者は次のように説明した。つまり、日本の科学実務構造は変りつつあり、関係省と大学およ び政府の支援を受けた機関との間の密接な関係にまつわる構造から、研究・開発資金の配分をめぐり、よ り激化した競争を特徴とするようになってきている。この点について語る回答者は、このような変化は日本 の研究の質と革新性を改善するであろうと考えたが、そのインパクトを評価するのは早すぎると感じてい る。このような変化の影響はこれから10 年あまり後まで顕在化しないかもしれないと指摘された。 グローバルな科学技術社会と日本の関係 トップの国際的科学ジャーナルに日本人が見られるようになっていることは、日本の科学的能力と成果を 反映している訳ではないと考えた回答者達もいた。日本語での発表と日本語でのプレゼンテーションは、 日本の外にいる研究者や科学者による日本の研究への接近を確かに制限する。回答者の中に日本語の 科学刊行物を読むと報告した人はいなかったが、鋭敏に動く科学社会が日本には存在し、それ自身の会 議、刊行物そして専門家社会を伴っている ― それは全て日本語である、ことを承知していることを多く の回答者が明らかにした。 この国内社会は、日本人研究者や科学者が、合衆国かどこかにその発表の場を求めるというよりむしろ彼 らの研究の所産をここで公開し、発表する機会を存分に提供している。ある回答者が注目したのは、ドイ ツやオランダ ― 知的に洗練された科学能力を有している国であるが、そこでは科学者は仕事の成果を 英語で発表することに腐心している ― といった国ではなく、日本人は地元でたくさんの科学ジャーナル を依然として発表しているということであった。仕事の成果を日本の中で見られるようにしてくれる刺激的 な社会であることが、日本人研究者と科学者に、国外ではなく、日本の中でその成果を公開し、発表する 動機となっているのかも知れないと考えた別の回答者もいた。この点において、一部の回答者が感じたの は、おそらく非常に革新的な仕事が日本でなされており、日本語で発表されているが、外部の判定者は 英語の刊行物と発表だけであるから、世界はその点を知らないという。 - 20 - 日本にこのような大きな、ダイナミックな科学社会が存在するとしても、少数の回答者が示したことは、革新 的な研究がなされているのかそうではないのかは、日本語のジャーナルだけで報告されるので、その点を 語るのは難しいという。この点に関して、何人かの回答者が言うには、日本での革新的成果は通常先ず 日本語で発表され、それから日本の中で吟味、洗練された後に英語で日本あるいは海外で発表されると いうことである。従って、よその世界がその成果について知るのは数年後になり、それが日本内で最初に 報告された時には最先端的と見られたものが、その時点ではもはや革新的とも見えないかも知れない。 主要な科学国家としての中国と韓国の台頭 少数の回答者から指摘された興味ある点は、主要な科学国家としての中国と韓国の台頭であった。1 人 の回答者が考えたことは、地域政治体制が日本の科学者や機関が中国や韓国の同業学者や機関と協 働することを困難にしているということであった。同時に、中国と韓国 ― いずれも少ない費用で良好な科 学活動ができる国民である ― は、合衆国のような国際的な研究パートナーを確保するにあたって日本 と競争し始めるかもしれない。 日本人科学者の力量 一般的に、回答者は次のような見方をしていた。つまり、それぞれの分野あるいは専門領域において最も 優れた日本人科学者は、世界の最も優れた科学者と十分に比肩できる。少数ながら回答者の中には、日 本のそれぞれの分野あるいは専門領域でトップの科学者は世界で最も優れていると考えた人もいた。こ の日本人科学者の強さは明らかに最近だけの現象ではなかった。日本人科学者の業績の例を挙げよと 聞かれると、回答者はすぐに日本のトップの科学者達の名前と彼らが1960 年代や1970 年代から今日ま でに行った重要な研究を挙げた。 日本人の研究者や科学者は、詳細に注意深く、強力な職業倫理を持ち、その研究に集中するばかりか 科学的発見を実用に転換する能力を有していることで賞賛されていた。しかしながら、「革新的」や「創造 的」という言葉は、日本人の研究者や科学者とその仕事振りを説明するのに広く使われるものではなかっ た。 回答者の中には、彼らが感じる問題意識の点での観察結果は日本の将来の科学的能力にとって重要で あると提案する人々もいた。第一に、日本人科学者が世界で最も優れているかあるいはその部類に属す るかは別として、多くの回答者が感じたことは、最も優れた科学者と日本内のその他の科学者との間には 明らかギャップがあるということであった。数人の回答者は、次のように指摘して深さの不足に注目した― 日本には非常に優れた科学者が一部いるが、多くはない、そして、最も優秀な研究者と科学者は一握り の研究機関だけに集中している。 二番目に、数人の回答者が懸念を表明したのは、日本の少数の若い人々は大学や大学院で科学を専 攻しているが、彼らは学問的研究にとどまらず、むしろ産業界での仕事にたどりつくことが多いということで あった。例えば、若い日本人科学者の中に分子生物学に従事しているのが観察されたことは殆どなかっ た。(その例外は、環境科学であり、1 人の回答者は、多くの若い日本人科学者がこの分野に進出するの を見てきた。)回答者達は、若い日本人科学者の将来の世代が、今後の日本の科学をリードするようにな っていくのかどうか心配していた。しかしながら、一般的には、回答者達は、彼らの研究技量の改善、対話 し自らの見方を主張しようとする意気込みが大きくなってきていること、そして、文化圏を超えたそして英語 による意思伝達がおおいに優れてきたことを挙げて、それぞれの分野と専門領域の若い科学者を十分評 価した。若い日本人研究者と科学者はまたより革新的な研究をやろうとしているとも評価されていたし、国 際会議にも積極的に参加していた。 三番目に、数人の回答者が注目したのは、日本のそれぞれの分野あるいは専門領域に日本人の女性科 学者がいないという点であった。ある回答者は、日本人女性を今日の日本の科学を浮揚させ、将来をリー ドさせるための未利用の人的資源と考え、この資産を無視することは、若い日本人が科学へ進出する数 が減少していることを考えると、特に言語道断だと主張した。もう一人の回答者は、科学面での研究環境 は日本の女性には歓迎されないことを知っていることを説明し、彼が知っているある日本女性科学者が更 なるキャリアを積むために合衆国へ来たという例を挙げてくれた。 - 21 - 日本の大学院学生の訓練 日本の大学の研究者と科学者が大学院生を指導する場合、合衆国の同じケースの場合よりも、手を貸し て指導する度合いが少ないと認められた。回答者の1 人が要約してくれたところによると、学生と教授団と の係わり合いのレベルが低いが、これは日本の大学院教育での学費支払の方法に問題がありそうであ る。大部分の場合、日本の大学院生は、教授達が手に入れた研究助成金で支えられているのではなく、 自ら授業料を支払っている。日本の教授達は、このように自らの研究に院生を関与させ、学生の仕事の 質を確保しあるいは研究助成金の交付条件の下で院生を訓練するための要求条件に適合させるため に、研究の進捗をモニターさせる理由が少ないのである。 研究所技術職員の能力 研究所の技術職員の存在と能力は、日本での研究者と科学者の任務遂行に重要である。この点を強調 するような二つの異なる例を見出した。最初のケースでは、非常に熟練した研究所技術職員の活用性 が、日本の研究所において成功をもたらすのに重要である、と1 人の回答者が報告してくれた。それとは 対照的に、もう1 人の回答者が観察したのは、研究所技術職員が不在のために、日本人の研究者-科 学者は技術職員の仕事をせざるを得なくなっており、そのことが研究任務に焦点をあてるべき彼の能力に 影響を与えていた。 科学社会構造の分散化 多くの回答者は、日本の科学社会の構造は変りつつあることに気付いたと言っている。彼らが考えるとこ ろによると、研究開発が東京とその他の少数の主要都市から日本の他の地域へ分散化すると、それは科 学面での容量を拡大し、より競争的な環境を創り出していくのに役立つであろうし、そのような環境は日本 の研究の質に前向きの効果をもたらすであろう。しかしながら、この変化が結果として分かるようになるに は更に長い年月を要するであろうと、回答者は考えている。 研究開発資金の調達 日本人科学者の仕事の成果あるいは日本人研究者、科学者および機関の目標達成能力のいずれを議 論するにしろ、回答者達は日本における研究開発資金の調達に関して意見を述べてくれた。大部分の回 答者が言ったことは、日本政府は研究開発投資に戦略的アプローチを取ってきており、その結果、研究 開発資源がエリート機関やトップクラスの研究者と科学者の間に集中してきている。実際のところ、国公立 大学と政府の支援を受けた研究センターの両方の中の幾つかの機関は、われわれのインタビューでも、 日本のそれぞれの分野あるいは専門領域での最良の研究場所として繰返し引き合いに出された。 数年にわたる目標指向型の資金提供は、ナノ技術のような分野で重大な成功も収めたが、このような集 中化を看取した実に相当数の回答者が、日本における研究開発の分散化を推奨していた。その見方が 意図するところは、日本政府の研究開発資金をたくさんの機関、研究者と科学者に拡大すると、日本の科 学分野の容量の深さと広さを拡大することにより、長期的には日本の科学をより強力にしてくれるであろ う、ということである。日本の最も優れた研究者と科学者は、多くの場合、世界で最も優れた部類に該当す ると見なされたが、回答者達は、将来の日本科学をリードする末頼もしい十分な数の若手研究者や科学 者を見ることはなかった。この点は、日本の科学事業における人的資本の問題において検討する。 回答者は、研究開発資金の配分に、より目標指向型のアプローチをとることは数10 年前には意味があっ たであろうと考えた。その当時は、日本はそれ以上を使う余裕はなかっただけであり、今日にように多くの 分野で活躍する程たくさんの研究者や科学者を有してはいなかった。政府の研究開発資金は、民間会 - 22 - 社が自らの研究開発資源が限られていた時には、日本の産業プロセスと製品を改善するための技術を開 発するには決定的に重要でもあった。しかし状況は劇的に変った。ある回答者達はぶっきらぼうに、目標 指向型の研・開発資金の供与は、現在の日本には悪いアイディアに過ぎないと言った。1 人の回答者は、 日本が研究開発にもっと多くの投資をしていないことに日本を特に遠慮なく批判した。その理由は、研究 開発は一つの主要な経済パワーであり、総国民生産(GDP)と人口は合衆国の規模の半分もあるからであ ると言った。 研究開発資金に対する「勝利者」を目標とする日本のアプローチに対して別の主張があった。それは、時 として、想定された勝利者は敗者となるということである。1 人の回答者が注目したのは、日本政府はセラミ ックを勝利者であろうと考え、従って、日本をこの研究分野での世界のリーダーにするために大量の研究 開発資金を注ぎ、民間会社を巻き込んだということであった。しかしながら、世界(合衆国をふくめて)中の 当初の興奮にも拘らず、セラミックへの投資は期待した報酬を生むことはできなかった。日本は、合衆国と 同様に、研究開発投資で何百万ドルも失ったが、日本では逆のインパクトがより大きいと考えられた。日 本政府が国家的イニシャチブに乗り出す時、産業界も往々にして政府のリードに追随し、その研究開発 資源を公的努力を支援するような方法で投資していく。 政府の優先度設定 日本の研究者と科学者は、合衆国の研究者と科学者の場合よりもより真剣に国家的イニシャチブをとって いると言われた。回答者達が見出すところによると、日本の研究者と科学者は政府のリードに追随するた めに自分達の研究目標を変形させてしまうという。その様変りには相当の金、時間と機会コストを伴うことも 示された。回答者達は、この振舞いを、基本的には自らの研究目的に動かされると見られている合衆国 の研究者と科学者と対比させた。ここでは、合衆国の研究者と科学者は、国家的イニシャチブを支援する ために自分の仕事を様変りさせることはまずないであろうということが黙示されている。合衆国での国家的 イニシャチブは、研究問題の方針上の意義に焦点をあてるのが標準的であり、研究者と科学者の関心を 鼓舞させるためにある資源を提供するものだが、しかし、進行中の研究開発の分野を犠牲にしてまでそう することは一般にはあり得ない。 回答者達が看取するところでは、日本の研究開発資金提供者は、応用研究を強調することを放棄し、研 究者と科学者を特定の研究目標へ向けて説示するよりも自らのコースに進ませるべきであるという。ある 回答者達は、ある研究分野において基礎研究に対する長期的財政負担約束が増大しているのを見てい ると報告した。回答者達はまた、日本の研究には将来分野での能力を開発するためにより広い焦点を必 要とすると考えた。日本の研究開発投資をどこへ持っていくか決めるのに合衆国(あるいはその他の 国々)に倣うことは、間違った考えとは取られなかった。回答者達は、西ヨーロッパのリーダー的科学国も また合衆国のリードに従うと言った。異なる国々が同時にある研究問題に関心を持つ時、その焦点を分か ちあうなら、前向きの競争を創り出し、研究に触媒作用を起こすことができる。 言語障壁 言語は、集まった回答の中でも頻繁に出てくる主題であった。日本人研究者や科学者の英語能力を高め ることは日本の研究社会にも役に立つであろうという点で、回答者達の意見は全体として一致している。 英語は世界中の研究者や科学者を繋ぐ異民族間の共通語であり、世界で権威がある科学ジャーナルの 大多数は英語で出版されている。インタビューによって黙示されたのは、日本の研究社会の英語能力の 低さがもたらす実際的影響は深刻であるということであった。 何人かの回答者が漏らした訴えは、日本の研究者と科学者が主要な科学ジャーナルへ提出した論文の 文面としての質は、その論文が発行される機会までをも少なくするようなものであり、国際的科学社会での 彼らの仕事の見栄えも落してしまうことになる、ということであった。ある回答者は主要な科学ジャーナルの 編集長であるが、時として、稚拙な原稿がくるとその研究そのものがまずいのかあるいは文面がまずいの か判断がつかなくなると言っていた。インタビューの回答では、英語の能力問題は分野を問わず、そし て、年代が大きいグループで関門となっている、と指摘があった。少ない事例であるが、回答者達の報告 では、彼らが知っている特定の上級研究者は英語が達者であったりあるいは若い日本人研究者と科学者 - 23 - の間では英語の能力は改善されてきたりしているとされたが、彼ら自身も日本の研究者と科学者の間の 英語能力の幅広い改善を期待していた。そのような考えも、よりたくさんの物理学テキストを英語から日本 語への翻訳することに対する1 人の回答者の反対を納得させるものであった。 この問題は、読書きの他に会話にも当てはまった。研究者は、翻訳者を雇い原稿を翻訳あるいは編集さ せることもできるが、2 人の回答者が観察したように、英会話も科学的対話および会議の場で発生する非 公式な顔と顔をつき合わせた会話には必須であり、そして、科学に関する社会の発展にも重要と考えられ た。一人の回答者は、日本人科学者の中の英会話力に限界があるために研究成果の発表を理解するの に時として困ると不満を漏らした。 文化面の障壁 意思伝達には言語以上のものも関係する。多くの回答者が見たところでは、日本の文化的と社会的な規 範は、日本人の中でも、日本人とその他の人々の間でも、より活気に満ちた科学面での対話の障害にな っている。何人かの回答者が思うに、日本人研究者や科学者は質問を提示し、斬新なアイディアを取上 げるのを躊躇している。彼らの観察では、日本人の意思伝達スタイルは、合衆国における一般的なスタイ ルよりも直接性あるいは率直性にはるかに欠けている。より間接的なスタイルを好む指向性が最上の科学 ジャーナルにおける日本の研究の発表を阻害さえしている。例えば、ある回答者は大手の刊行物の編集 長であるが、日本人の研究発表では研究の意義が決して明らかにされていないと言った。日本人の文化 的そして社会的な脈絡の中では、地位の低い人あるいは年齢が若い人がその上級者のアイディアに挑 戦することは適切ではないのであろう。対等な人同志の間でさえ、対決、異論や挑戦を避けようとする文 化的・社会的規範は、研究者と科学者の間での意思伝達を妨げている。少数の回答者は次のように言っ た-日本における柔軟性がない社会的ヒエラルキーは、日本人研究者や科学者との将来の協働を避け ようとする一次的理由となっている。 日本人の研究の国際化 回答者の多くが日本の科学の「国際化」の問題についてコメントしてくれた。彼らの国際化の定義は幾分 違ってもいるが、日本の科学が競争力を持つにはより国際的でなければならない、と見ていた。 回答者の報告では、日本は、専門家の会議の優れたホスト国であり、大学、産業界と国立研究所でも個 人的訪問者として歓迎された。日本のトップ科学者もまた日本の外での会議でも積極的参加者と見られ ており、国際的な科学社会でも仕事の成果を提出し、科学面での対話に参加していた。しかしながら、回 答者の見方では、そのような参加も日本の科学に競争力を付け、真に世界クラスとするには十分ではな い。 回答者が感じるところでは、科学面での対話と協働を促進するには、外国人科学者による長期休暇滞在 のようなより長期にわたる研究訪問に対して、日本は自らをよりオープンにしなければならない。1 人の回 答者は、日本の物理学が優秀であるために、合衆国の科学者が長期休暇滞在のために行く場所として 魅力的である、と報告した。日本は、外国の学生や教授が日本の大学において彼らのキャリアを日本で 積むためにより多くの機会を持てるようにすべきである。何人かの回答者が表明した懸念は、若い日本人 科学者は彼らを将来において日本の科学をリードするために活用するには十分ではない、ということであ った。人的資本に関する説明の中ですでに述べた科学面の人材の潜在的不足を日本が回避しようと望 むなら、このような機会を設けることは特に重要である。 回答者達が考えるところでは、今日、日本においてより多くの外国人研究者、科学者や大学院生に会うこ とはいいことであり、出生地の多様なことに気付き、そして ― すでに指摘したが、その数は依然として少 ないものの ― これらのグループでたくさんの女性に気付くこともいいことである。しかしながら、その学生 達は、教授と学生が合衆国において連繋するような方法で日本の科学に貢献するとは、回答者も思って いなかった。1 人の回答者が持った印象では、期間を固定した契約により外国の教授を終身雇用の可能 性がないまま雇入れるという方法は、これら国際的な研究者や科学者が日本でのそのキャリア構築のた めに滞在することを思いとどまらせることになる。外国人教授に終身的地位を与えるのではなく、契約によ る派遣という方法はまた、日本の同僚が利用できる日本政府の研究資金を利用できないことを意味する。 - 24 - また、日本は、より多くの研究者や科学者に、会議に出席するための旅行に加えて、長期休暇利用形態 や長期研究客員として海外に行くことを奨励する必要がある。日本の大学院生もまた、日本での訓練を 終えた後の博士号取得後によくある旅行だけのための外訪ではなく、自らの訓練の一部として海外でより 多くの時間を過ごすべきである。これまでの回答者達の考えでは、これら若い研究者や科学者はその処 遇をきちんと設定されているために、彼らにどのように科学するかを教えることはより一段と難しくなってい る。何人かの回答者が嘆くには、合衆国の科学学部に在籍する日本人院生は実質的にいない ― 現在 でもこのことは事実である ― 他方、たくさんの中国人、東南アジア人やその他の外国人学生が合衆国 の大学で勉強している。合衆国に滞在する日本人研究者や科学者(あるいは日米二世の研究者や科学 者)が全体としていないということは、科学面での日米間の連絡や協働のための「橋渡し」の不在を意味す る。 日本の院生が訓練のためそして長期滞在研究のために海外へ行こうとしない原因は、日本の外でのキャ リア構築を評価対象としない、日本の機関の現在のインセンティブ構造にある、とする回答者も数人い た。日本で相当の期間を過ごした回答者達は、更に、海外へ行こうとしないことと現在のインセンティブ構 造とを、個人を年齢層に分け、グループの忠誠心を強調する日本の広い社会構造に結び付け、グルー プを去るものは再度グループに完全に溶け込み、専門職として地位を高めるのが非常に難しくなってい る、と言った。 また、日本の科学を国際化するための努力に欠かせないのは、日本人研究者や科学者が行った研究を 国際ジャーナルを通して公開して目に付くようにすることである。回答者の過半数は、日本の科学者は科 学ジャーナルへ積極的に寄稿していると言ってくれたが、一部の回答者は、日本の研究者や科学者はそ の分野で最も権威があるジャーナルに常に自分の成果を提出しているわけではないと考えていた。すで に取上げた英語能力の欠如が、国際的にトップクラスの科学ジャーナルへの寄稿の障害になっている可 能性があることはすでに何度も説明した。少数の回答者が不思議がっているのは、日本の研究者や科学 者は ― 面目を失うのを恐れて ― 革新的な発見を国際的に公表するのをとまどっているのではないか ということであった。彼らの観察によると、日本の研究者や科学者は、誰か他の者がその研究成果を国際 的な批判に提示した後にだけ、自らの発見を国際的に公表することが多いという。日本の論文は新たな 発見の再確認手段として提出されるのが普通であった。このような傾向があるために、日本がその創造性 と革新性を見せる機会が失われてきた。(このような実務パターンには裏面がある。回答者達によると、国 際的に公表することに注意深く、リスクが少ない方法をとるということは、日本人研究者や科学者はその論 文を撤回することは殆どないということにも繋がっており、このことは、彼らが研究に測りしれない程の注意 を払うということからその名声を更に高めた。) 英語の読書きと会話の能力を改善することは、日本の研究を世界の他の国々と結ぶのにとりわけ重要で あると考えられた。すでに触れたように、1 人の回答者の考えでは、もっと多くの物理学のテキストを日本 語に翻訳しようという提案は悪いアイディアである。彼によると、日本の学生が科学を英語で勉強するのが よいようである。日本の研究を国際的に知らしめるもう一つの方法は、より多くの日本語の科学論文を英 語に翻訳することであろう。 少数の回答者の説明によると、革新的発見を日本で知った時と世界の他のところで知るようになった時と の間に、回答者は相当なずれ ― 平均して数年 ― を経験した。1 人の回答者の個人的経験の報告で は、ある国際科学会議で日本の革新的発見を聞いたが、それから日本国内で日本の研究者や科学者と の会話の中で彼らがもう数年間も前にそのことを知っていたことを聞かされた。そこで、彼が考えたのは、 非常に立派な論文は日本語のジャーナルに発表されなければならないが、残念なことは、外部の世界か らより時宜を得た方法でそのことに簡単にアクセスすることはできないであろうということである。 日本の研究にアクセスするという点は別の問題を提起し、それには回答者から強力な意見と新たな展開 を引き出すことになった。コンピュータ科学について日本の研究者について話した人達は、日本の研究 者や科学者はデータを共有することに非常に前向きであると考えた。大学での研究の法人スポンサーで さえ、研究の成果を複数の国際ジャーナルに適切な時に発表することを制限するといった不当な要求は しなかった。実際のところ、コンピュータ科学分野の1 人の回答者によると、合衆国の会社は今日では、企 業がスポンサーとなった、大学をベースにした研究からの成果を日本の会社がコントロールする場合より も、はるかに制限的であったという。この回答者によると、彼はそれと反対のパターン ― つまり、私的に 資金供給をした研究からの成果を頒布するのに、合衆国より日本の方が前向きではないであろうというこ と ― を想定していたところであった。しかしながら、1 人の回答者によると、ゲノム研究分野でデータを国 際的に共有することに日本人の方が躊躇したため彼は失望したと言う。 - 25 - 実際のところ、国際社会と時宜を得た方法でデータを共有することに日本の研究者、科学者および機関 がより前向きであることは、世界に対する友好あるいは共助の表現と解釈されるかもしれない。そのこと は、科学を自国だけの経済利益の促進に利用することに関心を抱く科学強者としてではなく、科学の前 進に関心を有する世界の科学リーダーとして日本がより大きな尊敬を得る能力に影響するであろう。 最後に、これまでに検討した言語と文化の問題は、また、日本の研究を国際化しようとする努力に不利な 影響を及ぼすとも見られた。日本社会のヒエラルキーと意思伝達スタイルの硬直性は、世界の科学社会 に日本の存在感を示し、国際的な研究協働に効率的に従事できるようにしてくれる、より大きなリスクを伴 う科学研究に携わることに、日本が参加しないようにしてしまうとも見られた。 - 26 - 第5 章 結論 25 の分野を対象とした52 人の回答者からの応答は、今日の日本の科学技術の研究開発に関する限られ た意見に過ぎないと言うのは事実である。更に、回答者の観察は、部外者の主観に基づく、日本の科学 事業の外観説明に過ぎないとの主張もあるかもしれない。しかしながら、これら回答者は、合衆国と世界 におけるそれぞれの分野のリーダー的研究者と科学者であり、そして、特定の研究分野のエクスパートで ある。彼らは研究の遂行において、最新の研究を緻密にフォローしており、誰が最良か、誰が重要な仕事 あるいは興味ある仕事をしているか、その研究のインパクトがどのようなものかを知っている。この点は当 機関が受取った回答からも明らかに読み取れ、回答者は日本の傑出した研究者、科学者と機関を名指 し、その仕事の性質とインパクトを明確にしてくれた。この点から、われわれは、受取った回答から一般化 を行うには注意を払ったが、回答者の見方は広い範囲において価値ある洞察力を与えている。 回答者からのコメントをわれわれがレビューし、分析することによりいくつかの主要な結論が現われた。特 定の懸念事項および日本の方針策定者、科学者と研究者の優先事項とが重なる主題については更に調 査するに値するかもしれない。 ? 日本政府は、研究者や科学者のコミュニケーション技量の改善面での支援を目標に掲げ、そし て、国際会議への頻繁な参加を支援すべきである。それにより国際的な注目度と日本の研究者と科学者 の立場を、研究に直接投資せずして、改善することができよう。 ? 日本政府は、研究者や科学者が海外で長期休暇(sabbatical)をとることを、そして、大学院生が 訓練のために海外へ行くことあるいは訓練中を外国で過ごすかのいずれかを奨励すべきである。日本の 大学システムに構造的な変化が必要かもしれない、そして、更に多くの資金が利用できるようにする必要 がある。 ? 日本の方針策定者、研究者と科学者は、より多くの外国人大学院生が日本で科学技術を勉強 するように促進策を検討し、より多くの女性が科学技術分野に進出することを奨励して、科学者や研究者 の数を押上げるべきである。この点は、関連する移民制度や雇用問題での検討を必要としよう。 ? 日本の大学はこれまで科学技術の研究開発の能力を全体として改善してきた。次の段階は、基 礎研究の能力のより大きな革新と成長に拍車をかけることかもしれない。インフラ、施設と機器の改善の他 によりハイリスクな研究を促進するための政府方針の見直しも必要かもしれない。 ? 日本政府は、多額の研究開発資金を東京とその他の少数主要都市にあるトップクラスの研究 者、科学者および機関に集中させることに代わり、日本全国の多くの機関、研究者と科学者に分散するこ とを検討すべきである。そうすることにより日本国内の最も優れたところとその他のとの不均衡を縮小し、日 本の科学技術の研究開発能力を時の経過につれて深めることができるかもしれない。 - 27 - 付録 [英文翻訳における補足説明] 個別インタビュー内容について、次頁以降に翻訳した。 質問事項は全部で5問であり、以下の質問である。 翻訳においては、質問内容そのものは全員に共通のため割愛した。 質問1 「(過去5~10 年間で)あなたの専門分野において重要または興味深いと思われる日本の科学研究機関 による成果は何ですか?」 質問2 「あなたの専門分野において、日本の研究機関による研究活動をどのように評価しますか?また、同分 野において最高水準にあると考えられる国々(米国やヨーロッパ諸国などの科学先進国)と比較すると、 日本の研究機関および日本による研究はどのように位置づけられますか?」 質問3 「日本の研究機関における研究開発能力は長期的に見てどのように評価されますか?向上または低下 していますか?それともとくに変わりがありませんか?」 質問4 「あなたの専門分野において、日本は重要な研究開発の担い手であるか否かに関するコメント、ならび に事例を挙げてください。」 質問5 「この他に上記4つの質問で網羅できていないことや、日本の研究に対するコメントはありませんか?」 - 28 - ライフサイエンス:農業科学(1) 質問1 植物科学については、日本勢は二つの領域において主役をつとめた。ゲノム解析とゲノム解読、特に 稲のゲノム解析についてである。ゲノム以外にも、広範囲にわたって高いクオリティの研究をしている。日 本勢は学界において、すばらしいレポートを提出する。彼らの研究は、過去10 年間で飛躍的に伸びた。 今回の回答者は、総合的に大学の研究の方がよい結果を出していると考えているようであった。 回答者は、日本のゲノム解析とゲノム解読において中心的な研究機関の名前を容易に挙げた。その中 には大学や政府系の研究所など政府の補助を受けている研究機関が含まれていた。 質問2 回答者は、日本のトップの科学研究機関は他国のトップ機関と十分競争可能であり、日本の科学者は 他国のトップの科学者たちと同じくらい優秀であると考えていた。しかし、彼はアメリカの研究状況と比べる と、研究の「深み」に関しては日本の能力は不確かであると考えていた。アメリカには、研究の「深み」が非 常にある。つまりアメリカ国内にはトップの科学者ではないが、優秀な研究者が多数いるということである。 回答者は、日本の研究者と共同で研究をした経験はなかったが、日本政府から、かなりの額の補助を 受けていたし、日本の機関に訪れるために何度も日本に訪れたことがあった。 質問3 日本の研究機関は、「確実に進歩している」。1950 年、1960 年代には、質の高い研究を行っていたが、 それらの研究領域はほんの少しの限定された領域においてのみだった。しかし現在では、日本の研究は 広範囲にわたる領域をカバーしている。 そして、文化的にも社会的にも革新的な改善が起こった。過去に、レベルの低い研究者達は彼らの考 えを口に出そうとしなかった。こうした態度は、科学研究にとって非常に逆効果的である。開かれた会話が ない場合は特にそうである。アメリカでは全く逆のじょうきょうである。若い科学者は自らの考えを口に出す ことを全く嫌がらない。回答者は、若い日本人科学者は今では昔よりはオープンで声高になれていると感 じていた。よってこの面からは文化的にも改善したと言える。 質問4 ここ最近で日本の研究が最も貢献している分野は稲ゲノムについてである。しかし、回答者の専門分野 であったエピジェネティックスについては日本ではあまり研究されていない。回答者はこの分野において 貢献しているまたは突出している有名な日本の研究者や組織の名前を挙げることができなかった。日本 の研究者はまだ重要な発見していないので論文誌や会議の要項集などに研究が載っていないのか、も しくは日本の研究者はこの分野においてあまり研究を進めていないのかどちらなのかについては、回答 者はよくわからないとのことであった。 質問5 回答者は、「日本の科学研究において女性の役割が少ない」とコメントしている。前述にもあるように、ほ かの文化面の様にこれは改善してきている。特に、若い世代の研究者においては改善が見られる。とは 言え、地位の高い女性科学者はいまだに不足している。回答者は日本の科学者の中で、女性で活躍し ている科学者の名前を挙げることができなかった。 - 29 - ライフサイエンス:農業科学(2) 質問1 回答者の専門研究は植物ゲノムに注目していて、彼のコメントも日本におけるこの分野に対するものだ った。 日本には多くの研究機関がある。そして、生物化学に対する援助額もかなりしっかりしている。日本の研 究はいつも素晴らしいもので、中でも特別なのがトップ大学における研究である。回答者は、政府もしくは 若い教授が結果を出しているので、援助が継続しているのだろうという予想を持っていた。日本の研究者 は頼もしいのではないかと感じている。 日本の研究はノーベル賞受賞者では、あまり目立たないが、日本の研究の密度は10 年前よりもあがって いる。回答者はさらに、典型的な小さなシフトを指摘している。例えば、10 年前は日本の研究発表はアメリ カに対するものだった。つまり、アメリカで何が起こっているかを意識したものだった。しかし現在の日本は 植物ゲノムなどいくつかの分野で先頭をきっている。回答者はその分野での日本のトップの研究者の名 前を挙げることができた。 質問2 回答者は日本の有名な機関をよく知っていた。彼は日本ほど巨大で質のいい機関はないと言う。研究 の量においても、日本はアメリカについて2 番目である。10 年前の日本の研究は主に応用研究にすぎな かった。現在では、日本は自らの力で新しい研究を開拓しようとしている。 質問3 日本から出される革新的で今までにない出版物の増加から判断するに、日本は確かに進歩していると いうことがいえる。 質問4 日本人研究者は資金もあり、必要な器具もそろっている。さらに、彼らはより研究を発展させるために若 い研究者をアメリカで学習し日本に戻ってこさせることを奨励している。回答者は稲ゲノム関連において 日本がこの分野の開拓のリーダーとなって、アメリカやイギリスと多くの協同研究をしていると見ている。 回答者は、日本人研究者と共に研究したことがあった。彼は、日本から数多くの博士研究員を受け入れ た。しかし、彼は学術的なシステムが乱れていると思っている。誰が言い出したのかはわからないが、そこ には巨大なヒエラルキーが存在する。例えば、帝国大学に大物の教授がいるとする。そして彼の教え子た ちが教授になるべく他の大学へ流れる。大物の教授は、彼の教え子達の論文の中で、主に第一執筆者と して名前が掲載され続けるのだ。それでは、共同研究が起こりにくい。このしきたりでは、日本人は非常に 研究が硬直的になってしまう。このしきたりは、大物教授が退官した後も続く。だが、一方でその大物の研 究者は多くの場合、大学の学生達にとって相談役となる。なんだかマフィアのようである。さらに加えると、 若い教授陣は決して、先輩の教授陣を否定するような研究はしないのである。 質問5 特になし。 - 30 - ライフサイエンス:生物学・生化学(1) 質問1 回答者の日本の研究についての知識は、副分野である糖質化学に限られる。日本は、この分野におい て非常に強い。彼は、日本糖質学会と頻繁に接触があった。彼は、日本が「この分野において世界的に 強い力を持っていると認知されている」と認めている。 彼は、15 年間日本人研究者と協力関係があった。多くの場合、共同研究者は彼の研究を資金的にも援 助してくれた。 重要な研究成果の一つとして、糖質構造の解明がある。この研究は、「分野にとって大きなインパクト」が あったとされている。回答者は、分野の発展にとって影響を与えている数人の日本人研究者の名前を挙 げた。その中には、「糖質研究の父」と呼ばれる人もいた。40 年前この日本人研究者が、この分野の研究 の中心である糖質を発見した。分野における日本の力強さは、この日本人研究者のおかげであるという 捉え方もある。 質問2 糖質化学の分野は、主要な最先端の分野になってきている。ゲノム配列が注目された後、人々はたん ぱく質に注目するようになった。その結果すぐに人々は、たんぱく質を形成する糖質に注目した。このよう な経緯で最近では、糖質化学が注目されるようになってきたのである。繰り返すが、その時すでに日本は この分野の研究において力強い基盤を築いていた。 糖質化学の分野において、問題の最先端を切り開いている日本人もいないことはない。しかし彼らは大 体一歩引いている。そのことについて回答者は、いまだに言葉の壁があることがその原因なのではないか と推測している。この事は日本の研究に2 つの点で影響を与えている。第一には、論文がひどい英語で 書かれていて、トップの学術誌に掲載されにくくなってしまうこと。二点目としては、トップの学術誌に掲載 されないので、自分たちの視点を低く設定してしまって、より掲載されない内容になってしまうことである。 彼らは、「高望みをしない」のである。トップの研究機関に比べて、彼らはより多くの論文を発表するのだけ れども、トップの研究機関の方がより質のよい学術誌に発表しているのである。 質問3 日本の研究機関のパフォーマンスは、回答者が観察している間にずいぶん改善された。彼は以前、15 年間企業で働いていたことがある。内5 年間、その企業は日本の主要な製薬会社と協同研究を行ってい た。当時彼は、日本の会社の科学者やマネージャー達に、「科学者にクリエイティブな研究をすることをど うやって教えたらいいのか」という事について度々質問された。現在日本は、クリエイティブな研究を目標 としている。最近の日本のポスドクはアメリカの最高レベルの研究所に来て、より良い研究方法を学んで 帰国していく。 質問4 回答者は、日本は糖質研究の人口においては非常に重要なプレーヤーであると言っている。彼は最近、 日本の糖質化学・糖質技術協会の会議に出席した。アメリカでも同じような協会があり、世界中の数百人 の研究者が参加している。一方で彼が出席した日本の会議は50~60 人の会議だったが、協会としては、 寄付が少ない割に、400 人もの人数で構成されている。研究の質は非常に高いものだが、しかしここでも 言語の問題があった。全ての研究結果が日本語で書かれていた。本質的な意味では、研究成果の量や 質は世界のトップに匹敵するものである。 質問5 彼は、最近日本を訪れた際の新鮮だった気持ちについてコメントしてくれた。 - 31 - ライフサイエンス:生物学・生化学(2) 質問1 日本は物事において、目をつけるのが非常に早く、研究の重要な論点を明確にすることができる。しか し、彼らは研究の始めの部分の意見はできるが、多くの場合、こうして始まった研究は、他国の科学者が この論点に続く成果を出し続けることによって成熟していく。例えば、分野の最初の部分で、日本人研究 者は構造や経路の検証は行うが、その経路の重要性について理解しようとせずに、検証にとどまってしま う。研究基金は、より優秀な組織に支援を集中させているようである。こうした現象は同時に、あまり優秀な パフォーマンスを出せていない研究機関を放置してしまうことになる。しかし回答者は、例外として主要な 研究機関と提携している優秀な日本人科学研究者を挙げた。彼は、病気の発現プロセスと酵素の働きを 継続して深く研究しているとのことであった。 質問2 日本の研究の大半は表面的なものである。彼らは、経路上のいくつかのたんぱく質の存在を証明したり して、よいスタートをきる。だが、そこで研究が止まってしまい、治療するべきターゲットの証明につながる ような構造的な解釈をするなどして、研究を深めない。日本の研究は詳細にまで至らないことは、次の例 からもわかる。例えば、ある経路をノックアウトモデルもしくはトランスジェニックモデルを用いて検証してい る。日本はノックアウトモデルやトランスジェニックモデルなどの最初の段階のアプローチや技術を開発し たが、製薬や資金援助に繋げることに関しては、アメリカの大学の方が、より上手にこうした技術を使用す ることができている。 質問3 あまり変化があるようには感じられない。研究資金は減少傾向の様だし、より多くの研究者が限られた支 援をめぐって競争しているようだ。また今日本では、「頭脳流出」といった現象が見られる。一般的に、日 本における生物学的研究は、支援不足で遅れをとっているようだ。「お金がない時に科学をするのは難し い。」 回答者は、日本の多くの研究者から、資金援助に関する不満を聞いたらしい。支援不足は同時に、日 本人研究者が国際的な学会に参加することも難しくする。彼らは、参加費のあまり高くないアジアもしくは ヨーロッパの会議には出席することができる。しかし、アメリカの会議は日本人研究者にとって参加するの が難しい。 日本人は非常に革新的で、学術的なアイディアを出すのにとても優れている。けれどもその学術的アイ ディアは、研究支援の不足で日の目を見ることがなかったり、あるいは研究資金のある者に横取りされて しまったりするのである。 質問4 回答者は特定の日本人科学者の名前を挙げて、アルツハイマー病におけるABA ペプチドの退化に関 わる特定の酵素の役割を示した。この酵素は、20 年以上前から名前は知られていたが、その機能につい て知る者はいなかった。回答者の所属する研究所を含む他の研究所ではこの発見を元に、この酵素の機 能について全てを解明して、薬によってその働きをコントロールすることで、アルツハイマー病を和らげる 可能性を見出した。日本には優秀な科学者がいるが、それらの研究者はモデルの実験や論文の発表、 新しいモデルへの移行にしか興味がなく、一つのモデルを深めていくことに関しては興味があまりないよ うだ。こうした経緯から、彼らの研究は表面的な結果になっている。 質問5 日本の大学は、研究資金の不足によって多くの研究者を失っているようだ。一方で技術開発において は、日本は企業からの研究資金を期待できそうである。 - 32 - 最近の専門的な会議で、彼は日本人科学者による非常に優秀な研究発表を見た。しかし、彼らの英語 が堪能ではなかったので、内容の理解が非常に困難だった。若い日本人科学者にとっては、言語を学ん でいるので、あまり深刻な問題ではなくなってきている。だがより改善が必要である。書面上の英語の上達 は日本人にとって課題である。回答者は、科学的な成果が偉大でも、下手な原稿だと読者にはいい印象 を与えない事を強調していた。 科学における本当に優秀になるためは、日本政府がより多くの資金を提供し、少数のトップの研究者の みに集中せずに、資金が広く回って平等な研究ができるようにならなければいけない。国際的な研究者 を招いて、より高いレベルのアドバイスを日本政府が求めれば、日本全体の科学における方向性を見出 すことにつながるのではないだろうか。さらに、日本では他国より研究にお金がかかるようである。アメリカ では研究材料の値段を競争的に保たれている。しかし、日本の場合は違う。アメリカでは20 ドルほどの値 段の原材料が、日本では400~500 ドル相当になる。 - 33 - ライフサイエンス:臨床医学(1) 質問1 回答者は日本が研究する、薬品の有害作用について特に注目をしていた。彼は、日本で行われている 臨床実験に注目し続けている。彼は日本において使用できる薬品のいくつかがアメリカにおいて使用で きる種類と違っていることを認めている。日本では使用できるがアメリカでは使えない種類が存在する。回 答者は、日本の研究を認めていて、日本人研究者と共に仕事をするのが好きだと言っている。 質問2 回答者は、日本人研究者たちは非常に優秀であると指摘している。彼は、アメリカよりも日本の方が薬 品の安全性については、細かいところまで注意を払って研究している。そして、薬用性に関しては両国と も同程度である。 質問3 回答者はこれについてはコメントできなかった。 質問4 回答者は日本人研究者たちが臨床医学の分野で重要なプレーヤーになるだろうという事を感じていた。 彼は、日本人研究者たちが上位クラスの医学誌に貢献していることを指摘している。日本は、C 型肝炎の 領域において非常に優秀な成果を残していて、同時にB 型肝炎に関しても活発に研究している。 質問5 癌、血液学、泌尿器科学、HIV などの分野において、日本人研究者は重要な貢献者である。この事は、 日本人研究者がこれらの分野で主要な記事に多くの論文を発表していることから、言えるだろう。 - 34 - ライフサイエンス:臨床医学(2) 質問1 回答者はウィルス学と感染学の専門家である。彼は、国際会議に参加したり、二国間の科学者パネルに 参加したりしているため、この分野における日本の研究とは馴染みが深い。また、現在彼の研究室にも日 本人の博士研究生が学んでいる。彼のコメントは主に日本のウィルス学の学術的側面についてのもので ある。 回答者の専門分野において日本は遅れをとっている、というのが彼の意見である。より具体的には、日 本は医療科学研究の中でもロタウィルスとインフルエンザウィルスを始め、腸溶性ウィルスの研究などにお いて遅れをとっている。過去にウィルス学を研究していた日本人研究者は数人いたのだが、20 年間です っかり日本の科学研究の中では話題にならなくなってしまったと、指摘している。今日の日本の研究は、 分析的なものばかりで、以前の研究と比較して革新的側面が少なくなっていると彼は考えている。 質問2 一般的な感覚では、日本の研究は優秀で信頼できるものだと思われている。しかし、研究そのものは革 新的でない。まったく興味を惹かれるものではない。回答者の視点では、日本はアメリカ、英国、フランス、 イタリア、メキシコを含む他国よりも遅れをとっている。 質問3 ウィルス学では、一般的な病気の原因であるウィルスを研究する。日本はどうやらこの分野の研究に 年々時間を費やさなくなっているようだ。ワクチンの開発への投資も、ワクチンの改良プログラムへの投資 も減少している。 質問4 コメントなし。 質問5 特になし。 - 35 - ライフサイエンス:免疫学(1) 質問1 日本には重要な研究所がたくさんある。その多くは過去20 年間で設立されたものであり、またその内の いくつかは分子免疫学に貴重な貢献をした実績がある。回答者は日本の研究機関に所属する研究者の 名前を挙げて、その成果の重要性を説明した。最近では、この研究所が体細胞変異において中心的な 役割を果たすAID プロテインを発見した。他の日本人研究者たちも抑制細胞の研究やインターフェロンと サイトカインの法則についての研究などにおいて重要な成果を残している。 回答者はいつも日本が生み出した新しい研究の成果を学会や論文で知り、その日本の学会はいつも 重要な情報源となっていることも補足していた。 質問2 日本人はこの研究分野において非常に優秀である。日本の科学界の一つの強みでもあるとしている。 日本における最高の科学者は、アメリカにおいても優秀な科学者でもある。免疫学の研究分野を全体的 に見たときにはアメリカの免疫研究の方が強力と思われる、しかし実は注目されている研究者が日本には 多くいる。 質問3 日本はこの30 年間で確実に改善されている。それは、世界的に注目されている発見や論文の数から見 ても明らかである。 質問4 日本は免疫学の分野では間違いなく主要なプレーヤーである。日本人研究者は、ライバルであるアメリ カと効果的に協力しているし、共に適度な距離を保って研究に挑戦し続けている。多くの日本人免疫学 者はアメリカでトレーニングされているので、アメリカの研究者と専門的な協力関係のみでなく、プライベー トな友人関係ももたれているようである。回答者は、以前に日本人の生徒を研修したことがあるようである。 しかし現在彼の研究の中には、日本の研究者と協力関係にある研究はないとのことである。 質問5 特になし。 - 36 - ライフサイエンス:免疫学(2) 質問1 回答者は日本の研究を主に出版物から知ることが多いらしい。彼は、日本人研究者は免疫学の分野に おいては注目されているパイオニアであり、多くの発見をしていると考えている。 彼はいくつかの免疫学の日本人研究者の名前を挙げて、彼の成果について詳細を教えてくれた。彼は 日本人研究者の専門性の優れた点、研究機関の協力体制、出版量の多さ、免疫学の分野での研究の 重要性について容易に語ることができた。 質問2 日本は現在この分野において先駆者であり、アメリカ人研究者よりも優秀な研究を行っている。アメリカ は研究に1 億8000 万ドルも使ったが、この金額に匹敵するほどの成果は挙げていない。 質問3 ある研究所は成功することによって、成長している。例えば、その研究所のある日本人研究者は過去10 年間、重要な論文を発表し続けており、明らかに進歩し続けている。また、回答者はこの研究所や他の日 本の科学者たちが科学の場で話題に上ることが増えてきていると感じていた。日本の研究は大変信頼性 があり、とても論議を呼ぶものなので、科学の議論の中で重要な部分に位置づけられていた。日本の研 究はもはや、数年前のようにアメリカの研究の後を追うものではなくなっている。 質問4 上記と同様、日本人は、免疫学研究においてはリーダーである。 回答者は日本人研究者と共同研究を行ったことがある。しかし特別近い関係にあったわけではなかった。 回答者の英国での同僚が日本の有名な研究所の一つでサバティカルを行ったに過ぎなかった。しかしこ の英国における研究では日本の技術へのアクセスが非常によかった。これは、過去にもあったケースだが、 日本人がネズミの繁殖コロニーを管理できないため、アメリカ人の研究者にアクセスを認めたのと同じ形 である。しかし、回答者は日本人研究者と個人的な共同研究の経験はないが、日本人は情報共有望ん でいることを理解した。 質問5 日本において、大変生産性の高い科学者世代が現れている。彼らは、しっかりとした論文を優秀な英語 で発表している。回答者は、彼らはよい翻訳会社を雇って補佐してもらっているのだろうと考えている。編 集者としては、日本からの多くの論文を読んできたが、その中での彼らの語学能力は著しく進歩している と感じている。 - 37 - ライフサイエンス:微生物学(1) 質問1 日本の研究は、抗菌薬の分野において非常に生産性が高い。彼らは、分野を大幅にリードし、さらに多 くの日本の研究機関によって開発された調合薬は、アメリカの企業にライセンスされたり、買い取られたり した。回答者はこの分野の主要な日本人研究者の個人名を挙げることはできなかったが、彼は日本が抗 菌 と抗菌抵抗の研究に確実に貢献していたことは指摘していた。 質問2 日本の研究は、同分野における他の先進的な研究所や研究者たちと同じくらい優秀である。 質問3 回答者は、日本人研究者は常にこの分野においてレベルの高いパフォーマンスを提供していたが、確 かに最近はさらにもう少し進歩したのかもしれないと考えている。 質問4 回答者は、日本が抗菌の研究ではリーダー的存在であると考えている。 質問5 特になし。 - 38 - ライフサイエンス:微生物学(2) 質問1 日本人研究者は環境問題において重要となる微生物プロセスの詳細を、基本的なところまでとてもよく理 解している。彼らはゴミ対策にとって重要なポイントとなる嫌気性菌において最も注目する成果を出してい る。研究するには非常に難しい有機体である。ここから得られた知識はとても重要だろう。 回答者はこの分野における、日本の先進的な研究機関と研究者をよく知っていた。ある研究者は広い 範囲で貢献していると指摘している。一般的にも、日本は長年微生物学の分野で強かった。彼らは、元々 商業的な価値を重要視していたが、過去10 年で環境的な視点を重要視して研究を進めるようになった。 さらに、彼らの研究は拡張された。以前よりも広い視野をもった研究者が増えているからである。 回答者はアメリカの連邦規模で、日本の科学機関と関係を作ろうとした経験がある。この提携の目的は、 日本と長期的なつながりを保っていくことだった。この提携は、5 人ずつの博士研究生を日本とアメリカの 間でそれぞれ交換するというものだった。この提携は、日本とアメリカがお互いに技術を盗みあい始めたと きに、始まった提携なのという点は注目するべきところである。アメリカ政府は、協力分野を考慮した結果、 基礎研究と環境の2 つの分野が選んだ。 質問2 一般的なレベルでは、日本、アメリカ、ヨーロッパは同等のレベルにいる。日本の研究が遅れているとい う根拠はどこにもない。例えば、環境問題の内のミクロ生物学の分子面などのサブ領域で言えば、日本が 一番先進的である。過去10 年間で目覚ましい改善が見られた。回答者が日本人研究者と協力し始めた 1990 年~96 年の間、日本の大学システムは研究資金が不足していて、さらに彼らの研究道具はよいもの ではなかった。そういった環境がはっきりと改善されている。二つの主要な国立研究所は、大学研究所よ りも先進的だが、その差も大分縮まった。 日本の基礎研究者はエンジニアと仕事をするのが上手である。彼らの出版や国際会議におけるプレゼ ンテーション(特に分子化領域での環境問題)はかなりよかった。最近の国際会議では、日本が唯一学生 のポスタープレゼンテーションによる受賞した、などということもあったそうである。 質問3 日本のパフォーマンスは向上している。彼らは環境分野における自分たちの研究領域を拡大している。 以前は2、3 人しかいなかった研究分野今では10 人もの日本人研究者がいる。国際的な場では英語のレ ベルも非常に向上している。多くの若い研究者は英語を話すのも書くのも非常に上手である。そして日本 では若い研究者が生まれ続けている。回答者は環境が日本で非常に重要になってきているのを感じてい る。 質問4 日本はよく会議を開催し、その会議に国際的な研究者を招くことにより、自分たちの研究成果を批判に さらしている。日本は新興の領域においてもよく会議を開催する。回答者は1 年に2 度その会議に出席し たことがある。日本が会議を開催するときに、ヨーロッパとアメリカと日本から1/3 ずつ参加者を集めるよう である。会議に招待することは日本の研究への注目を高めることになる。会議での国際的な研究者との出 会いは日本の研究者を刺激し、次なる研究の方向付けを行っているようである。 小さな大学も重要な強みを持ち、環境分野で活躍している。再生可能エネルギーの分野では非常に優 秀な機関が存在している。 質問5 日本の研究者は自分の研究室の修士の学生を使えるため、アメリカの研究者よりファンドの面で恵まれ ている。給料を払うことなく優秀な仕事をしてもらえるのである。その結果彼らは経験豊富でトップの研究 - 39 - 技能を持った人のみを雇うことができるのである。 共同研究において、ひとつの大きな目的は若いアメリカ人が日本で生活をすることであった。ある程度 まではアメリカ人にとってそれはたやすいのだが、言葉の壁については非常に高い。研究室内や研究自 体においては言語はたいした問題ではないのだが、ちょっとした会話や来客への対応、社会的な生活を おくるにあたって、問題となってくる。これが外国人が日本で働くことを制限する原因となっている。よって、 日本人は自分たちが国際的な場に出て行こうとするのである。 - 40 - ライフサイエンス:分子生物学・遺伝学(1) 質問1 日本でのクローニングプロジェクトによって莫大な量のcDNA 遺伝子配列情報が手に入った。また、日本 人はヒトゲノムの解読にも携わっているし、彼の専門分野においては、とても優れたモデルをいくつも作っ ている。しかしながら、分子生物学における彼の専門分野において、あるいは分子生物学全般において、 偉大な日本人研究者はいない。実際、耳の発生と機能における遺伝子調節と難聴の原因遺伝子探究と いう彼の専門分野に携わる日本人は事実上ゼロである。 質問2 彼の日本人研究者との関わりは、30 年前にまでさかのぼる。彼の専門分野では研究者としての正しい訓 練を受けた人材が不足しているようだ。そのころ、日本人研究者たちは遺伝学にあまり興味を持っていな いようで、貢献できるような立場ではなかった。仕事の質は高かったが、画期的なものではなかった。今の 日本はヨーロッパの10~15 年前と似ている。この原因の一端は研究基金がないことだろう。彼の研究の 大部分が民間基金からの投資だが、日本においては研究に多くを投資する民間主体は少ない。 彼は1992 年から聴覚と難聴の分子生物学会を開催してきている。日本人研究者からの論文の投稿数か ら判断すると、125 の論文のうち、日本人が書いたものは2 つの日本の研究機関と彼のラボから出たもの の計5 本だけである。すべて目新しさ、影響力、独創性のない論文ばかりだ。1995 年に日本の大学5 校 の研究グループから10 本の論文が出たが、全て派生的なものだった。1998 年に提出された108 の論文 のうち8 つが日本人研究者によるもので、5 つの研究機関からだされた。1 つは独創的な論文だったが、 他のはやはり派生的であった。2001 年には221 の論文のうち日本人研究者の書いた論文は10 団体から 19 本あった。そのうちひとつは革新的で、残りの18 本もしっかりしたものだった。2005 年には216 本の論 文のうち日本人の研究者が手掛けたものは11 団体、20 本にのぼり、8 本がオリジナルで影響力があると 予測される。 質問3 日本はかなり進歩してきたが、世界のトップからはまだかなり遅れている。彼は自分の研究室で共同研究 を行い、日本人研究者を育てている。日本のポスドクたちはとても優秀で、彼らの環境も、教育もかなり改 善されていると感じている。昔は基本的な手法も知らない研究者を使っていたものだが今日ではそういう ことはない。 質問4 日本の主要な国立の研究所は分子生物学の分野にとても貢献してきた。いくつかの研究室は優れたモ デルを提唱し、ジーンターゲティングを進めてきた。けれども、彼の専門分野をレベルの高い次元で研究 している日本人はごく少数である。日本の政府が分子生物学に興味を持ちはじめたのはほんの5~10 年 前だが、アメリカでは20 年前から主要な研究分野である。そのため、日本が相当成長したといってもまだ 10 年は遅れていることになる。 彼が一緒に働いている日本人研究者はとても創造力に富んでいる。しかし、日本での教育や訓練の方向 性に欠けているように思える。彼らのような、この10 年の間にアメリカにやってきた研究者たちはおおむね 良い成果を上げ日本へ帰っていく。最後に、日本人研究者の英語はかなり上達してきたと思う。 質問5 特になし。 - 41 - ライフサイエンス:分子生物学・遺伝学(2) 質問1 日本人は遺伝子研究においてとても重要な役割を担ってきた。染色体の配列決定の仕事に携わり、大き く貢献した。彼らは全長cDNA のクローニングにおいてもリーダーシップをとってきた。インタビューをした 人は、この分野で抜きん出た日本人研究者たちの名前をいくつも挙げることができた。 質問2 日本の研究レベルは高い。研究者たちは良い仕事をしているし研究成果も多い。 質問3 日本には先端的な研究室があり、資金も潤沢であるように思える。日本は昔からとてもよくやっているし、 多くの技術分野でリーダーであり続けている。日本人研究者は多くのゲノムプロジェクトに従事している。 総じて、彼らのパフォーマンスはすばらしい。彼らは多大な貢献をしてきた。今後もそうあり続けるだろう。 研究成果に影響する問題点は、研究結果を不本意ながらタイミングよく発表しなくてはならないことだろう。 この傾向は産業分野においては一般的なことで、アメリカの産業についてもあてはまる。対照的に、アメリ カの研究分野では研究結果はただちに発表される。このデータ発表の遅れが日本の学術的な研究の影 響を小さくしている。 質問4 全長cDNA 作製において、日本人研究者はとても優れている。専門知識も、莫大な資金もある。しかし、 彼らの影響力はどこかしら限られたもので、それは他の国々で彼らの研究成果を使えないためである。も しこれらのcDNA のコピーを使えたら、日本のコミュニティーはもっと強い信頼を得られるだろう。全長 cDNA は得ることは難しく、同じ実験を繰り返してコピーを得るのは少し時間の無駄なのである。日本の研 究者たちが国際的な全長cDNA バンクに貢献することが望まれる。科学者たちは日本の産業にデータへ の優先アクセス権を与えるという政府の政策にいらいらしているようだ。その結果日本の研究機関はわず かにリードするかもしれないが最終的には研究は重複し、知的財産の観点から言うと価値のないものにな ってしまうだろう。この政策があるため、ゲノム配列のシーケンサーが日本の会社によって開発されたよう に、彼らの技術はとても進んでいるのだが、日本の研究は世界的に見ると影の薄いものになってしまって いる。 彼は、データ共有の問題に陥っているプロジェクトをたくさん知っている。あるプロジェクトにひとりの人間 しか従事していないことがあるように、日本では研究が細分化しているように思える。共同研究を行うことで もっと良い成果をあげられることが考えられる。 質問5 以前、資金を出すからヒトのゲノムプロジェクトに入って働かないかという知らせが日本人研究者に届いた。 これは全ての研究者が無償で利用できるデータを作り出すと言う国際的な共同研究である。しかし、他の プロジェクトでは、データの共有の問題が数多くある。その一つの例がチンパンジーのゲノムプロジェクト である。肝心な点は、アメリカの研究者が、もしデータが共有されないのなら日本人研究者と働くことはで きないということである。 - 42 - ライフサイエンス:神経科学・行動学(1) 質問1 特定の国の進展を把握していないため、コメントなし。 質問2 回答者は、神経化学の分野において日本の機関によってなされた研究は、他の国と比べて同等かそれ 以上であると感じている。そして、言葉の問題が日本の研究の質を上げる障害になっているとも付け加え た。英語をあまり把握できていないのか、研究について正確な考え方ができていないのか、どちらが原因 かわからないが、論文に稚拙な部分が多いのである。 質問3 彼はごく最近設立された脳研究機関の研究のことしか知らなかったため、評価はできなかった。 質問4 彼は、日本はこの分野において間違いなく重要な役割を担っていると考えている。しかし、例を挙げること はできなかった。 質問5 日本人研究者が提出した原稿を読むと、英語が下手なためその研究に影響力が無いのかどうか決める のが難しい。日本人研究者は科学の公用語(すなわち英語)を理解し、彼らの研究結果を英語で明確に 書けるようにならなくてはいけない。日本へ戻る研究者は多いが、英語は少ししか上達していない。彼ら の原稿は英語圏で何年も過ごしたとはとても思えない。 - 43 - ライフサイエンス:神経科学・行動学(2) 質問1 現状では、例えばヒトDNA に特異的な配列を日本人が発見してきたとは言いがたい。しかし、日本人科 学者はこの分野のあらゆる知見を得るのに地道な貢献をしてきた。例えば、彼が研究しているタンパク質 ファミリーのうちの1 つを最初にクローニングしたのは国有企業に勤める日本人研究者であった(そのタン パク質は抗癌治療に用いられている)。我々のもつ膨大な知識に貢献してきた賢い日本人たちもいる。東 京のグループで、神経が何をしているのかを決定する方法として、脳の特定の神経だけを欠失する方法 を編み出したのもその例だ。この研究は大きな影響を与えるような分野ではないと認めているけれど、未 だに興味をそそられる基礎研究である。25 年間彼は日本人研究者と共同研究を行うことはなかった。彼 がこの研究について学んできたのは、彼自身の仕事や、それに類する仕事と競合するからであり、また、 上で述べたような国有会社でなされる研究として注目する必要があるからであった。 質問2 彼は、日本の機関は教育水準の高さから想定される域には達していないと言った。日本が遅れをとって いる他の分野に注目が集まっていると感じているようだ。頭の切れる人間はいるが、量においてもっと期 待していいと思う。彼らはヨーロッパには遅れているが、確実に南アメリカよりは勝っているだろう(彼の日 本とのコネクションは、日本の代理店を通して商品を売ることで、そのため彼の興味は日本人がどんな研 究をし、自社製品をどれだけ使いたがるかという点にある)。 質問3 彼が14 年前にこの分野で働き始めた時、いくつかの重要な論文が日本から出されたことを覚えている。 その論文からは、日本人がとてもよく問題を理解していて真面目に取り組んでいる様子が読み取れた。だ がその姿勢は急激にではないが、少しずつ薄れてきている。「頭脳の流出」があるようにも思える。例とし て、アメリカの大きな州立大学を卒業した研究者で、10 年ほど前に免疫の分野で国際的に表彰された日 本人について話した。彼はアメリカに来たまま、二度と日本に戻って働く気がないようだった。 質問4 彼の最初の例に出てきた神経の特定部位を欠失させる方法はとても賢く斬新なものだ。これを行った研 究チームは一発屋ではない。彼らはここ数年絶えずこの分野に論文を出している。 質問5 日本に関する興味深い事柄がある。ヨーロッパには、オックスフォード、ケンブリッジなど、とても有名な大 学があり、アメリカにはハーバード、エールなどがある。しかし、日本で有名な研究機関について彼は、よ くは知りませんと答えるしかなかった。政府が運営している大きな研究基金のことを知ってはいるが、名前 を言うことはできなかった。そのことが日本のシステムの弱さを物語っている。もし国際的な研究機関が有 名な日本の研究拠点を知らないとなると日本はアメリカやヨーロッパの主要大学ほどのインパクトをもたな いということになる。 - 44 - ライフサイエンス:神経科学・行動学(3) 質問1 7年ほど前、日本は神経科学部門を含む大きな研究機関を設立した。彼はその機関で顧問として5年間 働いた。この神経科学部門は30階建てのビルの中にあり、大勢の教授や技官たちがいる。そして脳の画 像処理機のような最新の機器がある。また、ヨーロッパやアメリカなど世界の科学者を招いている。この意 欲と行動の迅速さには驚くばかりだ。そこでの研究は非常に秀逸である。引っ張りだこの科学者たちが何 人もいることは悔しいくらい印象的だ。 彼は、何人かのトップレベルの日本人研究者の名前を挙げた。一人は、霊長類の神経生理学と基礎認 知脳科学に携わっている。この人物の仕事は優秀で、世界の研究者たちの間にも広く認められている。 小脳の研究でよく知られている日本人科学者の名前も彼はあげることができた。 質問2 日本の研究は「ファーストクラス」だ。日本は脳研究のための施設をまたひとつ他の大学でスタートさせた。 日本はこの分野のトップに間違いなくいる。重要なことは、日本が国際化を推し進めていることだ。つまり、 日本人研究者を海外に送り出し、ヨーロッパやアメリカの研究者を受け入れている。過去10 年間の姿勢 の変化として他に挙げるなら、以前ならば西洋で日本人科学者が何か目新しいこと重要なことを発見する と、他の誰かが論文を書いてくれるまで待った後でそれを立証する論文を出すということが多かったが、 現在では誰よりも先に論文を出すようになったことだ。 質問3 彼が5 年間顧問を務めた国立研究所を設立したことで、神経科学分野での日本の研究は進歩した。この 機関は非常に素晴らしく、彼は、日本人が自分のコメントに応対する早さにとても感銘を受けた。はじめは 日本人を酷評していたが、応対の速さを見て何気ない発言にも気をつけるようになった。真似事の時期 はもう終わった。日本は自己実現し主導権を担う時期にきている。 質問4 1つめの質問に対しての補足だが、日本の進歩は、国際化への努力によるものだと感じている。日本はど んどん新しい技術を取り入れ、すぐに適用している。 質問5 今日の日本科学の自己実現は、日本の研究力を高め、創造性を生み出すものだ。企業のリーダーもこの ことを理解し始めている。彼の観点では、少なくとも神経科学分野においてはだんだんとクリエイティブに なってきている。 - 45 - ライフサイエンス:薬理学・毒性学(1) 質問1 回答者は、しばしば日本の製薬会社を訪れている。彼は、日本は毒性学においては中心であると考えて いるが、薬理学と関連した薬物毒性の分野からコメントしている。 日本は、ガンに関する基礎研究、特に焼いた食べ物に含まれる発がん性物質というアイディア(1970 年代 に出てきたものであるが)などの面で名を馳せた。彼は、特定の研究者や国立機関がこれを含めた他の研 究の先頭に立ってきたと考えている。薬物毒性に関する多くの情報も、彼が日本人と提携するGstP(グル タチオンS-トランスフェラーゼP型)に関わる分子生物学の分野に利益をもたらした。彼は最後にアリル 炭化水素レセプターAhR について日本人研究者が決定的な仕事をしたことを付け加えた。 質問2 彼は、最先端の研究が、日本を基礎研究の分野でヨーロッパやアメリカと肩を並べるまでに押し上げたと 考えている。しかし、応用研究においては、研究の力量は比較し難い。彼は、日本の機関は革新を好ま ないと思っている。ひとつの理由は、薬物の毒性検査と安全性の査定についての話だが、製薬会社が日 本独自の基準を作り上げていることだ。これらの会社が海外の企業に対して扉を閉ざしている点も指摘し た。この状況は、日本以外の、国どうしの調和を重要視するような国で薬を売る際には日本の製薬会社に 有利に働かない。この点で応用研究の面では日本にはあまり競争力はない。 質問3 彼の考えでは、日本の熱心な人々が昔より研究者や技術者としての経歴にこだわっている人が少なくな ってきたというのが一致した見解だという。若者がどの分野を選択するのか認識してはいないが、レベル の高い学問や訓練に興味のある人は少ないということだ。 彼は、日本の研究室には中国や他の国、特にアジア諸国からの学生が大勢いることに気が付いた。これ は日本があまりよくないという証拠だと指摘する。彼ら学生が訓練を受けても法律があるため長い間日本 に滞在できない。日本が閉鎖的な社会であるため、このような状況では日本で教育を受けた留学生の能 力に投資することができず、彼らは日本に貢献できない。日本の環境は、まったくもって海外の研究者を 受け入れて働いてもらうのに適していない。 彼は、日本の制度が階級制で保守的であり、ほとんど変わろうとしない点にも問題があると指摘する。例 えば、日本の教授は大きなグループの責任者であり、その下部組織をすべて仕切っている。アメリカでは、 これは若い才能を無駄にしていると考えられている。彼は、日本でこういう体制の改革を求める意見があ るのは知っているが、実際には起きていないと思っている。彼の観点では、世界市場で競争力のある日 本の製薬会社は少ない。しかし、思い出す限りそういう会社は1 つ2 つあり、世界的なレベルで競争力を 持つのに十分な認知度や経験を持ち合わせている。 質問4 彼は、日本の製薬産業の大部分のセグメントが属する薬理学の分野では確かに日本は重要な研究を行 っていると考えている。日本の重要性は、主要な科学ジャーナルの論文を見ればわかる。日本の研究室 からたくさんの優れた研究が発表されている。 質問5 日本の教育はオリジナルな考え方を重要視するのではなく、決まりきったやり方で行われている。彼は日 本の大学においてどのように研究がサポートされているか、どのように学部の構造改革が行われているか 検証したいと考えている。日本の製薬会社は現代化、グローバル化する必要があると最後に付け加え た。 - 46 - ライフサイエンス:薬理学・毒性学(2) 質問1 彼は免疫毒性学の専門家で、その観点から薬理学と毒性学について話してくれた。 日本人は、ディーゼルエンジンの免疫毒性学の最先端にいて常にリードしてきた。20 年間のこの分野の 研究において日本人研究者は一番初めに、ディーゼルエンジンの使用がどのようにぜんそくを悪化させ るか、すなわちディーゼルエンジンがぜんそくの原因であり発症率の増加に結びついていることを示して きた。この発見は科学の文献にも紹介されている。彼は日本人とこの問題について共同研究を行ってい て、環境汚染の問題を扱う日本の省庁からも招かれている。日本でのこの研究に対する資金援助につい てはよくわからないが、民間からと同じく政府からも支援があると考えている。 質問2 彼は、自分の専門性と共同研究した経験から日本の研究は質が高いと考えた。毒性学の優れたジャーナ ルに出た彼の記事に基づいた日本の出版物の質も別の指針としていた。また、日本人研究者がヨーロッ パやアメリカのジャーナルに論文を出して成功してきていることにも触れた。 彼は、見てきた研究室はとても古いものであることを踏まえて、日本の研究機関の質についてコメントした。 コメントはすべて彼が訪れた政府機関のものに限られたが、概ね日本人研究者は能力があり、洗練され た研究ができてラボの向上に貢献していると話した。 質問3 これまでの日本の研究機関のパフォーマンスはあまり向上していないと考えている。彼の観点つまり日本 の出版物と科学の進歩を考慮すると、日本は免疫毒性学において早い時期に重要な発見をしてきた。そ れにもかかわらず、日本の研究は現在下火である。彼が参加した学会のプレゼンテーションからも分かる ように、日本の研究が遅れをとっているわけでもないし、研究の質はとても高いままである。日本人研究者 は海外の学会で発表するときは活動的になるが、それは年齢の高い研究者に限られる。 質問4 日本人研究者は重要な貢献をしてきたが、彼は日本の研究の現状をあまりよくは知らなかった。 質問5 特になし。 - 47 - ライフサイエンス:植物学・動物学(1) 質問1 彼の専門分野は植物分子生物学である。彼は基礎植物学を第一に手がけており、作物学の情報共有に ついて注目している。 日本のこの分野の研究は、基礎研究に非常に強い国立研究所があるためにとても力がある。この機関に は、植物分子生物学においてかなり目にする2つのグループが存在する。1つは、海外の研究者にも研究 成果を閲覧可能にするような技術に関して最先端のグループである。植物のゲノムプロジェクトから情報 を集め、世界中の研究者が手に入れられるようなデータベースを構築してきた(そうでなければ手に入ら ないゲノムクローンの研究も含めて)。この種の研究を入手可能にすることは日本企業のお家芸だ。日本 人がインタラクティブで国際的に研究を公開していることは素晴らしい。もう一つのグループは、遺伝子の 優れた機能解析を行っている。遺伝子の機能解析は日本人研究者が強い分野だ。 別の研究機関の2人の研究チームもまた、非常に優れた研究をしていると言われている。1つめはイネの 分子遺伝学の研究に携わり基礎遺伝学をイネの生産向上に応用している。もう1つのチームは細胞生物 学の分野で素晴らしい仕事をしている。この研究分野ではまれなことである。 日本で行われるレベルの高い研究は大学ではなく、独立した研究機関で行われているように思う。これは アメリカを含めたいていの国で当てはまる。中部地方にある大学は例外で、とても力を持っている。その大 学の研究者で、植物発生生物学の分野で優れた研究をしている人がいる。彼のチームはみな優秀で、 若くしてこの分野の優れたモデルを提唱している。 質問2 日本の研究はとてもしっかりしている。質の高い研究をするし、きっちりした論文を出す。これらの論文は たいてい様々な研究に引用可能である。良いことか悪いことか、日本人研究者は論争を呼ぶ可能性の高 いことはほとんどしない。しっかりしているため、論文が撤回されるようなことはまずない。一方、日本は全 ゲノム配列を決定するといったような革命的なアイディアを思いつくような国ではなく、アメリカがたいてい 主導権を握る(時々イギリスの助けを借りるが)。植物分子生物学の分野においてもやはり当てはまる。日 本は通常の研究をし、他の国が行った革命的な研究を取り入れて、それを現実世界の問題に応用するこ とに関しては優れているようだ。日本人の研究は、ネイチャーなどのよく読まれるジャーナルに載る。この 分野の主要なジャーナルであるPlant Cellに掲載される論文のうち約2つ(10%)が日本からのものだ。この 数字はかなり高いものである。 日本での質の高い研究の多くは国内で発表される。今日のジャーナルの多くはアメリカやイギリス、オラン ダで発行されるのを考えると異様なことだ。異様なことではあるが、いまだに独自のジャーナルを出し、イ ギリスでも手に入るようにしていることは良いことでもある。この分野においてどうして大学があまり重要な 立場にいないか不思議である。 日本では若い研究者たちはアメリカと比較して自由度が少ない。独立した女性の研究者が少ないというこ とも言える。彼女たちは仕事のためにアメリカに来る傾向がある。この分野では(そして他の分野でも)、国 としての科学生産性を上げるため、女性研究者たちの参入を期待している。 質問3 ここ5~10 年しか日本に注目していないので意見はできない。この期間内でなら、日本のパフォーマンス はほとんど変わっていないように思える。 質問4 日本は重要な役割を果たしている。イギリスやドイツに比肩する。アメリカよりは遅れているが他のたいて いの国、カナダ、オランダ、韓国、スイスなどよりはずっと強い。 質問5 - 48 - 特になし。 - 49 - ライフサイエンス:植物学・動物学(2) 質問1 回答者は、植物学、遺伝学、植物生理学が専門である。 日本は基礎植物生理学においてずっと影響力を持っていた。これは主に光シグナルと応答という分野に おいてである。日本人は、フィトクロムやクリプトクロムといった光受容分子の研究に関して数多くの成果を 挙げている。 この分野のトップにいる研究者を知っている。その人物は、日本の中で大部分の研究をしてきた人物とし て知られていて、多くの弟子と学生がいる。彼は国立の研究施設で働いていて、産業研究所に移るであ ろう。どちらもこの分野では重要な研究が行われる場所である。別の研究所もまた重要で、そこで作られ た大きな分光器はこの分野の多くの研究に有効なものであった。 学会と出版物から日本の成長について考察しているが、もっと重要なのは日本でなされる共同研究だろう。 ちょうど彼は日本へ過去15年間で5回目の旅に出ようとしているところであった。日本を訪れると3週間から 3ヶ月は滞在しているという。 質問2 植物生理学において特に光受容体の分野で日本の研究はトップレベルにある。アメリカやヨーロッパでの 研究に引けをとらない。日本ははじめ光受容の分野で先駆者的存在だった。その当時の研究がアメリカ やヨーロッパの研究を助ける結果になった。近年では、論文の数から判断すると、日本におけるこの分野 の研究は下火になってきている。 日本の研究室は優れている。国立の研究所を訪れた人からもそういう話を聞く。彼が訪れている大学は、 建物はどこか古めかしいがとてもよい施設がある。彼は日本の研究基金については知らなかった。共同 研究をしている日本人たちは資金を得ることには成功しているようだったが、結局のところ日本全体の事 情はよく知らない 質問3 研究の生産性は少なくとも安定している。しかしこの質問にどう答えていいか分からない。ここ数年悪化し てはいない。 質問4 光受容体の分野で、日本は大きな成功を収めてきた。日本は主要な立場にいる。彼は日本の小さい大学 との関わることにより、日本は共同研究のために積極的にアメリカやヨーロッパに研究者を送り出している と気づいた。彼らに島国根性はなく、共同研究のため海外に行き、海外の人材を呼び寄せて国際的に活 動している。日本人は非常に協力的で植物生理学の分野でも同じく重要な立場にいる。 質問5 特になし。 - 50 - 環境:エネルギー工学(1) 質問1 回答者の専門はおもにエネルギーエンジニアリングであり、特に電気機器、ハイブリッドカーなどを専門と している。回答者は会議や出版物などから日本の情報を取得している。電気・電子・エネルギー学会の会 議やその他、専門的なフォーラムなどが主な情報交換の場として活用されている。 日本は低燃費自動車、特にハイブリッドカーの開発を長年先立って取り組んできている。日本のハイブリ ッドカーの重要な制御アルゴリズムに関する研究開発は、最先端のものであると位置づけられる。回答者 は、この分野において、公的部門においても民間部門においても日本の先端に精通している。 質問2 日本人の研究内容は非常に評価に値する。欧州とは同等であるし、いくつかの分野においては米国にも 匹敵する。しかしながら、研究の多様性という面では、米国とは同等といえないものがある。日本からは、 多くの優秀な研究論文が発表されており、この分野で認められている。加えて、特に応用分野では、日本 は優秀な研究結果を生み出すことのできる研究所を有しているように感じられる。 日本はどこか米国の後追いをしているように感じられる。そして、日本は米国や欧州の研究機関から生み 出された重要なイノベーションの後追いが非常に得意である。かつて米国が低燃費車の開発において重 要な新しいアイディアを見つけ出したとき、日本はそれら新しい視点を貪欲に取り入れ、それらを完璧に 市場化する方法を発見した。日本は「物」をより良く、より安く、効率的なものにすることが出来る。しかしな がら日本は、米国などと比較した場合、そもそもの新しい視点を独自に生み出すことはあまりない。さらに、 日本人は一旦取り組んだら、非常にうまくそれをこなす。つまり、日本人はよき技術者ではあるものの、こ の分野における主要なイノベーターではない。彼らは革新的なブレークスルーをリードする独自な研究を するよりも、応用分野に注目をしている。 質問3 日本の研究機関は発展してきたといえる。この発展は米国や欧州とのコミュニケーションが増えたことに依 拠しているといえる。日本の研究者達は国際学会においても積極的になってきており、国際的な共同研 究に参加するようになってきている。彼らは以前より協力作業をするようになってきており、結果として日本 人研究者のパフォーマンスの向上につながっているといえる。 質問4 日本はハイブリッドカーのエンジニアリング分野において重要なプレーヤーである。この分野において日 本は米国の強力な競争相手である。 質問5 たしかに日本の研究は大いなる発展を遂げてきたが、米国と比べると依然として国際的な場での活躍が 少ないと言える。回答者は日本の研究者は彼らの持つ専門知識が日本から流出してしまうのをためらっ ているために、国際社会で働くことを好まないのではないかと考えている。 - 51 - 環境:エネルギー工学(2) 質問1 調査対象となる研究者の専門分野は電気エンジニアリング、とくに高出力系、電気モーター制御、そして 先端的な電気自動車システムである。 日本人研究者にとっての最大の達成目標とは、大規模な自動車市場にハイブリッドカーを参入させること にある。これは特に米国の自動車産業界において見られた激しい反対がある中で、非常に大胆でビジョ ンをもった動きであった。結果として、日本は特にハイブリッドカー部門において非常に好成績を残してい った。回答者は近い将来の自動車産業界の全体像が変化しつつあり、この経済分野における日本の独 占的なポジションを保証しうるものであるとしている。 この点において回答者は米国の自動車産業は日本の先行になんとか追いつき、また同じ戦場の中にい ようと必死であると考えている。かつて米国の企業はこの分野における研究は達成不可能でコスト面から 見ても有益ではないと判断していた。結果として、米国産業は日本のこの先導に追いつくことは出来ず、 また追いつこうとする努力をさしてしていないと思われる。 ある日本の自動車企業の中にはハイブリッド技術を開発した日本企業とライセンス契約を結ぶことで重要 なプレーヤーになろうとした。二番手企業はこのハイブリッドカーという独自のブランド製品のもと、一番手 企業が敷いたレールに乗るであろう。これは一番手企業のみならず、追随する二番手企業もマーケットへ 参入することを可能にするものである。二番手企業は一番手企業に追いつくために多大な技術的な開発 を行わなくてもよいことに早期に気づくだろう。つまり結論として、その技術を購入し、それをそれぞれの社 の自動車へと適応していくこととなる。もちろんこのことは、二番手企業が最初に技術を開発した一番手企 業より一歩後退していることにはなるものの、それでもなお、産業界がよい製品を生み出し、消費者の関 心を引き付けるということに変わりはない。このような関係が日本企業が本分野においてリーダーシップを とっていくことを可能にしているのである。 米国の企業は、おおよそ政治的・経済的理由から、このハイブリッド技術を発展させうるライセンス協定を 結ぶことはないだろう。その代わりに米国の企業はその日本のテクノロジーを模倣しようとしているが、成 果としては表れてきていない。回答者は、かつて米国の研究所にいたとき、日本のハイブリッド・テクノロジ ーを逆転させ、同時に独自の基盤を作ろうとしていたと報告している。そこにはこの分野における米国の よりすぐりの研究者達がいたのものの、さして良い結果は出ていなかったという。さらに、ハイブリッドカー 開発分野は、米国の産業が大いに遅れをとり、またこの分野で活躍せずに税金を使っているとの非難を 受けている分野である。 国際的な会議というものは日本の発達した技術を知る上でとても有意義な場であると研究者はしている。 しかし彼らにとってメインの情報収集源は日米国内における自動車産業のコンサルティングを通じてのも のである。彼らが日本の研究機関を訪れたり、また日本の研究者が米国内の工場などを訪問たりするとい ったことも情報交換の有効な手段であると位置づけている。 質問2 日本はアカデミックな研究分野において、他国と比べ同等の、またはそれ以上の成績を残している部分も ある。このような日本の高レベルでの成果にはいくつかの理由が考えられる。一つ目として、日本では産 業との長期的で密な関係が保たれている点があげられる。この関係の基盤として、真の生産情報や個人 関係の存在などが学術的な研究機関の知的発展に寄与しており、これが消費市場の中で産業が技術革 新に焦点を当て続けられることにつながっていると考えられる。 電子学研究を促進している中で、回答者は、米国連邦予算局がその資源をいくつかの研究施設に限り 割り振るという大きな間違いを犯してしまったと指摘している。このことは、このいくつかの研究機関の威厳 を高めるとともに、米国の全体としての研究体制を低下させるものでもある。このように上級の機関に予算 が限定されているため、彼らはまた産業全体の収益をも吸い取っている。これはこの重要な分野において、 役割を果たす機関が限られていることを示す。一方日本においては、多大な政府の援助の下、多くの研 究機関がすばらしい業績をあげている。日本国内における有力企業内の研究施設にも十分な研究設備 が整っている。 この米国内におけるアプローチを、回答者は、米国の研究機関が諸分野においての最先端の学術を知 - 52 - ることを困難とし、またそれらを市場へ開放する手段を見落とすという結果へと導いてしまっているとしてい る。このような観点からすると、米国のとる研究予算の不当な配分は致命的な結果へとつながっているよう に思われる。 質問3 日本は質量ともに学術的に飛躍的に進展してきた。産業の側からしても、日本の企業は革新的な役割を 果たしてきている。その一方で米国のトップ企業はリスクを避けようとしている。現在の米国はパラダイム・ シフトを求められているように思われる。その点において日本の企業は革新的で、米国の改革にも参考と なる点が大いにあると思われる。 このような日本の企業の成功の理由として、経営者はエンジニアに対して同等の賃金を支払い、また彼ら も技術的なバックグラウンドがあることがあげられる。これは経営者がエンジニアよりも莫大な賃金をもらい うけ、経営者もたいした知識を要しない米国とは異なる。これが経営陣内での全く異なる経営方針を生み 出している。米国の経営者達は常に最低ラインを考慮し、長期的な視野での利益というものを見ようとして いない。一方で日本の経営方針は常に技術革新とともにあることを意識しており、これが長期的な視野に おいて利益を育むものとなっている。 質問4 自動車で用いられてきている電子装置は多くが日本で開発されたものである。今日においてさえ、このよ うな電気自動車の主要な装置は日本で開発されているものである。日本は電子モーター装置開発にお いて主要産出国である。またこの分野において日本は数多くの特許を有しており、最も野心的な開発者と も言える。調査を受けた研究者達は日本やハイブリッド・エンジンを手がけた企業などは特に、米国に代 わり、この分野におけるリーダー格となってきていると述べている。 このような日本にも限界要素がある。それは人的資源、投資資本、そして世界の影響力である。中国の台 頭というものも日本にとって脅威であり、政治的理由から深く介入することが困難な、その中国と米国の関 係と言うものも脅威となってきている。 日本はこの自動車産業において米国より20 年にわたり優位にたってきた。研究者達の視点からすると、こ のような状況は米国政府や特定の企業などにとっては害となりうるものである。 質問5 特になし。 - 53 - 環境:環境学・生態学(1) 質問1 回答者はこれまで日本国内や、日本の科学者達と共同という形では研究を行ってこなかった。外国の 研究者達は出版された論文などを見たり、国際的な学会での交流、日本人研究者との共同での委員会 の運営などを通じ日本の研究について学んできた。回答者は植物環境学、湿地エコシステムなどといっ た日本人研究による研究に精通している。 日本の研究者達は温暖な森林における暴風といった弊害の影響力などの、興味深い研究を行っている。 回答者は米国南東部の森林システムにおけるハリケーンの影響を図る上で効果的と考えられる情報を、 こういった日本の研究者達が発表した文献から利用している。一般的にこの分野における研究は功績を 収めており、特に日本の若い研究者の功績はよいものである。多くの日本の植物エコロジー研究は植物 群の体系を記述し、特徴化することにある。また、回答者は日本の湿地の復元に関する研究論文、特に 対岸地域での論文も大いに参照しており、この分野でのいい研究結果が出そうとしている。回答者はまた 日本の大学院生などとも互いの論文を検証したり研究全般のことを議論したりなど、電子メールでの交流 をも行っている。 質問2 いくつかの分野において日本の研究は停滞しているところもある。日本の植生物に関する多くは、日本の 研究者の中にはドイツで学んだ人がいることもあり、初期の欧州の研究に多大な影響を受けている。彼ら は北米では主流ではない研究方法を用いている。これはこの欧州の方法が量的ではなく、より主観的で あることが原因とあげられる。米国や欧州の一部で用いられているような量的なアプローチへとを彼らは変 更していない。回答者は日本の若い研究者達が出す、より量的なアプローチへの論文を参照している。 質問3 日本人研究者のパフォーマンスは、若い研究者とベテランの研究者の業績を比較してもわかるように、 年々よいものとなってきている。 質問4 日本は重要な研究アクターであり、上記した分野においては特にそうである。研究者達は温帯システムに おける災害の影響、森林の再生に関する日本の研究へと研究対象をシフトしてきている。日本の科学研 究者達は米国東南部の森林地帯におけるハリケーンやトルネードの影響に関するモデル案となる研究成 果を出してきている。こういった影響を図る研究以外において、日本の研究はかなり良いものではあるも のの、世界一とはいえない。 質問5 特になし。 - 54 - 環境:環境学・生態学(2) 質問1 日本の研究には人類の起源や分子ベースの研究を行っているよいものがある(回答者は研究者の名前 を思い出せない)。しかしながら、深海での熱通気孔の生態に関する研究においては、未だ何らかの達 成も果たされていない。しかしながら、この分野においても変化が生じてきている。主要な研究者達はこの 分野でのたくさんの論文を発表してきているのである。会議の場において発表をする研究者も少なからず おり、膨大な研究論文を発表し、この分野での台頭意識が高まってきているといえる。 質問2 日本の研究の質は非常によい。回答者は過去に日本人の科学者達と研究をともにしてきたが、この交流 は将来減っていくだろうとしている。この原因として回答者は、日本のコミュニケーションにおける官僚的な ハードルと困難さを指摘している。回答者がかつて非常に興味深い研究対象を掲げたとき、日本人研究 者は上の許可がなければ研究できないと述べた。一般論として回答者は、上の許可がなければ日本の 研究者達は何も出来ないのだと位置づけた。そこにはいくつかの例外はあるものの、これは非常にやっか いなシステムで、フランス・ロシア・中国・チリなどといった日本以外の国と共同で研究を行ったほうが効率 的であるとしている。 質問3 日本の研究の質は向上してきている。官僚組織的な弊害にもいくらかの改善が伺えるが、共同研究を行 う上では、未だ効率的なものであるとはいえない。回答者は雑誌の日本人論文を多数読んできた。その 中で日本人研究者が発表した英語原稿の論文の質の向上ぶりに目を見張った。これは商業目的の翻訳、 編集作業によるものだとこの研究者は指摘している。 回答者の研究室には日本人の研究学生がいる。彼の研究は必ずしも斬新的とはいえないものの、堅実 でとても研究熱心である。会話に多少の支障はあるものの、ライティングに関しては何の問題もない。 質問4 回答者はバイオテクノロジー企業がより多くの研究を行い、その研究への投資を行えるのではないかと示 唆している。高度で、創造的な先端科学というものがある。しかしながら、すべての資源を鑑みて、日本人 研究者はこの分野において、今よりもさらに研究リーダーとして頭角を現す必要があると指摘している。 質問5 日本人研究者はもっと斬新になるべきだと回答者は指摘する。出版物も増えて来てはいるものの、彼らは 一直線で基礎研究を中心として行っている。この重点的な研究は「知識データベース」としての地位確立 は果たせられるものの、本研究分野での本当の意味での進展にはつながらない。 - 55 - 環境:地球科学(1) 質問1 回答者の専門分野は気象監視、気候変動に関するものである。この分野における2つの大きな成果が日 本人の功績により達成された。一つ目は、日本が開発した地球シミュレーターであり、これは世界で最も 大規模で最速のコンピュータである。これにより天気と気候変動に関する最先端のシミュレーションが可 能となっている。このコンピュータは全ての作業をひとつに集約し、従来よりも10倍も早い処理能力を可 能とした革新的な開発である。これにより全地球を範囲とした鮮明度の高いシミュレーションを可能とする ことが出来る。2つ目として、気象学的な気候変動を地表上でのGPS を用いた測定と関連付けたことであ る。日本人は大気中の水蒸気量をデータ化する高性能の装置を用いたネットワークを本島内に設置して いる。この技術は大気中の水蒸気量を計算する際の遅れを、軌道上のGPS の信号から探ることが出来る。 この技術は天気予報と気候変動を知る貴重なデータ源となる。日本人はこのような分野における研究で 最先端をいっているといえる。日本はまた熱帯地域におけるサイクロン研究に関しての功績を収めてい る。 回答者は快く、大学、政府気象機関、政府から資金を受ける機関などを含めた、本分野におけるトップ研 究機関を紹介してくれた。 回答者は「日本気象学会」なども含めた様々な方面から日本の研究成果を学んでおり、GPS を用いた気 象変動シミュレーション研究に際して日本人研究者と共同研究を行ってきている。また彼は日本にある驚 異の地球シミュレーターを使うことにより、米国の気候変動モデルを開発することも可能としている。回答 者は国際的な会議の場においても個人的な情報交換や交流をする重要な場があると指摘している。 質問2 回答者は、若干の遅れはあるものの、日本の研究者たちを米国と同等の最先端を行く研究を行っている と評価している。日本人は米国研究者ほど基礎調査をさほど行わないようである(これは質的な評価であ る)。 重要かつ熟読されたジャーナルには多くの日本人研究者の論文が掲載されている。米国や欧州と国の 地理的規模を鑑みて、多くのアウトプットを出すことに熱心であるように思われる。日本は小国にしては多 くのすばらしい論文を出している。 地球シミュレーションがまさにそのひとつである。機能として米国や欧州のそれよりもはるかにすぐれてお り、世界で最も有効的な機能を発揮しているといっても過言ではない。これは間違いなくすばらしい業績 である。 質問3 多かれ少なかれ同じである。20年前は熱帯地域におけるサイクロン研究に関してトップではあったが、か つてほど熱心に研究はされていない。このような研究はGPS といった新技術開発に取って代わり、全体と しての研究のバランスは崩れてしまった。しかし、結果論としては一定を保っている。 質問4 地球シミュレーションは世界一であり、他国もこの技術に追いつこうと努力している。GPS 技術に関しても 日本は米国、欧州、オーストラリア、中国と肩を並べトップ5に入っている。TSUAGA 研究所は2003 年に 日本の研究機関が中心となって行われた国際的なワークショップを開催し、後に国際的に重要文献とな るハードカバーの本を出版した。日本の研究が他国の先端を行く研究者達を引き付ける要因として、本 分野における日本の重要性というものがある。 回答者は、日本の研究者は米国の研究者同様、気象科学の分野においてリーダー的な存在であるとい えると述べている。 質問5 - 56 - 特になし。 - 57 - 環境:地球科学(2) 質問1 回答者の専門分野は気象学で、特に気流の対流のダイナミクスや、数的根拠を用いた天気予報を専門と している(つまり、数的モデルやデータ・シミュレーションによる気流の変化を研究している)。回答者は主 に、会議やセミナーの場などで他国の研究者達と交流することで、日本の研究に関して意見を交換して いる。彼らにとっての他の情報交換手段として、日本人研究者と共同研究を行う他の研究グループと交流 することである。国際的な雑誌はそれほどよい情報源ではなく、なぜならば、日本の研究者達はこのような 雑誌での論文掲載には関心がないように思われるからである。また、米国の研究者達が日本の雑誌を参 照することはほとんどなく、彼らにとって日本の雑誌はよい情報源とはいえない。 日本の研究者にとっての一番の達成成果は、GPS をベースとするものであり、これは地球物理学を横断 的に網羅するものである。特にプレートの構造地質学との関連において、探知システムにおけるこのよう な情報収集能力は必要不可欠なものである。さらに、大気中の湿気の形成を遅らせる、GPS 信号を用い た日本の先駆的な研究活動が最先端のものとなってきている。この分野において日本はパイオニアであ るといえる。 2つめの達成成果として小地域での正確な天気予想を可能にするモデルを開発することである。このよう なモデルの開発にあたり日本は米国よりも先進しており、米国は日本の後を追う形となっている。 最後に、日本の研究者達はデータ・シミュレーション、特にマルチデータ・シミュレーションの分野におい て有能である。回答者は国立大学がこの研究において主要なアクターであるとしている。 小地域での天気予想に関して、気象庁や国立大学は主要なアクターである。上記した以外の他の大学も また主要なアクターである。日本の天気予想はより地域的で細かく正確なものとなってきており、このよう な研究機関が本分野において重要な役割を果たしてきている。この天気予想システムに関して、日本は 必要以上によい働きをしてきている。例えば、世界で最も規模の大きい私設の研究機関は日本にある。こ の機関は米国においても大きな存在となっている。この機関は世界的に重要な機関となっており、これが 日本の研究機関であるということを強調しておきたい。この機関に新しく配属されたCEO がすばらしい実 績を残してきており、この天気予想という分野のおいてこの研究機関の主要アクターとしての地位を確立 し続けている要因であると考えられる。 質問2 現時点での広義の評価として、主要雑誌に掲載されている論文数からみると、本研究分野において日本 は米国・欧州に次ぐ第3 位に位置づけられている。オーストラリアがほぼ日本と同地位を占めている。国 際的な雑誌の中にあまり日本人研究者が出した論文を見ることは出来ない。このことから、日本の研究か ら大発見などを聞くことがあまりない。英語版の日本雑誌を見た時でも同じである。それにもかかわらず、 日本人はすばらしい有効な技術を開発する。 コンピュータシミュレーションやコンピュータの基礎基盤といった分野において、日本はずば抜けている。 彼らは高いコンピュータ技術を持っている。地球シミュレーターがその代表例である。日本が地球シミュレ ーターを構築するための資源を整理したため、このプログラムは一般的に賞賛されている。回答者はこの 機械自体に大いに関心を示しているわけではなく、これが天気予想や気候学において大きな役割を果た しているということを認めている。このプロジェクトとコンピュータは衝撃的な価値を生み出した。 いくつかの日本の企業がこのコンピューター・シュミレーションの分野において先導を取ってきており、欧 州の企業は米国の物に代わり日本の企業からの製品を買うようになってきている。このように日本の製品 を買うことで最先端技術を得ることが出来るのである。こうした日本の企業はたしかに先端を行っているが、 人材は必ずしも整っているとはいえない。従って、全体としての日本の功績というものは米国や欧州に匹 敵するに至っていない。別な視点として、日本の院卒の学生が卒業後に米国などで学ぶ傾向はそれほど ないようである。日本よりも中国や台湾の学生の多くが米国へ渡り学んでいる。 質問3 日本の研究所の設備も向上してきており、特に製造業に関するコンピュータ技術や、リモートテクノロジー - 58 - などである。学術面での進展を図ることは難しい。常に主要アクターとして位置づけられており、衰退して はいない。50,60 年代において、日本から米国内への学者の流入があった。この世代の学者達は未だに その地位を保っている。 質問4 世界的な気候変動という分野において日本は間違いなく、国際的にも主要アクターである。気象庁のよう な組織も非常に重要な組織である。このような組織は、日本が世界一として認識されてないにも関わらず、 世界中から注目を受けている。 質問5 特になし。 - 59 - 情報通信:計算機科学(1) 質問1 回答者は1990 年代に2 回の研究休暇制度で訪日した。1回は大学で、もう1 回は企業である。回答者は たいてい年に2、3 回日本を訪れている。回答者の専門分野は分散型システムや高信頼システムであり、 それは例えば、いかに支障なしに機械を機能させ続けることが出来るかといったことである。 この分野は日本が起源であるとともに、また世界で有数水準のものである。この分野を研究し国際的に研 究成果を発表している研究機関が日本にある。この狭い分野においては、日本の研究というものはよく知 られており、ハードウェアにより重きが置かれている。 世界的には、この日本の研究はあまり賞賛されず、またあまり認識すらされていない。日本の研究者はそ れほど国際向けに論文を発表していない。英語というものがひとつの弊害になっているのだろう。国内に は情報を交換したり、共同研究を行うなどといった研究組織が存在する。その国内組織において相当の 時間を費やしているように思われる。おそらくこのことが、日本の研究者が国際的な研究組織にあまり参 加せず、出版される論文においてのみ情報交換を行おうとしている原因であろう。 また、国際的な研究への関与が日本人研究者には不十分である。日本の計算機科学学会の規模は、す くなくとも学術分野においては小さい。産業界での計算機科学分野は大学ベースのものよりもかなり規模 の大きいものを作り上げている。(この反対のことが米国において当てはまる。しかし、米国の方がより大き な組織体をもっている。)日本の研究者達は反対に国内の組織に従事することで専門的な報酬を受けよ うとしている。必ずしも彼らが自らキャリアを向上させるために国際的に活動する必要はない。実際、日本 の研究者達は、国際的に活動するよりも、国内の環境に焦点を合わせることで成功してきているといえ る。 質問2 日本の研究者達は米国のようなトップの科学技術国と比べ競争的であるといえる。しかし、日本が他国と 異なる点は、米国においては半ば独占的に設備投資されたトップの研究施設があるのに対し、日本には そのような不均衡が存在しない。回答者はそれを”flatter”と呼んでいる。しかし、日本は間違いなく米国 のようになる努力をしている。 回答者は日本の大学の多くを訪れた。彼は、日本の大学の業績をすばらしいが、国際的な学会がこのよ うな日本の研究成果の存在をあまり知らないとしている。日本の研究者たちは国内の公私両方のネットワ ークを持っている。例えば情報交換を行い、プロのネットワークを確立するIEICE があげられる。日本にお いても多くの専門的な学会が開催され、多くの専門書が出版されている。 質問3 日本の大学も間違いなく発展してきている。例えば、10~15 年前にひとつの研究施設が国際的な場にお いて飛躍するために設立された。それは国際的に働きかけることに的をしぼったものである。大学の中に は外国から優秀な人材を抜擢するところもある。しかし、そのような人材を終身で雇用することは出来ず、 代わりに3~5 年の契約をとっている。この規制のもとでは研究を奨励することが難しくなっている。そのた め大学の中にはこのような根本的な問題を解決すべく解決策を模索しているところもある。しかし全体とし て事は進展してきているといえる。計算機科学はダイナミックで、この分野において日本は重要な役割を 果たしているといえる。 産業界での研究はとてもダイナミックである。企業は近年財政難などの問題で苦しんでいるが、総合的に よい結果を残しているといえる。 政府の研究機関は様々な分野での研究機関を代表しており、その中には政府がスポンサーとしてついて いるものもあるし、半政府のものもある。回答者にとって彼らがどう適応しているのかは把握しにくい。しか し、GRID コンピュータプロジェクトのように悪い例も存在する。回答者は規模の大きいプロジェクトを行う際 に日本は産官学の研究機関を連携させることがうまく、特に民間企業をうまく機能させている。 能力や設備の面から見て、1990 年代の日本は米国に匹敵するものではなかったが、今やそれも匹敵す るものになってきている。個人用のコンピュータの方が個人研究者にとっては利用価値が高い。日本は専 - 60 - 門的な基礎基盤を確立し、コンピュータネットワークを発信する先駆けとなった。中には米国と同様、また はそれ以上と評価されているものもある。 質問4 GRID コンピュータがよい例である。日本はこの分野において先駆的役割を果たしており、中心が米国に あろうとも世界的に研究を行うための枠組みを提供してきている。なかには非常によく知られているものも ある。日本はまた生物情報学の分野において研究チームを備えている。日本は特にハードウェアに力を 入れており、耐久性のある建築物を設計する場合役に立つものとなっている。日本はまたネットワークの 専門性も高い。日本はインターネット・エンジニアリング・タスクフォースが良く知られており、これは1970 年代に産業界でのスタンダードを定義するために設立されたボトムアップ方式のグループである。そして、 日本はまた実験を行うすばらしいネットワーク基盤も整っている。 計算機科学分野において影響力を行使する方法は単に本を出版するだけにとどまらない。他の科学分 野、製品、それを支持するネットワーク基盤などを支援することも影響力のひとつだと考えられる。この計 算機科学分野における日本の影響力は人々が思っている以上であり、国際的な雑誌から伺えるものをは るかに超えている。 質問5 回答者は米国や他の国の研究者達に日本の研究者や研究チームと共同研究を行うことを推奨しており、 そこでは出版物などからの情報の共有が可能となる。ほとんどの米国の研究者は共同研究者を求めるた めだけに日本へ出かけようとはしていない。言葉の壁がひとつの理由であろう。文化的な違いもひとつの 大きな弊害のひとつである。多くの米国の研究者は欧州との共同研究に積極的である。日本人研究者と 研究を行うには長期的なコミットメントが必要となる。第一に、研究を始める前に友好的な関係を築く必要 がある。この研究は日本人と共同で研究するにあたり、非常に価値のある研究であると伝える必要がある。 この信頼と関係の構築が研究を行うにあたり重要なものである。しかし、ほとんどの米国の研究者はこのよ うな作業を行っておらず、また投資をもしたくないと考えている。 日本の側からしても同じことがいえる。上記したような内容の不足が国際コミュニティの中や、世界的に研 究交流を持つ上での弊害となっている。日本の報酬体制も日本人が国際的な舞台へ行くことをさほど奨 励するに至っていない。国際的に発表を行う人というのはまれである。 日本人研究者やそのシステムが国際的な舞台での価値というものを軽視しているということではない。サ バティカル(研究休暇制度)というものは日本の制度には存在するが、ほとんどが従来からの産業や教育 の場で慣習的に実施されてきた活動機会なのである。 米国内において、同じアジアでも中国や韓国ほど、日本人研究者があまりおらず、それが日本の研究に 国際的な橋をかけるに至っていない原因である。 回答者は個人的な経験を引用した。彼は研究休暇制度で日本に来たとき、在日の大使館から日本人研 究者が米国へ渡る前に交流関係を築くよういわれた。多くが賞をとるために自らのキャリアを犠牲にしてい ると思っていた。彼らのキャリアの中でいかに専門性や発展を判断するかは母国内において自分のネット ワークを確立し、研究成果をあげることに依存する。このような考え方や、この考え方を推進する環境は、 日本人研究者が国際的に働きたいと思えるように改善される必要がある。さらに、回答者は米国の大学内 において日本の学生を見たことがないという。大学院に進学するものの多くが留学するより国内に残って いる。これは彼が見てきた限り、中国や韓国、南アジア諸国の潮流とは異なるものである。 これからの日本研究にとって「国際舞台に焦点をあてる」ことが重要となってくるだろう。これは単に外国の 研究者との共同作業を促すということだけではなく、日本人研究者がより広い視野を持ち、国際的なコミュ ニティをよりよく知る必要があるということを意味する。 - 61 - 情報通信:計算機科学(2) 質問1 回答者の研究は権能形式の検証に関する基礎・応用研究である。彼は1990 年代に研究休暇制度を利 用し10 ヶ月間日本に滞在し、産学の分野において日本の研究者との交流をはかってきた。 回答者は日本人研究者からはなんら重要、興味深い達成成果というものを感じ取れなかったという。日本 人はとても有益な貢献をしてきてはいるが、どれも革新的なものではない。この観点からして、日本人研究 者の強みというものは、アイディアを取り入れてそれを応用する能力であるといえる。 質問2 回答者は、日本人研究者が発表した出版物の量は必ずしも多くはないとしている。回答者はより理論的 な研究を行うため、10 年前と比べこの計算機科学の分野において大きな功績を残していないと指摘する。 日本の研究は従来からハードウェアに重きを置いている。実際、日本はソフトウェアの方では強くない。日 本はソフトウェアの分野に弱く、それはおそらく日本人にとっていかなるプロセスを踏んで実行するかとい うことに実体感がないため理解しにくいのだと彼は指摘する。そしてハードウェアの分野においても台湾、 韓国、中国などと競争的になってきている。 質問3 全体として日本の研究者はいい功績を残しており、常に最先端を行っている。彼らは以前よりもより洗練さ れた仕事をしているが、世界レベルで見ると本当の達成には至っていない。大学の私立化が事を変えて きたのではあろうが、しかしその変化も明確なものではない。日本の研究環境というものはさして競争心を あおるものではない。日本人研究者は半ば産業界とともに研究を行うことを強いられており、これは一企 業のみと研究を行うことは適切ではないという考えに基づくものである(個人の趣味に基づいて)。また、そ こにはスポンサーとなる企業から受けられる研究費にも上限がある。最近回答者は産から学へ、また逆な ど、移動する研究者も見てきている。そして私立大学の中にはこうした海外で経験をつんだ研究者達を呼 び込むことに意欲的になっているところもある。こうした才能のある学者の引き抜きが盛んであるが、報酬 についてはさして規定はまだない。回答者はこのような変化がここ10 年から15 年でもたらす影響というも のに注目している。 質問4 日本にとってはまた、博士課程の学生を海外へ送ることで得られるものも大きいが、現在の米国にはほん の一握りの数しかいない。彼らは研究方法というものを学ぶ必要がある。回答者の考えとして、日本はい つも安全な道を模索しているという。すべての環境がリスクを伴うものではないし、それなしに常に研究の 先端を行くことは出来ないと指摘する。 質問5 回答者は日本の大学をベースとした研究が研究計画を先導しているものではないとしている。なぜならば 大学研究の階級的な風土が依然として日本には残っているからである。その点に関しては企業の研究機 関のほうがよりよいとしている。出生率の低下などをはじめとした要因が産学両方の研究機関にとって、有 能な人材の獲得を困難なものとしているとしている。高い報酬制度も十分な数の研究者を引き抜くには至 っていない。日本は米国のように世界中から人材を求めなくてはいけない。回答者は日本で学ぶ多くの 中国の学生を目にしている。彼は日本は独自の才能というものを模索する必要があると指摘する。また、 米国の厳しい入国制度の中で、様々な国の若者達は次の目的地を欧州に向けている。このような状況の 中で日本はいかにこれらの学生を魅了し、日本に引き抜くかを考える必要がある。 - 62 - 情報通信:計算機科学(3) 質問1 回答者の専門分野は音声処理における基礎及び応用研究である。この専門分野において、日本の産学 の研究者達はデータ収集の構築に関して非常によい成果をあげているという。彼らの研究は、米国の研 究者達が目指す短期的なものではなく、長期的な視野のもと行われている。日本の大学と企業との間に は多くの交流などが行われており、企業から大学へ多くの研究投資が行われている。しかしほとんどの場 合、企業は大学側からの何からかの研究成果のアウトプットというものを期待していない。その代わりに企 業は、企業が行う研究に有益となりうる結果を大学側から求めている。また、企業が結果を重視する反面、 その結果をより多くのコミュニティの中で共有することをためらっていない。おそらくほとんどの研究成果と いうものは企業へと流れていっているが、全般的に研究者達はほぼ自由に研究を行うことが出来ている。 そしてこのような企業は長期的な視野をもって研究者達と接している。これとは対照的に、米国の企業は 半年という期限の中での実用的な結果を求めている。 質問2 日本は音声処理の分野において先端を行っている。日本と米国は世界の2大アクターであるといえる。違 いといえば、米国がより可視的なものを目指し、多くの研究者を有しているのに対し、日本の研究者達は 非常に多くの結果を出している。この分野における日本の台頭は最近に始まるものではない。日本の研 究者達は何十年にも渡り米国の音声処理における権威ある研究所を訪れている。日本の研究結果という ものは今や世界中で用いられている。 日本は米国ほど積極的には研究成果を出版しない傾向にある。日本の研究者達が国内向けの雑誌によ り積極的に出版を行っており、それが故に彼らは、国際的に研究を発表することよりもそちらに神経を集 中させているようである。また、日本人の研究者達はおそらく、米国内ではそうではないのだが、米国の雑 誌を「国際的な雑誌」というよりは「米国の雑誌」として位置づけているようである。そして、回答者は日本の 賞与システムが対外的な雑誌で発表を行うことをさして推奨していないと推測している。回答者は国際的 な会議においてアジア側から発表された報告の内、3分の1から4分の1は日本に寄与するものであるとし ている。日本人は間違いなく抜群の才能を有している。 近年、回答者は中国国籍を持つ女性の博士課程の学生を、3ヶ月間日本の共同研究者達の下へ送った。 共同研究はとても生産的で、いくつかの論文も発表された。回答者は日本人研究者と働くことの有用性を 報告した。日本人研究者たちは問題解決に対してとても熱心であったという。 彼らは論文の第一、第二の著者にそれほど議論の時間を割かない。彼らは研究に一切の私情を挟まず、 とても新鮮なものであるという。回答者が知る、日本政府から最も高い信頼を置かれている研究者でさえ 私情を挟むことはないという。回答者が所属する研究所が、この中国学生を支援するための財政的余裕 がなくなったとき、共同研究の一員である彼女に融資をしたという。 そして実は、この音声処理の分野において日本の教授たちは1990 年代初頭に実は国際的な会議にお いて取り仕切る役を担うなど、すでにリードする立場にあった。この会議がこの分野における始まりである。 この研究者達は米国の研究所と多くの交流をしてきた。回答者が賞賛することは、これらの会議における 科学と技術のバランスである。日本はこの分野においてまさに先頭を行っており、日本が学際的な研究を 行い、それを受け入れ、促進させ、有用性があるようにそれらを変化させることが出来る。それとは対照的 に、米国における音声処理は従来から計算機科学や言語学の分野に集約されている。米国内において 日本のように学際的に研究を行うことは非常に難しいのである。もちろん回答者が発見したことすべてが 日本において言えることとは限らない。 質問3 音声処理を研究するうえで、日本の産学におけるシニア研究者達は非常に多くの経験を積んでいる。彼 らは多くの知識を有している。しかしながら、日本の学生達は彼らに質問することをためらってしまう。回答 者は、彼らは独自に答えを導き出していかなければならないのだと考える。また、これが日本の文化など だと想定している。米国において研究者達は学生達と濃いつながりをもっている。おそらく 米国内のお - 63 - いては学生と連携し、求められたタクスに答えることが重要だとされているのである。日本においては、ア ドバイザーは学生にタスクのみを与え、質問ばかりする生徒は教授に対して失礼であるとされてしまうので ある。会議の場においてもこのような兆候を伺うことができる。 彼らの出版物の質はかなり様々である。中にはトップクラスのものもあれば、違うものもある。質の低い論 文はたいてい小さな大学から出されたものである。十分な時間がなく質の高い結果を出すことが出来なか ったと考えられる。 研究を行う施設として、日本人の研究者が所属する研究室は間違いなく世界最高水準のものである。こ れは大学、企業ともに言えることである。日本は長期的な視点に立って研究投資を行う。米国にもよい研 究所はあるが、研究結果を所有権の関係からあまり報告・出版しようとしない。一方で日本の研究所は、 研究者が企業からの研究支援を受ける大学生であろうがなかろうと、研究結果を発表する。出版をするこ とで知識を共有しあうのである。 そして大学院の仕組みも日本において変わり始めている。1990 年代初頭、大学院は日本人のみを対象 として作られた。しかしここ3 年で回答者は、アイルランド人、トルコ人、中国人、マレーシア人など多くの 国際学生の増加を目の当たりにしている。これは良い意味で回答者を驚かせている。そして日本は海外 に学生や研究者を派遣することに対し積極的である。例えば、彼の大学の研究所では企業研究者を9 ヶ 月間受け入れる体制がある。国際的に若い学生を幅広く受け入れることは今や主流な傾向である(経験 のある回答者はとても国際的で、個人を取り巻くネットワークも幅広い)。これはここ15 年で見受けられる 大きな変化といえる。 また、日本人はとても専門的で熱心である。彼らは常に一番の仕事を目指している。彼らはよい仕事をす るために詳細に対して注意を怠らない。こういった彼らの姿勢は米国の研究者達のみならず、さきほど紹 介した日本での研究経験もある中国人研究者など若い世代にもとてもいい刺激となるものである。日本人 は詳細情報がよりよく用いられるように気を配る。これは共同研究などをより生産的にすることにも役立っ ている。中国人学生が日本で研究していた間に3つの論文が発表された。回答者はこの中国人学生が米 国の他の大学へと行っていたら、このような業績はありえなかったであろうと指摘する。 質問4 日本の音声処理の解析そしてモデリング、line spectral pairs の開発において非常に貢献度が高いといえ る。今日全ての携帯電話がこの基準のもとに使われている。これは数十年前に開発された画期的なもの である。そして、回答者はこの日本が果たした技術革新を米国の研究成果と比較し、高く評価している。 日本人研究者は様々な分野における科学技術の発展に大きく寄与しているといえる。 ここ10 年において米国は、10 年前に日本がそうであったように、短期的な研究で成果を出すことに固執 してきた。一方で日本は20 年前の米国がそうであったように、長期的な視野のもと基礎研究を行うことに 重きを置いている。例えば、米国のある企業研究機関は30 年前世界でも突出した研究機関であった。し かし、複数の企業体による決定がこの研究機関の研究を制限し、分野によっては研究停止を申し立てた。 3~5 年という長期的な視野におい研究投資を行ってきたこの研究機関は今や、6~9 ヶ月で成果をあげ ることを目的として掲げている。これとは反対のことが日本に言え、日本は複数年での研究に投資を主に 行っている。そして、米国内においても2ヶ所だけ、長期的な研究へ投資を行うところがあるが、そこは非 常に競争的なものとなっている。 質問5 日米で共同研究を行えるような体制を構築するときに来ている。例えば、車内での音声認識という研究に 関し、日米の25 にもわたるチームは2003 年4 月以来5 回にわたり会合をもっており、現在の問題はこの 共同研究への研究投資をしてくれる組織を捜すことにある。 - 64 - 情報通信:計算機科学(4) 質問1 回答者の研究の焦点は応用面、特にコンピュータネットワークというところにある。彼は少なくとも年に一回 は日本を訪れ最新の日本の研究を学ぶと共に、電子メールを通じて日本の研究者達と情報交換を行っ たり、アジアにおけるネット上での技術分野のニュースを読むなどしている。彼はまた同分野での専門家 のみが共有する新聞などで発表される日本の論文にも目を通している。コンピュータネットワーク研究とい うことに関して、国際的な雑誌に発表される日本の論文はかなりよいものであるが、電子メールを通じで送 られてくる情報の重要性というものも認識する必要がある。出版物には著作権というものが関わってくるた め、オンライン上での情報交換やその他のツールを用いた情報交換がいま模索されている。 日本は計算機科学、特にコンピュータネットワークの分野においてすばらしい貢献をしてきた。日本の私 立大学におけるある研究者はIPv6の研究に関してすばらしい功績を残したとされている。このような研究 者は「インターネット・サムライ」などと称されている。このIPv6は柔軟に応用できるために非常に重要なも のとされている。これは日本がしたとても革新的な開発であるといえる。 その他の日本が果たした功績として家庭用電化製品がある。ここでは特にインターネット利用を可能とす る製品の開発に主眼がおかれている。例えば、ドコモ社のI-MODE 携帯電話はインターネットへのアクセ スを可能としている。日本は欧州が作るものよりも、よりよいものを開発している。日本はIPスタンダードを 用いており、ウェブのサーバーがHTML 形式を用いている限り、携帯電話はデータを正しく取得すること が出来る。一方で欧州の製品はWAP と呼ばれるワイヤレス・アプリケーション・プロトコルを用いており、こ れは基本のプログラムが不十分なため実用性は低いと指摘している。 そしてさらに言うなれば、コンピュータ機能を搭載した「たまごっち」のような日本の玩具製品は魅了的なも のがある。これらはやや風変わりなアイディアではあるが、このような日本の開発努力が、日本がこういっ た分野で開拓者として位置づけられていることに起因しているといえる。 質問2 各研究機関のパフォーマンスは様々であるが、IPv6などで有名となった「インターネット・サムライ」と称さ れた私立大学の教授を除いて、いくつかのものはとても顕著な研究機関として知られている。日本は光通 信の分野において飛び抜けているが、これらは大学ではなく企業の研究所で研究されている。回答者は 日本の大学におけるコンピュータネットワーク研究は比較的弱いと指摘している。また日本はルーターの ようなインターネットのハードウェアの生産性があまりよくない。回答者は、中国が国際市場に台頭してき ていることもあり、この分野における特定の日本の研究者を思い浮かべることが出来ない。また彼は情報 ネットワークにおける日本の能力を高く評価していない。日本は現金自動預払機を開発したが、それはも はや昔のことである。 質問3 日本は徐々に発展してきた。日本政府の大学への研究投資の低さは昔からの弱点である。代わりに政府 資金は企業側へとわたっており、これは重大な問題であるとえる。米国においては十分な研究費が大学 へと送られている。これは日本の国立大学でさえ、その研究成果がより高い評価を受けていないことを説 明しているだろう。つまり研究費が少ないというのが単純かつ重大な問題となっている。 質問4 日本はIPv6の開発に貢献した。他の例としては日本の携帯電話の、電話自体への活用に加え、インター ネットへのアクセスを可能にする機能を開発したことがあげられる。しかし、それら開発物が世界的に大き な功績を残してきてはいるものの、日本は日本としての大規模な研究の方向性というものを確立すること が出来ていない。 質問5 - 65 - 日本の旧来の「会社員」モデルは、現在の世界的な潮流である流動性の高い人的環境の中で変動してき ている。すべてのモデルに対して賛否両論はあるものの、この変動は、この回答者がこれまでに研究を共 にしてきたような頭の良い、研究熱心な日本の研究者に光をもたらすものである。もちろんのこと、脱落す る研究者は出てくるだろう。しかし全体として日本人の責任は大きくなっていくだろう。 - 66 - 情報通信:電気・電子工学(1) 質問1 この広い分野の中で、回答者の専門はナノエレクトロニクスである。この分野において日本は極小の半導 体素子の開発でよい功績を残している。また日本は、特にシリコンベースの単一電子素子の開発におい ても先端を行っている。また最近出てきたスピントロニクス分野でも研究が盛んである。最後に、メゾスコピ ック物理学の分野でも日本は最先端である。回答者はこの分野における産学官の主要な研究者を名指 した。彼は1996 年に日本の大学で講演者として招待されたときの経験から日本の研究について多くの知 識を有している。彼はジョイントの会議を開催することに近年は熱心であり、その多くがハワイで、日米の 地理的な格差を是正することを目的として開催されている。 質問2 日本の研究はまさに世界一となった。それは米国や欧州のものと同等になったといえる。これはここ25 年 のうちに起こったことである。今日、日本はよく米国と比較されるようになった。 日本の大学は、研究において物的インフラ不足に悩まされているようである。新しい研究施設もあるし、そ の設備の最先端のものではるが、物的インフラが整っていないようである。日本の共同研究施設はすばら しいものである。米国や欧州のそれと同等の設備を有している。米国と日本の違いといえば、日本の方が 長期的な視野に立っているということである。共同研究でさえ日本では長期的な視野のもと行われている。 一方米国において、そのような長期的や視野のもとで研究を行ってきた研究所は閉鎖したり、劇的に縮 小してきている。日本の企業は米国よりも基礎研究に多く投資をおこなってきている。 日本からは、米国や欧州とほぼ同等の多くの論文が発表されている。韓国もまたこの分野で台頭してきて おり、日本に追いつく勢いである。韓国ではこのナノエレクトロニクス研究に多くの設備投資がされてきて いる。 質問3 日本はここ25 年で米国に匹敵するほどに発展してきた。1970 年代の固定概念は、日本は米国の研究を 模倣しているというものであった。しかしいまやその概念は、全く逆のものになってきている。日本は応用 研究の分野を中心に、様々な分野において研究をリードする立場にある。基礎研究は依然として日本で も根強い。しかし現在は日本も応用研究に重きをおきだしてきている。米国、欧州、そして日本はいまや 同水準であり、25 年前の現実とは異なってきている。 質問4 質問2で示唆したように、ナノエレクトロニクス分野において米国、欧州、日本の研究はほぼ同位であり、 その中でも、シリコンベース・ナノエレクトロニクスなどといった特定分野において日本は飛び出ている。 質問5 他のアジア諸国の台頭があるのではという見方が、日本国内のみならず、国外からもあるようである。例え ば、日本は半導体の分野において、多くのシェアを失っており、そこに中国の台頭というものがうかがえる (中国は国内政府のみならず外国からも多くの投資を受けている)。日本は中国やその他の国の台頭を 注視しているようである。 - 67 - 情報通信:電気・電子工学(2) 質問1 回答者は宇宙空間から天気や災害を予報するということを専門としている。この分野で日本人によって成 し遂げられた最も大きい成果は、初めての宇宙空間でのレーダー装置の開発である。この日米の共同研 究によって開発された衛星は地上にいる研究者が、ハリケーンやなどの大規模の気候システムを詳細に 調査することを可能としている。ハリケーン「アイバン」のような大規模な気候変動がこのような宇宙ベース での災害予想を可能とするシステムの必要性を高めた。このシステムはハリケーンの仕組みの全体像を 写真にして詳細、かつ鮮明に提供してくれる。回答者はこの分野における日本のトップの研究機関という ものをすぐに位置づけ、その期間内のすぐれた人材や技術を常に観察している。 この分野においては、会議というものは必ずしもベストの情報源とは成りえなく、おそらくそれはこの分野 が日本においてさして重要だと思われていないということに起因していると考えられる。 質問2 日本の研究者達は、高くもなくまた低くもなく、米国や欧州とほぼ同レベルである。量に換算していえば、 日本は米国や欧州よりは少ないかもしれない。米国の出版量はダントツに多く、その次に欧州、そして日 本と順位付けられる。しかし質で換算すると、この分野において日本は最高位のアクターとして位置付け ることが出来るだろう。 日本において宇宙空間からの天気、災害予想を行っている研究所は少ない。日本でのその研究範囲は 狭く、その代わりに特定の一部に焦点を当てて、よい功績を残している。日本の研究機関の設備は最先 端なものであり、おそらくこの分野において世界トップで居続けるに事足りる設備であるといえる。 質問3 日本は特にここ10年の間に躍進してきた。日本は科学、特に創造性の部分に大きな焦点を当ててきた (生産性を求めるとともに)。 質問4 日本は地球環境観察において常に主導する立場であり続けようとしてきた(回答者にはこれは理解できな いが)。彼らは天気レーダーに初めて投資を行い、ハリケーンのような大規模な天候予想を可能なものと してきた。そして、その開拓者としての役割を次に宇宙空間からのシステムにおいて果たそうとしてきてい る。環境観察ということで重要な、地球シミュレーションというコンピュータープログラムを開発し、その先進 的な役割を果たしている。日本は環太平洋地域やインドなどと協力し研究を行うなど、その研究の幅を広 げてきており、この分野における世界のリーダー的存在になろうとしている。この動きは、日本の政治的リ ーダーの影響から来るものであろう。 質問5 特になし。 - 68 - 情報通信:数学(1) 質問1 回答者の研究は非線形偏微分方程式(nonlinear Partial Differential Equation)である。数学における日 本の強みは各分野にまたがる。特に代数学における確率や数論の分野においてそうであるが、他の数式 においてはさしてそうとはいえない。近年この分野で日本は発展し始めた。今現在この分野において日 本は必ずしも傑出し、世界レベルにいるわけではないが、それでもよい成績を残し、また若くもある。新し い分野で専門性を確立することは非常に難しい。またそれは非常に時間のかかるものでもある。本質的 に革新的な出来事は日本の外で起こっており、日本の研究者達はいったん米国で学び、そしてそれを享 受すべく日本へともどっていく。 回答者は、日本人研究者の業績に関わっており、業績のいくつかは国際的な影響を与えていると指摘す る。 回答者は、会議やヒアリング、他の研究者が日本人の研究について指摘するのを聴くなどして、科学的革 新やその分野への日本の貢献の必要性というものを学んでいる。この分野における飛躍的な革新というも のは、米国において様々な研究者達と学んできた日本人研究者の貢献というものを含んでいる。 質問2 この分野での最高レベルは米国とフランスであろう。日本人もPattern Diffusion Reaction のような狭い分 野においては国立大学などで頭角を表してはいるものの、さして強い影響を与えるにはいたっていない。 共同研究に関して言えば、彼らや日本の研究者達はこの分野での革新的な開発に寄与してきた。また非 線の保存則の研究も共同で行ってきている。日本人研究者の中には強いコネクションを米国内にもって いる者もおり、こういった研究者は十分な研究資金を受けることが出来ている。 科学は常に進化するものである。日本人がしなければいけない事とは、その他みながしなければいけな い事でもあるといえば一般的なことかもしれないが、そこに突破口があるとき、それは国際的に起こってお り、それを学ばせるために若い者をそこへ送りこみ、その知識を国内へ持ち込む必要があるのである。 質問3 回答者は研究機関というよりも個々人のレベル見ている。彼らは研究機関に研究をせがまれているとは見 ないからである。彼らは日本での会議に出席するが、日本人研究者をタイムリーで何か革新的な事を行 っているという目で見ることはない。 質問4 回答者は、日本人研究者は散発的にいくつかの分野で重要な貢献を果たしているという。日本はPattern Diffusion Reaction においてもすばらしい貢献をしてきたが、他国と比べるとこの貢献もさして顕著なもので あるとはいえない。こういった日本の貢献は数少ない数人の専門家によるものである。 質問5 回答者は個人的な話も交えて意見を述べた。例えば、彼の息子はちょうど一年の滞在を経て日本からも どってきた。彼の息子は最近数学を熱心に勉強しており、日本語の数学クラスをとっている。彼の息子は 年配の教授は黒板で講義を行うから見にくいが、若い教授は西洋式で講義を行い、対話も非常に多いと いった。 回答者は日本の文化というものが変わりつつあり、年寄りで古くさい教授に対して敬意を払わなくなってい ると指摘する。米国のようにより平等主義になりつつある。日本の文化は敬意を払うことに重きをおく。年 配の教授になんからの革新的なアイディアがもし生まれたら、これを危険に思う傾向がある。教授を批判 することは許されてない。彼がかつて日本にいたとき、共同研究を共におこなった日本人研究者がいかに 日本では批判が少ないかということを説いてくれたという。彼は日本では文化が科学の必要性にマッチし - 69 - てないのではないかという印象を受けた。時にこういった新しい発見というものを拒む姿勢は科学の進展 の弊害となりうる。 - 70 - 情報通信:数学(2) 質問1 回答者の専門は偏微分方程式である。いくつかの分野において日本人は最先端を行っていると彼は考 える。日本人はボルツマン方程式、水波、双曲線における一般的な定理などに大きく貢献してきた。 回答者は日本人を会議での参加や彼らの発表する論文から学んでいる。彼はいまだかつて日本人研究 者と共同で研究を行ったことはない。彼は数人の日本人研究者の論文を知っているが、非常に技術的な 問題に対して技術的な解答を導き出していると評価している。特に、複数性や単一性というものをよく考 慮している。日本人はこの分野に関しては他のグループよりも抜け出ているという。 質問2 応用数学において、日本はすばらしい功績を残しているが、米国や欧州と比べるとその質は低いもので ある。1980 年代から1990 年代初頭にかけて多大な努力が行われてきたが、それもだんだんと廃れてきて いる。 質問3 本質的に1970 年代から1980 年代にかけて日本は大きな躍進をとげたが、その流れも廃れてきている。 米国のミーティングや会議に訪れる日本人研究者も今やそれほど多くない。回答者は主要な研究者達は 年をとり、それを継承する人材がいないと指摘する。彼はひとつ例外を指摘する。それは若くて研究熱心 な日本の研究者である。 質問4 日本はこの分野において10 年前は重要な存在であった。今も重要なことには変わりないが、しかし以前 のように主要な存在だとは言えなくなっている。 質問5 特になし。 - 71 - 情報通信:数学(3) 質問1 回答者は専門家のミーティングや発表論文、訪日した際の交流などを通じて、日本人の研究の進展を見 てとっている。彼はまた日本人の後期博士課程の研究員を自分の研究所に昔は受け入れていた。 回答者は重要な研究に取り組んでおり、日本の研究者達は一歩遅れをとっている。例えば、日本の研究 チームは5~10 年前に出てきた量子理論の形成に関して主導的な役割を果たしていた。日本人研究者 はまた微積分学や数理物理学、因子分解法などでも貢献している。日本は確率差分方程式の研究して おり、このプロセスは非常に重要で、研究は20 年は続くとされている。 質問2 日本のランクは高いが一位ではない。全体的に米国の研究が勝っており、ついで西欧の国々が位置づ けられている。この研究分野において日本は米国や欧州の国々とあまり連携をとっていないように思われ る。15 年前よりも活動は廃れてきているようであるが、確証はとれない。 質問3 事は常に変化しているため簡単には言えないが、20 年前日本はより多くの分野をカバーしていた。今日 このような広範囲にわたる研究は日本では行われていない。研究投資も日本にとって有益と思われる分 野に集中してきている。日本は生物情報学、数学と密接につながる生物学と地質学、ネットワーク分析学、 コミュニケーション理論などに焦点を当ててきている。 回答者が、毎年数学分野での異なる分野を対象とした基本計画を作ることで、世界中からの様々な研究 者と交流を持つことが出来ている。日本で発展したある分野は地下鉄車両などをファジー理論で制御す る応用法である。この分野において日本の研究者はパイオニアであり、10 年間この分野は主要なトピック であった。回答者が連携をとる研究機関では10 年間日本の経済が上り調子であったころには、密に日本 企業とこの分野での連携をとっていた。しかし今日では、このような連携は少なくなり、日本の業績はより 目に見えなくなり、また日本の公的な研究投資は特定分野に絞られるようになってきた。 質問4 回答者の専門分野である量子理論に関して、最近日本人は根本的な革新を果たした。上述したような確 立微分方程式や微積分といった分野への日本の貢献は、当初は重要なものであった。 質問5 回答者は自分の専門分野を研究している日本人研究者の名前をすぐにだした。しかし、どの研究機関が 優秀かといったことに関して述べることは出来なかった。 - 72 - 情報通信:機械工学(1) 回答者の専門はSupport Infrastructure である。日本人は組立や建設のプロセスにおける自動化を導入 した。日本の研究は溶接の技術や新しい鉄材の開発などの分野において大きな貢献を果たしてきた。 組立や建設のプロセスにおける自動化は国際的な研究コミュニティにとって重要な貢献である。実質的に、 全ての橋梁の構造や部品は自動化により作られている。日本は広くロボットも用いている。米国において、 主に産業の自動化の中ではロボットの使用は限られている。 日本の製鉄会社は鉄材の開発と使用に関して先端を行っている。彼らの熱して鉄を変化させる機械プロ セスは米国にもいま導入されてきている。日本人はそれらを数十年にもわたり利用してきている。日本はこ れらのプロセスを行うことに慣れており、それ故に鉄の生産量も、特に基礎構造分野において伸びてきて いる。 質問2 質問1のとおり、日本の研究の最先端をいっている。前向きに評価すると、大学や政府よりも企業が盛ん に研究を行っており、企業は新しい技術を実行し、この技術に積極的な投資も行っている。また日本の企 業は米国の企業よりも技術を実行に移すのが早い。 しかしながら結果として、大学などで行われる基礎研究にさほどの信頼が置かれなくなってしまっている。 企業がこの分野では研究を主に行う。故に、大規模な研究施設を設立する日本の建設会社がいるので ある。やっと昨年大学からコンサルティングと研究のために参画することがあった。大学は研究に関与して いないのである。 回答者は日本の企業は研究を行うにあたり束縛しすぎであると考えている。研究の際の税金規定もその ひとつである。もし税金の規制が緩和されると、これは企業のみが莫大な研究投資獲得し、発展する結果 となってしまう。 日本や米国にはない、中国やブラジルなどの安い労働力を持つ国が台頭してきていることも重要な点で ある。この新たな競争力はコストの削減に向けて諸国を圧迫している。 回答者は日本人研究者と個人的なつながりを持つことで日本の研究の実態を知っている。彼は1970 年 代から日本の大学の研究者を知っている。彼らとの交流は深い。日本の研究者達は研究休暇制度で彼 とともに過ごし、彼は数回の研究プログラムを通じ彼らと接してきた。 質問3 特定の分野において、日本人は重要な発展を遂げてきたといえる。建設調査の分野において彼らは間 違いなく最先端をいっていた。例えば、橋を建設するにあたり、米国は工学の技術は持っているものの、 建設能力に乏しい。日本はその両方を持ち合わせている。日本はまた基礎構造研究の分野においても 主要なアクターである。 大学がこういった研究機関を持つ企業へのコンサルタントとしての役割を果たすようになってきている。こ れは将来的に積極的な意味合いでとることが出来るだろう。 日米の間で様々な共同プロジェクトが行われている。日本の大学は研究機関としてはその機能が乏しい。 回答者は詳しいことは分からないが、研究投資の配分は政治的だと指摘する。官庁の責任も政党の利益 にもとに動いており、そこで莫大な予算がコントロールされている。研究投資を行う2、3 の官庁がある。そ の内のひとつは莫大な予算を使っており、建物への地震の影響力を測るための研究機関を建てるために 4 億ドルを費やしている。しかし、大学では、国内トップであるはずの国立大学でさえもが、このような最先 端の研究を行う設備を有していない。大学は研究施設を使うために、政府や企業を共同で研究を行わな ければならないのである。 質問4 橋建設という限られた分野において、日本の研究者達は多くの実験的研究を行ってきた。例えば、つり橋 を作る際に重要となってくる、垂直方向のデッキシステムに関する研究を行ってきた。しかしながら、こうい った開発はとても費用のかかるものである。米国においては最も費用がかからないように行われている。 - 73 - 他の開発として湿気除去ケーブルがあり、これにより天候に左右されなくてすんでいる。老朽化という問題 も、古い橋には共通の問題である。つまり問題というのは、コストが高く、再建するにも莫大な費用がかか るということである。日本は新しい建築素材を開発するために多くの投資を行っている。今や安い労働力 ということで、中国が新たな競争者として台頭してきている。しかし、回答者は必ずしも中国の研究レベル が日本のそれと同等であるとは評価していない。 質問5 日本はカリフォルニアのように地震というものに対して敏感である。それ故に、多くの日本の研究がこうい った自然災害へと向けられており、またそこにも適切な投資がなされている。 - 74 - 情報通信:機械工学(2) 質問1 回答者は主に会議や雑誌を読むことで日本の研究について学んでいる。回答者は日本の研究者の中に は、1990 年代にその分野で日本が先駆者となったように、国際的な建築基準の向上に寄与しているもの もあると言う。 回答者は主に合成物質に関して研究を行っており、この分野を研究する日本人研究者について言及し た。日本人研究者が発展に寄与した第一の分野は合成物質の土木建築物への応用であった。これは地 震が引き金となって1990 年代に加熱した研究分野であるが、いまは廃れてきている。新しい応用建築分 野においても日本は他国よりも一歩抜き出ている。欧州、カナダ、米国も追いついてきてはいるものの、 日本が間違いなく第一線を行っている。日本の第二の研究成果は、1970 年代にさかのぼり、炭素繊維で ある。日本はこの分野において今も第一線を行っており、数多くの研究を行い、高分子物質へと強化させ た。3 つ目の日本の達成成果は、ロケットやジェットエンジンに用いられている合成物質の高温耐熱技術 である。日本はこの分野において多くの論文を発表している。4 つ目は洗練された合成物質に関するもの である。日本は多くの論文を発表し、この分野を先導してきた。その研究の次なる目標は高温での応用と 物質変化というところにある。 回答者は彼らがさらなる複合材料の研究に向かわないことに驚いた。彼は日本人研究者が他の分野に おける複合材料の研究にさらに進んでいくだろうと予想していたが、そのような機械的、構造的分野に進 むとは思っていなかった。 質問2 日本の研究はその質においてはどこにも引けを取らないだろう。上層部や政府かが関係する研究機関が 質を保持しているようにも思われる。上からの道しるべがそこには見える。 投資に関して、回答者は、多くの研究が企業投資の元で行われているということは知っているが、日本で それがどのように運用されているのか定かでないという。彼は科学分野における日本の機関がもっと他に あるのでは、と推測するが、これはあくまで前向きに捉えた場合である。 質問3 回答者はこの分野に20 年足らずしかいないためか、その将来像をかたることを拒んだ。彼は他の分野に おいて幾分シフトはあったものの、ここ数年さして変化はないという。この発言は依然として顕著な日本の 研究成果を基づくものであり、発表される論文数により判断されるべきだと彼は指摘する。 質問4 日本人研究者は間違いなく主要なアクターである。回答者は炭素繊維の開発に関して日本は依然として 主要な存在であるものの、その研究の焦点は基礎研究から商業化してしまったと指摘する。 回答者は、その研究が商業化に向かうにつれて、明らかに日本と他国との共同研究の数は劇的に減少し てきているという。企業は利潤を求め、そして民間の競争は厳しくなる。しかし、他国にとってこのような先 を行く日本の現状に絡むのは容易なことではない。日本はナノエレクトロニクスの分野において先駆者と しての地位を固めた。1980 年代には、日本の研究は合成研究とともに新しいものであった。日本は当時5 ~10 年他国の先を行っていた。そして、国際的に建築デザインの基準の新しい物差しとなっていた。 回答者にとっても日本の研究者と交流することは、いろいろな面において有益なものであった。彼は国際 的に有名な雑誌の編集長であり、そこには多くの日本人の論文が存在する。日本人は国際的にも主要な アクターであり、また活発的に国際社会へ貢献してきている。研究ということに関し、研究者は炭素繊維を 多く生産する日本の企業のために多くの研究をしてきたという。 質問5 - 75 - 言葉の壁はやはり重要な問題である。日本語では多くの論文が発表されているが、これでは米国と連携 をとることは出来ない。このことが国際社会内での日本の研究成果の認知度の低さというものに影響して いると示唆している。 - 76 - ナノテクノロジー・材料:材料科学(無機材料)(1) 質問1 電子セラミクスの領域では、日本のこの15~30 年の業績が、主として「実践活用」にある(「実践活用」とは、 製造業あるいは産業の重要な部分を形成すべく、確立されたプロセスに何かを作り出すことをいう)。 回答者は、さらに日本の大学および産業研究所がセラミックセンサ、アクチュエータ、変換器などに良い 材料を生産しているとコメントした。日本は、明らかに材料分野においては国策を持っており、その目的は 世界的なリーダーになることである。いくつかのケースにおいて、日本は、特別なアプリケーション向けの 長期(7-10 年)目標を備えた国家プログラムを持っている。これらを主導するために、高度な調整や対応を 行っており、大部分は成功していると見なすことができる。 理念に変更があるように思われる。例えば、日本はMETI によってS&T agency が組織化されており、特 定のアプリケーションに向けた国家プログラムを構築してきた。 特異な業績では、回答者が、産業においては、25 年前にはみられなかったように、世界の電子セラミクス 市場の90%程度を日本が占めていることを指摘した。30 年前には、日本は多層コンデンサーを作ることさ えできなかった。製品を作る能力において、ナノ材料を含めた多層構造を形成できる企業が、多くのアプ リケーションのために、希少金属から基礎金属(Ni)へと移行している。これら企業は、技術イノベーション を実施することと、無機材料のアプリケーションへ科学技術を活用することに、優れた能力を示している。 多くの日本企業は最良の研究所を持っており、設備も整っている。例えば、鉄鋼会社は最良の透過型電 子顕微鏡を持っている。最近は、日本の大学が追いつき始めている。歴史的に、日本の大学と施設は多 くの点で標準以下と考えられていた。 さらに、産業のS&T プログラムは、共同研究プロジェクトに多くの若い人々を参加させている。 質問2 回答者の専門分野において日本は常に先を進んでいる。回答者によれば、日本の発見および進展が世 界的に公表(例えば国際会議でのプレゼンテーション)されるのは、日本で公表されてから既に数(5-6)年 を経ている。 回答者のコメントは基本的な基礎研究を網羅していない。市場と製品の統合および開発において、日本 人は電子セラミクスに関係する領域において顕著であり、また明確に世界をリードしている。日本がリード している例は二重キャパシタおよび基板の多くである。インテルおよび半導体産業は基板製品のほとんど を日本に頼っている。 回答者は、日本人の科学的な革新および研究、そして「実践活用」がどのようにしてそれほど成功したの かと思っている。彼は日本への訪問と休暇の間にそれについて考えた。彼はどのように「大きなグループ 会議」に出席し、研究および製造工程にわたって、企業研究員、マネージャー、個人といった人たちが集 まって発表するだろうかと。出席するために遠くからやってくる人もいる。ものすごい量の情報が個人間で 交換される。そのような関係がS&T を支援し、たくさんの発見のための「実践活用」を可能にしたと彼は信 じている。なぜなら、情報の流れがプロセスの極めて早い段階に始まったからである。 この分野における発見および他の開発ではこれらのグループ内において知的所有権に関係がなかった。 もし、発見があった場合、日本あるいは海外の国際会議において公表される前に、それは日本で最初に 公表され、日本で周知の事実になるだろう。そしてたとえば、3~4 年後にAmerican Ceramics Society meeting で示される。その後に、それはアメリカの国際的な科学雑誌の中で公表される。従って、国際的 に共有される前に、技術的、革新的な科学的発見は日本で常に知られている。 さらに回答者は、多くの日本の教授が、私立大学を含む実験室や研究室を支援するための金銭を寄贈 する産業支援団体もしくは産業スポンサーを持っているとコメントした。産業の開発、統合および組立てプ ロセスに関して、人を組織化してネットワークを形成して情報を共有化するなどにはすさまじい努力がある。 多くの場合、これらの努力は経済産業省に支援される。 情報交流に参加しない企業もある。回答者はその理由や詳細は確認していないが、その傾向は近年増 えている。情報の共有化に参加しない企業の行動は米国企業に近づいているとみている。これら企業は 政府による規制をあまり受けず、また情報共有する仕組みに参加して情報を得ることへの要求もあまりな い。 - 77 - 質問3 進歩した。特に大学は進歩した。回答者はかつて日本の大学は非常に悪い条件(清潔でない)や良くない 設備を持っていたことを述べた。今日において大学は素晴らしい設備を持っている。回答者は、過去25 年にわたって、日本の大学の成長が著しかったという。過去15 年にわたって、成長は爆発的で指数関数 的(非線形)だった。 主要産業はよく設備投資しており、日本の産業においても進歩と成長があったが、それは大学で起こった ものより一定(線形)であった。 回答者がこの改善されたパフォーマンスを評価できる指標の1 つは、大学および産業に投資された資本 量である。新しい設備、増えた施設や建物が証拠である。また、投資は改良が実証される手段であり、目 標とされた投資が成果をあげているように見える。 質問4 米国およびヨーロッパは原子と分子の基礎科学においてリードしている。いくつかの日本の研究室はそれ を追っている。日本は、米国(例えば National Nanotechnology Initiative)に追従している。 しかしながら、回答者の研究領域(電子セラミクス)では、日本は材料科学の応用では重要なプレーヤーで ある。日本にいる時に、彼は絶えず「メモリ、センサー、アクチュエータなどの応用は何ですか」と尋ねられ る。日本は、科学技術が応用製品にどのように結びつくことができるか、それらの発見を産業利用のため にどう「実践活用」するかを考えることが非常に上手である。日本は応用研究において非常に重要な国で あり、主に応用指向であり、日本企業はそれが得意である。 質問5 回答者は日本の特定の会社(それは磁気メディア市場の80%を占めていると彼は推測した)を引き合いに 出した。回答者がこの会社を訪れた時、彼はその会社が米国の会社のように非常に隠し立てすることを予 期していた。しかし、回答者は全く何も秘密にされている感じがしなかった。実際、その会社は非常にオ ープンであった。比較すると、同様のアメリカの会社を訪れた場合、彼は重役会議室を通ることはなかっ た。日本の会社は、非常にオープンで、考えについて議論し共有することに前向きに見える。 日本の会社は、設備と高度に熟練した大学で教育された人に投資し、製造工程のすべての段階におい て製造責任を負っている。各段階で設備を管理する科学者/技術者は、品質管理を行う訓練された技術 者チームを従えている。生産ラインは8-9 人の大学で教育を受けた(博士号取得)材料科学者と2 倍の支 援スタッフ、そして少数の生産労働者(ほとんどが自動プロセス)から成っている。日本の研究者は極めて 細部まで配慮する非常に熟練した人である。 回答者は、はるかに少数の大学で教育された専門家しかいない米国企業での自分の経験と比較した。 高校で訓練された人が大半であり、彼らの知識はすべてラインとプロセスで働きながら得たものである。日 本のモデルは相当なコストを生じているが、それらの投資に対する利益を回収しているようにみえる。 また、歴史的に日本人が行ったイノベーションは知られていなかった。回答者は、この見方が日本国内で も認識されたと語った。ある点では、日本がこれを克服したように見える。例えば大学はイノベーションを 教育することでよくなったようにみえる。 週7 日間の労働時間から離れて、余暇を楽しむライフスタイルをとる動きが日本国内で活発になった。週 7 日間の労働をやめる国策があった。回答者は、多様なバックグランド(神経外科、深海専門家など)から、 また世界中から集まる日本の小さな(15 人)会議に参加した。それは日本主催で行われ、日本で生活の質 を改善する方法に注目した。その議論は興味深く、応用分野および技術領域のいくつかを活性化させる 「娯楽技術」と、生活の質改善を結びつけた。これは週7 日間週労働から離れて「娯楽技術」を提供するこ とをより導くことになる。 - 78 - ナノテクノロジー・材料:材料科学(無機材料)(2) 質問1 興味深い業績の1 つとして、多面性をもつ科学をエンジニアリングへと実践活用(「reduce to practice」) できることがあげられる。 回答者には、新しい概念を開発する能力が日本人からは特に印象づけられていなかった。日本人が利 用する概念の多くは公になっている周知の事実である。しかしながら、回答者は、これらの概念を使い、 それらを洗練し、実践活用して、より優れた新しい製品を生み出す能力が強く印象に残っていた。 例として、回答者は、セラミックス中の塵の問題と失敗の原因に取り組むために、彼の研究所へ来た日本 人に言及した。日本人は、彼の研究室で、組立過程をより注意深く行うことにより、頑丈さにおいて3 倍の 改良(500MPA から1500MPA)を得ることができた。日本人は細かいところまで丹念に注意を払った。回答 者は日本人を非常によいエンジニアと評したが、なぜうまく作動したかを理解していないとコメントした。回 答者は、実践活用する日本の能力および細部までの注意は日本の文化の反映なのだろうかと考えてい た。 質問2 回答者のコメントの多くは個人的な関係および経験に基づいたものだった。 一般的に日本の教育の質は低い。学生は新しい概念を学習しない。実際に回答者を印象づけたものは 学生および組織の経験ある実践的で厳密なオリエンテーションだった。しかしながら、回答者はこの領域 において日本の大学院生が、アメリカとヨーロッパの大学院学生と同等の能力を持っているようには思え なかった。 産業界においては、強い研究所を持たないかぎり、理論研究者を必要としない傾向があり、製造装置に 注力している。回答者は、日本の研究者が非常に利口であると考えていた。しかし、日本の研究者は、装 置を作動させる方法を知っている場合さえ装置がどのように作動するか(それが作動することを可能にす る基本的な物理学)を理解していない。回答者は分子メモリの開発を例に挙げて、アメリカと日本を比較し た。回答者は、分子メモリについて説明するように米国の産業の研究者に依頼すれば、関連する多くの 科学的な詳細および根本的な物理学の完璧な説明を得るだろうとコメントした。対照的に、日本では、そ のような装置がどのように作り上げられたか詳細に記述してもらえるが、それがどのように作動するかに関 してはほとんど理解を得られないだろう。アメリカでは最初に理解があり、その後に装置の組立てがある。 日本では、装置が作られた後にそれがどのように作動するか理解しようとする。 回答者は、日本人が観測を通じてイノベーションを実施し、物事をまとめるという賢明な方法をとっており、 後で理解を深めているとコメントした。回答者は別の例を出した。日本の研究者が日本の籠に例えてカー ボンナノチューブを説明したことである。米国の科学者に同じ質問をすれば、sp2 契約などに関して聞くこ とになるだろう。 日本の社会が非常に階層的であり、スタッフは、監督者の助言を疑わないだろう。したがって、監督者が よいガイダンスを提供すれば、彼のもとで働く人々がやるべきことを達成することができ、彼らが目標を達 成することに疑問はない。 回答者は、比較として中国文化にはあまりみられないとコメントした。回答者の観察は、彼の研究所に来 た人々から引き出された。日本人はより階層的であり、社会はより構造化されており、規則に基づいている。 日本は詳細指向の社会であり、折り畳まれた封筒や小さいが念入りなホテル部屋など、細部に対する注 意は日本の日常生活の一部となっている。回答者は細部への配慮が日本の生産と技術を証するものと 提案した。日本人は装置を組み立てる場合、失敗を犯さない。 質問3 回答者は、日本におよそ年に一度訪れる。彼の初来日は1984 年だった。その後10 年で、彼はすさまじ い成長(例えば設備や研究所の建設中)を見た。しかしながら、90 年代以来、全体として彼は低い成長を みた。回答者はアメリカと日本の自動車開発を比較した。80 年代は、劇的に改善された日本の自動車が アメリカの自動車と比べられた。90 年代は、アメリカの自動車が改善し、日本の自動車は大きくは改善さ - 79 - れていない。 日本は、アメリカという手本に従う傾向がある。日本はたとえば、アメリカからceramic hype が出て来るのを 考えて、その領域へ参入した。日本は米国より上手行うことを試みたが、それは結局失敗した。多くの会 社が多くのプロジェクトを失敗した。 質問4 特に無い。20 年の研究生活で回答者は、日本人から新しいもしくは革新的な考えを多くは学んでいない。 回答者は、日本人はどのようによりよくできるかを考えるかが常に印象づけられている。しかし、概して日 本人は新しい考えを生み出せない。 回答者は当惑しており、なぜ日本人がそれ以上ではないのか、日本人ははるかに先に立っているべきで はないのかと信じている。彼は何かが足りないと思っている。おそらく、社会がとても階層的な性質を持っ ていることは日本を損させている。さらに、女性が高水準の研究開発に関わっていないことは明確である。 回答者は、日本が国において利用可能な知的財産の半分しか活用していないのではないかと主張した。 質問5 特になし。 - 80 - ナノテクノロジー・材料:化学(1) 質問1 回答者は初期のキャリアで日本になじみがあり、そのときから多くが変わったことを理解していた。彼は、 大学および産業の両方の共同研究者によって、また講義をしたり、会議に出席するために日本を訪れる ことによって、日本の研究について学んでいる。彼は、カーボンナノチューブの初期の仕事の多くを行っ たことで称賛された著名な日本の科学者と仕事をした。この領域での日本の研究者の初期の仕事は、完 全に回答者が予期していたキャリアパスを変えた。そして、確かに彼の現在の研究領域に寄与している。 回答者は、過去10 年にわたり、日本でナノテクノロジーにおける大きな動きとその領域への巨額の投資を みてきた。日本で暮らしていた間やその後の訪問を通して、回答者は多くの共同研究者(日本人と日本人 以外の両方)に会った。ナノテクノロジーへの日本の投資は今ますます成果をあげている。 質問2 日本における研究は、特にナノテクノロジーと関係する領域でトップクラスである。ナノテクノロジーでは、 回答者は、恐らく商業サイドではアメリカと同等だと考えていた。国としても先端材料の研究では世界クラ スと考えられる。また、回答者は、先端材料の研究においてはアメリカと同等だと考えている。 特にナノテクノロジーと関係する領域で、日本人は査読つきの科学雑誌の記事を非常に多く公表してい る。回答者は、査読つきの雑誌の記事件数をよい指標と考えていた。国としては、ナノテクノロジーへの大 きな投資を行い、それらの投資は現実に成果をあげている。 質問3 日本のパフォーマンスは過去10 年にわたって明らかに進歩した。回答者は、国の研究開発資源の分配 での二つのパターンを明確に観察している。非常にうまくやって目立っている機関があり、その機関は研 究のために国から最大の支援を得ている。要は、国はパフォーマンスが良い機関(学会と産業)を知って いるのだろう。投資は目に見えて成功が多い機関に行く傾向がある。同様に、成功していない機関にはよ り少ない支援となる。回答者は、このアプローチがアメリカよりも日本においてより顕著であると考えている ようである。ナノテクノロジーに関連する日本の研究は、アメリカとヨーロッパの研究と同等レベルで、過去 10 年にわたって確かに劇的に改善した。 質問4 日本は一般に、ナノテクノロジー、特にカーボンナノチューブおよび先端材料と関係する領域において重 要な国である。さらに、それは半導体技術と同様にナノバイオテクノロジーのような分野でも重要である。 質問5 過去10 年の特定の研究領域の重視および支援は顕著に増加した。今日の状況は10 年前よりはるかに よい。 - 81 - ナノテクノロジー・材料:化学(2) 質問1 回答者の専門は物理化学であり、彼はこの領域の日本の科学について話をした。彼は研究所へやってき た日本人、文献の調査および会議への参加によって日本の研究について知識を得ている。日本の重要 な業績はいくつかあった。例えば、数人の日本の研究者は超高速度の分光学に関する研究にレーザー を適用している。彼らの仕事は非常によく、出版物でよく報告されている。日本の研究者は複雑な分子動 力学を理解する方法として基礎的な開発でさらにたくさんのことを成し遂げている。この領域の彼らの仕 事は、研究者によって尊敬され、世界的に使用されている。 質問2 この領域においては日本のわずかの研究者が日本最高の研究を行っている。日本は、大学の数、大学 生人口、国の規模、および日本の産業の規模を考えれば他の国と比較できない。日本は適切な研究支 援を提供していない。日本は、日本がアメリカの人口、およびGDP の半分だが、アメリカがこのエリアで費 やすものの僅かしか費やしていない。全体として、ヨーロッパやアメリカと比較した時、日本の研究は極め て限定的である。また回答者は彼の研究エリアにおいて人口と経済の規模が小さな国であるオランダでさ えがさらにもっとたくさんの研究を行っていると付け加えた。オランダは日本より強力な研究能力を持って いる。 質問3 日本のパフォーマンスはそれほど変わっていない。日本には、よい研究ができる研究者がいるが、全体と して、物理化学において日本は最良の国と同等のレベルではない。 回答者は、研究能力を改善するいくつかのイニシアチブに気づいており、大学レベルにおいて基礎研究 がほとんど支援されておらず、研究所が貧弱な設備しか持っていないと述べている。彼の見方では、その 事態を変更するには多大な金銭がかかるということであった。 回答者は、日本の人口およびGDP がアメリカの半分であることを言い、それに対して、物理化学への投 資は比較可能なレベルにいたっておらず、どの分野にもインパクトを与えていないことを強調した。回答 者は日本の化学と自動車生産とを比較した。1960 年代には、日本の自動車は低品質のために嘲笑され たが、自動車のエンジニアリングにおいては日本は世界のリーダーになった。科学では、日本は同じ成功 をしてない。 質問4 国際的な物理化学の研究においては、最良の日本人研究者は世界の最高レベルに匹敵すると考えられ るが、日本はこのエリアでは重要な国ではない。再び、回答者は、問題はこのエリアにおいては研究者の 数が決定的に少なく、物理化学の日本の研究者の数が、その人口のサイズを考えればあまりにも少ない ということを強調した。 質問5 回答者は、大学が日本での物理化学研究のリーダーであるという実感を持っていた。最高レベルは恐らく 国立大学のうちの1 つである。しかし、彼の見方では、日本における物理化学研究において活動的な機 関が不足している。日本とその他の研究者とのやりとりに基づいて、回答者は基礎研究を行うために大学 が十分な資源を受け取れないという印象を持っていた。回答者は、基礎研究へ資源を重点的に集中する ことによって10 年間の内にこの問題を解決することができるかもしれないと考えていた。これにより、大学 の研究者の給与を改善し、基礎研究の水準を上げ、頭がよい若い科学者を大学にとどまるように説得す ることを支援し、産業に行くことを防がなければならない。 最後に、回答者はアメリカの大学は毎年韓国と中国から何千もの応募書類を受け取っているが、日本か - 82 - らの少数しか受け取らないことを強調した。彼は、外国で勉強することに決めた日本の学生に関する日本 での非難について読んだことがある。回答者はドイツおよびオランダでは、トップの科学者はキャリアを高 めるためにアメリカで学習もしくは研究を行うことを述べた。日本の場合には、それがほとんどにみえない。 あるいは、日本のトップの科学者はアメリカで勉強したくないように見受けられる。 - 83 - ナノテクノロジー・材料:化学(3) 質問1 1980 年代末から1990 年代中ごろまでは、基礎化学でアメリカの研究者は日本に打ち負かされたと感じて いた。アメリカの研究者は化学における日本の基礎研究の進歩によって、日本の研究者が彼らの研究を 進歩するために世界のどこかで生み出された発明をうまく活用することを心配していたが、それほど大変 なことにはならなかった。アメリカの科学者は、強さの源として日本がよい大学を持っており、よい化学学 部を持っており、また能力が高いということを理解していた。 日本経済の近年の下落は、この日本に対する脅威感を緩和した。10 年前には、多くの日本人がアメリカ で勉強するために来た。今でははるかに少数の日本人しかアメリカの大学に来ていない。日本のポスドク 人数の減少は特に著しい。今日、アメリカで化学学部に入る多くの外国人学生は、中国の学生が一番多 く、おそらくインドの学生が二番である。 質問2 日本は主要な科学先進国と同等である。日本の基礎化学における優越性を表す指標の一つは、米国の 上級研究者が短期の研究滞在もしくは一年間の研究休暇で日本にのために訪れていることである。 質問3 過去15 年の間に、基礎化学における日本の研究機関のパフォーマンスは改善された。しかし、短期間で はその進歩がどの程度であるか特定する良い方法は明らかではない。他の人は、この質問に対する異な る反応を示すかもしれないが、回答者が彼の同僚と一致した意見は日本のパフォーマンスが進歩したと いうことである。しかしながら、彼は、言語の問題が重要な課題のままであることを示唆した。 質問4 核研究では、日本は他国には見当たらない非常に活発なプログラムを持っている。米国における核研究 が元通り縮小された。政治は、多くのアメリカの研究者がこのエリアにおいてより多くの研究を行うことを抑 制するが、日本はそうではない。少なくとも日本は、核研究の資金調達を削減していない。回答者は、アメ リカが二酸化炭素放出のないエネルギー源を再考するように政治によって指示されれば、日本がアメリカ に先行するだろうと考えていた。実際、彼の見方では、日本は既に心理的にアメリカに対して優位になっ ている。なぜならば、現在進行中の核研究が日本の研究者にこのエリアにおいて秀でる能力を与えるた めである。 他の日本の研究業績は、日本にノーベル化学賞をもたらせた研究である。catalyzed hydrogenation, and effective work in drug synthesis である。 質問5 特になし。 - 84 - ナノテクノロジー・材料:化学(4) 質問1 回答者は、現在日本の研究者と共同研究を行っていない。ジャーナルの出版物および会議での出会い によって、日本の研究について情報を得てきた。日本の研究者は会議でよい説明をしており、これは続け られる。 回答者は、良い研究が日本の国立大学およびいくつかのトップ大学で行われていると考えている。これら の努力が、日本が最も国際的に権威のある科学賞を数年前に受賞することを可能にした。回答者は日本 の研究を大半が反復するものであると特徴づけた。すなわち、研究分野において先駆者を生み出すリス クのある研究ではなく、イノベーションを欠き、既に知られていることを再度行っている。 質問2 日本の研究はとても質が高い。それは方法論に従って行われ、非常に信頼でき、信用に足るものである。 日本の研究は、書かれたものでよく報告されており、日本の科学者はそれらの仕事をオープンに示してい る。しかしながら、回答者は、仕事がよりリスクのある研究ではなく頻繁に反復していると考えている。 質問3 回答者は、いくつかの大学および機関が確かに進歩したと考えている。例として国立大学、有名な東京 の技術機関、日本中部の主要な国立大学に言及した。回答者は、重要な機関では基礎研究に重点をお いているとみており、それに対して肯定的に考えている。 質問4 回答者は、日本が重要なプレーヤーであると明確に考えている。化学の世界で最も権威ある国際的な賞 のうちの1 つを勝ち取った科学者の仕事が引き合いに出された。また別の科学者の環境化学に関する理 解を深める研究も今後非常に重要になると思っている。回答者の見方では、今日の日本の研究の技術 的な重要性が増しており、日本の科学者は著しい躍進を遂げている。 質問5 特になし。 - 85 - ナノテクノロジー・材料:材料科学(金属)(1) 質問1 材料科学、とりわけ導熱、導電性酸化物の分野で、世界の先頭に立っている。それ以外の分野では、分 子線エピタキシーと、高温超電導体格子である。回答者は、ある研究者によってなされたファンデルワー ルスエピタキシー(とても薄いフィルムの溶着)と、チタン酸化物に関する研究がとても革新的だとコメントし た。これら多くの分野で日本はとても力を持っていて、世界をリードしている。 質問2 日本のラボはアメリカやヨーロッパに匹敵する。日本でもっとも優れた研究室は、世界においてももっとも 優れている。また、日本の政府はアメリカの政府よりも材料科学の研究に資金を提供している印象を受け る。 学問と産業の連携は、アメリカよりも日本のほうがずっと強い。日本では、産業との連携が楽で、産業と学 問とが同調していると感じる。彼は、参加した学会や、出版物を通して日本の研究を学んだ。また、日本 の企業が彼の研究にいくらか投資しており、彼の日本に対するコメントを可能にしている。 質問3 回答者は、企業や政府の研究機関とはあまり馴染みがない。彼の意見では、日本は全体的に、特に材料 の研究において発展しているということである。10年、15年前と比べ、国際的なトップジャーナルに載る 日本人研究者からの論文はとても多い。さらに、日本人は「ピラミッドの底辺でなく頂上の石」、つまり、日 本人の発見は科学のピラミッドの頂点に貢献し新しい分野を開拓するもので、単に脇をかためているだけ ではない、と言っている。 質問4 日本のリーダーシップは特別な分野に限ったことではない。材料科学のあらゆる分野でみられることだと 思う。回答者はアメリカの企業との関わりを通じて、日本は収束イオンビーム源(FIBS)をたくさん購入して いることを知ったが、実現技術になるかもしれない。 質問5 特になし。 - 86 - ナノテクノロジー・材料:材料科学(金属)(2) 質問1 回答者の研究は超伝導と磁気学である。 日本は材料の合成に非常に成功している。日本人はこの研究の重要性を分かっていて、この分野に注 目してきた。世界レベルの物質を開発するには世界レベルの研究が必要ということも分かっている。多く の日本のラボは物質合成に、10の機材、学生、スタッフを投入しているとすればアメリカはたった1しかな いかもしれない。この10対1という比は日本とアメリカの新しい物質合成にかける努力の比である。確かに、 日本は世界レベルの物質を作り上げてきた。 回答者は、日本の成功例として、YBCuO超伝導体という物質を挙げた。YBCuO超伝導体は日本で合成 され、中性子散乱を用いてテストされた。結果、素晴らしい特性を示した。この物質は、いくつもの素晴ら しい発見を可能にしたのである。 また、日本の研究者が西洋よりも長期的なストラテジーを立てるのに優れているようだともコメントした。日 本人は、一つの問題やストラテジーに取り組むと、それを5年やそれ以上かけて研究する。ひとつの説明、 比較として、彼はアメリカでは個々の研究者や研究グループが局所的で個人的な長期的目標とストラテ ジーを立てることを挙げた。政府の決定(National Nanotechnology Initiativeなど)と重なる部分はある。け れども、研究者の個人的な長期ストラテジーは、日々の研究においての原動力である。それに対して日 本では、研究者たち―個人研究者に至るまで―は、国の目標に向かって働いているように思える。日本 は目標に対して国家レベルでとてもよく組織されていて、全般的に、個人研究者からも優れた研究に対 する姿勢が認められる。 回答者は、一般に、日本の理論研究者が優秀になってきていると説明した。日本人は特によくできるとは 限らなかったが、よりよくやる方法を学んでいる。日本は、外国人を長期的な役職に招くようになったし、 東ヨーロッパの多くの研究者たちが短期あるいは長く滞在できる機会を利用して日本にやってきている。 日本はまた、国外の研究者に対して快適な環境を提供している。これらのこと全てが、良い印象を与え共 同研究を盛んにしている。しかし、まだできることはあった。 日本の大学の研究者はアメリカの研究者と同じくらい積極的で協力的である。しかし、日本の産業の人間 はとても口が堅いといえる。彼らは専売特許の情報をうっかり話してしまわないか恐れているようだ。施設 の質の点では、国のラボは大学の下である。日本は素晴らしい建物もリソースも有しているが、最高の研 究者はいない。向上の余地はまだたくさんある。 質問2 回答者は、日本の研究誌と学会への参加によって日本の研究について学んでいる。 日本の研究者たちはたくさん論文を書く。しかし、彼らは、自分たちの研究がどのように科学の最前線を 押し進め、より良い理解につながるかを説明する能力に乏しいようだ。回答者は日本人の論文を読み終 えて、「ポイントは何?」と聞きたくなったという。内容やデータは概ねよくできているのだが、科学的発見と の関連性を結論で明確に示していないのだ。日本人研究者は、自分の発見の決定的なあるいは戦略的 な価値を説明することで論文の質を向上させたほうがいいと思う。 日本人は、働き蜂のようにたくさんの研究を行っているが、なぜ自分たちがその研究を行っているか、ある いはその研究価値を知っている戦略家はほとんどいない。回答者は、一般的な日本人研究者の印象をこ う語っている。 大学に関して言えば、日本のトップとアメリカのトップは同じくらいだろう。しかし、平均的に見ると、日本の 教授たちの能力はアメリカの教授よりも劣っている。日本人は自分の研究に対してあまり批判的でないが、 それは彼らの民族性の現れだろう。概して、アメリカの方がいい研究をしている。 質問3 確かに向上しているだろう。旧帝大は依然としてトップの研究機関だし、他の機関もそれに続いている。 各機関のパフォーマンスは、2年前と比べ同じか、それ以上だ。一般に、研究資金を得るための競争は激 しくなっているが、これはいいことだ。昔はとても強固なOBのネットワークがあった。それが崩壊したおか - 87 - げでネットワーク外の研究機関は向上できるだろうし、日本の大学全体の改善にもつながるだろう。 回答者は、ある主要な大学の研究の進歩をずっと見ている。その近くにある国の研究室は同じように、と てもいい研究をしているが、それは卓越したものではないし、偉大な研究者も出てきていない。この種の 環境と、卓越した研究者が出ないという結果は、文化によるところがあるかもしれない。日本人は、高い水 準を設けて、国のラボに対する期待を高く持つことが必要である。そして、自身のイメージを改良する必要 がある。 質問4 日本は、新しい物質の開発に関してとてもよくやってきた。 質問5 日本の、サンプルの調合と精製は称賛に値する。西洋や他の国々との交流は、広範囲に及ぶだろう。競 争的資金をもっと充実させるべきだ。 - 88 - ナノテクノロジー・材料:物理学(1) 質問1 回答者の専門分野は高エネルギー物理学、特にニュートリノ物理学(材料の分野に応用される基礎研 究)に重点を置いている。 この分野の研究において、日本と肩を並べる国はない。彼らは素晴らしく、この分野でどんどん力を伸ば している。ニュートリノを捕まえるために光電管センサーと大量の水を利用するスーパーカミオカンデは世 界クラスの施設である。スーパーカミオカンデはもともと太陽からニュートリノを検出するために設計された ものだが、日本人は宇宙のどこかで起きた超新星爆発からのニュートリノも検出することができた。この施 設はほんとうに世界クラスで、1998年に出された結果が、ニュートリノ研究を一躍トップに押し上げた。 KamLANDの実験は世界的なプロジェクトで、ニュートリノの基本的な特性を決めるためにはじめられた。 Snowと呼ばれるカナダのプロジェクトとともに、近い将来ノーベル賞を分け合うだろう。基礎物理学にとっ てKamLAND-Snowの研究がそれだけ重要だということである。 地球ベースのニュートリノをつきとめるため、日本人は省庁が運営する施設も使ってきた。ものすごい勢い で研究を行ってきた。彼らは一つの分野に一石を投じようとした。彼らが選択したものであり、狙いどおり の結果が出た。 回答者は、最近のノーベル賞のフォーラムでたくさんの研究者と会った。彼は日本で誰がトップの研究者 でどこの機関なのかをよく知っていた。日本人はこの分野でかなり先を行っていると感じた。また回答者は、 アメリカがこの分野でやってきたことを恥ずかしいともコメントした。独自のニュートリノ検出施設を建設した のだが、それ以降研究を続けるための新しい施設を作らなかった。 日本人はとても集中力があり、組織的だ。いったん決定が下されると、それに向かっていく。アメリカは話 し合うだけだが、日本は実際に行う。例えば、日本の政府がこの分野の新しい施設のために資金を出した とき、それを祝う代わりに(アメリカの研究者はそうしていただろう)、その施設を最大限活用するために彼 らの研究理念をより強くしようと決めた。 この分野に対する熱心さのいい例は、スーパーカミオカンデに起こったトラブルだろう。ほとんどの光電管 が壊れてしまったのだ。日本人はそれを修復するために寝る間も惜しんで働いた。ニュートリノ物理学の 分野では、日本が間違いなく一番である。 質問2 この分野の研究におけるリーダーとしての日本の台頭は目を見張るものであった。 質問3 15年前、日本人はこの分野であまり活躍していなかった。いまや彼らこそが主役である。彼らの粒子加速 器を用いた実験はかなり素晴らしい。例えば、BELLE粒子加速器はCP非対称性の研究に大きく貢献し た。 日本の研究は、一般的に高出力の機械を使わず、低出力の機械に焦点を置いている。回答者は日本人 研究者が線形加速器を使いたがっていたことを知っていたが。 現在日本はこの分野において最強の国である。日本の研究機関は、彼らの大きなプロジェクトにアメリカ の研究者たちを招いている。日本はトリスタン粒子加速器を建設した。それは野心的な試みだったが、完 全に失敗してしまった。しかし、日本の研究者はたくさんのことを学び、スーパーカミオカンデのようなプロ グラムから教訓を得たのである。 質問4 日本の研究者は主役である。彼らは、資源をうまく活用していると思う。彼らには、長期的な研究の非常な 助けになる複数年の予算が割り当てられている。この予算面でのアプローチが日本とヨーロッパのアメリカ に対する優位性を生み出している。彼らはまた最高の施設を持っている。 - 89 - 質問5 特になし。 - 90 - ナノテクノロジー・材料:物理学(2) 質問1 回答者の研究は、炭素科学に関するもので、この分野では日本はいくつかの素晴らしい研究をしてきたと 考えている。日本の研究者たちはとても活動的で、25 年間この分野で成功してきた。回答者は、日本は 概ね応用研究に優れていて、最近では、基礎研究分野においても同じように力をつけてきたとコメントし た。例えば、日本の炭素科学は、ナノチューブの分野にまで及んでいる。回答者は、日本の炭素企業は 過去20 年の間の日本における炭素ナノ構造の研究があったからこそ他のどの企業よりもはるかに優れて いると信じている。日本での炭素技術の発展によって、リチウムイオン電池の寿命とパフォーマンスが向 上した。さらには、日本人研究者は、ホウ素への不純物添加において重要な研究をしてきたことで、微小 ナノ構造の構成に大きな進歩をもたらした。 質問2 日本人が従事してきたことはとても印象深い。大学、大きなラボ、産業がほとんど応用研究を行っている。 炭素科学において、回答者は、ある国立大学の研究者が、産業関連の研究所に基礎研究のラボを立て るのに貢献したことにも触れたが、とにかく、不景気な時代にあっても研究のレベルが保っているのは応 用科学の分野だからである。 回答者は、日本の大学の構造が変わるということを耳にした。アメリカでは、産業と大学との間の連携は強 い。炭素のビジネスにおいて、ナノチューブを作ったり、電池にナノストラクチャーを取り入れたりと、たい てい炭素の合成が注目される。対照的に日本では、産業と大学との連携は弱い。ビジネスと大学との協 力もあったとしても少ない。こういう関係は法律で禁じられてすらいる。回答者は、この分野における変化 が将来何をもたらすか、待って確かめなければならないと言った。 質問3 回答者は、80 年代90 年代に産業が急成長した間、高いパフォーマンスが続いた。そして急成長が止まっ た。今日、日本経済はあまりおもわしくないが、いい結果は残している。日本人はよく訓練された勤勉な 人々であるから、問題が解決されればもう一度ものすごい発展が見られるだろうと信じている。 質問4 炭素科学の理論に関する限り、日本はこの分野で秀でている。回答者は日本のこの分野を研究するラボ と関わりがあるが、他の分野で日本人の研究が優れているかどうかはよく知らない。炭素科学で日本が強 い理由は、日本の大学に傑出した実験グループが存在しているからだろう。 質問5 回答者は重大な変化に気づいている。一つ目は、海外の研究者たちとの交流である。日本人のコミュニ ケーションと言葉のスキルは上達していると思っている。より多くの研究者が海外へと行くようになったし、 例えば国際学会などでもとてもよくやっている。日本はまた自分たちのラボに海外の研究者を招待してい る。こういう交流はとても重要なことだ。二つ目は、まさに大学の構造が一新されようとしていることだ。彼女 はこの変革の詳細は知らず、結果としてどうなるか予想はできないが、何かが変わるだろうと期待してい る。 - 91 - ナノテクノロジー・材料:物理学(3) 質問1 回答者の専門分野は高圧物理学で、地球内部の研究に応用される。日本の研究機関は高圧物理学に おけるあらゆる研究に関わっている。この理由から、ここでの回答者の答えは日本の産業における研究を カバーするものではない。しかし、回答者は日本の産業が高圧技術に興味を持っていることは知っている。 工業生産に応用できる可能性を秘めているからである(しかし彼は応用分野のことについてはよく知らな い)。 回答者は、高圧物理学における日本の研究はワールドクラスだと考えている。特定の分野、高圧物理学 の地球科学への応用などでは、日本は20~30年間世界のトップレベルにある。これは、1960年代終わり から1970年代はじめにかけて始まった研究のおかげだ。日本はいまだにこの分野のリーダーであり、成功 を積み重ねている。 回答者は高圧物理学における傑出した日本人研究者を何人か知っている。初期にとりわけ重要で、彼が 「革新的」と位置づける研究をした人物の名前を挙げた。この研究で日本人研究者は日本のトップの学術 団体から高く評価された。回答者は、他に2人の優れた日本人研究者とその所属も紹介した。 高圧物理学の分野で高いレベルにある日本のラボはわずかしかない。いくつかの研究機関に加えて、主 要な研究者と研究チームの名前が挙がった。回答者はこれらの研究チームは高圧物理学で世界レベル の研究をしていると考えていて、彼らの研究がこの研究分野でよく引用されていることが示唆される。さら に、地球科学への高圧物理学の応用というごく狭く定義される分野において、日本人研究者の仕事は世 界でもっとも優れた部類に入るということだった。 関連する分野である地震地質学では、地球科学へ応用も含めて、何人かの優れた日本人研究者がいる。 しかし、高圧物理学ほどには認められてはいないようだ。回答者は大学の研究者3 人と、彼らのチームが 非常に優れていることを紹介した。名前が挙がったうちの一人は中国出身の人だった(この研究者が日本 の市民権を持っているかどうかは定かではない)。この3 グループは、地球科学への応用を含めた地震地 質学の重要な研究を行っていて、彼らの成果は国際的に高く評価されている。 質問2 日本の研究機関が行う研究の質は、かなりまちまちだ。回答者が述べた大学のグループは、アメリカやイ ギリスと肩を並べるほど高いレベルの研究を行っている。しかし、アメリカと比べた場合、それらのグループ はアメリカ以上と言わないまでも、少なくとも同じくらいのレベルである。しかし、他の日本の大学のグルー プは、日本の政府から多額の助成金をもらっていないし、研究の質も劣る。日本は厳選した数グループに 資金を投入している。日本が少なくともある程度の世界レベルの研究はできるだろうと信じる戦略だ。この ストラテジーは、政府の援助をうける主要なグループに関してはうまくいっているが、他の大学は資金難で 苦しんでいる。 たくさんの重要な論文が日本から出される。高圧物理学の分野では、日本人研究者の論文はアメリカやヨ ーロッパの研究者が出す論文と同程度か、優れていることすらある。自身地質学では、彼らの研究は競争 力はあるが、いつもいいものだとは限らない。 日本のトップの研究室は、資金に恵まれているため、世界でももっとも優れた装置を持っている。大きな欠 点は、技術的サポートが悪いことである。結果として、日本の研究者たちは多くの時間を、アメリカやヨーロ ッパなら専門の技官の仕事である機器の管理とセットアップに費やさなくてはならない。このため純粋な科 学的探究をする時間がなくなるのである。 質問3 日本の高圧物理学の研究は年々よくなってきている。研究結果はアメリカと同じくらいよくなっている。過 去10年間に渡り、日本人研究者はアメリカやイギリスの研究者と肩を並べている。日本の研究は、様々な 細かい分野にまで及ぶが平均して、日本人研究者は変わっていないか、少しずつよくなってきている。 数少ない研究チームに多額の投資をする日本政府の政策はある分野においてはうまく機能している。こ れらの分野では、研究のために資金を多く使え、進歩が早い。 - 92 - 質問4 特にこのインタビューで議論された2つの分野、高圧物理学と地震地質学において、日本人研究者は重 要な役割を担っている。日本の研究の貢献度は大きい。 しかし、重要な研究をサポートするのに適した技官の育成に関してはとても遅れている。また、日本政府 の限られたグループへ多額の投資をするという政策は好印象であるが、政府からの資金を受けられない 大学の研究グループはどんどん消えている。アメリカでは政府の資金援助の決定はかなり議論されるが、 常に公正である。日本では選択手順の幅を広げる余地があると考える。 質問5 特になし。 - 93 - ナノテクノロジー・材料:物理学(4) 質問1 日本が大成功を収めたといえば、先端材料(他の研究のための新しくて珍しい物質を作り出す)とナノ科 学の分野においてだろう。 日本は、高温超伝導体に関連した分野の研究で素晴らしい成功を収めてきた。そして、その分野のリー ダーたちから認められた。日本はカーボンナノチューブ作製と研究において、先進国の一員である。 日本の理論研究者は、とても創造力があり、革新的な研究者である。彼らは早くからカーボンナノチュー ブに取り組み、その理解のための基礎を築いてきた。興味深いことに歴史的に見て国を代表するような偉 大な科学者は少なく、しばしば創造力がないとか他人の研究を改良することだけはうまいと批判される。 今日、凝縮系物理学の日本人研究者は世界のトップにいる。 過去20年の間で、興味深い傾向に気づいた。歴史的に、たいていの科学者はごく少数の科学者しかトッ プになれない階級制の中に閉じ込められて、研究はすべてごく限られた場所に中央集権化されている。 けれども、ここ数年の間で、日本中の多くの大学で新しい機会が生まれ、科学者たちはいろいろな経歴を 選択できるようになった。このため日本の知的中心が東京から地方へと拡散することになった。日本全体 のレベルが上がることで日本人の学生により多くの機会を与えられるので良いことだと考えている(フラン スも首都に研究拠点が集約されているが、その中央集権のレベルを下げ始めている)。 他の観点では、アメリカと比べて異なった学問分野にまたがる活動のレベルがある。アメリカでは、大学は 古くからの分野(物理学、生物学、化学など)にしたがって構築され、その分野にまたがる研究は難しい。 異なる分野から共に研究する人集めが難しいためである。このことは日本ではあまり問題ではない。日本 では、アメリカの研究機関では存在する分野間の壁がそれほど高くないために、本質的に研究者が異な る学問領域にまたがって研究しやすい。別のよい例は、アメリカでは、研究機関で分野をまたいで研究す ることは「革命的」という見方があるのに対し、日本では「学際的」であると捉える。ある意味、日本で学際 的な研究を思いつくのはたやすいことである。 最後に、日本の大学に来る留学生の数はどんどん増えてきている。 質問2 日本は先端材料の分野でリードしている。確実にアメリカやヨーロッパと肩を並べているし、新しい材料を 合成する技術に関してはリードしてさえいるかもしれない(これらの物質を研究する理論研究者の観点か ら)。 日本のもっとも優れた研究者たちは、アメリカのトップの大学の研究者ともうまくやっていけるだろう。産業 におけるリーダーたちもアメリカの産業のトップに簡単に溶け込むことができるだろう。 日本が世界の先頭に立っていることを裏付けるような新しい発見があった(特に高温超伝導の分野で)。 液体超伝導体(NaXCoO2という物質で水を加えると適切な条件下で超伝導を起こす)の発見がその一例 である。高温超電導体の研究をランク付けるならば、日本はアメリカと1,2位を争うだろう。日本が1位かも しれない。 日本とアメリカの研究者の間で相互育成を行ってはどうだろうか。アメリカは基本的に日本人のポスドクし か受け入れない。日本でのシステムは、学生が大学院課程の間に日本を離れることが不利に働くようにな っている。もし、大学院生レベルの研究者がインターンやアメリカの研究者や大学院生との交換留学で海 外に行くことができたなら、アイディアの交換も盛んになるはずである。 1960 年代、70 年代以来、日本人の英語の能力はかなり向上している。ブロークンイングリッシュが物理学 では使用語となり、よりたくさんのアイディアの交換が可能になった。実際、物理の教科書を日本語に訳 すのはよくないことで、さらなる国際的な共同研究を促すため、英語の教科書で教えるべきだと考える。 質問3 日本の研究機関は、間違いなく発展している。歴史的に、日本は(他の国と同じように)知的財産、すなわ ち、数少ない偉大な科学者を大切にしてきた。しかし、知的拠点が地方へと分散することで中央にない研 究機関の科学者たちにとってはキャリアの選択肢が広がり、国中の機関の質と能力を高めることにつなが - 94 - る。 日本はまた国を挙げて国際化しようとしている。これによって国際的に水準が高まる。日本の科学者に国 際的な経験を得させるために海外での研究休暇を奨励している。 ナノサイエンスの分野では、アメリカ、日本、ヨーロッパはすべて同程度である。そして、日本のこれらの分 野におけるレベルは確実に上昇している。 質問4 回答者は、日本人科学者とナノサイエンスの分野で共同研究を行っている。彼は、日本でのカーボンナノ チューブの発見は、日本人研究者の国民精神をかなり高めたと言った。その発見は日本でも世界をリー ドする、革新的でオリジナルな研究ができることを示した。 日本での実験は物理の理論研究者に豊かな情報をもたらし、アメリカの科学者に競争意識をもたらした。 日本はいくつかの研究分野においてもっとも進んでいる。 質問5 ニュートリノの研究もまた日本では盛んで、この分野で優れた施設を持っていることで知られている。半導 体研究においても非常に強く世界のトップだと認められている。シンクロトロン放射に関しても、優れた施 設を持ち優れた研究を行っている。 一般的に、日本は資金を投入しようと決めた分野の研究に関してはとてもよくやっている。アメリカと比べ て少なく限られた資源しかないので、日本は力を入れる研究分野を選ばねばならず、アメリカのように多く の分野に高水準の援助をすることができない。 社会的な面からのコメントもあった。一般的に日本人は優れた主催者で、アメリカとの交流や共同研究に 対し熱心である。これは回答者の経験であるが、アメリカの科学者が日本に行くといつもよい経験をし、す ばらしくよい扱いを受ける。日本人のもてなしはとてもよく、アメリカ人に対し寛大である。日本での学会は 魅力があり、日本の国際的な評価を高める一因となっている。日本は多くの科学者を国際学会に送って いて、学会を主催するときは、参加者にとってプラスになるように気をつけている。日本は国際社会にどう 適応するかにとても興味があり、注意しているようだ。従ってある意味日本は、科学のコミュニティにおいて 国際化し、国内での共同研究や興味を促進しようとしている。これは概ね成功していると考える。 最後に、日本は伝統的にアメリカやヨーロッパ諸国との科学的なつながりが薄い。しかし、日本が経済的 に成長し続け、科学で国際的にもっと重要な立場になるとこの関係がどうなるかは分からないだろう。 - 95 - ナノテクノロジー・材料:材料科学(高分子)(1) 質問1 回答者の専門分野では、国立大学に在籍している日本人科学者は特に世界の最先端にいる専門家と認 められる。 質問2 アメリカと日本の規模を比べると、この分野では明らかに日本は論文の数が少ない。しかし、論文の質は アメリカの論文にも匹敵する。日本からの論文の数はイギリスに匹敵するともコメントがあった。 質問3 日本の大学における研究は次第に向上してきた。日本人研究者たちは過去15 年の間に、それ以前の15 年間以上に急激に成長してきた。しかしそれはゆっくりとして安定した成長である。回答者は日本の産業 や政府機関のラボとあまり接触が無かったため、それについてはコメントできなかった。 質問4 回答者は質問1の日本人科学者の研究についてまたコメントした。 質問5 日本の大学の基盤は似たようなアメリカの大学の研究施設よりもかなり劣る。向上はしてきたが、日本の大 学の研究室を訪れたら必ずあれだけ限られた設備の中で質の高い研究が行われていることに感銘を受 けずにはいられない。 - 96 - ナノテクノロジー・材料:材料科学(高分子)(2) 質問1 回答者の専門は理論的凝縮系物理学で、膜、物理学、化学、生物学にまたがる分野の「やわらかい」物 質に注目している。 彼の意見では、過去5~10年の日本での目を見張る発見といえば青いレーザーの発見ということである (彼の専門分野の外であるが)。発見をした人物は、日本を離れ、アメリカの大学で研究している。 回答者の特異で学際的な専門分野では、日本人の発見でコメントするにふさわしいものは思いつかなか った。しかし、日本におけるたんぱく質合成の研究はすばらしい。実際彼はこれを世界の先頭に立つ研 究だとしている。回答者の分野において日本が行った本当に素晴らしい研究の多くは1950年代から60年 代にかけて行われたものである。その研究の多くが再認識され、日本の業績が認められつつある。彼の 分野での日本が現在行っている研究のいくつかは、大企業の研究室によるものである。 日本人の同僚との話に基づいて、回答者はこの分野で日本が目立たないのはアカデミックでの官僚制度 がアメリカに比べてずっと劣っているためだと考えている。この制度のせいで優れた学際研究ができず、 日本がこの分野でトップになれないのである。 質問2 回答者は、学術機関で行われている研究についてコメントしただけだった。彼は産業や政府の研究所の 状況にコメントできるほど十分な経験をしていなかった。現在彼の研究分野でもっとも優れた仕事はアメリ カ、フランス、そしてドイツで行われている。上に挙げた理由から日本の立場は、おそらくこれらの国々の わずかに後ろだろう。彼の意見では、多角的な研究は日本では難しい。ひとつの分野(例えば、化学や 科学物理学など)の中なら、日本は世界のトップに含まれるだろう。けれども、多角的な研究には向いてい ないという印象がある。 質問3 回答者はこれに答えることができなかった。専門分野を頻繁に変えてきたため、どの分野についても長期 的な傾向をとらえるのは難しい。しかし、彼が知っている分野において大々的な変化はないようだ。多か れ少なかれ、昔と同じということである。 質問4 いくつかの狭い分野において日本は重要である。ポリマー物理学、溶液化学、重合ポリマー、ポリマーの セルフアセンブリーなどの分野で日本は影響力がある。しかし、日本の研究者たちは多角的な研究の成 功に必要な幅広い専門性に欠けている。 質問5 日本の政府は科学に対して明らかに支援的である。回答者はこれは珍しいと感じていた。日本は何年も 研究者たちの科学的発見をうまく利用してきた。もし日本での科学研究が、もっと多角的な研究を助ける ものだという認識があれば、それらの分野でも成功を収めていただろう。日本において異なる学問分野に またがる研究をする人々は、しばしば職を見つける際に苦労しているようである。 - 97 - ナノテクノロジー・材料:材料科学(半導体)(1) 質問1 バルク金属ガラスは、日本で開発されたものである。特定分野でしか使われないが、回答者の専門分野 である。日本が大きく貢献した他の分野としては、電子セラミック、圧電材料(PZT)、高温超電導体、急速 凝固物質、永久磁石の設計、粉末冶金などである。 回答者は産学含めて、いくつかの日本の研究機関と研究者たちを紹介してくれた。概して、日本の鉄鋼 産業はうまくいっているときには鉄鋼の改良に力を入れるが、そうでないときは他の分野で革新的な研究 を始める傾向がある。 質問2 日本のポジションを測るのに重要なのは、会合で発表される研究成果である。他の基準としては、出され る論文の質がある。通常会合では最先端の研究とその成果を学べる。 バルク金属ガラスの分野では、日本はアメリカとヨーロッパと同じ位置にいる。日本はこの分野に多くの資 金を投入してきた。日本は、ある意味進んでいるともいえる。圧電材料(PZT)、セラミックス、電子材料の 分野では昔から力があった。これらの中には、アメリカが日本に遅れをとっている分野もある。アメリカの大 学がこの分野でとても革新的な研究をしたが、それでも必ずしも日本より強いというわけではない。 質問3 日本は過去10年間に確実に向上した。10 年前と比べ研究基盤がかなり充実している。日本人研究者は とてもしっかりしていて、学生やポスドクはよく訓練されていい仕事をする。これらの分野に日本が投資し てきたことを考えると当然の結果である。 質問4 全くそのとおりである(質問3を参照)。 質問5 日本がカーボンナノチューブや電子材料といった分野でも世界のトップにいるというコメントがあった。硝 酸ガリウム(GaN)半導体は日本で完成した研究である。 - 98 - ナノテクノロジー・材料:材料科学(半導体)(2) 質問1 回答者は、学会への参加や日本人研究者との個人的な付き合いによって日本における革新的な仕事に ついて知るようになった。 ナノテクノロジーでは、カーボンナノチューブが日本の発見した最たるものである。この発見でカーボンナ ノチューブの研究分野が新しくできた。このような発展は日常的に起こるものではない。日本の優れた研 究開発基盤がこのような発見を生んだ良い証拠である。 技術の点では、日本の大企業はアメリカの企業と比べて活気に溢れているようだ。アメリカでは、ナノテク ノロジーを開発し利用しているとても革新的な小企業があるが、日本においては、これを大企業が担って いる。カーボンナノチューブを用いた燃料電池がいい例だ。アメリカの大企業では見られないくらい積極 的 にナノテクノロジーを商品に取り入れようとしてきた。 日本政府の研究への投資のおかげで、多くの分野において世界的な知識を得ることができた。日本はと ても権威のある学界を主催し、研究開発への支援を紹介してきた。日本の戦略(ヨーロッパの戦略につい てもコメントがあった)は、基本的にはアメリカの資金援助の方向性に従っている。もしアメリカが特定の分 野にかなりの資金を出すならば、ヨーロッパと日本はそれに従いある程度の資金を投入する。こういう態度 の良い面は、アメリカがより多い資金を出して、それがさらに日本やヨーロッパの資金援助を促進させてい る点だ。こうした科学における軍拡競争は、概ね良いことなのである。 半導体研究はブレークポイントが近い。過去20~30年で、科学的に半導体を利用しつくした感がある。 我々が新しい発見をする余地はあまり残されていない。今後20~30年は、先行きは分からないが、燃料 の増加に結びつく新しい発見を奨励するような研究に投資する必要がある。全ての投資が有効であると いうことはない。実用的な研究にばかり投資していたのでは、新たな発見など望めない。 日本は1980年代には半導体研究においてトップレベルであり、アメリカは大きく遅れをとってしまうのでは ないかという不安があった。今では、アメリカの頭は水面下にはないが、半導体分野全体が小休止にさし かかろうとしている。日本は調査研究への投資、挑戦的で創造力に富んだ、アメリカでは資金をつぎ込ま ないような研究への投資を進めている。日本はアメリカより創造性の高い研究に投資していると感じてい る。 回答者は日本の大学の研究スタイルはアメリカの大学のものとはとても異なっていることにも触れた。日本 の大学における年功序列の構造はとても融通の利かないもので、資金の獲得に際してもアメリカほど競合 したりはしない。日本の大学は産業のニーズに応えていないと思う。日本の大学が改善された一つの点 は、市場の動きに敏感になり、気づくようになったことである。 質問2 日本はヨーロッパやアメリカの研究開発と肩を並べている。しかし、見える限りでは、アメリカの研究は日本 の研究よりも明らかにたくさん目に留まる。日本の研究成果は彼らの研究論文の質と研究分野に与えるイ ンパクトによって評価することができる。産業については、製品がどう改良されているかが発展の可能性の 指標となる。 日本産業の発展を見ると、間違いなく一流である。発見や開発してきたことを製品に応用する手腕に優れ ている。 質問3 回答者は日本の研究機関のパフォーマンスにはムラがあると考えている。彼らはとても積極的、革新的で あり、素晴らしい成功を収めてきた機関もあるが、それ以外はあまり役に立つ結果を出していない。成功し なかった例として、1980 年代の「第5 世代コンピュータ」がある。知識であれ製品であれ、すべての役に立 つ結果がそのような取り組みから生まれたものであるかどうかは分からない。非常に成功した例として、 MIRAI がある。MIRAI は政府主導の合弁企業で、半導体産業において5 つ6 つの主要なテーマを積極 的に研究するというものだった。(日本政府はこういう共同事業体に企業を参加させるのに大変な努力を - 99 - したのだろう。)大学の研究チームもいくつか参加した。もっとも、そういったチームのリーダーは昔は企業 を率いていて、大学へと移ってきた人々だったが。アメリカの研究者たちも参加することを許された。この 努力によって、いくつかの研究室が作られた。実際のラボも、仮想的なラボもあったが、共同参画者たち を結びつけるものだった。 質問4 もし半導体のジャーナルを読んで、日本の研究機関の記事をひとつも読まなければ、わずかな情報しか 得られないだろう。日本の研究は、多くの分野で重要である。ナノチューブ、ナノワイヤー、表面化学、有 機インターフェイスなどの分野がそうである。 質問5 日本人は科学技術において世界的に重要な役割を担っている。過去にあったように、もし日本が科学技 術に対する資金援助を止めてしまったなら、世界中が影響を受け、科学が面白みのないものになってし まうだろう。 添付資料2 - ヒアリング調査報告書(欧州編) 科学技術政策研究所は、「日本の研究活動に関する海外トップクラスの科学者・研究者へのヒア リング調査-欧州編」の実施を日本総合研究所(JRI)に委託した。本添付資料1 は、日本総合研究 所の要請に基づき、欧州での具体的なヒアリング調査を行なった英国マンチェスター大学の PREST が提出した「Analysis of Science and Technology Capacity in Japan: Interviews in Europe-based Researchers」を科学技術政策研究所において和訳した資料である。 日本の科学技術能力の分析 ヨーロッパ在住の研究者に対する聞き取り調査 日本総合研究所(JRI)委託調査 2004 年10 月 マンチェスター大学 工学・科学技術政策研究所(PREST) - 1 - 日本の科学技術能力の分析 ヨーロッパ在住の研究者に対する聞き取り調査 目次 1. 序論 2 2. 方法論 3 2.1 聞き取り調査の対象となる「専門家」の明確化 3 2.2 聞き取り調査の手順 5 3. 調査結果 8 3.1 聞き取り調査の件数 8 3.2 一般認識レベル 10 3.3 詳細分析 12 4. 方法論に関する問題点 12 4.1 可変性について 12 4.2 認識について 12 4.3 アプローチについて 13 4.4 全体的な結論 13 付録 聞き取り調査の様式および個別調査票 14 - 2 - 1. 序論 本章は、日本総合研究所(JRI)の委託調査の結果を示している。本調査は、第1 期・第2 期科学 技術基本計画(1996 年~2000 年、2001 年~2005 年)に対するレビュー調査の一環として実施さ れたものであり、最終的に内閣府総合科学技術会議における議論に資することを目的としている。。 本調査は、マンチェスター大学のPREST(工学・科学技術政策研究所)のPaul Cunningham 博士、 Khaleel Malik 博士、Dimitri Gagliardi 博士によって、2004 年7 月から同年10 月にかけて実施され たものである。 総合科学技術会議(CSTP)は、日本における科学技術政策策定における最高機関である。総 合科学技術会議では、「科学技術基本計画(2006 年~2010 年)」の策定作業が進められている。こ の政策決定実施に向けた判断材料として、科学技術政策研究所(NISTEP)から日本総研に対して、 日本の研究活動に対する海外研究者の認識について報告書を作成するよう要請された。一方、三 菱総合研究所(MRI)からRAND に対して、科学分野25 項目における現時点の日本の科学的能力 について米国在住の研究者の意見を聴取して欲しいとの申し入れが行われた。並行して、日本総 研からPREST に対しても、ヨーロッパ在住の研究者を対象とする形で同様の調査を実施して欲し いとの要請が行われた。 調査範囲となったのは、一般的科学分野25 項目である。この一般的科学分野25 項目は、総合 科学技術会議が指定した重要分野4 項目に立脚して、科学技術政策研究所とその提携団体が定 めたものである。これら25 分野(大分類4 項目)は、表1 に列挙されている。 表1 調査対象となった研究分野 番号 研究分野 大分類 1 農学 2 生物学・生化学 3 臨床医学 4 免疫学 5 微生物学 6 分子生物学・遺伝学 7 神経科学・行動学 8 薬理学・毒物学 9 植物・動物学 ライフサイエンス 10 計算機科学 - 基礎 11 計算機科学 - 応用 12 電気・電子工学 13 機械工学 情報通信技術 - 3 - 14 数学 15 環境・生態学 16 エネルギー工学 17 地球科学 環境 18 化学 - 基礎 19 化学 - 応用 20 材料科学 - 金属 21 材料科学 - ポリマー 22 材料科学 - セラミックス 23 材料科学 - 半導体 24 物理学 - 基礎 25 物理学 - 応用 ナノテクノロジー・材料 (所見)「エネルギー工学」が環境分野に含まれていることは、「環境・エコロジー」がライフサイエン スの大分類から区分されていることを考えると、興味深い。 2. 方法論 2.1 聞き取り調査の対象となる「専門家」の選定 米国では、研究者全員をアメリカ人として分類することが可能であるかもしれない。しかし、米国 とは異なり、ヨーロッパでは、典型的「ヨーロッパ人」研究者というコンセプトは存在しない。したがっ て、日本の研究活動に関する認識・理解の面では、国によって大きな差が見られる可能性が高い。 さらに、研究分野の面でも同様の差が見込まれる。なぜならば、研究分野の多くは、幅広い学問分 野や専門項目で構成されているからである。 このような制約条件に鑑み、本件調査の仕様では、ヒアリング調査の対象として適切な候補者を 選定するにあたり、2 段階構成とすることが提案された。 第一段階は、科学技術分野における主な専門団体に対して照会を行い、候補者を選定すること である。この種の団体としては、欧州科学財団(ESF)やCOST(欧州科学技術研究協力)が挙げら れる。なお、COST の事務局は、欧州科学財団の傘下に属している。 両団体とも、各種のハイレベルな技術委員会や運営委員会で成り立っており、複数の科学領 域・分野がカバーされている。両団体とも、欧州各地の著名な現役科学者が会員となっている。こ の照会の第1 段階では、欧州科学財団と欧州科学技術研究協力の会員から、検討対象となって いる科学研究分野25 項目に該当する候補者が数多く提示された。ただし、依然として不足してい る部分も存在していたため、欧州科学財団と欧州科学技術研究協力の各種委員会の委員名簿か ら研究者を追加的に選定して、この不足分を充足した。 この段階では、全体的調査範囲が(第1 段階で選定された候補者のうち、各種の理由により連 絡できない者が多数になる可能性が考えられたため)依然として狭い範囲に限られていると考えら - 4 - れ、王立協会の国際部との意見調整を通じて、追加的に候補者が選定された。 このヒアリング調査対象者については、その全員に関してネット検索で確認が行われた。つまり、 一般的に、これらの研究者の「ホームページ」には十分な情報が盛り込まれているため、その研究 者が当該分野において現役で活動していること、当該分野が調査対象の分野に該当していること、 その研究者が自分の研究分野における重鎮であることを検証できた。具体的には、各種委員会へ の参加状況、研究機関や学部等におおいて主導的役割を果たしているか否かという点を通じて、 検証を行った。ホームページに掲載されたデータがそれほど詳しい記述でない場合もあり、このよ うな場合には、Web of Science の引用索引を用いてさらに確認を行い、その候補者の論文発表状 況を検討した。5 上述のように、ヒアリング調査対象者の中には連絡がとれなかったケースや、候補者の中には参 加意欲が希薄なケースもあるため、「予備」候補者も数多く選定された。第1 段階では、75 人が選 定され(連絡先の詳しい情報が把握できた方)、その分布状況は以下のとおりとなっている。 表2 選定された研究者の国別分布 国名 研究者の数 サンプルに占める 割合(%) オーストリア 4 5.3 ベルギー 5 6.7 デンマーク 1 1.3 フィンランド 4 5.3 フランス 2 2.7 ドイツ 11 14.7 イタリア 5 6.7 アイルランド 2 2.7 オランダ 2 2.7 ノルウェー 4 5.3 スペイン 4 5.3 スウェーデン 1 1.3 スイス 1 1.3 イギリス 29 38.7 合計 75 100% イギリスに大きな偏りが見られる背景としては、各種委員会におけるイギリス人委員の数が相対 的に多いこと、さらに、欧州科学財団、欧州科学技術協力、王立協会でコンタクトをとった相手側か ら、イギリス在住の研究者が提示されるケースが多かったという事情がある。「典型的な」ヨーロッパ の研究界が存在せず、ヒアリング調査の対象となる者については、相対的に高い英語力が求めら 5 この選定手法の有効性を裏付けるものとして、その後、イギリス在住の調査対象者2 名がイギリス 政府の2008 年研究評価活動のメインテーマ審査委員会の委員長に選任されたことを言及しておく。 さらに、本件調査対象者の大半は、大学教授や研究部門・研究所の責任者の職に就任していた 人物で占められている。 - 5 - れるため、上記の偏りが特段深刻な問題になるとは考えられない。また、ヒアリング調査対象者の最 終的サンプル集団においては、イギリス在住の科学者への偏りがそれほど明確に示されている訳 ではなかった(下記を参照)。 2.2 聞き取り調査の手順 調査仕様書によれば、本件ヒアリング調査において下記の主要4 項目に重点を置くべき旨が定 められている。 1) 回答者の専門分野において、回答者自身から見て重要または興味深いと思われる日本の 研究機関の成果 2) 回答者の専門分野において、日本の研究機関が実施している研究活動の水準の評価。 特に、日本の研究機関と、その分野で最有力と考えられている諸外国の研究機関とがど のように比較されているのか。また、長期的な意味での日本の研究機関の業績評価。具体 的には、向上しているのか、悪化しているのか、ほぼ同じなのかを確認する。 3) 調査対象者の専門分野において日本が研究面で重要な役割を果たしているか否かにつ いて、コメントを得るとともに具体例を示してもらう。 4) 日本の研究機関の研究活動に関するコメントであって、それまでの設問でカバーされてい ないものを示してもらう。 添付の仕様書には、下記のような見解に関する具体例のリストが記載されており、上記の設問4)を 検討する場合に詳細部分を得ることができるようになっている。 a) 日本が資金源となっている国際的プロジェクト。一例として、ライフサイエンス分野の基礎 研究を推進する目的で1989年に立ち上げられた「ヒューマン・フロンティア・サイエンス・プ ログラム」(HFSP)が挙げられる。同プログラムにおいて、日本は運営支援国の一角に名を 連ねている。 b) 大規模で世界規模の観測・実験用施設。この種の施設の具体例としては、スーパーカミオ カンデ(宇宙粒子を検出する大型装置)、SPring-8などの加速器型施設(SPring-8は、世 界最大のシンクロトロン放射光装置である)、地球シミュレーター(世界で最も強力な海洋・ 大気シミュレーション用スーパーコンピューター)などが挙げられる。 c) データベース。具体例としては、ゲノムに関する大型データベースが挙げられる。 d) 研究ネットワーク形成の推進メカニズム。例えば、日本における国際会議や定期的会合が 挙げられる。 e) 重要・独特の研究資料。具体的には、抗体試薬、実験用動物などが挙げられる。 さらに仕様書には、ヒアリング調査を実施する際には、電話を介して行うとともに特段の制限を設け ないようにして、回答者側から質の高いコメントを引き出せるようにする旨が記載されている。 日本総研の職員は、ヒアリング調査の構成を定める際にRAND 側で用いられた詳しい設問項目 の内容を提出するよう要請された。ただし、ヒアリング調査を自由形式で進めることが主旨であるた め、それ以上に細かい事項や具体的設問は策定されていない。そのため、米国とヨーロッパとの間 で調査結果を比較できるか否かの問題が発生した。なぜならば、大枠のレベルを除いて、同一の 設問項目に回答してもらう機会が存在しなかったためである。このような事情を踏まえ、過去におけ - 6 - るこの種の調査の経験に基づき、PREST では、ヒアリング調査様式や指針として質問表に近い形 式を開発した。その意図は、より系統的な形でヒアリング調査を実施できるようにして、比較できるよ うな形の情報を生み出しつつも、定性的なコメントや意見にも対応できるような柔軟性を維持するこ とにある。この質問表は、上記の設問項目に立脚して作成されたものであるが、下記の論点も含め る形になっている。 1. 日本の研究活動に関する認識 a. 個別研究分野のレベルにおける認識 b. より広い範囲の研究分野レベルにおける認識 c. その認識の基になった事柄(研究論文の公表、会議など) d. 公式共同研究の詳細 e. 国際的な世界的規模の施設、データベース、ネットワークなどに対する日本の資 金助成の認識 f. 日本の研究成果のうち興味深いと考えられるものや重要と考えられるものに対す る認識 2. 特定研究分野における主要国(ヒアリング調査対象者が有力と判断した国々)と比較する 形で、日本の研究活動の状況評価 a. 全体的レベルでの評価 b. 広義の専門分野レベルにおける評価 c. 個別研究分野における日本の研究機関に関する評価 3. 具体的な長所と短所の明確化。関連項目は、以下の通り。 a. 個別の研究グループ、深さという意味での長所 b. 質の高い研究活動が一般的に欠落しているのか、それとも、一般的に弱い中で、 一部分に限って長所が見られるのか。 4. 業績の動向 a. 全体的動向と、有力研究機関ごとの動向 b. 特定の業績面(論文発表の件数、クオリティ、知名度など) c. 今後想定される動向 5. 日本の研究インフラに関する認識(明確に強い分野や弱い分野の根底にある要因) a. 機材・施設(大型・小型の双方を含む) b. 図書館設備を利用できるのか c. 人材面の問題(熟練した研究員、技師・支援要員) d. 利用できる時間 余白欄を設けることで、さらに細かい論点や一般的論点がヒアリング調査対象者から提起できる ようになっている。また、ヒアリング調査を希望しない者については、代わりにヒアリング調査を受け る者を指名して、連絡先を伝達することも可能とした。質問表の写しは、付録に示されている。この 様式が作成された後に、参考までに日本総研に送付された。また、日本総研に様式を送付したの は、ヨーロッパで行われる調査で回答に期待されている論点の性質をRAND に対して示すことも目 的としている。 本件調査には時間的制約があったが、ヒアリング調査対象者3 名に対して、ヒアリング調査用の 質問表を試験的にあらかじめ送付した。その結果、ヒアリング調査の様式を調査に先立って事前に - 7 - 送付した場合(通常は電子メールで送付)、ヒアリング調査対象者にとっては回答しやすくなってい ることが明らかになった。そこで、この手法を基本的に採用することとし、質問表様式には、本件調 査の背景事情を簡潔に記載した紙が添付されることになった。実際には、調査期間中においては、 質問表を記入して電子メールで返送するという方式を好む調査対象者が数多く見受けられた。こ の場合、回答に関する質問があるときには、事後的に電話にて応答を行った。多忙のためヒアリン グ調査に時間を割けない旨を申し出た調査対象者も一部に見られたが、自分の都合の良いときに ヒアリング調査用の様式に記入してもらうという点では、好意的な協力が得られた。 方法論の企画立案段階で発生した問題点として、自分の研究分野において日本人研究者の存 在や活動内容について把握していない調査対象者に対して、どのように対応すべきかということが 浮かび上がった。ヒアリング調査を再検討して、日本における研究の実施状況や研究事情に関し て詳しい情報を引き出せるよう配慮するとともに、その影響に関する詳しい情報も引き出せるよう配 慮した。調査対象者の側に、日本の研究活動に関する知識がなかった場合、これらのに詳しい情 報は得られなかったと思われる。他方で、本件調査の目的は、日本の研究活動に対するヨーロッ パ在住研究者の認識水準を判断することであった。日本の研究活動に関する知識を判断材料とし て研究者サンプルをあらかじめ抽出した場合には、調査結果に偏りが生じることは明白である。こ の問題を解決するため、ヒアリング調査を行うにあたっては、予備の調査対象者も設けて、細かい 設問に対する回答については、予備の調査対象者から得られるようにした。 - 8 - 3. 調査結果 3.1 聞き取り調査の件数 ヒアリング調査の回数は、合計で31 回実施した。以下の表(表3)には、調査対象者の国別分布 の内訳を示している。 表3 ヒアリング調査対象者の国別分布状況 国名 研究者の数 サンプルに占める 割合(%) オーストリア 1 3.1 ベルギー 1 3.1 デンマーク 2 6.3 フィンランド 1 3.1 フランス 2 6.3 ドイツ 6 18.8 イタリア 5 15.6 アイルランド 1 3.1 スペイン 2 6.3 イギリス 11 34.4 合計 32 100% 上述のように、イギリスの科学者への偏りは、対象サンプルの分布に比べると希薄になっている。 また、ヒアリング調査の件数(32 件)が研究分野の数(25 項目)を上回っているという点にも注意を 要する。なぜなら、回答者の中には、自分自身の研究分野のみならず、自分の専門分野が属する 広義の研究分野においても日本の研究活動を全く知らないため、コメントし、詳しい情報を提供で きなかった人が少数ながら存在したからである。このようなケースでは、日本の研究活動に関する 認識について詳しい情報を得る目的で、別の専門家との間で事後的にヒアリング調査が実施され た。日本の状況を把握していない回答者に対してどのように対応するかという問題は、前述の2.ヒ アリング調査の方法論-ヒアリング調査の手順の末尾に記載されている。 国別・研究分野別の研究者の分布状況は、下記の表4 に示されている。 - 9 - 表4 ヒアリング調査対象者の研究分野別・国別の分布状況 番号 研究分野 研究者が所属する国 1 農学 フィンランド、デンマ ーク 2 生物学・生化学 イタリア 3 臨床医学 スペイン 4 免疫学 イタリア 5 微生物学 ドイツ 6 分子生物学・遺伝学 ドイツ 7 神経科学・行動 イタリア 8 薬理学・毒物学 ドイツ 9 植物・動物学 アイルランド 10 計算機科学 - 基礎 スペイン 11 計算機科学- 応用 ドイツ 12 電気・電子工学 イギリス 13 機械工学 イギリス 14 数学 イギリス 15 環境・生態学 イギリス、イギリス、オ ーストリア 16 エネルギー工学 デンマーク、イギリス 17 地球科学 ベルギー、イタリア 18 化学 - 基礎 イギリス 19 化学 - 応用 イギリス 20 材料科学 - 金属 フランス 21 材料科学 - ポリマー フランス 22 材料科学 - セラミックス イギリス 23 材料科学 - 半導体 イギリス、イギリス、ド イツ 24 物理学 - 基礎 イタリア 25 物理学 - 応用 ドイツ 記入済みのヒアリング調査用様式は、匿名性を担保するために、回答者の氏名、組織内部の役職 などの情報を消去した上で、日本総研に送付された。 - 10 - 3.2 一般認識レベル 調査結果の細かい分析は本件調査の委託範囲の対象外である(また、下記の「方法論に関する 問題点」で詳説するように、統計上の問題点も包含している)。しかし、日本の研究活動に対する一 般認識レベルは、ヒアリング調査様式の補足的設問項目において調査対象者が提供できる情報 の水準を左右する問題であり、また、サンプルから選抜された予備調査対象者にヒアリング調査を 行うか否かの判断も左右するものである。 表5 に示されているのは、冒頭の設問項目1a(ご自分の専門分野における日本の研究活動、研 究者、研究機関について、どの程度ご存知なのか自己評価すると、どの水準になるとお考えです か)、1b(ご自分の個別専門分野が含まれる研究分野について幅広く見た場合、その分野におけ る日本の研究活動、研究者、研究機関をどの程度ご存知なのか自己評価すると、どの水準になる とお考えですか)に対する回答の内容である。この設問項目では、双方とも、a) 高い、b) 低い、c) 分からない、という選択肢が与えられている。 表5 に示された結果から何らかの結論を導き出すことは、なかなかに困難であり、誤解を生じる 恐れもある。しかし、ある程度の観察結果を導くことは可能である。 第一に、研究分野の範囲について幅を広げた場合、個別専門分野の場合(「高い」の回答率は 47%)に比べ、概して認識の水準は高くなる(「高い」の回答率は53%)。ただし、範囲の幅を広げ た場合、日本の研究活動について分からないと回答した人の割合も大きくなる(22%と13%)という 報告も行われている。自分の個別研究分野において何らかの認識がある人の割合は、約88%で あるのに対して、範囲の幅を広げると78%となる。 研究分野に関しては、認識の水準が高くなる分野は、ライフサイエンス(個別分野で「高い」と回 答した人の割合が60%であるのに対して、範囲の幅が広がるとこの割合が80%になる)であり、次 いで、情報通信技術(個別分野で「高い」と回答した人の割合が40%であるのに対して、範囲の幅 が広がるとこの割合が60%となり、「分からない」もゼロになる)、ナノテクノロジー・材料(個別分野 で「高い」の割合が50%、範囲の幅が広がると「高い」の割合が40%になる)、環境(個別分野の場 合と範囲の幅が拡大した場合の双方で、「高い」の回答率が29%となる)の順となっている。 - 11 - 表5 日本の研究活動に対する回答者の認識レベル(研究分野別) 番号 研究分野 個別専門分野における認識広義の研究分野における認 識 1 農学 分からない、高い 分からない、高い * 2 生物学・生化学 高い 高い 3 臨床医学 低い 高い 4 免疫学 低い 高い 5 微生物学 高い 高い 6 分子生物学・遺伝学 高い 高い 7 神経科学・行動 高い 高い 8 薬理学・毒物学 高い 高い 9 動植物学 低い 低い 10 コンピューター・サイエンス - 基礎 低い 高い 11 コンピューター・サイエンス - 応用 低い 高い 12 電気・電子工学 高い 高い 13 機械工学 低い 低い 14 数学 高い 低い 15 環境・エコロジー 分からない、低い、高い* 分からない、低い、高い* 16 エネルギー工学 低い、高い * 分からない、低い * 17 地球科学 低い、低い * 低い、高い * 18 化学 - 基礎 高い 高い 19 化学 - 応用 低い 低い 20 材料科学 - 金属 低い 低い 21 材料科学 - ポリマー 高い 高い 22 材料科学 - セラミックス 高い 分からない 23 材料科学 - 半導体 分からない、分からない、高い * 分からない、分からない、高い * 24 物理学 - 基礎 高い 高い 25 物理学 - 応用 低い 分からない (注) *は、実施されたヒアリング調査の件数が複数であることを示している。 なお、調査対象者のうち2 名(農学分野と材料科学-半導体)からは、認識の水準が低いため、そ の他の設問項目にまったく記入できなかったとの意見が表明されている。そのため、これらの2 名 については、ヒアリング調査様式の記入が行われていない。 - 12 - 3.3 詳細分析 上記以上の詳細分析は、主に2 種類の理由により実施されなかった。第一に、調査仕様書の記 載に従い、ヒアリング調査報告書については、すべて日本総研に送付した上で日本総研において 分析が行われていることになっており、当方には、調査結果のコピーを作成する動機が存在しなか った点が挙げられる。第二に、方法論に関する問題点も多数存在しているため、調査結果の詳細 分析が不可能であることが挙げられる。この点については、次の「方法論に関する問題点」で扱うこ とにする。 4. 方法論に関する問題点 4.1 変動要因について 本調査の目的は極めて正当であり、全体的な構造や構想は健全なものである。ただし、統計的 に有意な結果を得るには、サンプルの規模を大きくすることが望ましいと考えられるものの、本件調 査に投入できる予算等は限られている。サンプルの規模として回答者25 名になった場合でも、特 段の変動要因が存在しなければ、比較的有意な結果が得られると考えられる。しかしながら、本調 査では、科学分野25 項目をカバーすることが目標とされており、これらの科学分野25 項目では、 日本の研究者の存在について、それぞれ特徴が異なることも十分に想定され得る。さらに、日本人 研究者との間で調査対象者本人にどのような交流経験があるかという点も大きく異なっているため、 変動の余地が大きくなっている。 これらの要因を複雑にしている事情としては、上述のように、典型的な「ヨーロッパ人」研究者とい うコンセプトがそもそも存在しないということがある。そのため、各研究者の国内研究環境によって 変動の余地が大きくなることになる。具体的には、その国と日本との関係に加え、その研究分野に おける存在感の有無という要因が加わることになる。 研究分野の範囲についても、さらに考慮を必要とする。研究分野によっては、(ヒアリング調査対 象者が精通している)個別専門分野の専門性が極めて高く、広い意味での研究分野の全体像を 概観しにくい分野が存在する一方で、関連の話題を持ち出しやすい分野も存在する。さらに明ら かな点として、昨今の研究活動では学際的な性格が強いため、ヒアリング調査対象者の個別専門 分野が複数の研究分野に該当してしまう可能性もある。 4.2 認識について 各論レベルと総論レベルにおける日本の研究活動については、ヒアリング調査対象者の一般認 識レベルの面で、別の要因も関係してくる。「分からない」と述べたヒアリング調査対象者について は、その回答について、適切な対応を行っているが、それでも、認識の水準には大きな差が存在 する。というのも、読書体験のみに基づいて認識している研究者から、実際に日本人研究者との間 で幅広く共同研究活動に従事している研究者に至るまで、その幅が広いからである。さらに、本調 査の本来の目的に鑑みれば、「この分野における日本の研究活動を知っている」という回答そのも のが、否定的な回答であっても調査結果を左右することになる。そこで、詳しい情報を確認する目 的で対象者の選別を行ってしまうと、日本の研究活動に関するヨーロッパの認識の全体像に偏りが 生じてしまう。 - 13 - 4.3 アプローチについて プラス面に関して言えば、質問表形式の活用が極めてうまく機能している点が明らかになってい る。この手法は、対象サンプルが高名な(そのために多忙な)研究者で構成されている場合、特に 効果的であった。調査票様式を電子的手段で送付することにより、電話によるヒアリング調査のみ を行った場合に想定される水準を上回る回答率を得ることができた。というのも、多忙な研究者の 場合、移動中であっても自分の電子メールをチェックする傾向が強いためである。本調査のタイミ ングについては、残念なことにヨーロッパの休暇期間と重なってしまったため、当初想定されていた 対象者に連絡がつかないケースや連絡が困難だったケースが多く、そのため、本調査の処理が遅 れることになった。 4.4 全体的な結論 上述の理由のため、本調査結果については、日本の研究活動に関するヨーロッパ全体の認識 について統計的に有意なものとして扱うことができない、というのが当方の見解である。ただし、日 本の研究活動について各人がどのように認識しているかという点については、本調査結果にも興 味深い事例が豊富に含まれている。 また、資金等が利用できるようになった時点で、サンプルとなる専門家の数を大幅に増やす形で、 この種の調査を今後繰り返して実施すべきである。対象サンプルとしてどの程度の規模が必要に なるのか判断することは困難であるが、想定される回答率を30%とした場合、合計で2000 件強のヒ アリング調査を行う必要があろう。この場合、各研究分野について、約25 件の回答が得られると思 われる。方法論に関する当方の経験に基づいて言えば、調査手法に若干の手直しを加えた上で、 この点を維持すべきである。 - 14 - ○ 日本の基本計画に関するヒアリング調査 背景 ? 総合科学技術会議(CSTP)は、日本における科学技術政策に関する最高意思決定機関 であり、現在、「科学技術基本計画(2006年~2010年)」の取りまとめ作業を行ってる。 ? 日本総合研究所(JRI)では、基本計画の策定に向けて参考になる報告書を作成するよう 依頼を受けている。 ? この報告書の取りまとめ作業を支援すべく、三菱総合研究所(MRI)から米国のRANDに対 して依頼が行われるとともに、日本総研からイギリスのPRESTに対しても依頼が行われてい る。 ? 今回の任務は、一般科学分野25項目における現時点の日本の科学的能力について、ヨ ーロッパ在住の有力研究者にヒアリング調査を実施して、その見解を把握することにある (なお、米国については、RANDが調査を行う)。 ? このヒアリング調査の構造は、一般認識、長所・短所の分野、インフラ等に関連する各種設 問項目を吟味するという様式に沿ったものになっている。 ? ヒアリング調査の実施時間は、約45分間である。 ? 今回の調査で明らかになるのは、全体の一部である。理想を言えば、母集団の規模を大 きくするという手もあり得るが、投入できる資源が限られていた。したがって、最終報告書を 策定する際に、各自の個別研究分野に関する考え方が大きな影響を及ぼすことになっ た。 定義 研究分野とは、以下に列挙した25 分野のうち一つを指しています。 農学 生物学・ 生化学 臨床医学 免疫学 微生物学 分子生物学・遺 伝学 神経科学・ 行動学 薬理学・ 毒物学 植物・動物学 計算機科学 - 基 礎 計算機科学 - 応用 電気・電子工学 機械工学 数学 環境・生態学 エネルギー工学 地球科学 化学 - 基礎 化学 ? 応用 材料科学 ? 金属 材料科学 ? ポリマー 材料科学 - セ ラミックス 材料科学 ? 半導体 物理学 ? 基礎 物理学 ? 応用 - 15 - 個別研究・専門分野とは、その専門家が実際に取り組んでいる専門研究分野・項目をいいます。 例えば、「環境・エコロジー」という研究分野に属するものとして、「海洋個体群の生態系」や「保全 生物学」が考えられます。 - 16 - (研究分野) 見本 〔研究領域〕 1. 一般認識 1a. ご自分の専門分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関についての認知度 1b. ご自分の個別専門分野が含まれる研究分野について 幅広く見た場合、その分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関の認識度 1c. ご自分の個別専門分野における日本の研究活動につ いての情報源 日本の研究者が執筆した研究文献を読む 会議などで日本人研究者と会う 会議などで日本人研究者が提出した論文の内容を聞く 日本人研究者から研究に関する連絡を受ける 日本の研究者・研究機関との公式な共同研究 日本の研究者・研究機関との非公式な共同研究 重要または興味のある研究の最新事情に関するニュース 1d. 日本の研究者・研究機関との間で公式な共同研究の 経験 1e. ご自身の研究分野において、日本が下記の関与を行 っていることの認知度 国際的プロジェクトの資金拠出 大規模な世界的研究施設 大規模データベース 研究ネットワーク形成の推進に向けたメカニズム 重要・独特の研究資料の提供 1f. 昨年、または過去5 年間で、日本の研究機関の研究成昨年 過去5 年間 果のうち、興味深いものや重要と思われるものを見たか。 1g. 1f で見たことがあると回答した場合、その具体的な内容 1h. これらの研究成果は、基礎研究、応用研究か。 2. 全体的評価 2a. ご自身の個別専門分野において、研究実績の面で1 2 3 最も高く評価できる国を3 ヶ国 2b. この評価の判断基準は何ですか。 2c. ご自身の専門分野において、日本の研究活動の国極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない 際的順位を2a の国々と比較した評価 この回答に関するコメント・理由 2d. ご自分の専門分野・研究分野を全般的に見た場合極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない の日本の研究活動を2a の国々と比較した評価 この回答に関するコメント・理由 2e. この研究分野における日本の有力研究機関につ極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない いて、2a の国々の研究機関と比較した評価 この回答に関するコメント・理由 - 17 - 3. 具体的な長所と短所 優れた業績をあげた研究グループが日本に 存在する分野 3a. ご自身の研究分野に おいて、日本が主に強いと 思われる分野 深さの面で日本が優れている分野 全般的に見て、日本に質の高い研究活動が 欠如している分野 3b. ご自身の研究分野に おいて、日本が弱いと思わ れる分野 部分的に強い分野が存在するが脆弱性が 著しい分野 4. 動向 4a. この分野において日本の研究者が行ってきた研究向上している 変化なし 低下している 活動全般を長期的に見た評価 4b. この分野において日本の有力研究機関が行ってき向上している 変化なし 低下している た研究活動を長期的に見た評価 4a と4b への補足コメント 4c. 全般的に見て、この変化はどのような形で示されて いますか。 向上している 変化なし 低下している 研究出版物の量 研究出版物の質 重要な研究結果 一般的研究活動 日本の研究者の国際的知名度 会議における存在感 国際的な共同研究への関与 その他(具体的に記載願います) 4d. ご自身の研究分野において、今後5 年~10 年間で 日本の研究活動は進展するとか、低下すか。「進展」の 場合、その回答の根拠は何ですか 5. 研究インフラ ご自身の専門分野において、下記の研究資産に着目し て自国の状況と日本の状況を比べた場合、日本の状況 をどのように評価されますか 大幅に 優れて いる 優れて いる ほぼ同 じ 悪い 極めて 悪い 分から ない 5a. 大型、高額または最新鋭の設備・機材を利用 できる(国際的施設への加入状況も含まれる) 5b. 小型設備・消耗品を利用できる 5c. 図書館や情報サービスを利用できる 5d. 熟練した研究者の供給(と確保) 5e. 技師・支援要員の供給 5f. 研究活動の面で、研究責任者に与えられた期 間 上記以外に全般的コメント - 18 - (研究分野) 農業科学〔農業工学〕 1. 一般認識 1a. ご自分の専門分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関についての認知度 高い 1b. ご自分の個別専門分野が含まれる研究分野について 幅広く見た場合、その分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関の認識度 高い 1c. ご自分の個別専門分野における日本の研究活動につ いての情報源 日本の研究者が執筆した研究文献を読む 会議などで日本人研究者と会う 会議などで日本人研究者が提出した論文の内容を聞く 日本人研究者から研究に関する連絡を受ける 日本の研究者・研究機関との公式な共同研究 ○ 日本の研究者・研究機関との非公式な共同研究 ○ 重要または興味のある研究の最新事情に関するニュース 日本の研究者との間で上記以外の関係がある(具体的に) 1d. 日本の研究者・研究機関との間で公式な共同研究の 経験 日本の各種研究機関・大学との間で共同プロジェク トを行ったことがある。通常、プロジェクトの資金源は 両国政府の財政支援となっていた。 1e. ご自身の研究分野において、日本が下記の関与を行 っていることの認知度 国際的プロジェクトの資金拠出 大規模な世界的研究施設 風洞 大規模データベース 研究ネットワーク形成の推進に向けたメカニズム 研究者の交流、ワークショップの手配 重要・独特の研究資料の提供 1f. 昨年、または過去5 年間で、日本の研究機関の研究成昨年 過去5 年間 果のうち、興味深いものや重要と思われるものを見たか。 1g. 1f で見たことがあると回答した場合、その具体的な内容ヒューマノイドロボット工学、第三世代携帯電話 1h. これらの研究成果は、基礎研究、応用研究か。 両方 2. 全体的評価 2a. ご自身の個別専門分野において、研究実績の面で1 2 3 最も高く評価できる国を3 ヶ国 米国 2b. この評価の判断基準は何ですか。 2c. ご自身の専門分野において、日本の研究活動の国極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない 際的順位を2a の国々と比較した評価 この回答に関するコメント・理由 2d. ご自分の専門分野・研究分野を全般的に見た場合極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない の日本の研究活動を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 2e. この研究分野における日本の有力研究機関につ極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない いて、2a の国々の研究機関と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 - 19 - 3. 具体的な長所と短所 優れた業績をあげた研究グループが日本に 存在する分野 ヒューマノイドロボット工学 3a. ご自身の研究分野に おいて、日本が主に強いと 思われる分野 深さの面で日本が優れている分野 IT テクノロジー 全般的に見て、日本に質の高い研究活動が 欠如している分野 社会における価値観のソフト面と技 術とを関連付けるという行為 3b. ご自身の研究分野に おいて、日本が弱いと思わ れる分野 部分的に強い分野が存在するが脆弱性が 著しい分野 農業が環境に及ぼす影響。動物の 回遊 4. 動向 4a. この分野において日本の研究者が行ってきた研究向上している 変化なし 低下している 活動全般を長期的に見た評価 ○ 4b. この分野において日本の有力研究機関が行ってき向上している 変化なし 低下している た研究活動を長期的に見た評価 ○ 4a と4b への補足コメント 研究者の間で農業の持続的開発の考え方に目が向け られるようになっています。 4c. 全般的に見て、この変化はどのような形で示されて いますか。 向上している 変化なし 低下している 研究出版物の量 研究出版物の質 重要な研究結果 一般的研究活動 日本の研究者の国際的知名度 会議における存在感 国際的な共同研究への関与 その他(具体的に記載願います) 4d. ご自身の研究分野において、今後5 年~10 年間で 日本の研究活動は進展するとか、低下すか。「進展」の 場合、その回答の根拠は何ですか 5. 研究インフラ ご自身の専門分野において、下記の研究資産に着目し て自国の状況と日本の状況を比べた場合、日本の状況 をどのように評価されますか 大幅に 優れて いる 優れて いる ほぼ同 じ 悪い 極めて 悪い 分から ない 5a. 大型、高額または最新鋭の設備・機材を利用 できる(国際的施設への加入状況も含まれる) ○ 5b. 小型設備・消耗品を利用できる ○ 5c. 図書館や情報サービスを利用できる ○ 5d. 熟練した研究者の供給(と確保) ○ 5e. 技師・支援要員の供給 ○ 5f. 研究活動の面で、研究責任者に与えられた期 間 ○ 上記以外に全般的コメント - 20 - (研究分野) 生物学・生化学〔分子生物学と遺伝学〕 1. 一般認識 1a. ご自分の専門分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関についての認知度 高い 1b. ご自分の個別専門分野が含まれる研究分野について 幅広く見た場合、その分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関の認識度 高い 1c. ご自分の個別専門分野における日本の研究活動につ いての情報源 日本の研究者が執筆した研究文献を読む ○ 会議などで日本人研究者と会う ○ 会議などで日本人研究者が提出した論文の内容を聞く ○ 日本人研究者から研究に関する連絡を受ける 日本の研究者・研究機関との公式な共同研究 日本の研究者・研究機関との非公式な共同研究 重要または興味のある研究の最新事情に関するニュース 日本の研究者との間で上記以外の関係がある(具体的に) 1d. 日本の研究者・研究機関との間で公式な共同研究の 経験 1e. ご自身の研究分野において、日本が下記の関与を行 っていることの認知度 国際的プロジェクトの資金拠出 ○ 大規模な世界的研究施設 大規模データベース ○ 研究ネットワーク形成の推進に向けたメカニズム 重要・独特の研究資料の提供 1f. 昨年、または過去5 年間で、日本の研究機関の研究成昨年 過去5 年間 果のうち、興味深いものや重要と思われるものを見たか。 1g. 1f で見たことがあると回答した場合、その具体的な内容 1h. これらの研究成果は、基礎研究、応用研究か。 2. 全体的評価 2a. ご自身の個別専門分野において、研究実績の面で1 2 3 最も高く評価できる国を3 ヶ国 米国 EU 日本 2b. この評価の判断基準は何ですか。 2c. ご自身の専門分野において、日本の研究活動の国極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない 際的順位を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 2d. ご自分の専門分野・研究分野を全般的に見た場合の日極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 本の研究活動を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 2e. この研究分野における日本の有力研究機関について、極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 2a の国々の研究機関と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 - 21 - 3. 具体的な長所と短所 優れた業績をあげた研究グループが日本に存 在する分野 3a. ご自身の研究分野におエレクトロニクス、機械分野 いて、日本が主に強いと思わ れる分野 深さの面で日本が優れている分野 全般的に見て、日本に質の高い研究活動が欠 如している分野 3b. ご自身の研究分野にお いて、日本が弱いと思われる 分野 部分的に強い分野が存在するが脆弱性が著し い分野 4. 動向 4a. この分野において日本の研究者が行ってきた研究活動向上している 変化なし 低下している 全般を長期的に見た評価 ○ 4b. この分野において日本の有力研究機関が行ってきた研向上している 変化なし 低下している 究活動を長期的に見た評価 ○ 4a と4b への補足コメント 4c. 全般的に見て、この変化はどのような形で示されていま すか。 向上している 変化なし 低下している 研究出版物の量 ○ 研究出版物の質 ○ 重要な研究結果 ○ 一般的研究活動 ○ 日本の研究者の国際的知名度 ○ 会議における存在感 ○ 国際的な共同研究への関与 ○ その他(具体的に記載願います) 4d. ご自身の研究分野において、今後5年~10年間で日本 の研究活動は進展するとか、低下すか。「進展」の場合、そ の回答の根拠は何ですか 日本で行われる研究活動の質が高くなっているた め、今後進展していくと思われる。 5. 研究インフラ ご自身の専門分野において、下記の研究資産に着目して自 国の状況と日本の状況を比べた場合、日本の状況をどのよ うに評価されますか 大幅に 優れて いる 優れて いる ほぼ同 じ 悪い 極めて 悪い 分から ない 5a. 大型、高額または最新鋭の設備・機材を利用できる (国際的施設への加入状況も含まれる) ○ 5b. 小型設備・消耗品を利用できる ○ 5c. 図書館や情報サービスを利用できる ○ 5d. 熟練した研究者の供給(と確保) ○ 5e. 技師・支援要員の供給 ○ 5f. 研究活動の面で、研究責任者に与えられた期間 ○ 上記以外に全般的コメント - 22 - (研究分野) 臨床医学〔呼吸器系の病気〕 1. 一般認識 1a. ご自分の専門分野における日本の研究活動、研究者、研究 機関についての認知度 低い 1b. ご自分の個別専門分野が含まれる研究分野について幅広 く見た場合、その分野における日本の研究活動、研究者、研究 機関の認識度 高い 1c. ご自分の個別専門分野における日本の研究活動について の情報源 日本の研究者が執筆した研究文献を読む ○ 会議などで日本人研究者と会う ○ 会議などで日本人研究者が提出した論文の内容を聞く ○ 日本人研究者から研究に関する連絡を受ける 日本の研究者・研究機関との公式な共同研究 日本の研究者・研究機関との非公式な共同研究 ○ 重要または興味のある研究の最新事情に関するニュース 日本の研究者との間で上記以外の関係がある(具体的に) 1d. 日本の研究者・研究機関との間で公式な共同研究の経験 研究グループであるERSにて、また国際的な呼吸器系研究のフォー ラムの加盟を通じて、日本の研究活動をEUに紹介した。 1e. ご自身の研究分野において、日本が下記の関与を行って いることの認知度 国際的プロジェクトの資金拠出 ○ 大規模な世界的研究施設 大規模データベース 研究ネットワーク形成の推進に向けたメカニズム 重要・独特の研究資料の提供 1f. 昨年、または過去5 年間で、日本の研究機関の研究成果の昨年 過去5 年間 うち、興味深いものや重要と思われるものを見たか。 ○ 1g. 1f で見たことがあると回答した場合、その具体的な内容 一般的に見て、世界的専門誌において、優れた論文が見られる。 1h. これらの研究成果は、基礎研究、応用研究か。 一般的に見て、日本語からスペイン語、日本語から英語への翻訳が 絡んでくる問題だと思う。 2. 全体的評価 2a. ご自身の個別専門分野において、研究実績の面で最も1 2 3 高く評価できる国を3 ヶ国 米国 イギリス オランダ 2b. この評価の判断基準は何ですか。 望ましい成果を生み出せるだけの量という側面よりは、優れ た研究の量 2c. ご自身の専門分野において、日本の研究活動の国際的極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 順位を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 望ましい成果を生み出せるだけの量に到達していない。 2d. ご自分の専門分野・研究分野を全般的に見た場合の日極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 本の研究活動を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 2e. この研究分野における日本の有力研究機関について、極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 2a の国々の研究機関と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 - 23 - 3. 具体的な長所と短所 優れた業績をあげた研究グループが日本に存 在する分野 3a. ご自身の研究分野にお いて、日本が主に強いと思わ れる分野 深さの面で日本が優れている分野 全般的に見て、日本に質の高い研究活動が欠 如している分野 3b. ご自身の研究分野にお いて、日本が弱いと思われる 分野 部分的に強い分野が存在するが脆弱性が著し い分野 4. 動向 4a. この分野において日本の研究者が行ってきた研究活動向上している 変化なし 低下している 全般を長期的に見た評価 ○ 4b. この分野において日本の有力研究機関が行ってきた研向上している 変化なし 低下している 究活動を長期的に見た評価 ○ 4a と4b への補足コメント 4c. 全般的に見て、この変化はどのような形で示されていま すか。 向上している 変化なし 低下している 研究出版物の量 ○ 研究出版物の質 ○ 重要な研究結果 ○ 一般的研究活動 ○ 日本の研究者の国際的知名度 ○ 会議における存在感 ○ 国際的な共同研究への関与 ○ その他(具体的に記載願います) 4d. ご自身の研究分野において、今後5年~10年間で日本 の研究活動は進展するとか、低下すか。「進展」の場合、そ の回答の根拠は何ですか 5. 研究インフラ ご自身の専門分野において、下記の研究資産に着目して自 国の状況と日本の状況を比べた場合、日本の状況をどのよ うに評価されますか 大幅に 優れて いる 優れて いる ほぼ同 じ 悪い 極めて 悪い 分から ない 5a. 大型、高額または最新鋭の設備・機材を利用できる (国際的施設への加入状況も含まれる) 5b. 小型設備・消耗品を利用できる 5c. 図書館や情報サービスを利用できる 5d. 熟練した研究者の供給(と確保) 5e. 技師・支援要員の供給 5f. 研究活動の面で、研究責任者に与えられた期間 上記以外に全般的コメント - 24 - (研究分野) 免疫学〔分子細胞生物学、生化学〕 1. 一般認識 1a. ご自分の専門分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関についての認知度 低い 1b. ご自分の個別専門分野が含まれる研究分野について 幅広く見た場合、その分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関の認識度 高い 1c. ご自分の個別専門分野における日本の研究活動につ いての情報源 日本の研究者が執筆した研究文献を読む ○ 会議などで日本人研究者と会う 会議などで日本人研究者が提出した論文の内容を聞く ○ 日本人研究者から研究に関する連絡を受ける 日本の研究者・研究機関との公式な共同研究 日本の研究者・研究機関との非公式な共同研究 重要または興味のある研究の最新事情に関するニュース 日本の研究者との間で上記以外の関係がある(具体的に) 1d. 日本の研究者・研究機関との間で公式な共同研究の 経験 1e. ご自身の研究分野において、日本が下記の関与を行 っていることの認知度 国際的プロジェクトの資金拠出 大規模な世界的研究施設 大規模データベース 研究ネットワーク形成の推進に向けたメカニズム 重要・独特の研究資料の提供 1f. 昨年、または過去5 年間で、日本の研究機関の研究成昨年 過去5 年間 果のうち、興味深いものや重要と思われるものを見たか。 ○ 1g. 1f で見たことがあると回答した場合、その具体的な内容 1h. これらの研究成果は、基礎研究、応用研究か。 2. 全体的評価 2a. ご自身の個別専門分野において、研究実績の面で1 2 3 最も高く評価できる国を3 ヶ国 米国 イギリス ヨーロッパ 2b. この評価の判断基準は何ですか。 2c. ご自身の専門分野において、日本の研究活動の国極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない 際的順位を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 優れた業績をあげているグループがほぼ皆無である。 日本の平均的科学水準については、承知していませ ん。 2d. ご自分の専門分野・研究分野を全般的に見た場合極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない の日本の研究活動を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 2c と同じ。 2e. この研究分野における日本の有力研究機関につ極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない いて、2a の国々の研究機関と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 - 25 - 3. 具体的な長所と短所 優れた業績をあげた研究グループが日本に 存在する分野 3a. ご自身の研究分野に細胞周期・腫瘍学 おいて、日本が主に強いと 思われる分野 深さの面で日本が優れている分野 分子生物学の技法 全般的に見て、日本に質の高い研究活動が 欠如している分野 分かりません 3b. ご自身の研究分野に おいて、日本が弱いと思わ れる分野 部分的に強い分野が存在するが脆弱性が 著しい分野 シグナル変換 4. 動向 4a. この分野において日本の研究者が行ってきた研究向上している 変化なし 低下している 活動全般を長期的に見た評価 ○ 4b. この分野において日本の有力研究機関が行ってき向上している 変化なし 低下している た研究活動を長期的に見た評価 ○ 4a と4b への補足コメント 4c. 全般的に見て、この変化はどのような形で示されて いますか。 向上している 変化なし 低下している 研究出版物の量 ○ 研究出版物の質 ○ 重要な研究結果 ○ 一般的研究活動 ○ 日本の研究者の国際的知名度 ○ 会議における存在感 ○ 国際的な共同研究への関与 ○ その他(具体的に記載願います) 4d. ご自身の研究分野において、今後5 年~10 年間で 日本の研究活動は進展するとか、低下すか。「進展」の 場合、その回答の根拠は何ですか 分かりません 5. 研究インフラ ご自身の専門分野において、下記の研究資産に着目し て自国の状況と日本の状況を比べた場合、日本の状況 をどのように評価されますか 大幅に 優れて いる 優れて いる ほぼ同 じ 悪い 極めて 悪い 分から ない 5a. 大型、高額または最新鋭の設備・機材を利用 できる(国際的施設への加入状況も含まれる) ○ 5b. 小型設備・消耗品を利用できる ○ 5c. 図書館や情報サービスを利用できる ○ 5d. 熟練した研究者の供給(と確保) ○ 5e. 技師・支援要員の供給 ○ 5f. 研究活動の面で、研究責任者に与えられた期 間 ○ 上記以外に全般的コメント - 26 - (研究分野) 微生物学〔たんぱく質の構造、細胞周期〕 1. 一般認識 1a. ご自分の専門分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関についての認知度 高い 1b. ご自分の個別専門分野が含まれる研究分野について 幅広く見た場合、その分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関の認識度 高い 1c. ご自分の個別専門分野における日本の研究活動につ いての情報源 日本の研究者が執筆した研究文献を読む ○ 会議などで日本人研究者と会う ○ 会議などで日本人研究者が提出した論文の内容を聞く ○ 日本人研究者から研究に関する連絡を受ける ○ 日本の研究者・研究機関との公式な共同研究 日本の研究者・研究機関との非公式な共同研究 ○ 重要または興味のある研究の最新事情に関するニュース ○ 日本の研究者との間で上記以外の関係がある(具体的に) 1d. 日本の研究者・研究機関との間で公式な共同研究の 経験 1e. ご自身の研究分野において、日本が下記の関与を行 っていることの認知度 国際的プロジェクトの資金拠出 大規模な世界的研究施設 ○ 大規模データベース ○ 研究ネットワーク形成の推進に向けたメカニズム 重要・独特の研究資料の提供 1f. 昨年、または過去5 年間で、日本の研究機関の研究成昨年 過去5 年間 果のうち、興味深いものや重要と思われるものを見たか。 ○ 1g. 1f で見たことがあると回答した場合、その具体的な内容染色体分離、Kinetelcium[SY3]生物学 1h. これらの研究成果は、基礎研究、応用研究か。 基礎研究 2. 全体的評価 2a. ご自身の個別専門分野において、研究実績の面で1 2 3 最も高く評価できる国を3 ヶ国 米国 イギリス 日本 2b. この評価の判断基準は何ですか。 ・実施された研究の量 ・この分野においては、実施された研究の質が大きな影 響を及ぼす 2c. ご自身の専門分野において、日本の研究活動の国極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない 際的順位を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 2d. ご自分の専門分野・研究分野を全般的に見た場合の日極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 本の研究活動を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 2e. この研究分野における日本の有力研究機関について、極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 2a の国々の研究機関と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 - 27 - 3. 具体的な長所と短所 優れた業績をあげた研究グループが日本に存 在する分野 3a. ご自身の研究分野にお西田グループ(京都) いて、日本が主に強いと思わ れる分野 深さの面で日本が優れている分野 分かりません 全般的に見て、日本に質の高い研究活動が欠 如している分野 分かりません 3b. ご自身の研究分野にお いて、日本が弱いと思われる 分野 部分的に強い分野が存在するが脆弱性が著し い分野 分かりません 4. 動向 4a. この分野において日本の研究者が行ってきた研究活動向上している 変化なし 低下している 全般を長期的に見た評価 ○ 4b. この分野において日本の有力研究機関が行ってきた研向上している 変化なし 低下している 究活動を長期的に見た評価 ○ 4a と4b への補足コメント 4c. 全般的に見て、この変化はどのような形で示されていま すか。 向上している 変化なし 低下している 研究出版物の量 ○ 研究出版物の質 ○ 重要な研究結果 ○ 一般的研究活動 ○ 日本の研究者の国際的知名度 ○ 会議における存在感 ○ 国際的な共同研究への関与 ○ その他(具体的に記載願います) 4d. ご自身の研究分野において、今後5年~10年間で日本 の研究活動は進展するとか、低下すか。「進展」の場合、そ の回答の根拠は何ですか この種の取り組みについては、現状とほぼ同じ水準で推移 する可能性が高いと考える。ただし、この考え方を裏付ける 証拠はない。 5. 研究インフラ ご自身の専門分野において、下記の研究資産に着目して自 国の状況と日本の状況を比べた場合、日本の状況をどのよ うに評価されますか 大幅に 優れて いる 優れて いる ほぼ同 じ 悪い 極めて 悪い 分から ない 5a. 大型、高額または最新鋭の設備・機材を利用できる (国際的施設への加入状況も含まれる) ○ 5b. 小型設備・消耗品を利用できる ○ 5c. 図書館や情報サービスを利用できる ○ 5d. 熟練した研究者の供給(と確保) ○ 5e. 技師・支援要員の供給 ○ 5f. 研究活動の面で、研究責任者に与えられた期間 ○ 上記以外に全般的コメント - 日本の研究グループは、この分野で積極的な動きを見せており、質の高い 研究成果も生まれ始めている。 - この分野における日本の研究活動を踏まえれば、国際的な専門家向け刊 行物に日本の記事が十分に見られないことは大きな問題である。おそらく、言 葉の障壁が依然として存在するように見受けられる。また、雑誌の編集担当者 の姿勢にも問題があるかもしれない。ただし、この考え方を裏付ける証拠は持 ち合わせていない。 - 米国やヨーロッパとの国際的共同研究活動では、日本の研究者・研究機関 は以前よりもうまく対応しているという印象を受けている。 - 28 - (研究分野) 分子生物学・遺伝学〔小児がん、乳がん〕 1. 一般認識 1a. ご自分の専門分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関についての認知度 高い 1b. ご自分の個別専門分野が含まれる研究分野について 幅広く見た場合、その分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関の認識度 高い 1c. ご自分の個別専門分野における日本の研究活動につ いての情報源 日本の研究者が執筆した研究文献を読む ○ 会議などで日本人研究者と会う ○ 会議などで日本人研究者が提出した論文の内容を聞く ○ 日本人研究者から研究に関する連絡を受ける ○ 日本の研究者・研究機関との公式な共同研究 ○ 日本の研究者・研究機関との非公式な共同研究 ○ 重要または興味のある研究の最新事情に関するニュース 日本の研究者との間で上記以外の関係がある(具体的に) 1d. 日本の研究者・研究機関との間で公式な共同研究の 経験 ヒト神経芽細胞腫に関する完了済みの研究活動と 継続中の研究活動 1e. ご自身の研究分野において、日本が下記の関与を行 っていることの認知度 国際的プロジェクトの資金拠出 大規模な世界的研究施設 大規模データベース 研究ネットワーク形成の推進に向けたメカニズム 重要・独特の研究資料の提供 1f. 昨年、または過去5 年間で、日本の研究機関の研究成昨年 過去5 年間 果のうち、興味深いものや重要と思われるものを見たか。 1g. 1f で見たことがあると回答した場合、その具体的な内容 1h. これらの研究成果は、基礎研究、応用研究か。 2. 全体的評価 2a. ご自身の個別専門分野において、研究実績の面で1 2 3 最も高く評価できる国を3 ヶ国 米国 ヨーロッパ 日本 2b. この評価の判断基準は何ですか。 全体像は複雑である。 2c. ご自身の専門分野において、日本の研究活動の国極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない 際的順位を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 全般的な発表実績 2d. ご自分の専門分野・研究分野を全般的に見た場合極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない の日本の研究活動を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 全般的な発表実績 2e. この研究分野における日本の有力研究機関につ極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない いて、2a の国々の研究機関と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 全般的な発表実績 - 29 - 3. 具体的な長所と短所 優れた業績をあげた研究グループが日本に 存在する分野 3a. ご自身の研究分野に癌の遺伝学、アポトーシス おいて、日本が主に強いと 思われる分野 深さの面で日本が優れている分野 臨床研究 全般的に見て、日本に質の高い研究活動が 欠如している分野 3b. ご自身の研究分野に おいて、日本が弱いと思わ れる分野 部分的に強い分野が存在するが脆弱性が 著しい分野 4. 動向 4a. この分野において日本の研究者が行ってきた研究向上している 変化なし 低下している 活動全般を長期的に見た評価 ○ 4b. この分野において日本の有力研究機関が行ってき向上している 変化なし 低下している た研究活動を長期的に見た評価 ○ 4a と4b への補足コメント 4c. 全般的に見て、この変化はどのような形で示されて いますか。 向上している 変化なし 低下している 研究出版物の量 ○ 研究出版物の質 ○ 重要な研究結果 ○ 一般的研究活動 ○ 日本の研究者の国際的知名度 会議における存在感 ○ 国際的な共同研究への関与 その他(具体的に記載願います) 4d. ご自身の研究分野において、今後5 年~10 年間で 日本の研究活動は進展するとか、低下すか。「進展」の 場合、その回答の根拠は何ですか 具体的なことはわからない。全体的な4. 動向に基づい た意見である。 5. 研究インフラ ご自身の専門分野において、下記の研究資産に着目し て自国の状況と日本の状況を比べた場合、日本の状況 をどのように評価されますか 大幅に 優れて いる 優れて いる ほぼ同 じ 悪い 極めて 悪い 分から ない 5a. 大型、高額または最新鋭の設備・機材を利用 できる(国際的施設への加入状況も含まれる) ○ 5b. 小型設備・消耗品を利用できる ○ 5c. 図書館や情報サービスを利用できる ○ 5d. 熟練した研究者の供給(と確保) ○ 5e. 技師・支援要員の供給 ○ 5f. 研究活動の面で、研究責任者に与えられた期 間 ○ 上記以外に全般的コメント - 30 - (研究分野)神経科学・行動学〔神経生理学、作用、神経生物学〕 1. 一般認識 1a. ご自分の専門分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関についての認知度 高い 1b. ご自分の個別専門分野が含まれる研究分野について 幅広く見た場合、その分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関の認識度 高い 1c. ご自分の個別専門分野における日本の研究活動につ いての情報源 日本の研究者が執筆した研究文献を読む ○ 会議などで日本人研究者と会う ○ 会議などで日本人研究者が提出した論文の内容を聞く ○ 日本人研究者から研究に関する連絡を受ける ○ 日本の研究者・研究機関との公式な共同研究 日本の研究者・研究機関との非公式な共同研究 ○ 重要または興味のある研究の最新事情に関するニュース 日本の研究者との間で上記以外の関係がある(具体的に) 1d. 日本の研究者・研究機関との間で公式な共同研究の 経験 1e. ご自身の研究分野において、日本が下記の関与を行 っていることの認知度 国際的プロジェクトの資金拠出 ○ 大規模な世界的研究施設 ○ 大規模データベース 研究ネットワーク形成の推進に向けたメカニズム ○ 重要・独特の研究資料の提供 1f. 昨年、または過去5 年間で、日本の研究機関の研究成昨年 過去5 年間 果のうち、興味深いものや重要と思われるものを見たか。 1g. 1f で見たことがあると回答した場合、その具体的な内容 1h. これらの研究成果は、基礎研究、応用研究か。 2. 全体的評価 2a. ご自身の個別専門分野において、研究実績の面で1 2 3 最も高く評価できる国を3 ヶ国 米国 イギリス ドイツ 2b. この評価の判断基準は何ですか。 米国については質と量を判断基準とし、イギリスについ ては、資金投入額と科学的成果との比率である。 2c. ご自身の専門分野において、日本の研究活動の国極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない 際的順位を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 2d. ご自分の専門分野・研究分野を全般的に見た場合極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない の日本の研究活動を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 2e. この研究分野における日本の有力研究機関につ極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない いて、2a の国々の研究機関と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 - 31 - 3. 具体的な長所と短所 優れた業績をあげた研究グループが日本に 存在する分野 御子柴研究室の生物分子学、田中 (研究室)の認知神経科学 3a. ご自身の研究分野に おいて、日本が主に強いと 思われる分野 深さの面で日本が優れている分野 細胞骨格・自律神経系の研究 全般的に見て、日本に質の高い研究活動が 欠如している分野 3b. ご自身の研究分野に おいて、日本が弱いと思わ れる分野 部分的に強い分野が存在するが脆弱性が 著しい分野 4. 動向 4a. この分野において日本の研究者が行ってきた研究向上している 変化なし 低下している 活動全般を長期的に見た評価 ○ 4b. この分野において日本の有力研究機関が行ってき向上している 変化なし 低下している た研究活動を長期的に見た評価 ○ 4a と4b への補足コメント 4c. 全般的に見て、この変化はどのような形で示されて いますか。 向上している 変化なし 低下している 研究出版物の量 ○ 研究出版物の質 ○ 重要な研究結果 一般的研究活動 日本の研究者の国際的知名度 会議における存在感 国際的な共同研究への関与 その他(具体的に記載願います) 4d. ご自身の研究分野において、今後5 年~10 年間で 日本の研究活動は進展するとか、低下すか。「進展」の 場合、その回答の根拠は何ですか はい。昨今の前進と研究助成の増額を考えて、 そのように判断した。 5. 研究インフラ ご自身の専門分野において、下記の研究資産に着目し て自国の状況と日本の状況を比べた場合、日本の状況 をどのように評価されますか 大幅に 優れて いる 優れて いる ほぼ同 じ 悪い 極めて 悪い 分から ない 5a. 大型、高額または最新鋭の設備・機材を利用 できる(国際的施設への加入状況も含まれる) ○ 5b. 小型設備・消耗品を利用できる ○ 5c. 図書館や情報サービスを利用できる ○ 5d. 熟練した研究者の供給(と確保) 5e. 技師・支援要員の供給 ○ 5f. 研究活動の面で、研究責任者に与えられた期 間 上記以外に全般的コメント - 32 - (研究分野) 薬理学・毒性学〔プロテオミクス、毒物ゲノミクス〕 1. 一般認識 1a. ご自分の専門分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関についての認知度 高い 1b. ご自分の個別専門分野が含まれる研究分野について 幅広く見た場合、その分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関の認識度 高い 1c. ご自分の個別専門分野における日本の研究活動につ いての情報源 日本の研究者が執筆した研究文献を読む ○ 会議などで日本人研究者と会う ○ 会議などで日本人研究者が提出した論文の内容を聞く ○ 日本人研究者から研究に関する連絡を受ける ○ 日本の研究者・研究機関との公式な共同研究 日本の研究者・研究機関との非公式な共同研究 重要または興味のある研究の最新事情に関するニュース ○ 日本の研究者との間で上記以外の関係がある(具体的に) 1d. 日本の研究者・研究機関との間で公式な共同研究の 経験 IPCS やWHO における共同研究 1e. ご自身の研究分野において、日本が下記の関与を行 っていることの認知度 国際的プロジェクトの資金拠出 大規模な世界的研究施設 大規模データベース 研究ネットワーク形成の推進に向けたメカニズム 重要・独特の研究資料の提供 1f. 昨年、または過去5 年間で、日本の研究機関の研究成昨年 過去5 年間 果のうち、興味深いものや重要と思われるものを見たか。 ○ ○ 1g. 1f で見たことがあると回答した場合、その具体的な内容チップ技術を用いた化学物質の毒性ゲノミクス検査 1h. これらの研究成果は、基礎研究、応用研究か。 両方 2. 全体的評価 2a. ご自身の個別専門分野において、研究実績の面で1 2 3 最も高く評価できる国を3 ヶ国 米国/日本 日本/米国 イギリス 2b. この評価の判断基準は何ですか。 上記の諸点をすべて勘案した結果である。 2c. ご自身の専門分野において、日本の研究活動の国極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない 際的順位を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 助成金が多く、研究者の熟練度も極めて高いため。 2d. ご自分の専門分野・研究分野を全般的に見た場合極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない の日本の研究活動を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 毒物学関連の定期刊行物の発表内容は、ほぼ同じ割 合であり、クオリティも同程度である。 2e. この研究分野における日本の有力研究機関につ極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない いて、2a の国々の研究機関と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 上記を参照 - 33 - 3. 具体的な長所と短所 優れた業績をあげた研究グループが日本に 存在する分野 3a. ご自身の研究分野に おいて、日本が主に強いと 思われる分野 深さの面で日本が優れている分野 全般的に見て、日本に質の高い研究活動が 欠如している分野 3b. ご自身の研究分野に おいて、日本が弱いと思わ れる分野 部分的に強い分野が存在するが脆弱性が 著しい分野 4. 動向 4a. この分野において日本の研究者が行ってきた研究向上している 変化なし 低下している 活動全般を長期的に見た評価 ○ 4b. この分野において日本の有力研究機関が行ってき向上している 変化なし 低下している た研究活動を長期的に見た評価 ○ 4a と4b への補足コメント 4c. 全般的に見て、この変化はどのような形で示されて いますか。 向上している 変化なし 低下している 研究出版物の量 ○ 研究出版物の質 ○ 重要な研究結果 ○ 一般的研究活動 日本の研究者の国際的知名度 ○ 会議における存在感 ○ 国際的な共同研究への関与 その他(具体的に記載願います) 4d. ご自身の研究分野において、今後5 年~10 年間で 日本の研究活動は進展するとか、低下すか。「進展」の 場合、その回答の根拠は何ですか 支出額を見ると、今後発展していく可能性が示されてい る。 5. 研究インフラ ご自身の専門分野において、下記の研究資産に着目し て自国の状況と日本の状況を比べた場合、日本の状況 をどのように評価されますか 大幅に 優れて いる 優れて いる ほぼ同 じ 悪い 極めて 悪い 分から ない 5a. 大型、高額または最新鋭の設備・機材を利用 できる(国際的施設への加入状況も含まれる) 5b. 小型設備・消耗品を利用できる 5c. 図書館や情報サービスを利用できる 5d. 熟練した研究者の供給(と確保) 5e. 技師・支援要員の供給 5f. 研究活動の面で、研究責任者に与えられた期 間 上記以外に全般的コメント 実際問題としてコメントできない。 - 34 - (研究分野) 植物学・動物学〔植物の生体生理学〕 1. 一般認識 1a. ご自分の専門分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関についての認知度 低い 1b. ご自分の個別専門分野が含まれる研究分野について 幅広く見た場合、その分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関の認識度 低い 1c. ご自分の個別専門分野における日本の研究活動につ いての情報源 ○ 日本の研究者が執筆した研究文献を読む ○ 会議などで日本人研究者と会う 会議などで日本人研究者が提出した論文の内容を聞く ○ 日本人研究者から研究に関する連絡を受ける 日本の研究者・研究機関との公式な共同研究 ○ 日本の研究者・研究機関との非公式な共同研究 重要または興味のある研究の最新事情に関するニュース 日本の研究者との間で上記以外の関係がある(具体的に) 1d. 日本の研究者・研究機関との間で公式な共同研究の 経験 国際的専門誌での発表に際して、日本人研究者の 関与も得て共同研究を行ったことがある。 1e. ご自身の研究分野において、日本が下記の関与を行 っていることの認知度 国際的プロジェクトの資金拠出 大規模な世界的研究施設 大規模データベース 研究ネットワーク形成の推進に向けたメカニズム ○ 重要・独特の研究資料の提供 ○ 1f. 昨年、または過去5 年間で、日本の研究機関の研究成昨年 過去5 年間 果のうち、興味深いものや重要と思われるものを見たか。 1g. 1f で見たことがあると回答した場合、その具体的な内容 1h. これらの研究成果は、基礎研究、応用研究か。 2. 全体的評価 2a. ご自身の個別専門分野において、研究実績の面で1 2 3 最も高く評価できる国を3 ヶ国 米国 イギリス ドイツ 2b. この評価の判断基準は何ですか。 - 最近は、有力な国際的専門誌で発表を行うことが重 要になっている。 - インフラの資金助成 2c. ご自身の専門分野において、日本の研究活動の国極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない 際的順位を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 2d. ご自分の専門分野・研究分野を全般的に見た場合の日極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 本の研究活動を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 2e. この研究分野における日本の有力研究機関について、極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 2a の国々の研究機関と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 - 35 - 3. 具体的な長所と短所 優れた業績をあげた研究グループが日本に存 在する分野 - 温室効果ガス排出関連の取り組み - C4 光合成 3a. ご自身の研究分野にお いて、日本が主に強いと思わ れる分野 深さの面で日本が優れている分野 全般的に見て、日本に質の高い研究活動が欠 如している分野 - 自然生態系への取り組み 3b. ご自身の研究分野にお いて、日本が弱いと思われる 分野 部分的に強い分野が存在するが脆弱性が著し い分野 4. 動向 4a. この分野において日本の研究者が行ってきた研究活動向上している 変化なし 低下している 全般を長期的に見た評価 ○ 4b. この分野において日本の有力研究機関が行ってきた研向上している 変化なし 低下している 究活動を長期的に見た評価 ○ 4a と4b への補足コメント - 日本の研究機関が実施した昨今の研究活動について知 識が皆無、またはほぼ皆無である場合、一般的に、この種 の質問は回答が困難である。 4c. 全般的に見て、この変化はどのような形で示されていま すか。 向上している 変化なし 低下している 研究出版物の量 研究出版物の質 ○ 重要な研究結果 一般的研究活動 日本の研究者の国際的知名度 ○ 会議における存在感 ○ 国際的な共同研究への関与 ○ その他(具体的に記載願います) 4d. ご自身の研究分野において、今後5年~10年間で日本 の研究活動は進展するとか、低下すか。「進展」の場合、そ の回答の根拠は何ですか 全く分かりません。 5. 研究インフラ ご自身の専門分野において、下記の研究資産に着目して自 国の状況と日本の状況を比べた場合、日本の状況をどのよ うに評価されますか 大幅に 優れて いる 優れて いる ほぼ同 じ 悪い 極めて 悪い 分から ない 5a. 大型、高額または最新鋭の設備・機材を利用できる (国際的施設への加入状況も含まれる) ○ 5b. 小型設備・消耗品を利用できる ○ 5c. 図書館や情報サービスを利用できる ○ 5d. 熟練した研究者の供給(と確保) ○ 5e. 技師・支援要員の供給 ○ 5f. 研究活動の面で、研究責任者に与えられた期間 ○ 上記以外に全般的コメント - 36 - (研究分野) 計算機科学-基礎〔決定理論、ロボティックス〕 1. 一般認識 1a. ご自分の専門分野における日本の研究活動、研究者、研究 機関についての認知度 低い 1b. ご自分の個別専門分野が含まれる研究分野について幅広 く見た場合、その分野における日本の研究活動、研究者、研究 機関の認識度 高い 1c. ご自分の個別専門分野における日本の研究活動について の情報源 日本の研究者が執筆した研究文献を読む ○ 会議などで日本人研究者と会う ○ 会議などで日本人研究者が提出した論文の内容を聞く ○ 日本人研究者から研究に関する連絡を受ける 日本の研究者・研究機関との公式な共同研究 日本の研究者・研究機関との非公式な共同研究 ○ 重要または興味のある研究の最新事情に関するニュース ○ 日本の研究者との間で上記以外の関係がある(具体的に) 1d. 日本の研究者・研究機関との間で公式な共同研究の経験 1e. ご自身の研究分野において、日本が下記の関与を行って いることの認知度 国際的プロジェクトの資金拠出 大規模な世界的研究施設 ○ 大規模データベース 研究ネットワーク形成の推進に向けたメカニズム 重要・独特の研究資料の提供 1f. 昨年、または過去5 年間で、日本の研究機関の研究成果の昨年 過去5 年間 うち、興味深いものや重要と思われるものを見たか。 ○ 1g. 1f で見たことがあると回答した場合、その具体的な内容 - 「基礎研究」というよりは、技術の応用分野で多い (例、移動体通信の応用) 1h. これらの研究成果は、基礎研究、応用研究か。 - 応用研究 2. 全体的評価 2a. ご自身の個別専門分野において、研究実績の面で最も1 2 3 高く評価できる国を3 ヶ国 米国 イギリス 日本 2b. この評価の判断基準は何ですか。 - 資金助成の水準、運用構造の公開性 2c. ご自身の専門分野において、日本の研究活動の国際的極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 順位を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 - 日本の状況は、米国よりも弱いと思われますが、イギリス とはほぼ同水準であると考えられる。 2d. ご自分の専門分野・研究分野を全般的に見た場合の日極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 本の研究活動を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 2e. この研究分野における日本の有力研究機関について、極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 2a の国々の研究機関と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 - 実際問題として、米国やイギリスの研究機関と日本の研究機関とをどのように比較す ればよいのか分からないが、特定の強みがあるものと考えている。例えば、東京大 学の場合、コンピューター・サイエンス分野で世界の上位50大学にランクされている - 37 - し、日本にはIBMやソニーのような産業界の研究所も数多く存在している。 3. 具体的な長所と短所 優れた業績をあげた研究グループが日本に存 在する分野 - ロボット工学 - ユビキタス・コンピューティング - 神経回路網 3a. ご自身の研究分野にお いて、日本が主に強いと思わ れる分野 深さの面で日本が優れている分野 全般的に見て、日本に質の高い研究活動が欠 如している分野 - 統計学や決定理論といった基礎研 究分野がそれほど強くない。 3b. ご自身の研究分野にお いて、日本が弱いと思われる 分野 部分的に強い分野が存在するが脆弱性が著し い分野 4. 動向 4a. この分野において日本の研究者が行ってきた研究活動向上している 変化なし 低下している 全般を長期的に見た評価 ○ 4b. この分野において日本の有力研究機関が行ってきた研向上している 変化なし 低下している 究活動を長期的に見た評価 ○ 4a と4b への補足コメント 4c. 全般的に見て、この変化はどのような形で示されていま すか。 向上している 変化なし 低下している 研究出版物の量 研究出版物の質 重要な研究結果 一般的研究活動 ○ 日本の研究者の国際的知名度 ○ 会議における存在感 ○ 国際的な共同研究への関与 その他(具体的に記載願います) 4d. ご自身の研究分野において、今後5年~10年間で日本 の研究活動は進展するとか、低下すか。「進展」の場合、そ の回答の根拠は何ですか - はい。この点は、全世界的に見て重要な戦略的分野であり、特に日本 経済との関係で重要であるので、今後10 年程度はコンピューター・サイ エンス分野における研究活動に重点を置いているように見受けられる。 5. 研究インフラ ご自身の専門分野において、下記の研究資産に着目して自 国の状況と日本の状況を比べた場合、日本の状況をどのよ うに評価されますか 大幅に 優れて いる 優れて いる ほぼ同 じ 悪い 極めて 悪い 分から ない 5a. 大型、高額または最新鋭の設備・機材を利用できる (国際的施設への加入状況も含まれる) ○ 5b. 小型設備・消耗品を利用できる ○ 5c. 図書館や情報サービスを利用できる ○ 5d. 熟練した研究者の供給(と確保) ○ 5e. 技師・支援要員の供給 ○ 5f. 研究活動の面で、研究責任者に与えられた期間 ○ 上記以外に全般的コメント - 会議で日本の研究者と顔を合わせるとき、たいていの場合、日本人研究者の英語の語学力が極めて乏し いと思う。この点を改善しなければ、我が国の研究者との間で国際的共同研究を進展させていくのは難しいと 思う。というのも、我が国では、個人的なつながりが非常に重視されるからである。 - コンピューター・サイエンスの分野で日本の研究者や研究機関との間で公式な協力関係(例、EU 日本間 の合意を通じたものなど)が増えることについて、スペインとしては、おそらく歓迎していると思う。 - 38 - (研究分野) 計算機科学-応用〔構造予測〕 1. 一般認識 1a. ご自分の専門分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関についての認知度 低い 1b. ご自分の個別専門分野が含まれる研究分野について 幅広く見た場合、その分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関の認識度 高い 1c. ご自分の個別専門分野における日本の研究活動につ いての情報源 日本の研究者が執筆した研究文献を読む ○ 会議などで日本人研究者と会う ○ 会議などで日本人研究者が提出した論文の内容を聞く ○ 日本人研究者から研究に関する連絡を受ける 日本の研究者・研究機関との公式な共同研究 日本の研究者・研究機関との非公式な共同研究 重要または興味のある研究の最新事情に関するニュース 日本の研究者との間で上記以外の関係がある(具体的に) 1d. 日本の研究者・研究機関との間で公式な共同研究の 経験 1e. ご自身の研究分野において、日本が下記の関与を行 っていることの認知度 国際的プロジェクトの資金拠出 大規模な世界的研究施設 ○ 大規模データベース 研究ネットワーク形成の推進に向けたメカニズム 重要・独特の研究資料の提供 1f. 昨年、または過去5 年間で、日本の研究機関の研究成昨年 過去5 年間 果のうち、興味深いものや重要と思われるものを見たか。 ○ 1g. 1f で見たことがあると回答した場合、その具体的な内容地球シミュレータの設置- HPC(高度コンピューティ ング技術)のフロンティア開拓が大きく前進していま す。 1h. これらの研究成果は、基礎研究、応用研究か。 両方 2. 全体的評価 2a. ご自身の個別専門分野において、研究実績の面で1 2 3 最も高く評価できる国を3 ヶ国 米国 イギリス その他(EU 、日 本) 2b. この評価の判断基準は何ですか。 クオリティ、資金助成、施設 2c. ご自身の専門分野において、日本の研究活動の国極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない 際的順位を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 2d. ご自分の専門分野・研究分野を全般的に見た場合の日極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 本の研究活動を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 2e. この研究分野における日本の有力研究機関について、極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 2a の国々の研究機関と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 - 39 - 3. 具体的な長所と短所 優れた業績をあげた研究グループが日本に存 在する分野 地球科学における高性能シミュレーシ ョン 3a. ご自身の研究分野にお いて、日本が主に強いと思わ れる分野 深さの面で日本が優れている分野 クラスタ・コンピューティング、生命情報 科学 全般的に見て、日本に質の高い研究活動が欠 如している分野 全般的に見て、日本に質の高い研究 活動が欠如している分野 3b. ご自身の研究分野にお いて、日本が弱いと思われる 分野 部分的に強い分野が存在するが脆弱性が著し い分野 部分的に強い分野が存在するが脆弱 性が著しい分野 4. 動向 4a. この分野において日本の研究者が行ってきた研究活動向上している 変化なし 低下している 全般を長期的に見た評価 ○ 4b. この分野において日本の有力研究機関が行ってきた研向上している 変化なし 低下している 究活動を長期的に見た評価 ○ 4a と4b への補足コメント 4c. 全般的に見て、この変化はどのような形で示されていま すか。 向上している 変化なし 低下している 研究出版物の量 ○ 研究出版物の質 ○ 重要な研究結果 ○ 一般的研究活動 日本の研究者の国際的知名度 ○ 会議における存在感 ○ 国際的な共同研究への関与 ○ その他(具体的に記載願います) 4d. ご自身の研究分野において、今後5年~10年間で日本 の研究活動は進展するとか、低下すか。「進展」の場合、そ の回答の根拠は何ですか 5. 研究インフラ ご自身の専門分野において、下記の研究資産に着目して自 国の状況と日本の状況を比べた場合、日本の状況をどのよ うに評価されますか 大幅に 優れて いる 優れて いる ほぼ同 じ 悪い 極めて 悪い 分から ない 5a. 大型、高額または最新鋭の設備・機材を利用できる (国際的施設への加入状況も含まれる) ○ 5b. 小型設備・消耗品を利用できる ○ 5c. 図書館や情報サービスを利用できる ○ 5d. 熟練した研究者の供給(と確保) ○ 5e. 技師・支援要員の供給 ○ 5f. 研究活動の面で、研究責任者に与えられた期間 ○ 上記以外に全般的コメント - 40 - (研究分野) 工学-電気・電子工学〔ディスプレー、半導体〕 1. 一般認識 1a. ご自分の専門分野における日本の研究活動、研究者、研究 機関についての認知度 高い 1b. ご自分の個別専門分野が含まれる研究分野について幅広 く見た場合、その分野における日本の研究活動、研究者、研究 機関の認識度 高い 1c. ご自分の個別専門分野における日本の研究活動について の情報源 日本の研究者が執筆した研究文献を読む ○ 会議などで日本人研究者と会う ○ 会議などで日本人研究者が提出した論文の内容を聞く ○ 日本人研究者から研究に関する連絡を受ける ○ 日本の研究者・研究機関との公式な共同研究 ○ 日本の研究者・研究機関との非公式な共同研究 ○ 重要または興味のある研究の最新事情に関するニュース ○ 日本の研究者との間で上記以外の関係がある(具体的に) 1d. 日本の研究者・研究機関との間で公式な共同研究の経験 - SORSTプロジェクト(以前の名称はCRESTプロジェクト)の資金助成により、 東北工業大学と共同研究活動を行ったことがある。また、 川崎重工業や新日鉄など の日本の業界側研究機関とも共同研究活動を行ったこともある。 1e. ご自身の研究分野において、日本が下記の関与を行って いることの認知度 国際的プロジェクトの資金拠出 ○ 大規模な世界的研究施設 ○ 大規模データベース 研究ネットワーク形成の推進に向けたメカニズム ○ 重要・独特の研究資料の提供 ○ 1f. 昨年、または過去5 年間で、日本の研究機関の研究成果の昨年 過去5 年間 うち、興味深いものや重要と思われるものを見たか。 ○ ○ 1g. 1f で見たことがあると回答した場合、その具体的な内容 - 日本の電子系企業の研究グループを見ると、過去5年間で何らか の形で有意義な成果をあげているケースが大半である。 1h. これらの研究成果は、基礎研究、応用研究か。 - 主に応用研究 2. 全体的評価 2a. ご自身の個別専門分野において、研究実績の面で最も1 2 3 高く評価できる国を3 ヶ国 韓国 日本 台湾 2b. この評価の判断基準は何ですか。 - 製品に関する専門知識水準(応用研究)を主な判断材料にした。 2c. ご自身の専門分野において、日本の研究活動の国際的極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 順位を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 2d. ご自分の専門分野・研究分野を全般的に見た場合の日極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 本の研究活動を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 2e. この研究分野における日本の有力研究機関について、極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 2a の国々の研究機関と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 この分野では、日本と韓国との間に、さほどの差は存在しない。 - 41 - 3. 具体的な長所と短所 優れた業績をあげた研究グループが日本に存 在する分野 - 分かりません。 3a. ご自身の研究分野にお いて、日本が主に強いと思わ れる分野 深さの面で日本が優れている分野 - アクティブマトリクス液晶ディスプレ ー 全般的に見て、日本に質の高い研究活動が欠 如している分野 - ダイアモンド - 炭素 3b. ご自身の研究分野にお いて、日本が弱いと思われる 分野 部分的に強い分野が存在するが脆弱性が著し い分野 4. 動向 4a. この分野において日本の研究者が行ってきた研究活動向上している 変化なし 低下している 全般を長期的に見た評価 ○ 4b. この分野において日本の有力研究機関が行ってきた研向上している 変化なし 低下している 究活動を長期的に見た評価 ○ 4a と4b への補足コメント 東京大学、京都大学、大阪大学のような日本の大学の一部 では、電気工学・電子工学の分野で優れた研究成果が広く 生み出されている。 4c. 全般的に見て、この変化はどのような形で示されていま すか。 向上している 変化なし 低下している 研究出版物の量 研究出版物の質 重要な研究結果 ○ 一般的研究活動 ○ 日本の研究者の国際的知名度 ○ 会議における存在感 ○ 国際的な共同研究への関与 ○ その他(具体的に記載願います) 4d. ご自身の研究分野において、今後5年~10年間で日本 の研究活動は進展するとか、低下すか。「進展」の場合、そ の回答の根拠は何ですか - 回答が困難です。例えば、これまでに話したことがある 日本の業界側関係者の姿勢は、資金投入水準が向上して いるため、以前に比べれば積極的な態度になっているよう に見受けられます。 5. 研究インフラ ご自身の専門分野において、下記の研究資産に着目して自 国の状況と日本の状況を比べた場合、日本の状況をどのよ うに評価されますか 大幅に 優れて いる 優れて いる ほぼ同 じ 悪い 極めて 悪い 分から ない 5a. 大型、高額または最新鋭の設備・機材を利用できる (国際的施設への加入状況も含まれる) ○ 5b. 小型設備・消耗品を利用できる ○ 5c. 図書館や情報サービスを利用できる ○ 5d. 熟練した研究者の供給(と確保) ○ 5e. 技師・支援要員の供給 ○ 5f. 研究活動の面で、研究責任者に与えられた期間 ○ 上記以外に全般的コメント - 42 - (研究分野) 工学-機械工学〔燃焼、音響効果〕 1. 一般認識 1a. ご自分の専門分野における日本の研究活動、研究者、研究 機関についての認知度 低い 1b. ご自分の個別専門分野が含まれる研究分野について幅広 く見た場合、その分野における日本の研究活動、研究者、研究 機関の認識度 低い 1c. ご自分の個別専門分野における日本の研究活動について の情報源 日本の研究者が執筆した研究文献を読む ○ 会議などで日本人研究者と会う ○ 会議などで日本人研究者が提出した論文の内容を聞く ○ 日本人研究者から研究に関する連絡を受ける ○ 日本の研究者・研究機関との公式な共同研究 ○ 日本の研究者・研究機関との非公式な共同研究 重要または興味のある研究の最新事情に関するニュース 日本の研究者との間で上記以外の関係がある(具体的に) 1d. 日本の研究者・研究機関との間で公式な共同研究の経験 1) 超音速飛行機向け低排出型コンバスターに関する共同ESPRプロジェクトを通じ て(すでに終了)。2) 私の研究所に在籍したことがある日本企業2社(石川島播磨、 三菱重工業)出身の客員研究員を通じて(すでに終了) 1e. ご自身の研究分野において、日本が下記の関与を行って いることの認知度 国際的プロジェクトの資金拠出 ○ 大規模な世界的研究施設 ○ 大規模データベース 研究ネットワーク形成の推進に向けたメカニズム 重要・独特の研究資料の提供 1f. 昨年、または過去5 年間で、日本の研究機関の研究成果の昨年 過去5 年間 うち、興味深いものや重要と思われるものを見たか。 ○ 1g. 1f で見たことがあると回答した場合、その具体的な内容 1)高速列車の技術では世界のリーダー2) 大型コンピューター・シミュ レーション 1h. これらの研究成果は、基礎研究、応用研究か。 応用 2. 全体的評価 2a. ご自身の個別専門分野において、研究実績の面で最も1 2 3 高く評価できる国を3 ヶ国 米国 イギリス ドイツ 2b. この評価の判断基準は何ですか。 研究のクオリティ 2c. ご自身の専門分野において、日本の研究活動の国際的極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 順位を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 新機軸の欠如、産学連携が弱い 2d. ご自分の専門分野・研究分野を全般的に見た場合の日極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 本の研究活動を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 上記と同じ 2e. この研究分野における日本の有力研究機関について、極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 2a の国々の研究機関と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 施設は充実しています。 - 43 - 3. 具体的な長所と短所 優れた業績をあげた研究グループが日本に存 在する分野 高性能コンピューターを用いたシミュレ ーション 3a. ご自身の研究分野にお いて、日本が主に強いと思わ れる分野 深さの面で日本が優れている分野 分かりません。 全般的に見て、日本に質の高い研究活動が欠 如している分野 回答できません。日本の研究活動につ いて私自身がよく知らないということと、 日本において研究活動が行われてい ないことについて、明確な形で区別で きないからです。 3b. ご自身の研究分野にお いて、日本が弱いと思われる 分野 部分的に強い分野が存在するが脆弱性が著し い分野 4. 動向 4a. この分野において日本の研究者が行ってきた研究活動向上している 変化なし 低下している 全般を長期的に見た評価 ○ 4b. この分野において日本の有力研究機関が行ってきた研向上している 変化なし 低下している 究活動を長期的に見た評価 ○ 4a と4b への補足コメント 資金助成の重点項目が変化しているため、活動水準が減退 しているように思えます。資金助成が抑制されているため、 日本人研究者の国際的露出度が低下しています。 4c. 全般的に見て、この変化はどのような形で示されていま すか。 向上している 変化なし 低下している 研究出版物の量 ○ 研究出版物の質 ○ 重要な研究結果 ○ 一般的研究活動 ○ 日本の研究者の国際的知名度 ○ 会議における存在感 ○ 国際的な共同研究への関与 ○ その他(具体的に記載願います) 4d. ご自身の研究分野において、今後5年~10年間で日本 の研究活動は進展するとか、低下すか。「進展」の場合、そ の回答の根拠は何ですか 今後5 年から10 年については、何も回答できません。政策 判断によって左右されることになると思います。ここ5 年間で は減退しています。 5. 研究インフラ ご自身の専門分野において、下記の研究資産に着目して自 国の状況と日本の状況を比べた場合、日本の状況をどのよ うに評価されますか 大幅に 優れて いる 優れて いる ほぼ同 じ 悪い 極めて 悪い 分から ない 5a. 大型、高額または最新鋭の設備・機材を利用できる (国際的施設への加入状況も含まれる) ○ 5b. 小型設備・消耗品を利用できる ○ 5c. 図書館や情報サービスを利用できる 分から ない 5d. 熟練した研究者の供給(と確保) ○ 5e. 技師・支援要員の供給 ○ 5f. 研究活動の面で、研究責任者に与えられた期間 ○ 上記以外に全般的コメント - 44 - (研究分野) 数学 1. 一般認識 1a. ご自分の専門分野における日本の研究活動、研究者、研究 機関についての認知度 高い 1b. ご自分の個別専門分野が含まれる研究分野について幅広 く見た場合、その分野における日本の研究活動、研究者、研究 機関の認識度 低い 1c. ご自分の個別専門分野における日本の研究活動について の情報源 日本の研究者が執筆した研究文献を読む ○ 会議などで日本人研究者と会う ○ 会議などで日本人研究者が提出した論文の内容を聞く ○ 日本人研究者から研究に関する連絡を受ける ○ 日本の研究者・研究機関との公式な共同研究 日本の研究者・研究機関との非公式な共同研究 ○ 重要または興味のある研究の最新事情に関するニュース ○ 日本の研究者との間で上記以外の関係がある(具体的に) 1d. 日本の研究者・研究機関との間で公式な共同研究の経験 研究助成を伴った公式の共同研究に従事したことはあり ませんが、日本で開催される会議への参加要請は受け たことがあります。また、私が所属する学部に日本から客 員研究員2 名を受け入れたことがあります。 1e. ご自身の研究分野において、日本が下記の関与を行って いることの認知度 国際的プロジェクトの資金拠出 ○ 大規模な世界的研究施設 大規模データベース 研究ネットワーク形成の推進に向けたメカニズム ○ 重要・独特の研究資料の提供 1f. 昨年、または過去5 年間で、日本の研究機関の研究成果の昨年 過去5 年間 うち、興味深いものや重要と思われるものを見たか。 いいえ いいえ 1g. 1f で見たことがあると回答した場合、その具体的な内容 1h. これらの研究成果は、基礎研究、応用研究か。 2. 全体的評価 2a. ご自身の個別専門分野において、研究実績の面で最も1 2 3 高く評価できる国を3 ヶ国 米国 ロシア フランス 2b. この評価の判断基準は何ですか。 研究成果のクオリティ、国際的な意味での存在感 2c. ご自身の専門分野において、日本の研究活動の国際的極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 順位を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 (2)の「弱い」と(3)の「ほぼ同じ」の中間であろうと思います。 2d. ご自分の専門分野・研究分野を全般的に見た場合の日極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 本の研究活動を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 2e. この研究分野における日本の有力研究機関について、極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 2a の国々の研究機関と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 - 京都大学と東京大学は、有力な国際的研究機関と同等。 - 45 - 3. 具体的な長所と短所 優れた業績をあげた研究グループが日本に存 在する分野 - 代数幾何学 - 微分幾何学 3a. ご自身の研究分野にお いて、日本が主に強いと思わ れる分野 深さの面で日本が優れている分野 全般的に見て、日本に質の高い研究活動が欠 如している分野 - 理論物理学との関連性 3b. ご自身の研究分野にお いて、日本が弱いと思われる 分野 部分的に強い分野が存在するが脆弱性が著し い分野 4. 動向 4a. この分野において日本の研究者が行ってきた研究活動向上している 変化なし 低下している 全般を長期的に見た評価 ○ 4b. この分野において日本の有力研究機関が行ってきた研向上している 変化なし 低下している 究活動を長期的に見た評価 ○ 4a と4b への補足コメント 4c. 全般的に見て、この変化はどのような形で示されていま すか。 向上している 変化なし 低下している 研究出版物の量 ○ 研究出版物の質 ○ 重要な研究結果 ○ 一般的研究活動 ○ 日本の研究者の国際的知名度 ○ 会議における存在感 ○ 国際的な共同研究への関与 ○ その他(具体的に記載願います) 4d. ご自身の研究分野において、今後5年~10年間で日本 の研究活動は進展するとか、低下すか。「進展」の場合、そ の回答の根拠は何ですか 進展していく公算が大きいと思いますが、この見解を裏付け る証拠はありません。 5. 研究インフラ ご自身の専門分野において、下記の研究資産に着目して自 国の状況と日本の状況を比べた場合、日本の状況をどのよ うに評価されますか 大幅に 優れて いる 優れて いる ほぼ同 じ 悪い 極めて 悪い 分から ない 5a. 大型、高額または最新鋭の設備・機材を利用できる (国際的施設への加入状況も含まれる) ○ 5b. 小型設備・消耗品を利用できる ○ 5c. 図書館や情報サービスを利用できる ○ 5d. 熟練した研究者の供給(と確保) ○ 5e. 技師・支援要員の供給 ○ 5f. 研究活動の面で、研究責任者に与えられた期間 ○ 上記以外に全般的コメント - 46 - (研究分野) 環境学・生態学1〔大気化学〕 1. 一般認識 1a. ご自分の専門分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関についての認知度 高い 1b. ご自分の個別専門分野が含まれる研究分野について 幅広く見た場合、その分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関の認識度 高い 1c. ご自分の個別専門分野における日本の研究活動につ いての情報源 日本の研究者が執筆した研究文献を読む ○ 会議などで日本人研究者と会う ○ 会議などで日本人研究者が提出した論文の内容を聞く ○ 日本人研究者から研究に関する連絡を受ける ○ 日本の研究者・研究機関との公式な共同研究 ○ 日本の研究者・研究機関との非公式な共同研究 ○ 重要または興味のある研究の最新事情に関するニュース 日本の研究者との間で上記以外の関係がある(具体的に) 1d. 日本の研究者・研究機関との間で公式な共同研究の 経験 1e. ご自身の研究分野において、日本が下記の関与を行 っていることの認知度 国際的プロジェクトの資金拠出 大規模な世界的研究施設 大規模データベース 研究ネットワーク形成の推進に向けたメカニズム 重要・独特の研究資料の提供 1f. 昨年、または過去5 年間で、日本の研究機関の研究成昨年 過去5 年間 果のうち、興味深いものや重要と思われるものを見たか。 1g. 1f で見たことがあると回答した場合、その具体的な内容 1h. これらの研究成果は、基礎研究、応用研究か。 2. 全体的評価 2a. ご自身の個別専門分野において、研究実績の面で1 2 3 最も高く評価できる国を3 ヶ国 米国 イギリス ドイツ 2b. この評価の判断基準は何ですか。 2c. ご自身の専門分野において、日本の研究活動の国極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない 際的順位を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 量的側面で弱く、また質的な面でも弱いと思われます。 2d. ご自分の専門分野・研究分野を全般的に見た場合極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない の日本の研究活動を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 量的側面で弱く、また質的な面でも弱いと思われます。 2e. この研究分野における日本の有力研究機関につ極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない いて、2a の国々の研究機関と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 - 47 - 3. 具体的な長所と短所 優れた業績をあげた研究グループが日本に 存在する分野 3a. ご自身の研究分野に生物圏 - 大気の相互作用 おいて、日本が主に強いと 思われる分野 深さの面で日本が優れている分野 全般的に見て、日本に質の高い研究活動が 欠如している分野 3b. ご自身の研究分野に おいて、日本が弱いと思わ れる分野 部分的に強い分野が存在するが脆弱性が 著しい分野 大気化学 4. 動向 4a. この分野において日本の研究者が行ってきた研究向上している 変化なし 低下している 活動全般を長期的に見た評価 ○ 4b. この分野において日本の有力研究機関が行ってき向上している 変化なし 低下している た研究活動を長期的に見た評価 ○ 4a と4b への補足コメント 4c. 全般的に見て、この変化はどのような形で示されて いますか。 向上している 変化なし 低下している 研究出版物の量 ○ 研究出版物の質 ○ 重要な研究結果 ○ 一般的研究活動 ○ 日本の研究者の国際的知名度 ○ 会議における存在感 ○ 国際的な共同研究への関与 ○ その他(具体的に記載願います) 4d. ご自身の研究分野において、今後5 年~10 年間で 日本の研究活動は進展するとか、低下すか。「進展」の 場合、その回答の根拠は何ですか 5. 研究インフラ ご自身の専門分野において、下記の研究資産に着目し て自国の状況と日本の状況を比べた場合、日本の状況 をどのように評価されますか 大幅に 優れて いる 優れて いる ほぼ同 じ 悪い 極めて 悪い 分から ない 5a. 大型、高額または最新鋭の設備・機材を利用 できる(国際的施設への加入状況も含まれる) ○ 5b. 小型設備・消耗品を利用できる ○ 5c. 図書館や情報サービスを利用できる ○ 5d. 熟練した研究者の供給(と確保) ○ 5e. 技師・支援要員の供給 ○ 5f. 研究活動の面で、研究責任者に与えられた期 間 ○ 上記以外に全般的コメント - 48 - (研究分野) 環境学・生態学2〔ヒトの健康に対する影響〕 1. 一般認識 1a. ご自分の専門分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関についての認知度 低い 1b. ご自分の個別専門分野が含まれる研究分野について 幅広く見た場合、その分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関の認識度 低い 1c. ご自分の個別専門分野における日本の研究活動につ いての情報源 日本の研究者が執筆した研究文献を読む ○ 会議などで日本人研究者と会う ○ 会議などで日本人研究者が提出した論文の内容を聞く ○ 日本人研究者から研究に関する連絡を受ける 日本の研究者・研究機関との公式な共同研究 日本の研究者・研究機関との非公式な共同研究 重要または興味のある研究の最新事情に関するニュース 日本の研究者との間で上記以外の関係がある(具体的に) 1d. 日本の研究者・研究機関との間で公式な共同研究の 経験 1e. ご自身の研究分野において、日本が下記の関与を行 っていることの認知度 国際的プロジェクトの資金拠出 大規模な世界的研究施設 大規模データベース 研究ネットワーク形成の推進に向けたメカニズム 重要・独特の研究資料の提供 1f. 昨年、または過去5 年間で、日本の研究機関の研究成昨年 過去5 年間 果のうち、興味深いものや重要と思われるものを見たか。 1g. 1f で見たことがあると回答した場合、その具体的な内容 1h. これらの研究成果は、基礎研究、応用研究か。 2. 全体的評価 2a. ご自身の個別専門分野において、研究実績の面で1 2 3 最も高く評価できる国を3 ヶ国 米国 EU 2b. この評価の判断基準は何ですか。 2c. ご自身の専門分野において、日本の研究活動の国極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない 際的順位を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 2d. ご自分の専門分野・研究分野を全般的に見た場合極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない の日本の研究活動を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 2e. この研究分野における日本の有力研究機関につ極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない いて、2a の国々の研究機関と比較した評価 この回答に関するコメント・理由 - 49 - 3. 具体的な長所と短所 優れた業績をあげた研究グループが日本に 存在する分野 3a. ご自身の研究分野に おいて、日本が主に強いと 思われる分野 深さの面で日本が優れている分野 全般的に見て、日本に質の高い研究活動が 欠如している分野 3b. ご自身の研究分野に おいて、日本が弱いと思わ れる分野 部分的に強い分野が存在するが脆弱性が 著しい分野 4. 動向 4a. この分野において日本の研究者が行ってきた研究向上している 変化なし 低下している 活動全般を長期的に見た評価 4b. この分野において日本の有力研究機関が行ってき向上している 変化なし 低下している た研究活動を長期的に見た評価 4a と4b への補足コメント 4c. 全般的に見て、この変化はどのような形で示されて いますか。 向上している 変化なし 低下している 研究出版物の量 研究出版物の質 重要な研究結果 一般的研究活動 日本の研究者の国際的知名度 会議における存在感 国際的な共同研究への関与 その他(具体的に記載願います) 4d. ご自身の研究分野において、今後5 年~10 年間で 日本の研究活動は進展するとか、低下すか。「進展」の 場合、その回答の根拠は何ですか 5. 研究インフラ ご自身の専門分野において、下記の研究資産に着目し て自国の状況と日本の状況を比べた場合、日本の状況 をどのように評価されますか 大幅に 優れて いる 優れて いる ほぼ同 じ 悪い 極めて 悪い 分から ない 5a. 大型、高額または最新鋭の設備・機材を利用 できる(国際的施設への加入状況も含まれる) 5b. 小型設備・消耗品を利用できる 5c. 図書館や情報サービスを利用できる 5d. 熟練した研究者の供給(と確保) 5e. 技師・支援要員の供給 5f. 研究活動の面で、研究責任者に与えられた期 間 上記以外に全般的コメント - 50 - (研究分野) 環境学・生態学3〔土地の劣化〕 1. 一般認識 1a. ご自分の専門分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関についての認知度 分からない 1b. ご自分の個別専門分野が含まれる研究分野について 幅広く見た場合、その分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関の認識度 分からない 1c. ご自分の個別専門分野における日本の研究活動につ いての情報源 日本の研究者が執筆した研究文献を読む 会議などで日本人研究者と会う 会議などで日本人研究者が提出した論文の内容を聞く 日本人研究者から研究に関する連絡を受ける 日本の研究者・研究機関との公式な共同研究 日本の研究者・研究機関との非公式な共同研究 重要または興味のある研究の最新事情に関するニュース 日本の研究者との間で上記以外の関係がある(具体的に) 1d. 日本の研究者・研究機関との間で公式な共同研究の 経験 1e. ご自身の研究分野において、日本が下記の関与を行 っていることの認知度 国際的プロジェクトの資金拠出 大規模な世界的研究施設 大規模データベース 研究ネットワーク形成の推進に向けたメカニズム 重要・独特の研究資料の提供 1f. 昨年、または過去5 年間で、日本の研究機関の研究成昨年 過去5 年間 果のうち、興味深いものや重要と思われるものを見たか。 1g. 1f で見たことがあると回答した場合、その具体的な内容 1h. これらの研究成果は、基礎研究、応用研究か。 2. 全体的評価 2a. ご自身の個別専門分野において、研究実績の面で1 2 3 最も高く評価できる国を3 ヶ国 ベルギー イギリス スペイン 2b. この評価の判断基準は何ですか。 研究のクオリティ、優れた研究者の存在、 大学院生の人数、発表実績 2c. ご自身の専門分野において、日本の研究活動の国極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない 際的順位を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 国際的研究者の関与や会議への出席が不十分。論文 発表がほぼ皆無。 2d. ご自分の専門分野・研究分野を全般的に見た場合極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない の日本の研究活動を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 上記の通り 2e. この研究分野における日本の有力研究機関につ極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない いて、2a の国々の研究機関と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 上記の通りです - 51 - 3. 具体的な長所と短所 優れた業績をあげた研究グループが日本に 存在する分野 3a. ご自身の研究分野に おいて、日本が主に強いと 思われる分野 深さの面で日本が優れている分野 全般的に見て、日本に質の高い研究活動が 欠如している分野 3b. ご自身の研究分野に おいて、日本が弱いと思わ れる分野 部分的に強い分野が存在するが脆弱性が 著しい分野 4. 動向 4a. この分野において日本の研究者が行ってきた研究向上している 変化なし 低下している 活動全般を長期的に見た評価 ○ 4b. この分野において日本の有力研究機関が行ってき向上している 変化なし 低下している た研究活動を長期的に見た評価 ○ 4a と4b への補足コメント 私が承知している範囲で言えば、土地の劣化に関する 取り組みが実施されていません。 4c. 全般的に見て、この変化はどのような形で示されて いますか。 向上している 変化なし 低下している 研究出版物の量 研究出版物の質 重要な研究結果 一般的研究活動 日本の研究者の国際的知名度 会議における存在感 国際的な共同研究への関与 その他(具体的に記載願います) 4d. ご自身の研究分野において、今後5 年~10 年間で 日本の研究活動は進展するとか、低下すか。「進展」の 場合、その回答の根拠は何ですか コメントできません。 5. 研究インフラ ご自身の専門分野において、下記の研究資産に着目し て自国の状況と日本の状況を比べた場合、日本の状況 をどのように評価されますか 大幅に 優れて いる 優れて いる ほぼ同 じ 悪い 極めて 悪い 分から ない 5a. 大型、高額または最新鋭の設備・機材を利用 できる(国際的施設への加入状況も含まれる) 5b. 小型設備・消耗品を利用できる 5c. 図書館や情報サービスを利用できる 5d. 熟練した研究者の供給(と確保) 5e. 技師・支援要員の供給 5f. 研究活動の面で、研究責任者に与えられた期 間 上記以外に全般的コメント 全般的に、この分野における日本の研究活動について は分かりません。 - 52 - (研究分野) 工学-エネルギー工学1〔地域冷暖房〕 1. 一般認識 1a. ご自分の専門分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関についての認知度 低い 1b. ご自分の個別専門分野が含まれる研究分野について 幅広く見た場合、その分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関の認識度 分からない 1c. ご自分の個別専門分野における日本の研究活動につ いての情報源 日本の研究者が執筆した研究文献を読む 会議などで日本人研究者と会う ○ 会議などで日本人研究者が提出した論文の内容を聞く 日本人研究者から研究に関する連絡を受ける 日本の研究者・研究機関との公式な共同研究 日本の研究者・研究機関との非公式な共同研究 重要または興味のある研究の最新事情に関するニュース 日本の研究者との間で上記以外の関係がある(具体的に) 1d. 日本の研究者・研究機関との間で公式な共同研究の 経験 1e. ご自身の研究分野において、日本が下記の関与を行 っていることの認知度 国際的プロジェクトの資金拠出 大規模な世界的研究施設 大規模データベース 研究ネットワーク形成の推進に向けたメカニズム 重要・独特の研究資料の提供 1f. 昨年、または過去5 年間で、日本の研究機関の研究成昨年 過去5 年間 果のうち、興味深いものや重要と思われるものを見たか。 1g. 1f で見たことがあると回答した場合、その具体的な内容分かりません。承知していません。 1h. これらの研究成果は、基礎研究、応用研究か。 2. 全体的評価 2a. ご自身の個別専門分野において、研究実績の面で1 2 3 最も高く評価できる国を3 ヶ国 ドイツ スウェーデン デンマーク 2b. この評価の判断基準は何ですか。 2c. ご自身の専門分野において、日本の研究活動の国極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない 際的順位を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 2d. ご自分の専門分野・研究分野を全般的に見た場合極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない の日本の研究活動を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 2e. この研究分野における日本の有力研究機関につ極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない いて、2a の国々の研究機関と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 - 53 - 3. 具体的な長所と短所 優れた業績をあげた研究グループが日本に 存在する分野 3a. ご自身の研究分野に回答できません おいて、日本が主に強いと 思われる分野 深さの面で日本が優れている分野 回答できません 全般的に見て、日本に質の高い研究活動が 欠如している分野 3b. ご自身の研究分野に おいて、日本が弱いと思わ れる分野 部分的に強い分野が存在するが脆弱性が 著しい分野 4. 動向 4a. この分野において日本の研究者が行ってきた研究向上している 変化なし 低下している 活動全般を長期的に見た評価 4b. この分野において日本の有力研究機関が行ってき向上している 変化なし 低下している た研究活動を長期的に見た評価 4a と4b への補足コメント 4c. 全般的に見て、この変化はどのような形で示されて いますか。 向上している 変化なし 低下している 研究出版物の量 研究出版物の質 重要な研究結果 一般的研究活動 日本の研究者の国際的知名度 会議における存在感 国際的な共同研究への関与 その他(具体的に記載願います) 4d. ご自身の研究分野において、今後5 年~10 年間で 日本の研究活動は進展するとか、低下すか。「進展」の 場合、その回答の根拠は何ですか 5. 研究インフラ ご自身の専門分野において、下記の研究資産に着目し て自国の状況と日本の状況を比べた場合、日本の状況 をどのように評価されますか 大幅に 優れて いる 優れて いる ほぼ同 じ 悪い 極めて 悪い 分から ない 5a. 大型、高額または最新鋭の設備・機材を利用 できる(国際的施設への加入状況も含まれる) 5b. 小型設備・消耗品を利用できる 5c. 図書館や情報サービスを利用できる 5d. 熟練した研究者の供給(と確保) 5e. 技師・支援要員の供給 5f. 研究活動の面で、研究責任者に与えられた期 間 上記以外に全般的コメント 申し訳ありません。ただし、この分野における日本の研 究者を1 名知っています。その日本人研究者はもう現 役ではないと思います。 - 54 - (研究分野) 工学-エネルギー工学2〔制御理論・応用〕 1. 一般認識 1a. ご自分の専門分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関についての認知度 高い 1b. ご自分の個別専門分野が含まれる研究分野について 幅広く見た場合、その分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関の認識度 低い 1c. ご自分の個別専門分野における日本の研究活動につ いての情報源 日本の研究者が執筆した研究文献を読む ○ 会議などで日本人研究者と会う ○ 会議などで日本人研究者が提出した論文の内容を聞く ○ 日本人研究者から研究に関する連絡を受ける ○ 日本の研究者・研究機関との公式な共同研究 日本の研究者・研究機関との非公式な共同研究 ○ 重要または興味のある研究の最新事情に関するニュース 日本の研究者との間で上記以外の関係がある(具体的に) 1d. 日本の研究者・研究機関との間で公式な共同研究の 経験 1e. ご自身の研究分野において、日本が下記の関与を行 っていることの認知度 国際的プロジェクトの資金拠出 大規模な世界的研究施設 大規模データベース 研究ネットワーク形成の推進に向けたメカニズム ○ 重要・独特の研究資料の提供 1f. 昨年、または過去5 年間で、日本の研究機関の研究成昨年 過去5 年間 果のうち、興味深いものや重要と思われるものを見たか。 ○ 1g. 1f で見たことがあると回答した場合、その具体的な内容ロボット・システムに関する東京工業大学の取り組み 1h. これらの研究成果は、基礎研究、応用研究か。 応用 2. 全体的評価 2a. ご自身の個別専門分野において、研究実績の面で1 2 3 最も高く評価できる国を3 ヶ国 米国 イギリス イタリア 2b. この評価の判断基準は何ですか。 上記の基準すべて 2c. ご自身の専門分野において、日本の研究活動の国極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない 際的順位を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 全体像の判断は困難です。 2d. ご自分の専門分野・研究分野を全般的に見た場合極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない の日本の研究活動を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 個人的経験を判断材料にしました。 2e. この研究分野における日本の有力研究機関につ極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない いて、2a の国々の研究機関と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 - 55 - 3. 具体的な長所と短所 優れた業績をあげた研究グループが日本に 存在する分野 3a. ご自身の研究分野に おいて、日本が主に強いと 思われる分野 深さの面で日本が優れている分野 全般的に見て、日本に質の高い研究活動が 欠如している分野 3b. ご自身の研究分野に おいて、日本が弱いと思わ れる分野 部分的に強い分野が存在するが脆弱性が 著しい分野 4. 動向 4a. この分野において日本の研究者が行ってきた研究向上している 変化なし 低下している 活動全般を長期的に見た評価 ○ 4b. この分野において日本の有力研究機関が行ってき向上している 変化なし 低下している た研究活動を長期的に見た評価 ○ 4a と4b への補足コメント 個人的経験と同僚からのフィードバックを判断材料にし ました。 4c. 全般的に見て、この変化はどのような形で示されて いますか。 向上している 変化なし 低下している 研究出版物の量 ○ 研究出版物の質 ○ 重要な研究結果 ○ 一般的研究活動 ○ 日本の研究者の国際的知名度 ○ 会議における存在感 ○ 国際的な共同研究への関与 ○ その他(具体的に記載願います) 4d. ご自身の研究分野において、今後5 年~10 年間で 日本の研究活動は進展するとか、低下すか。「進展」の 場合、その回答の根拠は何ですか いいえ。現時点の(限られた)情報を基にした判 断です。 5. 研究インフラ ご自身の専門分野において、下記の研究資産に着目し て自国の状況と日本の状況を比べた場合、日本の状況 をどのように評価されますか 大幅に 優れて いる 優れて いる ほぼ同 じ 悪い 極めて 悪い 分から ない 5a. 大型、高額または最新鋭の設備・機材を利用 できる(国際的施設への加入状況も含まれる) ○ 5b. 小型設備・消耗品を利用できる ○ 5c. 図書館や情報サービスを利用できる ○ 5d. 熟練した研究者の供給(と確保) ○ 5e. 技師・支援要員の供給 ○ 5f. 研究活動の面で、研究責任者に与えられた期 間 ○ 上記以外に全般的コメント 日本人研究者との交流が限られている中で、このように 幅広い分野に関して判断を下すのは困難です。 - 56 - (研究分野) 地球科学1〔構造・地震〕 1. 一般認識 1a. ご自分の専門分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関についての認知度 低い 1b. ご自分の個別専門分野が含まれる研究分野について 幅広く見た場合、その分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関の認識度 高い 1c. ご自分の個別専門分野における日本の研究活動につ いての情報源 日本の研究者が執筆した研究文献を読む ○ 会議などで日本人研究者と会う ○ 会議などで日本人研究者が提出した論文の内容を聞く ○ 日本人研究者から研究に関する連絡を受ける ○ 日本の研究者・研究機関との公式な共同研究 日本の研究者・研究機関との非公式な共同研究 重要または興味のある研究の最新事情に関するニュース ○ 日本の研究者との間で上記以外の関係がある(具体的に) 1d. 日本の研究者・研究機関との間で公式な共同研究の 経験 earthquake.net とequego.net への加盟を通じて 1e. ご自身の研究分野において、日本が下記の関与を行 っていることの認知度 国際的プロジェクトの資金拠出 大規模な世界的研究施設 大規模データベース 研究ネットワーク形成の推進に向けたメカニズム 重要・独特の研究資料の提供 1f. 昨年、または過去5 年間で、日本の研究機関の研究成昨年 過去5 年間 果のうち、興味深いものや重要と思われるものを見たか。 1g. 1f で見たことがあると回答した場合、その具体的な内容具体例は分かりません。 1h. これらの研究成果は、基礎研究、応用研究か。 2. 全体的評価 2a. ご自身の個別専門分野において、研究実績の面で1 2 3 最も高く評価できる国を3 ヶ国 米国 EU 日本 2b. この評価の判断基準は何ですか。 一般的インパクト・ファクターなどの指標 2c. ご自身の専門分野において、日本の研究活動の国極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない 際的順位を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 地震のリスクが大きいため、日本では研究活動が進展 していると思います。 2d. ご自分の専門分野・研究分野を全般的に見た場合の日極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 本の研究活動を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 2c と同じですが、日本の強みは、特定分野に存在します。 2e. この研究分野における日本の有力研究機関について、極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 2a の国々の研究機関と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 上記の通り。 - 57 - 3. 具体的な長所と短所 優れた業績をあげた研究グループが日本に存 在する分野 3a. ご自身の研究分野にお いて、日本が主に強いと思わ れる分野 深さの面で日本が優れている分野 全般的に見て、日本に質の高い研究活動が欠 如している分野 3b. ご自身の研究分野にお いて、日本が弱いと思われる 分野 部分的に強い分野が存在するが脆弱性が著し い分野 4. 動向 4a. この分野において日本の研究者が行ってきた研究活動向上している 変化なし 低下している 全般を長期的に見た評価 ○ 4b. この分野において日本の有力研究機関が行ってきた研向上している 変化なし 低下している 究活動を長期的に見た評価 ○ 4a と4b への補足コメント 各種団体、公的団体、政府からの多額の資金投下 4c. 全般的に見て、この変化はどのような形で示されていま すか。 向上している 変化なし 低下している 研究出版物の量 ○ 研究出版物の質 ○ 重要な研究結果 ○ 一般的研究活動 ○ 日本の研究者の国際的知名度 ○ 会議における存在感 ○ 国際的な共同研究への関与 ○ その他(具体的に記載願います) 4d. ご自身の研究分野において、今後5年~10年間で日本 の研究活動は進展するとか、低下すか。「進展」の場合、そ の回答の根拠は何ですか はい。戦略的性質から、そのように思います。 5. 研究インフラ ご自身の専門分野において、下記の研究資産に着目して自 国の状況と日本の状況を比べた場合、日本の状況をどのよ うに評価されますか 大幅に 優れて いる 優れて いる ほぼ同 じ 悪い 極めて 悪い 分から ない 5a. 大型、高額または最新鋭の設備・機材を利用できる (国際的施設への加入状況も含まれる) ○ 5b. 小型設備・消耗品を利用できる ○ 5c. 図書館や情報サービスを利用できる ○ 5d. 熟練した研究者の供給(と確保) ○ 5e. 技師・支援要員の供給 ○ 5f. 研究活動の面で、研究責任者に与えられた期間 ○ 上記以外に全般的コメント 戦略的に重要な分野なので、EU では、この分野に対して研 究助成を増額する必要があります。 - 58 - (研究分野) 地球科学2〔土壌鉱物学〕 1. 一般認識 1a. ご自分の専門分野における日本の研究活動、研究者、研究 機関についての認知度 低い 1b. ご自分の個別専門分野が含まれる研究分野について幅広 く見た場合、その分野における日本の研究活動、研究者、研究 機関の認識度 低い 1c. ご自分の個別専門分野における日本の研究活動について の情報源 日本の研究者が執筆した研究文献を読む ○ 会議などで日本人研究者と会う 会議などで日本人研究者が提出した論文の内容を聞く ○ 日本人研究者から研究に関する連絡を受ける 日本の研究者・研究機関との公式な共同研究 日本の研究者・研究機関との非公式な共同研究 重要または興味のある研究の最新事情に関するニュース 日本の研究者との間で上記以外の関係がある(具体的に) 1d. 日本の研究者・研究機関との間で公式な共同研究の経験 「Handbook for Soil Thin Section Description」の共同執筆者でした。この書 籍は、日本語に翻訳されており、日本でも刊行されています。 1e. ご自身の研究分野において、日本が下記の関与を行って いることの認知度 国際的プロジェクトの資金拠出 大規模な世界的研究施設 大規模データベース 研究ネットワーク形成の推進に向けたメカニズム 重要・独特の研究資料の提供 ○ 1f. 昨年、または過去5 年間で、日本の研究機関の研究成果の昨年 過去5 年間 うち、興味深いものや重要と思われるものを見たか。 1g. 1f で見たことがあると回答した場合、その具体的な内容 見たことがありません。 1h. これらの研究成果は、基礎研究、応用研究か。 2. 全体的評価 2a. ご自身の個別専門分野において、研究実績の面で最も1 2 3 高く評価できる国を3 ヶ国 イギリス フランス、ベルギー、ドイツ 米国 2b. この評価の判断基準は何ですか。 十分な数の研究グループが存在すること、会合・会議への出席状況 2c. ご自身の専門分野において、日本の研究活動の国際的極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 順位を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 80 年代においては、日本の微形態学に関心がありましたが、現在では、 国際的なフォーラムに届くような研究結果はほぼ皆無です。 2d. ご自分の専門分野・研究分野を全般的に見た場合の日極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 本の研究活動を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 土壌鉱物学の分野において、日本人研究者が積極的に取り組んでいるのは、アモル ファス化合物(例、アロファン)などの火山性土の研究です。この分野では、諸外国に比 べ日本は強いと思いますが、土壌鉱物学のその他の分野では、日本人研究者の影響 力はそれほど重要なものではありません。 2e. この研究分野における日本の有力研究機関について、極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 2a の国々の研究機関と比較した評価 この回答に関するコメント・理由 - 59 - 3. 具体的な長所と短所 優れた業績をあげた研究グループが日本に存 在する分野 3a. ご自身の研究分野にお いて、日本が主に強いと思わ れる分野 深さの面で日本が優れている分野 粘土鉱物学、特に非晶質粘土 全般的に見て、日本に質の高い研究活動が欠 如している分野 現時点における土壌微形態学(数十年 前と比べた場合) 3b. ご自身の研究分野にお いて、日本が弱いと思われる 分野 部分的に強い分野が存在するが脆弱性が著し い分野 研究拠点は存在するが脆弱性が著し い分野 4. 動向 4a. この分野において日本の研究者が行ってきた研究活動向上している 変化なし 低下している 全般を長期的に見た評価 ○ 4b. この分野において日本の有力研究機関が行ってきた研向上している 変化なし 低下している 究活動を長期的に見た評価 4a と4b への補足コメント 土壌鉱物学については変化がありませんが、微小土壌学に ついては低下しています。 4c. 全般的に見て、この変化はどのような形で示されていま すか。 向上している 変化なし 低下している 研究出版物の量 ○ 研究出版物の質 重要な研究結果 一般的研究活動 日本の研究者の国際的知名度 ○ 会議における存在感 ○ 国際的な共同研究への関与 ○ その他(具体的に記載願います) 4d. ご自身の研究分野において、今後5年~10年間で日本 の研究活動は進展するとか、低下すか。「進展」の場合、そ の回答の根拠は何ですか 微形態学(微小土壌学)については、研究の伝統や施設が 失われているような印象を抱いています。ただし、このこと は、日本だけに見られる状況ではありません。欧米でも、こ の分野の専門家が引退する際に、その後任者を探すことは 重要課題になっていません。ただし、ヨーロッパでは、新し い研究施設も現れていますが、日本ではそのような状況に なっていないように見受けられます。 5. 研究インフラ ご自身の専門分野において、下記の研究資産に着目して自 国の状況と日本の状況を比べた場合、日本の状況をどのよ うに評価されますか 大幅に 優れて いる 優れて いる ほぼ同 じ 悪い 極めて 悪い 分から ない 5a. 大型、高額または最新鋭の設備・機材を利用できる (国際的施設への加入状況も含まれる) ○ 5b. 小型設備・消耗品を利用できる ○ 5c. 図書館や情報サービスを利用できる ○ 5d. 熟練した研究者の供給(と確保) ○ 5e. 技師・支援要員の供給 ○ 5f. 研究活動の面で、研究責任者に与えられた期間 ○ 上記以外に全般的コメント - 60 - (研究分野) 化学-基礎〔理論構造化学〕 1. 一般認識 1a. ご自分の専門分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関についての認知度 高い 1b. ご自分の個別専門分野が含まれる研究分野について 幅広く見た場合、その分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関の認識度 高い 1c. ご自分の個別専門分野における日本の研究活動につ いての情報源 日本の研究者が執筆した研究文献を読む ○ 会議などで日本人研究者と会う ○ 会議などで日本人研究者が提出した論文の内容を聞く ○ 日本人研究者から研究に関する連絡を受ける ○ 日本の研究者・研究機関との公式な共同研究 日本の研究者・研究機関との非公式な共同研究 ○ 重要または興味のある研究の最新事情に関するニュース ○ 日本の研究者との間で上記以外の関係がある(具体的に) 1d. 日本の研究者・研究機関との間で公式な共同研究の 経験 1e. ご自身の研究分野において、日本が下記の関与を行 っていることの認知度 国際的プロジェクトの資金拠出 ○ 日本学術振興会、ヒューマンフロンティアサイエ ンスプログラム 大規模な世界的研究施設 ○京都 大規模データベース 研究ネットワーク形成の推進に向けたメカニズム ○当地XXXXXX にある研究所に日本人客員研究 員を数多く受け入れました。 重要・独特の研究資料の提供 1f. 昨年、または過去5 年間で、日本の研究機関の研究成昨年 過去5 年間 果のうち、興味深いものや重要と思われるものを見たか。 ○ ○ 1g. 1f で見たことがあると回答した場合、その具体的な内容- スピン・クロスオーバーの化学研究、分子力学 1h. これらの研究成果は、基礎研究、応用研究か。 - 両方 2. 全体的評価 2a. ご自身の個別専門分野において、研究実績の面で1 2 3 最も高く評価できる国を3 ヶ国 イギリス・ヨーロッパ 米国 日本 2b. この評価の判断基準は何ですか。 研究成果のクオリティ、施設やインフラの資金助成状況 2c. ご自身の専門分野において、日本の研究活動の国極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない 際的順位を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 2d. ご自分の専門分野・研究分野を全般的に見た場合の日極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 本の研究活動を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 2e. この研究分野における日本の有力研究機関について、極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 2a の国々の研究機関と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 - 61 - 3. 具体的な長所と短所 優れた業績をあげた研究グループが日本に存 在する分野 - バッテリー燃料 - 有機合成 3a. ご自身の研究分野にお いて、日本が主に強いと思わ れる分野 深さの面で日本が優れている分野 - 構造生物学 - 超伝導 全般的に見て、日本に質の高い研究活動が欠 如している分野 3b. ご自身の研究分野にお いて、日本が弱いと思われる 分野 部分的に強い分野が存在するが脆弱性が著し い分野 4. 動向 4a. この分野において日本の研究者が行ってきた研究活動向上している 変化なし 低下している 全般を長期的に見た評価 ○ 4b. この分野において日本の有力研究機関が行ってきた研向上している 変化なし 低下している 究活動を長期的に見た評価 ○ 4a と4b への補足コメント 4aに関しては、「変化なし」と「向上している」の中間にある。 4c. 全般的に見て、この変化はどのような形で示されていま すか。 向上している 変化なし 低下している 研究出版物の量 ○ 研究出版物の質 ○ 重要な研究結果 ○ 一般的研究活動 ○ 日本の研究者の国際的知名度 ○ 会議における存在感 ○ 国際的な共同研究への関与 ○ その他(具体的に記載願います) 4d. ご自身の研究分野において、今後5年~10年間で日本 の研究活動は進展するとか、低下すか。「進展」の場合、そ の回答の根拠は何ですか 進展する公算が大きいと考えます。日本では新規のインフラや科学関連 施設の資金供給を目的とした資本支出額が増えているからであり、日本人 が執筆した研究論文も一部国際的高級紙に見られるケースも増えている からです。 5. 研究インフラ ご自身の専門分野において、下記の研究資産に着目して自 国の状況と日本の状況を比べた場合、日本の状況をどのよ うに評価されますか 大幅に 優れて いる 優れて いる ほぼ同 じ 悪い 極めて 悪い 分から ない 5a. 大型、高額または最新鋭の設備・機材を利用できる (国際的施設への加入状況も含まれる) ○ 5b. 小型設備・消耗品を利用できる ○ 5c. 図書館や情報サービスを利用できる ○ 5d. 熟練した研究者の供給(と確保) ○ 5e. 技師・支援要員の供給 5f. 研究活動の面で、研究責任者に与えられた期間 ○ 上記以外に全般的コメント 面識を広げ個人的接触を持つことは、国際的な協力活動を成功させる上で 鍵となっており、私の研究分野では、この点こそ日本が現在取り組んでい るように思える事柄です。また、当地XXXXX では、日本の大学の一種の 出先機関のような役割を果たしており、学位取得を目的として日本人学生も 本学に留学しています。私自身も各種の委員会や小委員会(例、王立協会 や欧州科学財団)の委員を務めており、国際的に影響力のある日本の研究 案や研究成果が増えていると述べたことがあります。 - 62 - (研究分野) 化学-応用〔数理化学〕 1. 一般認識 1a. ご自分の専門分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関についての認知度 低い 1b. ご自分の個別専門分野が含まれる研究分野について 幅広く見た場合、その分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関の認識度 低い 1c. ご自分の個別専門分野における日本の研究活動につ いての情報源 日本の研究者が執筆した研究文献を読む ○ 会議などで日本人研究者と会う ○ 会議などで日本人研究者が提出した論文の内容を聞く ○ 日本人研究者から研究に関する連絡を受ける 日本の研究者・研究機関との公式な共同研究 日本の研究者・研究機関との非公式な共同研究 重要または興味のある研究の最新事情に関するニュース 日本の研究者との間で上記以外の関係がある(具体的に) 1d. 日本の研究者・研究機関との間で公式な共同研究の 経験 1e. ご自身の研究分野において、日本が下記の関与を行 っていることの認知度 国際的プロジェクトの資金拠出 大規模な世界的研究施設 大規模データベース 研究ネットワーク形成の推進に向けたメカニズム 重要・独特の研究資料の提供 1f. 昨年、または過去5 年間で、日本の研究機関の研究成昨年 過去5 年間 果のうち、興味深いものや重要と思われるものを見たか。 1g. 1f で見たことがあると回答した場合、その具体的な内容何も思い浮かびません。 1h. これらの研究成果は、基礎研究、応用研究か。 概して、この分野においては、日本の基礎研究が比 較的有名です。 2. 全体的評価 2a. ご自身の個別専門分野において、研究実績の面で1 2 3 最も高く評価できる国を3 ヶ国 米国 ドイツ イギリス 2b. この評価の判断基準は何ですか。 研究の量(米国)、研究のクオリティ(ドイツ、イギリス) 2c. ご自身の専門分野において、日本の研究活動の国極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない 際的順位を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 日本の現状については、地理的に離れており、概して 人的なつながりもそれほど強くないこともあって、ヨーロ ッパではよく分かりません。 2d. ご自分の専門分野・研究分野を全般的に見た場合極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない の日本の研究活動を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 上記の通り 2e. この研究分野における日本の有力研究機関につ極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない いて、2a の国々の研究機関と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 具体的には京都大学が思い浮かびます。 - 63 - 3. 具体的な長所と短所 優れた業績をあげた研究グループが日本に 存在する分野 3a. ご自身の研究分野に おいて、日本が主に強いと 思われる分野 深さの面で日本が優れている分野 応用面では、燃焼と関連活動面に おける優れた論文 全般的に見て、日本に質の高い研究活動が 欠如している分野 一般的に言って、売り込み活動と人 脈形成 3b. ご自身の研究分野に おいて、日本が弱いと思わ れる分野 部分的に強い分野が存在するが脆弱性が 著しい分野 4. 動向 4a. この分野において日本の研究者が行ってきた研究向上している 変化なし 低下している 活動全般を長期的に見た評価 ○ 4b. この分野において日本の有力研究機関が行ってき向上している 変化なし 低下している た研究活動を長期的に見た評価 4a と4b への補足コメント 上記の2 番目の設問については、コメントできません。 4c. 全般的に見て、この変化はどのような形で示されて いますか。 向上している 変化なし 低下している 研究出版物の量 ○ 研究出版物の質 ○ 重要な研究結果 ○ 一般的研究活動 ○ 日本の研究者の国際的知名度 ○ 会議における存在感 ○ 国際的な共同研究への関与 ○ その他(具体的に記載願います) 4d. ご自身の研究分野において、今後5 年~10 年間で 日本の研究活動は進展するとか、低下すか。「進展」の 場合、その回答の根拠は何ですか よく分かりません。研究活動がほとんど見えてきません。 日本の研究者はヨーロッパで発表しようと努力していな いように思えます。 5. 研究インフラ ご自身の専門分野において、下記の研究資産に着目し て自国の状況と日本の状況を比べた場合、日本の状況 をどのように評価されますか 大幅に 優れて いる 優れて いる ほぼ同 じ 悪い 極めて 悪い 分から ない 5a. 大型、高額または最新鋭の設備・機材を利用 できる(国際的施設への加入状況も含まれる) 5b. 小型設備・消耗品を利用できる 5c. 図書館や情報サービスを利用できる 5d. 熟練した研究者の供給(と確保) 5e. 技師・支援要員の供給 5f. 研究活動の面で、研究責任者に与えられた期 間 上記以外に全般的コメント 日本との共同活動には、概して困難が伴います。文化 的要因が背景にあるのでしょうか。 - 64 - (研究分野) 材料科学-金属〔相変態〕 1. 一般認識 1a. ご自分の専門分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関についての認知度 低い 1b. ご自分の個別専門分野が含まれる研究分野について 幅広く見た場合、その分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関の認識度 低い 1c. ご自分の個別専門分野における日本の研究活動につ いての情報源 日本の研究者が執筆した研究文献を読む ○ 会議などで日本人研究者と会う ○ 会議などで日本人研究者が提出した論文の内容を聞く ○ 日本人研究者から研究に関する連絡を受ける 日本の研究者・研究機関との公式な共同研究 日本の研究者・研究機関との非公式な共同研究 重要または興味のある研究の最新事情に関するニュース 日本の研究者との間で上記以外の関係がある(具体的に) 1d. 日本の研究者・研究機関との間で公式な共同研究の 経験 日本の研究者・研究機関との間で公式な共同研究を行っている 場合、その詳細について簡潔に記載願います(プログラム、資 金源、継続中、すでに完了など)。 1e. ご自身の研究分野において、日本が下記の関与を行 っていることの認知度 国際的プロジェクトの資金拠出 大規模な世界的研究施設 ○ 大規模データベース 研究ネットワーク形成の推進に向けたメカニズム 重要・独特の研究資料の提供 ○ 1f. 昨年、または過去5 年間で、日本の研究機関の研究成昨年 過去5 年間 果のうち、興味深いものや重要と思われるものを見たか。 ○ ○ 1g. 1f で見たことがあると回答した場合、その具体的な内容高合金鋼の開発、合金に関する研究、金属に関する原子計算 1h. これらの研究成果は、基礎研究、応用研究か。 両方 2. 全体的評価 2a. ご自身の個別専門分野において、研究実績の面で1 2 3 最も高く評価できる国を3 ヶ国 米国、ヨーロッパ全体、日本は、材料科学の面でほぼ同等です 2b. この評価の判断基準は何ですか。 各種の基準 2c. ご自身の専門分野において、日本の研究活動の国極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない 際的順位を2a の国々と比較した評価 ○ ○ この回答に関するコメント・理由 材料科学分野の基礎研究に対して日本で与えられている支援は、 ヨーロッパに比べ強力であるように思えます。 2d. ご自分の専門分野・研究分野を全般的に見た場合の日極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 本の研究活動を2a の国々と比較した評価 ○ ○ この回答に関するコメント・理由 2e. この研究分野における日本の有力研究機関について、極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 2a の国々の研究機関と比較した評価 ○ ○ この回答に関するコメント・理由 すでに最高水準にある研究機関がさらに向上を目指す理由 はないと思います。 - 65 - 3. 具体的な長所と短所 優れた業績をあげた研究グループが日本に存 在する分野 3a. ご自身の研究分野におコメントできません。 いて、日本が主に強いと思わ れる分野 深さの面で日本が優れている分野 全般的に見て、日本に質の高い研究活動が欠 如している分野 3b. ご自身の研究分野にお いて、日本が弱いと思われる 分野 部分的に強い分野が存在するが脆弱性が著し い分野 4. 動向 4a. この分野において日本の研究者が行ってきた研究活動向上している 変化なし 低下している 全般を長期的に見た評価 4b. この分野において日本の有力研究機関が行ってきた研向上している 変化なし 低下している 究活動を長期的に見た評価 4a と4b への補足コメント 4c. 全般的に見て、この変化はどのような形で示されていま すか。 向上している 変化なし 低下している 研究出版物の量 ○ 研究出版物の質 ○ 重要な研究結果 ○ 一般的研究活動 日本の研究者の国際的知名度 ○ 会議における存在感 ○ 国際的な共同研究への関与 その他(具体的に記載願います) 4d. ご自身の研究分野において、今後5年~10年間で日本 の研究活動は進展するとか、低下すか。「進展」の場合、そ の回答の根拠は何ですか はい。上記と同じ理由。つまり、日本では、最新式の手法 (ナノ材料など)だけに限らず、材料科学の研究活動に対し て強力な支援が現在でも与えられています。 5. 研究インフラ ご自身の専門分野において、下記の研究資産に着目して自 国の状況と日本の状況を比べた場合、日本の状況をどのよ うに評価されますか 大幅に 優れて いる 優れて いる ほぼ同 じ 悪い 極めて 悪い 分から ない 5a. 大型、高額または最新鋭の設備・機材を利用できる (国際的施設への加入状況も含まれる) ○ 5b. 小型設備・消耗品を利用できる ○ 5c. 図書館や情報サービスを利用できる ○ 5d. 熟練した研究者の供給(と確保) ○ 5e. 技師・支援要員の供給 ○ 5f. 研究活動の面で、研究責任者に与えられた期間 ○ 上記以外に全般的コメント 日本を訪問したことはありません。 - 66 - (研究分野) 材料化学-ポリマー〔量子化学〕 1. 一般認識 1a. ご自分の専門分野における日本の研究活動、研究者、研究 機関についての認知度 高い 1b. ご自分の個別専門分野が含まれる研究分野について幅広 く見た場合、その分野における日本の研究活動、研究者、研究 機関の認識度 高い 1c. ご自分の個別専門分野における日本の研究活動について の情報源 日本の研究者が執筆した研究文献を読む ○ 会議などで日本人研究者と会う ○ 会議などで日本人研究者が提出した論文の内容を聞く ○ 日本人研究者から研究に関する連絡を受ける ○ 日本の研究者・研究機関との公式な共同研究 ○ 日本の研究者・研究機関との非公式な共同研究 重要または興味のある研究の最新事情に関するニュース 日本の研究者との間で上記以外の関係がある(具体的に) 1d. 日本の研究者・研究機関との間で公式な共同研究の経験 ポリマーに関する日・ベルギーの隔年セミナー日本人教授の中期滞 在(例、昨年のナカノ教授) 1e. ご自身の研究分野において、日本が下記の関与を行って いることの認知度 国際的プロジェクトの資金拠出 ○ 大規模な世界的研究施設 ○ 大規模データベース 研究ネットワーク形成の推進に向けたメカニズム ○ 重要・独特の研究資料の提供 1f. 昨年、または過去5 年間で、日本の研究機関の研究成果の昨年 過去5 年間 うち、興味深いものや重要と思われるものを見たか。 1g. 1f で見たことがあると回答した場合、その具体的な内容 ポリマーのNLO の光学的性質に関する取り組み、NLO の性質に関 する理論研究 1h. これらの研究成果は、基礎研究、応用研究か。 基礎研究については承知しているが、業界ではすでに実用化。 2. 全体的評価 2a. ご自身の個別専門分野において、研究実績の面で最も1 2 3 高く評価できる国を3 ヶ国 米国 日本 オランダ 2b. この評価の判断基準は何ですか。 大規模グループ、定期的な年次会合の開催、交流・訪問 2c. ご自身の専門分野において、日本の研究活動の国際的極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 順位を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 重要な論文が多い。この分野では、数件の国際会議が開催されています 2d. ご自分の専門分野・研究分野を全般的に見た場合の日極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 本の研究活動を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 交流案件が多い。重要な論文発表も多いと思います。 2e. この研究分野における日本の有力研究機関について、極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 2a の国々の研究機関と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 国際的に最も重要と考えられている発表の場に、重要な研 究グループが出席しています。 - 67 - 3. 具体的な長所と短所 優れた業績をあげた研究グループが日本に存 在する分野 3a. ご自身の研究分野にお いて、日本が主に強いと思わ れる分野 深さの面で日本が優れている分野 材料科学、ポリマー科学 実際的関心のある性質についての量 子力学分析 全般的に見て、日本に質の高い研究活動が欠 如している分野 該当なし 3b. ご自身の研究分野にお いて、日本が弱いと思われる 分野 部分的に強い分野が存在するが脆弱性が著し い分野 該当なし 4. 動向 4a. この分野において日本の研究者が行ってきた研究活動向上している 変化なし 低下している 全般を長期的に見た評価 ○ 4b. この分野において日本の有力研究機関が行ってきた研向上している 変化なし 低下している 究活動を長期的に見た評価 ○ 4a と4b への補足コメント 4c. 全般的に見て、この変化はどのような形で示されていま すか。 向上している 変化なし 低下している 研究出版物の量 ○ 研究出版物の質 ○ 重要な研究結果 ○ 一般的研究活動 ○ 日本の研究者の国際的知名度 ○ 会議における存在感 ○ 国際的な共同研究への関与 ○ その他(具体的に記載願います) 4d. ご自身の研究分野において、今後5年~10年間で日本 の研究活動は進展するとか、低下すか。「進展」の場合、そ の回答の根拠は何ですか はい。情報のやり取りや交流の面で改善が見られるからで す。 5. 研究インフラ ご自身の専門分野において、下記の研究資産に着目して自 国の状況と日本の状況を比べた場合、日本の状況をどのよ うに評価されますか 大幅に 優れて いる 優れて いる ほぼ同 じ 悪い 極めて 悪い 分から ない 5a. 大型、高額または最新鋭の設備・機材を利用できる (国際的施設への加入状況も含まれる) ○ 5b. 小型設備・消耗品を利用できる ○ 5c. 図書館や情報サービスを利用できる ○ 5d. 熟練した研究者の供給(と確保) ○ 5e. 技師・支援要員の供給 ○ 5f. 研究活動の面で、研究責任者に与えられた期間 ○ 上記以外に全般的コメント - 68 - (研究分野) 材料科学-セラミックス〔バルクの超伝導性〕 1. 一般認識 1a. ご自分の専門分野における日本の研究活動、研究者、研究 機関についての認知度 高い 1b. ご自分の個別専門分野が含まれる研究分野について幅広 く見た場合、その分野における日本の研究活動、研究者、研究 機関の認識度 分からない 1c. ご自分の個別専門分野における日本の研究活動について の情報源 日本の研究者が執筆した研究文献を読む ○ 会議などで日本人研究者と会う ○ 会議などで日本人研究者が提出した論文の内容を聞く ○ 日本人研究者から研究に関する連絡を受ける ○ 日本の研究者・研究機関との公式な共同研究 ○ 日本の研究者・研究機関との非公式な共同研究 ○ 重要または興味のある研究の最新事情に関するニュース ○ 日本の研究者との間で上記以外の関係がある(具体的に) 「Materials Transactions」の編集委員を務めており、この 国際専門誌は、日本金属学界を通じて刊行されている。 1d. 日本の研究者・研究機関との間で公式な共同研究の経験 国際的研究所7 ヶ所(そのうち1 ヶ所は日本、残りはヨー ロッパ)の関与も得て、日本の試験試料に関して「総当た り戦」形式の計測を実施した。 1e. ご自身の研究分野において、日本が下記の関与を行って いることの認知度 国際的プロジェクトの資金拠出 ○ 大規模な世界的研究施設 ○ 大規模データベース 研究ネットワーク形成の推進に向けたメカニズム 重要・独特の研究資料の提供 ○ 1f. 昨年、または過去5 年間で、日本の研究機関の研究成果の昨年 過去5 年間 うち、興味深いものや重要と思われるものを見たか。 ○ ○ 1g. 1f で見たことがあると回答した場合、その具体的な内容 大型磁場向けのバルク材料。それぞれの温度で世界記 録を塗り替えています。 1h. これらの研究成果は、基礎研究、応用研究か。 現在も応用研究分野で成果が生み出されています。 2. 全体的評価 2a. ご自身の個別専門分野において、研究実績の面で最も1 2 3 高く評価できる国を3 ヶ国 日本 イギリス ドイツ 2b. この評価の判断基準は何ですか。 クオリティや新機軸の面では、日本の方が優れています。 研究者1人あたりの資金助成額を考えると、その成果は日本 の方が上回っています。 2c. ご自身の専門分野において、日本の研究活動の国際的極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 順位を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 2d. ご自分の専門分野・研究分野を全般的に見た場合の日極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 本の研究活動を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 2e. この研究分野における日本の有力研究機関について、極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 2a の国々の研究機関と比較した評価 ○ - 69 - この回答に関するコメント・理由 日本では、資金と人員が豊富な大規模研究機関が多く見受けられる傾向が あり、比較的長期(10 年~20 年)にわたる資金保証が行われているととも に、最新鋭の研究所機材も利用できます。 3. 具体的な長所と短所 優れた業績をあげた研究グループが日本に存 在する分野 日本のISTEC グループは目立つ存在 です。 3a. ご自身の研究分野にお いて、日本が主に強いと思わ れる分野 深さの面で日本が優れている分野 バルク超電導体の製造 全般的に見て、日本に質の高い研究活動が欠 如している分野 基礎的な学術研究。日本の研究機関に所属して いる研究者は、日本の大学に勤務する研究者に 比べて優れた業績をおさめています。大学に 勤務する研究者の業績は、概して、それほど優 れたものではありません。したがって、日本の 大学から生まれる研究成果は、今後大幅に向上 する可能性がある。 3b. ご自身の研究分野にお いて、日本が弱いと思われる 分野 部分的に強い分野が存在するが脆弱性が著し い分野 - 分かりません。 4. 動向 4a. この分野において日本の研究者が行ってきた研究活動向上している 変化なし 低下している 全般を長期的に見た評価 ○ 4b. この分野において日本の有力研究機関が行ってきた研向上している 変化なし 低下している 究活動を長期的に見た評価 ○ 4a と4b への補足コメント 4c. 全般的に見て、この変化はどのような形で示されていま すか。 向上している 変化なし 低下している 研究出版物の量 ○ 研究出版物の質 ○ 重要な研究結果 ○ 一般的研究活動 ○ 日本の研究者の国際的知名度 ○ 会議における存在感 ○ 国際的な共同研究への関与 ○ その他(具体的に記載願います) 4d. ご自身の研究分野において、今後5年~10年間で日本 の研究活動は進展するとか、低下すか。「進展」の場合、そ の回答の根拠は何ですか おそらく、現状から変化しないと思われます。 5. 研究インフラ ご自身の専門分野において、下記の研究資産に着目して自 国の状況と日本の状況を比べた場合、日本の状況をどのよ うに評価されますか 大幅に 優れて いる 優れて いる ほぼ同 じ 悪い 極めて 悪い 分から ない 5a. 大型、高額または最新鋭の設備・機材を利用できる (国際的施設への加入状況も含まれる) ○ 5b. 小型設備・消耗品を利用できる ○ 5c. 図書館や情報サービスを利用できる ○ 5d. 熟練した研究者の供給(と確保) ○ 5e. 技師・支援要員の供給 ○ 5f. 研究活動の面で、研究責任者に与えられた期間 ○ 上記以外に全般的コメント - 70 - (研究分野) 材料科学-半導体〔半導体の分光法〕 1. 一般認識 1a. ご自分の専門分野における日本の研究活動、研究者、研究 機関についての認知度 高い 1b. ご自分の個別専門分野が含まれる研究分野について幅広 く見た場合、その分野における日本の研究活動、研究者、研究 機関の認識度 高い 1c. ご自分の個別専門分野における日本の研究活動について の情報源 日本の研究者が執筆した研究文献を読む ○ 会議などで日本人研究者と会う ○ 会議などで日本人研究者が提出した論文の内容を聞く ○ 日本人研究者から研究に関する連絡を受ける ○ 日本の研究者・研究機関との公式な共同研究 ○ 日本の研究者・研究機関との非公式な共同研究 ○ 重要または興味のある研究の最新事情に関するニュース ○ 日本の研究者との間で上記以外の関係がある(具体的に) 1d. 日本の研究者・研究機関との間で公式な共同研究の経験 私が所属している研究機関では、Tokyo Industrial Research Institute(訳者注:このような英文名称の大学・団体は存在しな い。)との間で各種の交流滞在プログラムを設けており、私自身 も1990年代中盤に日本に1年間ほど滞在した。日本人研究者を 当センターに継続的に招聘し、当方の研究プロジェクトに一緒 に取り組んでいるため、お互いの共同研究活動は素晴らしいも のとなっています。このことは、人脈構築に資するとともに、その 他の共同研究プロジェクトに向けた資金調達の確保の面でも役 立っています。このことは、戦略的観点から我々にとって重要で あるだけでなく、日本の提携先研究所にとっても重要である。 1e. ご自身の研究分野において、日本が下記の関与を行って いることの認知度 国際的プロジェクトの資金拠出 ○ 大規模な世界的研究施設 ○ 大規模データベース 研究ネットワーク形成の推進に向けたメカニズム ○ 重要・独特の研究資料の提供 1f. 昨年、または過去5 年間で、日本の研究機関の研究成果の昨年 過去5 年間 うち、興味深いものや重要と思われるものを見たか。 ○ ○ 1g. 1f で見たことがあると回答した場合、その具体的な内容 2004年7月に米国で行われた会議に参加しましたが、窒化物半導体については 会場でも大きな話題になりました。なお、この分野に取り組んでいるグループ の大半は、日本のグループであるように思われます。 1h. これらの研究成果は、基礎研究、応用研究か。 基礎と応用の両方 2. 全体的評価 2a. ご自身の個別専門分野において、研究実績の面で最も1 2 3 高く評価できる国を3 ヶ国 米国 ドイツ 日本 2b. この評価の判断基準は何ですか。 2c. ご自身の専門分野において、日本の研究活動の国際的極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 順位を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 2d. ご自分の専門分野・研究分野を全般的に見た場合の日極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 本の研究活動を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 - 71 - 極2e. この研究分野における日本の有力研究機関について、めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 2a の国々の研究機関と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 米国やドイツと同程度の影響力が日本の研究所に存在しないという 意味で、若干弱いと思うだけです。ただし、この状況は、短期的なも のであろうと思います。 3. 具体的な長所と短所 優れた業績をあげた研究グループが日本に存 在する分野 3a. ご自身の研究分野にお低次元半導体構造 いて、日本が主に強いと思わ れる分野 深さの面で日本が優れている分野 よく分かりません。 全般的に見て、日本に質の高い研究活動が欠 如している分野 分かりません 3b. ご自身の研究分野にお いて、日本が弱いと思われる 分野 部分的に強い分野が存在するが脆弱性が著し い分野 分かりません 4. 動向 4a. この分野において日本の研究者が行ってきた研究活動向上している 変化なし 低下している 全般を長期的に見た評価 ○ 4b. この分野において日本の有力研究機関が行ってきた研向上している 変化なし 低下している 究活動を長期的に見た評価 ○ 4a と4b への補足コメント 「長期的」は、過去5 年間の4. 動向という意味で述べています。 4c. 全般的に見て、この変化はどのような形で示されていま すか。 向上している 変化なし 低下している 研究出版物の量 ○ 研究出版物の質 ○ 重要な研究結果 ○ 一般的研究活動 ○ 日本の研究者の国際的知名度 ○ 会議における存在感 ○ 国際的な共同研究への関与 ○ その他(具体的に記載願います) 4d. ご自身の研究分野において、今後5年~10年間で日本 の研究活動は進展するとか、低下すか。「進展」の場合、そ の回答の根拠は何ですか はい。日本人研究者の場合、新製品を作るというニーズ、検査結果 件数を増やしていくというニーズ、研究の実用可能性を検討するニ ーズ、基礎研究に研究活動を限定しないというニーズがこれまでの 原動力になっていると思います。私の研究分野について言えば、今 後5 年~10 年間で日本の研究活動は増強される可能性が高いと強 く信じています。 5. 研究インフラ ご自身の専門分野において、下記の研究資産に着目して自 国の状況と日本の状況を比べた場合、日本の状況をどのよ うに評価されますか 大幅に 優れて いる 優れて いる ほぼ同 じ 悪い 極めて 悪い 分から ない 5a. 大型、高額または最新鋭の設備・機材を利用できる (国際的施設への加入状況も含まれる) ○ 5b. 小型設備・消耗品を利用できる ○ 5c. 図書館や情報サービスを利用できる ○ 5d. 熟練した研究者の供給(と確保) ○ 5e. 技師・支援要員の供給 ○ 5f. 研究活動の面で、研究責任者に与えられた期間 ○ 上記以外に全般的コメント - 72 - (研究分野) 物理学-基礎〔宇宙物理学〕 1. 一般認識 1a. ご自分の専門分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関についての認知度 高い 1b. ご自分の個別専門分野が含まれる研究分野について 幅広く見た場合、その分野における日本の研究活動、研究 者、研究機関の認識度 高い 1c. ご自分の個別専門分野における日本の研究活動につ いての情報源 日本の研究者が執筆した研究文献を読む ○ 会議などで日本人研究者と会う ○ 会議などで日本人研究者が提出した論文の内容を聞く ○ 日本人研究者から研究に関する連絡を受ける 日本の研究者・研究機関との公式な共同研究 日本の研究者・研究機関との非公式な共同研究 ○ 重要または興味のある研究の最新事情に関するニュース ○ 日本の研究者との間で上記以外の関係がある(具体的に) 1d. 日本の研究者・研究機関との間で公式な共同研究の 経験 1e. ご自身の研究分野において、日本が下記の関与を行 っていることの認知度 国際的プロジェクトの資金拠出 ○ 大規模な世界的研究施設 ○ 大規模データベース 研究ネットワーク形成の推進に向けたメカニズム ○ 重要・独特の研究資料の提供 1f. 昨年、または過去5 年間で、日本の研究機関の研究成昨年 過去5 年間 果のうち、興味深いものや重要と思われるものを見たか。 ○ 1g. 1f で見たことがあると回答した場合、その具体的な内容ニュートリノ振動の発見 1h. これらの研究成果は、基礎研究、応用研究か。 基礎 2. 全体的評価 2a. ご自身の個別専門分野において、研究実績の面で1 2 3 最も高く評価できる国を3 ヶ国 日本 米国 ヨーロッパ 2b. この評価の判断基準は何ですか。 2c. ご自身の専門分野において、日本の研究活動の国極めて弱い弱い ほぼ同じ強い 極めて弱い わからない 際的順位を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 2d. ご自分の専門分野・研究分野を全般的に見た場合の日極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 本の研究活動を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 日本の場合、ニュートリノ物理学ほどには、加速器関連の物 理学の面で強くありません。 2e. この研究分野における日本の有力研究機関について、極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 2a の国々の研究機関と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 - 73 - 3. 具体的な長所と短所 優れた業績をあげた研究グループが日本に存 在する分野 3a. ご自身の研究分野におニュートリノ物理学、宇宙線物理学 いて、日本が主に強いと思わ れる分野 深さの面で日本が優れている分野 ニュートリノ物理学、宇宙線物理学 全般的に見て、日本に質の高い研究活動が欠 如している分野 ダークマターやダークエネルギーの解 明、宇宙背景輻射の研究 3b. ご自身の研究分野にお いて、日本が弱いと思われる 分野 部分的に強い分野が存在するが脆弱性が著し い分野 重力波検出装置 4. 動向 4a. この分野において日本の研究者が行ってきた研究活動向上している 変化なし 低下している 全般を長期的に見た評価 ○ 4b. この分野において日本の有力研究機関が行ってきた研向上している 変化なし 低下している 究活動を長期的に見た評価 ○ 4a と4b への補足コメント 4c. 全般的に見て、この変化はどのような形で示されていま すか。 向上している 変化なし 低下している 研究出版物の量 ○ 研究出版物の質 ○ 重要な研究結果 ○ 一般的研究活動 ○ 日本の研究者の国際的知名度 ○ 会議における存在感 ○ 国際的な共同研究への関与 ○ その他(具体的に記載願います) 4d. ご自身の研究分野において、今後5年~10年間で日本 の研究活動は進展するとか、低下すか。「進展」の場合、そ の回答の根拠は何ですか はい。ニュートリノに関する各種開発プログラム、宇 宙物理学 5. 研究インフラ ご自身の専門分野において、下記の研究資産に着目して自 国の状況と日本の状況を比べた場合、日本の状況をどのよ うに評価されますか 大幅に 優れて いる 優れて いる ほぼ同 じ 悪い 極めて 悪い 分から ない 5a. 大型、高額または最新鋭の設備・機材を利用できる (国際的施設への加入状況も含まれる) ○ 5b. 小型設備・消耗品を利用できる ○ 5c. 図書館や情報サービスを利用できる ○ 5d. 熟練した研究者の供給(と確保) ○ 5e. 技師・支援要員の供給 ○ 5f. 研究活動の面で、研究責任者に与えられた期間 ○ 上記以外に全般的コメント 日本の研究グループの場合、国際共同プロジェクトの枠組 みで取り組みを行わないという根強い傾向があり、そのた め、大規模な科学的プロジェクトが必要な場合には、この点 が深刻な制約条件になっています。国際的な共同プロジェ クトは、この研究分野で特に重要なものとなっています。 - 74 - (研究分野) 物理学-応用 1. 一般認識 1a. ご自分の専門分野における日本の研究活動、研究者、研究 機関についての認知度 低い 1b. ご自分の個別専門分野が含まれる研究分野について幅広 く見た場合、その分野における日本の研究活動、研究者、研究 機関の認識度 分からない 1c. ご自分の個別専門分野における日本の研究活動について の情報源 日本の研究者が執筆した研究文献を読む ○ 会議などで日本人研究者と会う ○ 会議などで日本人研究者が提出した論文の内容を聞く ○ 日本人研究者から研究に関する連絡を受ける 日本の研究者・研究機関との公式な共同研究 ○ 日本の研究者・研究機関との非公式な共同研究 ○ 重要または興味のある研究の最新事情に関するニュース 日本の研究者との間で上記以外の関係がある(具体的に) 1d. 日本の研究者・研究機関との間で公式な共同研究の経験 ここ3 年間にわたって、私が所属する研究所では、博士課程を 修了した日本人研究員が勤務しています。彼からは、もう1年滞 在したい旨の意向が表明され、そのようにすることでお互いに 合意しました。 1e. ご自身の研究分野において、日本が下記の関与を行って いることの認知度 国際的プロジェクトの資金拠出 ○ 大規模な世界的研究施設 ○ 大規模データベース 研究ネットワーク形成の推進に向けたメカニズム ○ 重要・独特の研究資料の提供 1f. 昨年、または過去5 年間で、日本の研究機関の研究成果の昨年 過去5 年間 うち、興味深いものや重要と思われるものを見たか。 ○ ○ 1g. 1f で見たことがあると回答した場合、その具体的な内容 核粒子物理学、新しいマルチクウォーク状態 1h. これらの研究成果は、基礎研究、応用研究か。 これらの事柄は主に「基礎」研究に属しており、日本に関する興 味深い変化です。というのも、日本の研究者は、基礎研究の成 果を利用するということで主に知られており、日本人研究者の力 点が基礎的知識や長期的プログラムに置かれるという形で徐々 に変化しているからです。 2. 全体的評価 2a. ご自身の個別専門分野において、研究実績の面で最も1 2 3 高く評価できる国を3 ヶ国 米国 ドイツ 日本 2b. この評価の判断基準は何ですか。 米国の場合、原子物理学や工学の最新鋭研究施設に多額 の資金を投入してきました。また、国際的に著名な研究者の 魅力も、ここでは要因になっています。 2c. ご自身の専門分野において、日本の研究活動の国際的極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 順位を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 2d. ご自分の専門分野・研究分野を全般的に見た場合の日極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 本の研究活動を2a の国々と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 2e. この研究分野における日本の有力研究機関について、極めて弱い弱い ほぼ同じ 強い 極めて弱い わからない 2a の国々の研究機関と比較した評価 ○ この回答に関するコメント・理由 「高エネルギー物理学」では、変化しないと思います。 - 75 - 3. 具体的な長所と短所 優れた業績をあげた研究グループが日本に 存在する分野 - 高エネルギー物理学 - シンクロトロン放射物理学 3a. ご自身の研究分野に おいて、日本が主に強いと 思われる分野 深さの面で日本が優れている分野 全般的に見て、日本に質の高い研究活動が 欠如している分野 - ニュートリノ物理学 - 原子物理学 3b. ご自身の研究分野に おいて、日本が弱いと思わ れる分野 部分的に強い分野が存在するが脆弱性が 著しい分野 4. 動向 4a. この分野において日本の研究者が行ってきた研究向上している 変化なし 低下している 活動全般を長期的に見た評価 ○ 4b. この分野において日本の有力研究機関が行ってき向上している 変化なし 低下している た研究活動を長期的に見た評価 ○ 4a と4b への補足コメント 4c. 全般的に見て、この変化はどのような形で示されて いますか。 向上している 変化なし 低下している 研究出版物の量 研究出版物の質 ○ 重要な研究結果 ○ 一般的研究活動 日本の研究者の国際的知名度 ○ 会議における存在感 ○ 国際的な共同研究への関与 ○ その他(具体的に記載願います) 4d. ご自身の研究分野において、今後5 年~10 年間で 日本の研究活動は進展するとか、低下すか。「進展」の 場合、その回答の根拠は何ですか はい - 科学関連の機材・施設の面で長期的な資金 投入が増えていること。 5. 研究インフラ ご自身の専門分野において、下記の研究資産に着目し て自国の状況と日本の状況を比べた場合、日本の状況 をどのように評価されますか 大幅に 優れて いる 優れて いる ほぼ同 じ 悪い 極めて 悪い 分から ない 5a. 大型、高額または最新鋭の設備・機材を利用 できる(国際的施設への加入状況も含まれる) ○ 5b. 小型設備・消耗品を利用できる ○ 5c. 図書館や情報サービスを利用できる ○ 5d. 熟練した研究者の供給(と確保) ○ 5e. 技師・支援要員の供給 ○ 5f. 研究活動の面で、研究責任者に与えられた期 間 ○ 上記以外に全般的コメント 日本は文化が異なっており、昨今では、日本に行く人も多くなってい ます。交流滞在で日本を訪問できるようになり、日本人研究者のヨー ロッパ滞在にも資金助成が行われるようになると、私が取り組んでいる 研究分野において、日本との国際的共同研究活動がさらに進展して いくだろう。この種の国際的科学協力が実現すると、世界平和に向け た道も開かれる可能性がある。 調査担当 「我が国の研究活動のベンチマーキング」調査の全体的な運営について科学技術政策研究所 が担当した。「論文の計量学的分析」は科学技術政策研究所が担当した。「表彰・招待講演におけ る日本の研究活動の評価」および「海外トップクラスの科学者・研究者の評価(アメリカ編)」の調査 は、㈱三菱総合研究所が実施した。そのうち、アメリカでの具体的な調査はRAND コーポレーショ ンが担当した。「海外トップクラスの科学者・研究者の評価(欧州編)」の調査は、㈱日本総合研究 所が実施した。そのうち、欧州での具体的な調査は英国マンチェスター大学のPREST が担当し た。 なお、本調査にあたっては、多くの有識者の方々のご協力を得ている。ここに、ご協力を頂いた 方々に対して、厚く御礼申し上げる。 なお、各々の担当者は以下のとおりである。 文部科学省 科学技術政策研究所 科学技術動向研究センター (全体統括) センター長 桑原 輝隆 (我が国のベンチマーキング 取りまとめ) 特別研究員 阪 彩香 (分野分析担当) 主任研究官 石井 加代子 〃 伊藤 裕子 〃 藤井 章博 上席研究官 浦島 邦子 研究官 島田 純子 研究員 伊神 正貫 技術参与 野村 稔 特別研究員 今田 順 〃 大平 竜也 〃 小松 裕司 〃 阪 彩香 (再掲) 〃 辻野 照久 〃 福島 宏和 〃 渡井 久男 客員研究官 刀川 眞 〃 立野 公男 (調査補助) 事務補助員 秋山 紀代美 〃 香月 理恵子 〃 坂本 馨 〃 谷村 幸枝 〃 早坂 ルミ 株式会社 三菱総合研究所 産業・市場戦略研究本部 産業政策研究部 主任研究員 石川 健 〃 阪本 大介 〃 岡田 光浩 研究員 古川 柳蔵 杉江 周平 株式会社 日本総合研究所 創発戦略センター 主任研究員 市川 元幸 基本計画の達成効果の評価のための調査 我が国の研究活動のベンチマーキング 報告書 2005 年3 月 本レポートに関するお問い合わせ先 文部科学省 科学技術政策研究所 科学技術動向研究センター 〒100?0005 東京都千代田区丸の内二丁目5 番1 号 文部科学省ビル5 階 TEL 03-3581-0605 FAX 03-3503-3996